次の日、南は歩夢と愛と一緒に出雲崎へやって来た。
「佐渡って、出雲崎より近く見えるんだね。」
「そうよ、眺めて見ると佐渡は近いんだよ。」
と、愛は言った。
「そうなんだ。」
「まるで、島があるみたいだね。」
「でしょ。」
と、その時だった。
「ねぇ、歩夢、あれ何かな?。」
「何だろう。」
と、歩夢と侑としずくが様子を見に行くことにした。
「えっ。」
「わっ、何これ!。」
と、しずくと侑は見たものとは。
「どうしたの、侑ちゃん、しずくちゃん。」
「歩夢!、この人死んでるわ。」
「えっ。」
と、歩夢としずくと侑は叫んだ。
キャーッ!
「どうしたの、歩夢。」
「愛ちゃん、その女の人死んでるわよ。」
「えっ、それ本当かよ。」
そこへ、漁師がやって来た。
「おい、何か見つけたのかい。」
「それが、女の人が死んでいるんです。」
「何!、それ本当か。」
「ええ。」
「わしゃ、110番に電話してくるから。」
「おう、頼むぞ。」
そう言って、漁師は警察へ通報した。
暫くして、警察が到着した。
「で、あなたが第一発見者ですか。」
「はい。」
「海を眺めていたら、初めは人魚かなって思っていました。」
「なるほど、それを見つけたのはあなたとその漁師ですね。」
「そうよ。」
「てっきり、人魚かと思っていたら女が死んでいたとはな。」
「おう。」
と、2人の漁師が言った。
「警部、被害者の身元が分かりました。」
「おう、それ本当か。」
「ええ、被害者はどうやら、水原千秋さん、34歳です。」
「それで、被害者の職業は。」
「銀行員だそうです。」
「どこの銀行だ。」
「はい、調べて見ると北越信託銀行の銀行員ですね。」
「ええ。」
「被害者の所持品には50万数千円でがありました。」
「物取りか。」
「いいえ、それは無理です。」
「そうか。」
「確か、この女は確か。」
「何か、知っているのか。」
「いや、そう言う訳では。」
出雲崎で起きた死体は、北越信託銀行の銀行員水原千秋と判明した。
「一体、その女はどうして出雲崎に来ていたのかしら。」
「そうよね。」
と、しずくは言った。
「あれ。」
「どうしたの、侑ちゃん。」
「何か、書いてあったわ。」
指で、カタカナで何かを文字が書いてあった。
ヤヒコニイッテ ウラ
と、書いてあった。
「これどういう意味なんでしょう。」
「そうよね。」
「何の意味かしら。」
と、愛が言った。
「さっぱり、わからないわ。」
と、謎は深まるばかりだった。
「そんな事より、早く行こうよ。」
「そうね。」
歩夢としずく達は、出雲崎から越後線に乗って新潟駅へ向かった。
新潟駅
「ありがとう、ばぁちゃん。」
「うん、また来てくれよ。」
「おう。」
そう言って、歩夢と侑としずく達は上越新幹線に乗って東京へ帰った。
そして、事件は意外な急展開になって来た。