そしてヨツミワドウの出世がすごい…MRの門番とは。
ギルドハンター「カ、カムラの。お前、女だったのか!?」
「別に男と自己紹介した覚えはないが?」
ギルドハンター「いや、だってずっと重武装で声もくぐもってたし…。というか、それ男もんの武具だろ!?」
「女性用のものは上手くフィットしなかった。」
ギルドハンター「まじかよ…。」
「出会う場面が少なかったとはいえ、武具だけで人の性別を勘違いとは。呆れた男だ。」
ヒノエ(宴会はおろか自室でも武装を手放さないあなた様にも問題があるような気がしますが…)
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「なーんか、こうして卵をながめてるとさあ。懐かしい気分になるよねえ。」
「うん?まあ、定期的に預かってるからな。」
とある日の昼下がり。腹ごしらえを済ませてしばらくじゃれ合った俺とナズチは、泉に腹ばいになりながら預かった卵を眺めていた。
ちなみにネロミェールさんはいまだ食事中である。長旅の直後に鋼龍との戦闘までこなし、だいぶ消耗していたらしい。最近ようやく回復したようだ。
「いや、古龍の卵じゃなくて。ほら、“あの子”のことさ。」
「ああ、あいつか。確かにあいつも卵の時は流石におとなしかったな。」
心地よい満腹感に浸りながら、昔育てた竜の姿をぼんやりと思い浮かべる。やたらと反抗的な奴だったが、今となっては懐かしい。
「ふう。素晴らしい食事だった…。お礼を言わせてもらうよ。」
「ああ、食べ終わりました?」
二人で話していたところに、ネロミェールがのそのそと近づいて加わった。
「ああ、君の用意する獲物はいつもながら美味だ。味も匂いも複雑なのに乱れていない…我らの好む“調和”の風味がある。」
「ほめ過ぎです…。」
まあ、でも俺がやってるのは食材の組み合わせ…人間で言う“調理”だから半分は当たっているのか?
「周りで見てても千切って潰したのをまた集めてるようにしか見えないんだけどねえ。後、背中の虫も調和の味がするよ。」
ほんとかよ。
「何にしろ、用意してくれる食事が豊かであるのはありがたい限りだ。泉の君の番になる者は幸福だね。」
「ふふんっその通り!」
「なんでお前が自慢げなんだ?」
「相変わらず仲がいいな君達は…む?」
可笑しそうに微笑んでいたネロミェールがスッと目を細めて泉を囲う土手の向こうへ視線をやった。
「どうかしましたか?」
「今、咆哮の様なものが…。」
「侵入者ですか?」
「分からない。聞いたことのない響きだった。あるいはハンターか。」
「少し見て来よう。」
ナズチが姿を消して偵察に動こうとした時、突然天空が巨大な旋風に侵食された。それと同時に土手上からアケノシルムの一頭が血相変えて滑り降りてくる。
「ヨツミワドウ殿!」
「どうした!?」
「こ、古龍です!風の古龍が…
オオオオオオオオオ!
耳を弄する絶叫とともに、巨大な竜巻が出現した。
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ギルドハンター2「いやー、まさかあの人が女性だったとは…びっくりしましたねー。」
ギルドハンター「どんな厳つい顔かと思ったら、兜の下は
ギルドハンター3「まあ、今にして思えば
ギルドハンター「お前、あいつが武具外して上半身インナーだけになった時の姿見てなかったのか?あのナルガクルガみてえな体を細いとは言わねー。」
ギルドハンター2「風呂に誘っただけなのに『いい度胸だ』ってキレられた時はマジでビビったっす。ヒノエさんが止めに入ってくれなきゃ俺たちどうなってたか…。」
ギルドハンター「そのヒノエ嬢と風呂に行くと言い出した時はさらに耳を疑ったがな。早めに誤解が解けてよかった。」
この後しばらく戦闘パート。
緑髪(りょくはつ)とは、手入れが行き届いた黒髪がキューティクルの関係でうっすら青みがかって見えることです。要するにすごい綺麗な黒髪ですね。