子供達の戦争   作:秋月雪風

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第九話(シーラス基地襲撃)

アリゾナ会議から数時間後

 

作戦海域突入を7日午後5時とし、作戦開始時刻を8日午前0時にすることが決まった。

 

東矢「だいぶ遅めだな」

 

幸谷「準備があるんだろう。それに輸送船もいるからな」

 

東矢「そういえば、イギリス残存艦隊の戦力は?」

 

春奈「えーと、ミサイル巡洋艦2、ミサイル駆逐艦6、原子力潜水艦2、だね」

 

東矢「たったそれだけか・・・」

 

康太郎「クイーンズもネルソンも沈んでしまったんだ・・・」

 

東矢「・・・よし、航空要員は今からゆっくり休め、それから無線封鎖をし、今後は発光信号で連絡をする。各艦にも伝えろ」

 

春奈「了解」

 

見張り員「艦長、アリゾナから発光信号です」

 

東矢「陣形変更か?」

 

見張り員「はい。・・・解読終わりました。えーと、イギリス前方日本は中アメリカ後方、以上です」

 

東矢「了解。春奈、陣形変更も伝えろ」

 

春奈「分かってるよ!」

 

・・・それから順調に航海をし、翌日午後10時

 

イギリスから1500㎞沖の海域

 

整備員1「第1戦闘隊発艦完了!第2戦闘隊カタパルトへ!」

 

整備員2「第1爆撃隊の爆装まだか!」

 

整備員3「おい!第2攻撃隊を先に上げろ!」

 

春奈「空母瑞鶴、アリゾナ、ヒューストン、発艦作業中、米第47水雷戦隊、輸送船団の護衛のため艦隊を離脱します」

 

東矢「分かった。あと雪風を哨戒に出して。咲凪と三雪は?」

 

春奈「咲ちゃん達はすでに発艦済みだよ。それより雪風の件、了解」

 

索敵員「現在付近に不審な機影艦影共になし」

 

見張り員「ヒューストンより発艦完了の合図。あ、アリゾナからも確認!瑞鶴はあと10分で完了するもよう!」

 

東矢「できるだけ急がせろ」

 

見張り員「了解」

 

発艦した機体は次々に目標地点へ飛んでいった。

 

そして、午後10時42分、全機発艦完了。

 

雫「・・・まだ時間はあるか。えっと、ライトライト・・・あった」

 

咲凪はライトを取り出すと発光信号で指示を出した。

 

雫「えーと・・・」

 

ソクド500ヲイジセヨと打った。

 

少ししてから周囲の機体からも了解の信号をもらった。

 

日米連合航空隊はところどころで速度や進路変更をして時間を調整しながら目的のシーネスに近付いた。

 

そして、遂にその時は訪れた。

 

雫「・・・よし、0時」

 

咲凪はそう呟いてから無線機を持った。

 

雫「全機攻撃開始!無線封鎖解除!突撃ー!!」

 

咲凪の号令と共に各機は速度を上げ一気に基地に近付いた。

 

ドイツ兵1「敵機襲来!対空戦闘!!」

 

ドイツ兵2「ミサイルを地下へ!急げ!!」

 

しかしシーネス守備隊もすぐに迎撃に入った。

 

雫「敵はかなり迎撃能力が高い。注意しつつミサイルを発射せよ。ミサイル全弾発射後は順次離脱せよ!」

 

全員「了解!」

 

航空隊が装備しているのは射程を短くした代わりに威力を上げた対地ミサイルだったため近付かないといけなかった。

 

そのため有効射程に入る間にも1機、また1機と墜ちていった。

 

雫「・・・よーい、てー!!」

 

多数の損害を出したが次々と射程圏内に入りミサイルを発射した。

 

雫「全機反転離脱!!第4戦闘隊は殿を務めよ!あと、ここからは三雪が指揮をとる!」

 

三雪「了解です!」

 

雫「頼んだよ!」

 

咲凪はそう言うと作戦通り、ラングル・ジョンソンと共にイギリスへ向かった。

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