ありふれた模型部は全国最高?   作:狼牙竜

5 / 6
お待たせしました、ついにハジメと光輝の決着となります!

ククルス・ドアンの島のザクがついに公開されましたが、あの作画崩壊を設定として落とし込むとは公式恐るべし…


感想、評価が作者の力となります!!


第5話 決着!運命の一戦

爆風の中に消えたハジメのリーオーを探し、光輝のインフィニットジャスティスは索敵を続ける。

 

「一体どこに消えた…?」

 

リーオーの行方を探そうと動いていたが、その中で機体の反応をレーダーが捉えた。

 

「っ、そこか!!」

 

ビームライフルがリーオーの反応を示したコンテナを射撃し、コンテナが爆発する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の瞬間、インフィニットジャスティスのビームライフルが破壊された。

 

「何ぃ!?」

 

驚く光輝だが、煙の中からリーオーが出現。

だが、その姿は大きく変わっていた。

 

 

 

 

 

「あれって…宇宙用装備!?」

「そうか!あのコンテナにはリーオーのカスタム用装備が…!」

 

香織達はフェアネスを貫くためのハジメ用の仕掛け…リーオーの強化パーツの存在に声を上げた。

 

 

「この宇宙用バックパックを搭載すれば…君ほどじゃないけど宇宙戦も可能になる!!」

 

リーオーはさらなる武器…『コロニー用ビームライフル(ショート)』を使い、インフィニットジャスティスに攻撃。

 

咄嗟にシールドで防ぐも、まさかの事態に混乱した光輝。

 

「そんな馬鹿な!?南雲が使えるのはリーオーの初期装備だけ…っ!!」

 

『通常のGVR団体戦と異なり自軍の戦艦を使っての武装の補充は行えないが、ステージ内部の武器は自由に使ってもいいものとする』

 

 

そう。今ハジメが使っているのはステージに配置された武器であり、ルール違反ではない。

 

「次はこれだ!!」

 

ビームライフルショートを捨て、リーオーは次の武器…バズーカを握ると砲弾がインフィニットジャスティスを直撃。

視界が揺れ、インフィニットジャスティスの動きが鈍るとリーオーは大型ライフルの『ドーバーガン』を使い、追い討ちをかける。

 

 

「この…嘗めるな!!」

 

だが、ドーバーガン相手の訓練も積んできた光輝はビームライフルでドーバーガンのビームを相殺、シールドを構えながら突撃してくる。

 

 

「はあああああああ!!」

 

リーオーはドーバーガンとロング型ビームライフルを同時に発射し、インフィニットジャスティスの脚部やリフターに被弾、装甲が融解していく。

 

「お前なんかに…お前なんかにいいいいい!!!」

 

 

目の光が消えた光輝は、インフィニットジャスティスをより加速させてビームブーメランを投擲。

体勢が崩れたリーオーにビームサーベルを振り抜くとリーオーはビームサーベルで応戦。

 

 

 

「南雲おおおぉぉ!!!!」

 

鬼気迫る光輝の叫びにハジメは負けじと叫ぶ。

 

「天之河ああぁぁぁぁ!!!」

 

普段と異なり、口調が完全に崩れていく二人にギャラリーも声が出せなくなっていた。

 

 

――――――――――

 

 

光輝の勝利を疑っていなかった生徒達は、ハジメとの戦いで鬼気迫る戦い方をしていた光輝に圧倒されている。

 

「セヤアアアア!」

 

ビームサーベルを振り下ろすインフィニットジャスティスだが、リーオーは左肩のシールドで防ぎビームライフルをインフィニットジャスティスの右爪先に撃ち込み、武装の一つである『グリフィンビームブレイド』を封じる。

 

「「これで…!!」」

 

インフィニットジャスティスはバックパックの『ファトゥム-01』を切り離すと単独飛行させ、リーオーの持っていたビームライフルめがけて搭載されたビーム砲を放ち破壊。

 

だがリーオーもただでは終わらず、漂流していたドーバーガンを拾い上げるとインフィニットジャスティスの右手首ごとビームサーベルを破壊。

もはやお互い満身創痍になりながらも激戦は続いていた…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「光輝の奴、南雲君に押されてたはずなのに…」

「ああ、段々適応してやがる」

 

雫の言葉に静かに応えた大翔。

実際、光輝はもうドーバーガンやビームライフルへの立ち回りを完璧にこなしておりハジメも対処をどうするべきか迷っているように見えてきた。

 

「…多分、光輝君はNPDのリーオーと戦闘を積んできたんだと思う。でも…だからこそ勝機はある」

 

香織はハジメと光輝の戦いを観戦しているうちに、光輝の戦いの経験における一つの弱点に気づいていた。

 

 

 

(そう…もし、光輝君が序盤ミッションで戦うリーオーとだけ戦っていたとすれば…)

 

 

 

 

――――――――――

 

 

(ドーバーガン…コロニー用ビームライフル…バズーカ…)

「よし…!全部GBNで戦ったことがある」

 

 

NPDとの戦いを思い出していた光輝はハジメとの戦いで武装の特徴や射程距離を思い出し、少しだけだが追い上げていた。

 

(だが、左爪先のビームブレイドと右手が使えないか…ファトゥムもさっきの戦いで壊され…)

 

すでにシールドを外していた光輝は投棄したシールドからビームブーメランを取り外すと、サーベル形態にしてリーオー目掛けて飛びかかり…

 

「それでも…勝つのは俺だ!!」

 

 

ハジメのリーオーのシールドごと左腕を切断。

そして…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(BGM RHYTHM EMOTION)

 

爆風で距離を取るリーオー。

その手には光輝が見たことのなかった『巨大なビーム砲』が握られていた。

 

「なっ…なんだ、それは!?」

 

 

 

 

 

「あれは、宇宙仕様リーオーに付属していたメガビーム砲!?」

 

ハジメのリーオーが握っていた武器を見て叫ぶ大翔。

 

 

「ちょ、ちょっと待って!?ねえ大翔…私が知る限り、リーオーがあんな武器使ってた印象ないんだけど…」

「だってあれ…劇中での出番ほぼ0だぞ?冒頭のナレーションの時にチラッと出てたくらいだし…むしろなんでこれが立体化してんだか…」

 

ハジメが咄嗟に使った切り札『メガビーム砲』

 

威力は絶大だが、いかんせんこの武装が本編で活躍したことがないため、初心者用ミッションのみを挑んでいた光輝が知らない武装だった。

 

「これでも…くらええええええ!!!」

 

ハジメがコックピットでトリガーを引くと、強大な破壊力を持つ極太のビームがVPS装甲ごとインフィニットジャスティスを破壊していく。

 

 

「そんな…うおおおおおおお!!!」

 

インフィニットジャスティスは背部のスラスターで強引にビームから抜け出したものの、既に両足が欠損しているという状態。

 

それでも、光輝は一縷の望みにかけてメイン武器のグランドスラムを振り抜く。

 

 

「負けるかああああああ!!!」

 

相手の面を正確に破壊する、光輝の渾身の一撃が迫るが…

 

 

 

 

 

 

 

「ふっ!!」

 

ハジメのリーオーはまるでそれを予想していたかのように動き、メガビーム砲の銃身で受け流すとゼロ距離でインフィニットジャスティスのコックピットめがけ…

 

 

 

 

 

「ゲーム…セット…!」

 

インフィニットジャスティスの体が光の奔流に包まれ、決着を告げるブザーが響いた。

 

 

 

 

 

『勝者 南雲ハジメ&リーオー』

 

 

 

――――――――――

 

 

その日の夕方。

激戦を終えたハジメは香織と共に帰路についていた。

 

 

「でも本当すごかったよハジメ君!まさか光輝君と真っ向から戦って勝つなんて…」

 

興奮気味に語る香織だが、ハジメの表情はどこか優れない。

 

あのあと、敗北した光輝は剣城部長と共に出ていき、正式に雫達の勧誘をやめる事を決定。

 

香織達の不安要素は排されたが、それでも喜びの顔を見せないハジメに香織は疑問があった。

 

 

 

「………正直言うと、今回の戦いは僕が負けていたはずなんだよ」

「え…?」

 

 

足を止めたハジメの言葉に香織は聞き返す。

 

 

 

 

 

「天之河君の戦い方…僕は知っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以前、GBNで話題になっていたインフィニットジャスティスの使い手のビギナーについて何度かゲーム内で話題になってて…その動きが天之河君と瓜二つだったんだ」

 

香織達はランクが上がってから初心者用サーバーに出入りしていなかったが、ハジメは時折いろんなサーバーに立ち寄っていた。

そして、そこであのジャスティス使いの戦いを何度か見ていたのだ。

 

「じゃあ…最後の光輝君の攻撃を流せたのって…」

「うん…相手の軌道が読めていたから」

 

 

 

 

ハジメは強く拳を握る。

 

「…今回、僕は勝ってなんかいない。天之河君に課されたハンデを無効にしたも同然なんだから…」

 

 

悔しそうに語るハジメに、何も言えなくなる香織。

 

 

 

だが、彼らは知らなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「へぇ…いいこと聞いたな」

 

物陰からハジメの言葉を聞いていた男子生徒は、醜悪な笑みを浮かべるのだった…

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。