Lostbelt No.■.■■ 昏き■■の玉座   作:KEI (~ ̄³ ̄)~

9 / 12
リンボの口調あってるか自信ないです。


それから5月1日モードレッド誕生日おめでとう
 
 


Episode 9 オリュンポス

  

 

 クリプターの会合する場所だった所に残った異星の巫女に神父が尋ねた。神父でも異星の巫女の表情から簡単に考えを読むことはできない。

 

「……………………」

 

「おや。言うまでも無い、という顔をされたか。ではやはり、"どうでもいい"と」

 

 やはり言葉を発しないがほんの僅かな表情の変化を読み取りそれを口にした。

 

「承知しました。では、私ども(・・)は彼らの戦いには介入はいたしません。君もよいかな"リンボ"?」

 

「ンンンンンン!拙者も構いませんぞ。拙者の術が異聞帯を失ったクリプター如きに絶たれたことは腹立たしいことこの上ないのですがあとたった一回しか死ねない(・・・・・・・・・・・・・)となっては止むを得ないというもの。拙者は遠巻きに皆さまの殺し合いをの末、頃合いを見計らい、異星の神の降臨を目にしとうございます」

 

「ああ、我々は『異星の神』の求めた正解を見届けるとしよう」

 

 言いたいことは言い終えたのか神父が会合の間を去る。それを合図に異星の巫女も霞のように消え去った。

 

 

 

 アルターエゴ、リンボはひとりとなったクリプター会合の間で彼は銀河の内包する完成した空想樹を見上げ語りだした。

 

 

 

「『異星の神』の降臨まで一刻!えぇ、えぇ!見届けさせてもらいましょう!『異星の神』とあの御方、どちらの君主にふさわしいのかを!…………あぁ、失礼いたしました。どちらが真の君主にふさわしいかは一目瞭然!明々白々!ふさわしいのはあなたです、我が愛しき御方 ■■■様!いえ、■■■■■様!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 デメテル、アフロディーテ、ディオルクロイ、大神ゼウス

 

 かつて破神同盟が残した遺産とアトラス院の七大兵器黒い銃身のレプリカバレルレプリカを用い、新免武蔵守藤原玄信、神霊カイニス、グランドランサー ロムルス=クィリヌスの協力をもってカルデアは破神を進めた。

 

 そして、空間の裂け目より顕れたギリシャの神の一柱カオス。それを零の先に至った武蔵の渾身の斬撃によって最期の神を打ち破った。

 

 大神ゼウスとギリシャの神の一柱カオスを倒したことで遂にカルデアは、ギリシャ異聞帯のクリプター、キリシュタリア・ヴォーダイムのもとへとたどり着いた。

 

 

 「ようこそ、アトラスの空想樹へ」

 

 

 男の声が響く。

 

 クリプターのリーダーがそう口にする。彼の側には彼のサーヴァント、神霊カイニスが覇気と共に佇んでいる。そして、彼の後方には彼を慕う者、2つ目の異聞帯で共闘し、そして最期には異聞帯の未来をかけて戦ったオフェリア・ファムルソローネがいた。

 

「……オフェリアさん」

 

 マシュ・キリエライトが小さく呟く。それはまた会えたことに対する喜び、そしてまた戦わなければならないのかという不安の現れだった。

 

 キリシュタリアは一呼吸間を置くと一歩前に歩み。オリュンポスに反旗を翻した双子、アデーレとマカリオス、神姫エウロペ、カルデア一行とそのマスターを見据える。口を開いた。

 

「まずは大神ゼウスとの戦いに拍手を。君たちの勝ち目はほぼ無い筈だった。それをよく、誰も欠けないまま(・・・・・・・・)打ち破ったものだ」

 

 キリシュタリアの口から出た言葉は明らかな挑発だった。それをカルデアのマスターとマシュは冷静さを欠かすことなく相手の目から視線を外すこともしなかった。

 

 

「──────」

 

 

 挑発に流したことにキリシュタリアの頬が僅かな時間上がる。そして、オフェリアも同じで藤丸立香とマシュがマスターとして成長してることを感じ取り僅かな笑みを浮かべる。そこには、後輩の成長を喜ぶ先輩としての顔があった。

 

「(北欧ではエミリーの挑発はすぐに反応してたのに。成長したわね。藤丸、マシュ)」

 

 

 そこに目線の先に存在する空想樹が危険な状態だと判断したシャーロック・ホームズが割り込む。

 

 

「失礼。挑発はそこまでにしていただきたい、ミスター・ヴォーダイム。こちらも時間がない。キミとの会話は魅力的だが、これまでの努力を無にする事はできない。一刻も早く伐採させていただく」

 

 

 世界的名探偵ホームズの言葉に「至極、もっともな判断だ」と返答するがそれをするには遅かったことを告げる。空想樹はその機能の大半を護りに変えていること、そうなった空想樹は外部からの干渉を受け付けないこと、空想樹を枯らすことができるのは使用権を持っているキリシュタリア自身だけであること。

 

 

「───つまり」

 

 

 キリシュタリアの言葉に続くように藤丸立香が物申すときのように強い意志を持って言った。

 

 

 「空想樹を切り倒すには、おまえを倒すしかない、という事だろ」

 

「────はい。その通りです、マスター。キリシュタリア・ヴォーダイム。その言葉が本当なら、あなたは姿を隠して時間を経つのを待てば良かった。なのに、こうして目の前に現れ、マスター、藤丸立香と対峙している。……つまり。"あなたにはその用意がある"、といえ事ですね?」

 

 藤丸立香の見解に同意したマシュは、空想樹の満開をまで姿を隠しておけば良かったのにこうして対峙していることへのキリシュタリア・ヴォーダイムの不可解な行動からある解を導き出す。

 

 

「ああ。君たちが私を上回る人間であるなら、空想樹を譲り渡す用意がある」

 

 

 キリシュタリアが淡々と説明するとマシュが段々と引き締まった表情へと変化する。

 

 

「─────」

 

 

「それでこそだ。いい顔をするようになったね、マシュ。君の影響かな?藤丸立香。君も巡り巡って遂に本当の姿を見せてくれた。アトランティスでの戦闘は、まだまだ君たちの全力ではなかった。少なくともデイビットから伝え聞いた君たちの話とは多少の差異が見られ、肩を落としたものだ。だが、今の君を見ていると………ああ、実に胸が躍る。ようやくイメージと一致したよ。やはり、デイビットの言葉に間違いはなかった。今の君こそ、私が戦うべき最大の敵だと言える」

 

 

「───色々と、言いたい事はあるけど」

「まずは、おまえを倒してからだ!」

 

 

 先程の言葉に続けて藤丸立香が強い言葉で宣言した。

それにフォウや双子のマカリオスやアデーレが応援の鳴き声やびっくりしたや藤丸らしいと声を上げる。

 

 ホームズはこの状況を見渡しいつもより遅い思考をまとめる。

「(……そうか。キミたちが望んだのはこれか、キリシュタリア、オフェリア。"マスターとしての頂上決戦"。藤丸に何の負い目も無く後を託す為の────)」

 

 

 ホームズの分析を他所に相対するキリシュタリア・ヴォーダイム、後方控えるオフェリア・ファムルソローネ、2名の口角の両端が上がる。

 そして、キリシュタリアが一言で言い表す「────素晴らしい」と。

 

「それでこそだ、我々ではない、新しいカルデアのマスター。なに。私は芥の如く、なんて言わないさ。その矜持ごと、正面から粉砕するのみだ。」

 

 

 その口述を合図にマシュも藤丸立香も戦闘態勢に入る。

 

 

 キリシュタリアもオフェリアに「君は下がっていてくれ」と告げると己の横に立つ神霊に話す。

 

 

「さあ。始めよう、カイニス!これが、最後の『人間同士』の戦いだ!」

 

 

 簡易召喚によりサーヴァントを喚び寄せる。そして、藤丸立香は手に握りこぶしを作りキリシュタリアとそのサーヴァントとの戦闘を開始した。

 

 

 

 




 



 北欧異聞帯でのエミリーの超人的戦闘を先に見て無力感を感じた藤丸立香。しかし彼はそこで留まらず歩み進んだ。そのためキリシュタリアの惑星轟を喰らっても原作ほどの状態にはなってないという設定です。まぁそれでもそこそこの状態には心を追い込まれていますが……



 GW中にもう一話オリュンポスでの結末まで投稿したいと思います。頑張ります。

 次の話の時に■■■■■(アルフ・エンブリー)の令呪を載せれたらいいなと思います。それで皆さん良い休日を
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。