弥彦・出雲崎殺人ライン   作:新庄雄太郎

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事件は、出雲崎で起きた


第2章 出雲崎にて

次の日、南は歩夢と愛と一緒に出雲崎へやって来た。

 

「佐渡って、出雲崎より近く見えるんだね。」

 

「そうよ、眺めて見ると佐渡は近いんだよ。」

 

と、愛は言った。

 

「そうなんだ。」

 

「まるで、島があるみたいだね。」

 

「でしょ。」

 

と、その時だった。

 

「ねぇ、歩夢、あれ何かな?。」

 

「何だろう。」

 

と、歩夢と侑としずくが様子を見に行くことにした。

 

「えっ。」

 

「わっ、何これ!。」

 

と、しずくと侑は見たものとは。

 

「どうしたの、侑ちゃん、しずくちゃん。」

 

「歩夢!、この人死んでるわ。」

 

「えっ。」

 

と、歩夢としずくと侑は叫んだ。

 

キャーッ!

 

「どうしたの、歩夢。」

 

「愛ちゃん、その女の人死んでるわよ。」

 

「えっ、それ本当かよ。」

 

そこへ、漁師がやって来た。

 

「おい、何か見つけたのかい。」

 

「それが、女の人が死んでいるんです。」

 

「何!、それ本当か。」

 

「ええ。」

 

「わしゃ、110番に電話してくるから。」

 

「おう、頼むぞ。」

 

そう言って、漁師は警察へ通報した。

 

暫くして、警察が到着した。

 

「で、あなたが第一発見者ですか。」

 

「はい。」

 

「海を眺めていたら、初めは人魚かなって思っていました。」

 

「なるほど、それを見つけたのはあなたとその漁師ですね。」

 

「そうよ。」

 

「てっきり、人魚かと思っていたら女が死んでいたとはな。」

 

「おう。」

 

と、2人の漁師が言った。

 

「警部、被害者の身元が分かりました。」

 

「おう、それ本当か。」

 

「ええ、被害者はどうやら、水原千秋さん、34歳です。」

 

「それで、被害者の職業は。」

 

「銀行員だそうです。」

 

「どこの銀行だ。」

 

「はい、調べて見ると北越信託銀行の銀行員ですね。」

 

「ええ。」

 

「被害者の所持品には50万数千円でがありました。」

 

「物取りか。」

 

「いいえ、それは無理です。」

 

「そうか。」

 

「確か、この女は確か。」

 

「何か、知っているのか。」

 

「いや、そう言う訳では。」

 

出雲崎で起きた死体は、北越信託銀行の銀行員水原千秋と判明した。

 

「一体、その女はどうして出雲崎に来ていたのかしら。」

 

「そうよね。」

 

と、しずくは言った。

 

「あれ。」

 

「どうしたの、侑ちゃん。」

 

「何か、書いてあったわ。」

 

指で、カタカナで何かを文字が書いてあった。

 

ヤヒコニイッテ ウラ

 

と、書いてあった。

 

「これどういう意味なんでしょう。」

 

「そうよね。」

 

「何の意味かしら。」

 

と、愛が言った。

 

「さっぱり、わからないわ。」

 

と、謎は深まるばかりだった。

 

「そんな事より、早く行こうよ。」

 

「そうね。」

 

歩夢としずく達は、出雲崎から越後線に乗って新潟駅へ向かった。

 

新潟駅

 

「ありがとう、ばぁちゃん。」

 

「うん、また来てくれよ。」

 

「おう。」

 

そう言って、歩夢と侑としずく達は上越新幹線に乗って東京へ帰った。




そして、事件は意外な急展開になって来た。
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