ありふれた模型部は全国最高?   作:狼牙竜

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久しぶりにこちらの作品も投稿していこうと思います!

そろそろこちらも進めないとわからない話が出てきそうなので…

ガンダムForceはアニメ1期までの内容をまとめてから、こちらの完結に力を入れていこうと考えています。

これからも応援、よろしくお願いします!


第6話 戦装束

光輝との戦いから早2週間。

 

懸念が解決した一同は今日も模型製作やガンプラバトルなどの部活を行おうとしていたが…

 

 

 

「そういえば、まだ1年生はユニフォーム持ってなかったよね?」

 

 

 

「「「「「「「ユニフォーム?」」」」」」」

 

ハジメ、香織、雫、大翔、清水、遠藤、そして先日紆余曲折あって入部した中学時代からの香織の友達である『園部優花』が聞き返す。

 

「うん。ガンプラバトルの大会では制服着用もありだけど、一応はユニフォームの名目でガンダム作品のコスプレやGBNとかのアバターみたいなオシャレな服とか着て参加する人が多いんだよ。まあ、学生大会だしあまり過激なのはアウトだけど…」

 

瑠美の説明に耳を傾ける1年生達。

 

「…あの~、因みにボーダーラインとかってどうなってます?」

 

香織が恐る恐る聞いてみると、瑠美はいくつかの写真を用意してきた。

 

「基本的にオーソドックスなのは軍服系かな。まあこれがアウトならこの服装規定を設定する意味もないわけだし…あと、ボディラインがくっきり出るタイプのノーマルスーツやモビルファイターのファイティングスーツは要審査対象になることが多いから、あまりおすすめはできないよ」

 

そう言うと次に見せたのは、ある一団の写真。

 

 

「………まあ、『ネネカ隊』は完全アウトだね。昔これやろうとした男子がほかの学校にいたらしいけど、審査段階で弾かれたし」

「むしろ男がそれ着るなら大丈夫とか思った奴がいるのならそれはそれで頭のネジが全部吹っ飛んでますよね」

「「確かに」」

 

至極まっとうなツッコミをする大翔に男子達が一斉に頷く。

確かに女子がこの格好で参加するのは色々と問題があると思ったのだろうが、男子がネネカ隊の格好で参加したら会場が阿鼻叫喚の地獄絵図になるのは間違いないだろう。

 

 

 

「因みに私達2年生と3年生は00系のガンプラで統一してるから、同じカラーのソレスタルビーイングの制服で統一してるかな?私だってほら、裕とほぼお揃いなわけだから」

 

瑠美はどこからかソレスタルビーイングの制服を見せ、説明してくる。

 

「…てことは、なるべく自分のガンプラに合わせたほうがいいですかね?」

「う~ん…そこは個人の自由かな?例えばストライクノワール使いでオーブ制服なんてのもありだし、ジオンの軍服でジム使うのも規定違反じゃないからね」

 

 

最後に瑠美は1枚のチラシを渡してきた。

 

「この店だと制服の注文取り扱ってくれるから、試しに行ってみるといいよ」

 

 

 

――――――――――

 

 

 

翌日の放課後。

香織達女子3人は瑠美の紹介してくれた店でサンプルとなるコスチュームを色々と見ていた。

 

因みに何故女子だけなのかというと、優花に香織が個人的に聞きたいことがあったという理由が一つ。

もう一つは、ハジメ達男子が昨日のうちにどうやら着てみたい服を決めてしまったためだという。

 

 

 

「………ねえ優花ちゃん。ちょーっと聞きたいことがあったんだけど、いいかな?かな?」

「か、香織?なんか目が笑ってないんだけど…」

 

衣装を探している優花の横に突然現れた香織。

その様子に気圧されるが、香織は気にすることなく質問する。

 

 

 

 

「優花ちゃん、部活するつもり無いって言ってたけどどうして模型部に?」

「え…?」

 

優花が入部したのは、ハジメと光輝の激戦から3日後のこと。

 

すでに部活に入りたいという生徒は目的の部に入り、少しは活動に馴染んでいるであろう頃にいきなり中途入部した優花の行動を香織はずっと疑問視していた。

 

「それに…しばらく様子を見て気づいたんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

優花ちゃん、二人だけでしょっちゅうハジメ君と仲良さそうに話してるって」

「まさか、それが気になってわざわざ聞きに来たの!?」

 

中学からの友人である優花は当然ながら香織がハジメに惚れていることを知っているし、少なからず応援している。

だが、まさか自分がハジメに目をつけているのではと疑われていたことに優花はようやく気がついた。

 

「いや、どうして私が香織の片思いの相手に目をつけると思ってるのよ…別に私は南雲が好きとかそういうんじゃないから」

「え、そうなの?」

 

最悪の可能性があっさりと否定され、香織はポカンとなる。

 

 

「ほら…私、弟いるじゃない?まだ小学生だけど、度々テレビとかでやってるガンプラバトルが気になるらしくて、前に欲しがってたガンプラをプレゼントしてもらってたのよ。でも…」

 

 

 

 

 

――――――――――

 

1か月前。

ガンプラを購入したはいいが、道具についての知識もなかった優花は困り果て、どういう道具を揃えればいいのかわからず模型屋の工具コーナーで立ち尽くしていた。

 

 

「…どれ買えばいいんだろ」

「あれ?園部さん…だよね?」

 

頭を悩ませていた優花に声をかけてきたのは、学校帰りのハジメ。

 

「南雲…どうしたの?」

「いや、ヤスリの補充でちょっとね…もしかして、園部さんもガンプラ製作に興味あったりする?」

 

ハジメの持つレジ袋には紙やすりなどの道具が入っており、それをみた優花はあるアイデアを思いついた。

 

「…ねえ、南雲ってガンプラ作りとか詳しかったりする?」

「う、うん…それなりに作ってはいるけど」

 

それを聞いた彼女はハジメの手を取った。

 

「だったら手伝って!ちょっとあんたの手を借りたいの!」

 

 

――――――――――

 

「…で、色々と聞いたついでに南雲が教えてくれたのよ。それで私もすこし模型製作に興味が出てきてさ…」

 

「あ、そうだったんだ………」

 

早とちりしていたことが少し恥ずかしくなり、目をそらす香織。

 

「でも、一応今でも弟は南雲に懐いててね…それで制作のコツとか色々聞いてるってわけ」

とりあえず香織からの誤解が解け、ホッとしていた優花。

 

 

そんな中で色々と衣装を見ている中、香織は気になっていた事を聞く。

 

「ねえ優花ちゃん…そういえば、優花ちゃんの使うガンプラって何?」

「ん?あー………私はG-エグゼスね。弟がガンダムAGE好きだから、私もその系列で買ってみたんだけど思ったより気に入って」

 

そう言いながら優花が手に取ったのは、地球連邦(AGE)の制服の中からナトーラ・エイナスの制服を手に取った。

 

 

「ウルフ隊長のユニフォームは少しごついから、これにしてみるかな」

 

あっさりとユニフォームを決めた優花に、香織も自分のユニフォームを手に取った。

 

 

「私は迷うことなくこれだね。ダブルオー系統で選ぶなら、これって決めてたから」

「これ…フェルト・グレイスの制服よね」

 

ピンクをベースカラーにしたソレスタルビーイングの制服を手に取った香織は、まだ迷っている親友を探し出す。

 

 

「雫ちゃん…実は、とっておきがあるんだ!」

 

 

 

後ろから声をかけられ、雫はビクッと肩を震わせる。

 

「と…とっておき?」

 

 

笑みを浮かべた香織はある一着の衣装を取り出して…

 

 

 

 

 

――――――――――

 

 

翌朝。

 

模型部の部室で1年生のユニフォームお披露目が行われることになった。

 

 

 

「ほう…南雲ハジメはザフトの赤制服か。襟元の緩め方からシン・アスカを意識しているだろ」

「あ、わかりました?アスランみたいにきっちり着るのもありだと思ったんですけど、インパルス使うならやっぱりこっちかなって」

 

3年生になったらコンパスの制服もありかな、と少し嬉しそうに笑うハジメ。

続いて出てきたのはキラ・ヤマトを思わせるオーブ軍の制服を着た大翔とゼクス・マーキスに似た制服を着た清水。

 

「龍峰はともかく、俺はちょっと派手すぎねぇか…?」

「いや、案外似合ってんじゃねえか。流石にヒイロのタンクトップはあれだし。それにお前の機体ってテレビ版のウイングゼロだから、ガンプラ的にもピッタリだし」

 

 

少しばかり男子たちのファッションショーで場が盛り上がったが、次が本命。

 

 

 

カーテンを開けると出てきたのは、ガンダムシリーズを彩った衣装に身を包んだ少女達。

 

「へえ…優花ちゃんはディーヴァのナトーラ艦長だね。帽子までちゃんと被るとはわかっているじゃないか」

「そ、そうですか…?」

 

流石にコスプレしたことがないからか少し恥ずかしそうな優花。

だがキチンと制服を着こなしているあたり彼女の真面目さが垣間見える。

 

「白崎さんは…フェルト・グレイスの衣装か。確かに使う機体に合わせると刹那先輩と被っちゃうもんね」

「だからここは少し変えてみたんだけど…どうかな?」

 

割とボディラインが出るソレスタルビーイングの衣装は香織の大人びたスタイルをより引き立たせており、その姿と笑顔にハジメは頬が熱くなるのを感じた。

 

 

「ほらハジメ、お前は目ぇ逸らすな」

「わ、わかってるって…」

 

男子達がそんなやり取りをしていると、中々姿を見せない雫を連れてくるために香織が後ろに下がり…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ほら、雫ちゃんもこっち来て!」

「か、香織!まだ心の準備が…」

 

 

髪型こそいつものポニーテールだったが、少し派手目ながらも和風のデザイン…陣羽織を着た雫。

だが、かなり目立つミニスカートを履いたその姿は紛れもなくガンダムSEEDのヒロイン、ラクス・クラインと瓜二つの格好だった。

 

「うぅ………ちょっと派手じゃないの…?」

「そんなことないって!ね、雫ちゃんの服が似合ってると思う人いるよね!」

 

本人以上に嬉しそうに語る香織がその場の皆に問うと、全員が頷く。

 

 

「ふむ…せっかくみんなのユニフォームが揃ったから………一つ面白いことを思いついたよ」

 

そう言うと瑠美は少し意地の悪い笑顔を浮かべ…

 

 

 

――――――――――

 

 

1週間後。

 

GVRのバトルシステムを運び込んだ体育館で、各々のユニフォームに着替えたハジメ達ともう一つのチームが向かい合っている。

 

 

「本日はよろしくお願いします。自分は南陽高校模型部、一年生チーム『ビルドデスティニー』のチームリーダーを務める、南雲ハジメです」

 

ハジメに対して答えるのは、活発そうな女生徒。

 

「こちらは陣雷高校模型部、一年生チーム『フルメタル・バスターズ』のチームリーダー、マリア・メーベルです。今日はいい試合にしましょう」

 

 

握手を交わすハジメとマリア。

 

 

 

瑠美が用意したのは、新コスチュームのお披露目を兼ねた一年生同士の練習試合。

 

そして対戦相手に選んだのは、優秀な1年生がそろったと噂の陣雷高校だった。

 

 

 

「さて…これが僕らの初チーム戦になるわけだが…」

「大丈夫!まず、今の私たちがどれくらい戦えるか、自分を知るつもりで行こう!」

 

 

ハジメと香織の言葉にチームメイトがうなずく。

 

「南雲ハジメ、インパルスガンダム!」

「白崎香織!ガンダムエクシア・フリューゲル!」

「龍峰大翔!ストライクMark.Ⅱ!」

「八重樫雫!フリーダム・ブレードマスター!」

「遠藤浩介!アビスゲートガンダム!」

「園部優花!G-エグゼス・アサルト!」

「清水幸利!ウイングガンダムゼロ!」

 

『チーム・ビルドデスティニー!運命を切り開く!』

 

かくして、ハジメ達のデビュー戦が幕を開けた…!

 

 

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