『BGM:未来』
ある日。ルルが川の水で顔を洗いながら晩御飯のメニューを考えてる。
ルル(串焼き・・・唐揚げ・・・ステーキ・・・また同じようなメニューになっちゃうなぁ。・・・ご主人様とライト様に聞いてみようかな?)
メニューをどうするか2人に相談しに行く。
ルル「ご主人さ・・・」
サトゥー「ええ。丁度今近くに居て。」
ライト「また会う事になるなんてな。」
離れた人と会話が出来る『遠話』で誰かと話をしていた。ライトは通信水晶で誰かと話をしていた。
サトゥー「ん?ルル、どうしたの?」
ルル「え、あ・・・食事の希望を聞きに来たんですけど・・・お邪魔でしたか?」
ライト「いや、気にするな。今日のメニューかぁ。俺達は皆が食べたい物で良いけどなぁ・・・」
するとサトゥーの背中にミーアがのし掛かった。
ミーア「カレー。」
サトゥー「・・・だそうだ。」
ルル「良いですね!野菜たっぷりいれましょう!」
サトゥー「じゃあ今日はカレーで決まりだね。」
???『カレー!?』
遠話と通信水晶からある人物の叫びが響いた。
ライト「・・・鼓膜破れそう・・・」
ミーア「サトゥー?ライト?」
ライト「どうやら、俺達のディナーに食い付いた猫が居るみたいだ。」
エルフの里。
アーゼ「サトゥー!ライト!良く来てくれたわね!」
サトゥー「アーゼさん。お久し振りです。」
ライト「元気そうだな。」
タマ「ひさー!」
ポチ「なのです!」
彼女の名はアイアリーゼ・ボルエナン。通称アーゼ。エルフの国のお偉いさん。上品だが気さくなハイエルフ。
ルル「私、カレーの準備して来ますね。」
サトゥー「俺も行くよ。」
タスク「手伝うぞ。」
アーゼ「あ!あの・・・ごめんなさい。実は外出する代わりに、巫女達から食べたい物をお願いされちゃって・・・別の料理に変えて貰ったり出来ないかしら・・・」
ポチ・タマ「えーーーーー!!」
ライト「マジか・・・」
ポチ「もうお口がカレーになっちゃってるのです!!」
タマ「カレー!カレー!」
アーゼ「ごめんなさーい!」
タスク「因みに、巫女達は何を食べたがってるんだ?」
アーゼ「え・・・と、ハンバーグが食べてみたいで・・・」
ポチ「おっきいのが食べたいのです!」
タマ「チーズ入れる〜!」
サトゥー(あっさり手の平返したな・・・)
ミーア「また肉・・・」
ライト「大丈夫。ミーアには極上の豆腐ハンバーグ食わせてやるから。」
材料調達完了。
サトゥー「これで材料は揃ったかな。」
牛乳、挽肉、パン粉、玉ねぎ、卵、ソース、ケチャップ、塩胡椒。
タスク「そして豆腐!」
ミーア「うんうん!」
ライト「んじゃ、料理始めますかな!」
最初に玉ねぎをみじん切りにし、色が変わる位までフライパンで炒める。
ルル「これでハンバーグの旨味が増しますね。」
痛めた玉ねぎの粗熱が取れたら、パン粉、牛乳、卵、塩、胡椒を入れてしっかり捏ねる。指の隙間からはみ出して来る位になったらOK。
両手でボールのように20回位投げて空気を抜き、楕円形に成形。この時、真ん中を指で少し押さえて空気を抜く事で、焼いた時に割れた隙間が出来て形が崩れるのを防ぐ。
ライト「よし、これでOKだ。」
タスク「タネが出来たら、後は焼くのみ!」
フライパンでハンバーグを焼く。
サトゥー「俺はこの間に付け合わせを作っておくよ。」
タスク「分かった。」
焼き上がったハンバーグを取り出し、フライパンに残った肉汁でソースを作る。
ハンバーグの匂いがキッチンの隣まで流れた。
アーゼ「美味しそうな香り・・・皆毎日サトゥーの料理を食べられるなんて羨ましいわ。」
タマ「違うー!」
ポチ「何時も作ってくれるのはルルなのです!」
ナナ「ルルの料理もとても美味しいと宣言します。」
メイリン「ライトさんやタスクさんが手伝ってくれてます!」
アーゼ「・・・そうなのね。」
キッチン。
ルル「よし。ハンバーグの完成です!」
タスク「こっちも出来たぞ!極上の豆腐ハンバーグ!」
早速ハンバーグを戴く。
アーゼ「ん〜〜〜〜〜!さいっこう!!柔らかくて味に深みがあってとっても美味しいわ!」
ルル「お口に合って良かったです!」
ジーク「やっぱりハンバーグは美味いな!」
サヤ「口の中で肉汁が広がります〜!」
サトゥー「お土産は帰り際に焼き直してお渡しするので、アツアツのものを持って帰って下さいね。」
アーゼ「ありがとう!巫女の皆も絶対喜んでくれるわ!」
ルル(・・・アーゼさん、素敵な方だなぁ。)
サトゥー「ん?失礼します。口元にソースが・・・」
アーゼの口元に付いてるソースを指で拭いてあげた。
ドロシー「あら?」
アーゼ「な・・・」
アリサ「ちょっとご主人様!1度ならず2度までもー!」
ミーア「ぎるてぃ!」
サトゥー「拭っただけなんだけどな・・・」
ローズ「本当、あの2人は賑やかね。」
ドロシー「賑やかって言うか、嫉妬してるわね。」
タスク「まぁ何時もの事だ。」
ルル(でも、ご主人様の近くに居るのはちょっと不安かも・・・)
その後。ルルがまだ焼いてない挽肉を見付けた。
ルル「ご主人様。ライト様。焼いてない分があるんですが・・・」
サトゥー「ああ。ストレージに仕舞っとくよ。」
ルル「はい・・・(非常食にでもするのかな?焼いていない肉は難しそうだけど・・・)」
ライト「その肉は晩飯に使う。」
サトゥー「それまでお楽しみに。」
翌日。キッチンに材料が並べられた。玉ねぎ、人参、じゃがいも、肉、サトゥー特性スパイス。
アーゼ「こ・・・これはまさか・・・!」
ルル「はい!今日はカレーです!」
アーゼ「待ってましたーーーー!!」
今日はメインディッシュのカレー。
アーゼ「2日連続でサトゥーとライトの料理が食べられるなんて幸せ者だわ・・・」
タマ「しわわせしわわせー!」
ポチ「なのです!」
アリサ「さてさて、見せて貰いましょうか。『奇跡の料理人』の腕前とやらを!」
サトゥー「何だその前振りは?」
ライト「煽ってるとしか思えない。」
アーゼ「じゃあ早速・・・」
両手を突き出すと、外に霧のカーテンが展開された。
ライト「アーゼ、今のは?」
アーゼ「カレーって香りが強いでしょ?良い匂いに釣られて人が来たらいけないから、風で壁を作ってるのよ。」
サトゥー「ああ。そうなったら沢山作るから構いませんよ。」
アーゼ「ダメダメ!今日は私的な食事会なんだから、そんな事はしなくて良いの。昨日からエルフの里に来て貰ったり、メニューを変えて貰ったりしてるし。これ以上は我儘言えないわ。」
サトゥー「・・・そう言う事ならお願いします。」
アーゼ「任せて!おりゃ〜〜!!」
と言う事で、ここからは皆で役割分担する事にした。
米炊き&ナン担当・ライトとサトゥーとナナ。
野菜を切る担当・ドロシーとルルとミーア。
肉を切る担当・タスクとリザとアリサ。
机や食器用意・ポチとタマとジークとサヤとローズとメイリンとアーゼ。
野菜担当。
ミーア「芽、もうない?」
ルル「綺麗に取れてますよ。」
ドロシー「完璧ね。じゃあじゃがいもと人参は乱切りにして、玉ねぎは8=10等分に切るわよ。」
野菜を切った。
ルル「具材が切れました。ご主人様。」
サトゥー「ありがとう。」
ドロシー「ミーア凄く頑張ってたわ。」
ライト「流石ミーア。野菜を愛するエルフだ。」
サトゥー「じゃあ早速ルーを作っていこうか。」
ルル「はい!」
アリサ「多過ぎたかしら・・・」
リザ「そうですか?」
タスク「今日はこれ位が妥当だ。」
肉を大量に切り過ぎた。
まずは肉を炒める。軽く火が通ったら、人参とじゃがいもと玉ねぎを入れて軽く味付け。
カレー粉と水を加え、しばらく煮込んだらカレーが完成。
アリサ「ん〜。良い香り・・・」
アーゼ「早く食べたいわ!」
ライト「んじゃ、次は隠しトッピングを使うぞ。」
ルル「隠しトッピング?・・・これは、昨日の挽肉ですか・・・?」
ライト「ああ。これでハンバーグを作って乗せれば・・・ハンバーグカレーの完成だ!」
アリサ・ルル・アーゼ「わぁあ・・・!!」
完成したカレーを食べる。
アーゼ「久々のカレー!やっぱり美味しいわ・・・!」
アリサ「このスパイスが堪んないのよね〜!」
メイリン「ん〜!この絶妙な辛さがサイコーです〜!」
ローズ「メイリン。口にカレー付いてるよ?」
ハンカチでメイリンの口元に付いてるカレーを拭いてあげた。
メイリン「えへへ。」
ナナ「ナンも美味しいと宣言します。」
ミーア「野菜カレーにも合う。」
リザ「ハンバーグとカレー。どちらの美味しさも引き立ってます・・・!」
タマ「最強と最強〜!」
ポチ「強強なのです!」
カレーパーティーは盛り上がった。
夕食後。
アーゼ「さて、私はそろそろ戻るわ。」
ルル「もっとゆっくりして行っても良いんですよ?」
アーゼ「うーん、抜け出して来てるから、他の子達に申し訳なくて・・・」
ルル「・・・ちょっと待ってて下さい!」
アーゼ「え?」
カレーとナンが入った袋をアーゼに渡した。
ルル「これ、カレーとナンです。皆さんで食べて下さい。」
アーゼ「そんな!昨日も貰ったのに申し訳ないわ・・・!」
ルル「良いんです。食事は皆で食べるのも楽しいですから。」
アーゼ「・・・そうね。」
カレーとナンをありがたく受け取った。
アーゼ「ありがとう!また皆でカレーパーティーしましょう!」
ルル「勿論です!」
タマ「もちもちー!」
ポチ「ぱーちーなのです!」
『BGM:青空になる』
翌日。ビートチェイサー2000に乗ったライトと、サトゥー達を乗せた馬車と、タスク達を乗せた馬車が森の中を進む。
サトゥー「さて、次は何処へ行こうか?」
ルル「そうですね・・・」
ミーア「何処でもサトゥーに付いて行く。」
アリサ「はいはーい!私も私も!」
サトゥー「ありがとう。」
ナナ「可愛いを希望します。」
アリサ「可愛い生き物とかに出会えたら楽しそうね!」
タマ「修行ー!」
ポチ「なのです!」
リザ「歯応えのある相手と戦ってみたいですね!」
ルル「頼りになります。」
タスク「まだ未開の場所へ行ってみたいな。」
ドロシー「ええ。どんな世界があるのか楽しみね。」
メイリン「何処へでも姉さんと一緒です!」
ローズ「ありがとうメイリン。」
ジーク「俺も色々世界を回りたいな。サヤは?」
サヤ「兄さんと同じです。」
サトゥー「俺はもっと知識を身に付けたいかな。」
ライト「俺は元々旅人。凡ゆる世界を旅したいぜ。」
ルル「私は・・・私は・・・もっともっと・・・色んな料理を作ってみたいです!」
サトゥー「・・・うん!色々な国の名物料理を食べよう!」
タマ「肉肉〜!」
ポチ「お肉いっぱい食べたいのです!」
ミーア「野菜。果物。」
アリサ「昨日のカレーが忘れられないから、また食べたいわね〜。」
ライト「俺焼き鳥食いてえなぁ〜。」
タスク「そうだな。俺も色々研究して料理したいな。」
ルル「ふふ。いっぱい美味しい物を作りますから、皆お腹いっぱい食べて下さいね。」
『オワリ』
キャスト
ルル:早瀬莉花
ライト:山崎大輝
サトゥー:堀江瞬
ポチ:河野ひより
タマ:奥野香耶
アリサ:悠木碧
ミーア:永野愛理
ナナ:安野希世乃
ジーク:相葉裕樹
サヤ:大野柚布子
タスク:小林裕介
ドロシー:山村響
ローズ:藤田咲
メイリン:佐藤亜美菜
アーゼ:茅野愛衣