転生したらヨツミワドウだった件   作:胡椒砂糖塩

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ダラダラしちゃってるんでパパっと行きます。

怨嗟響くマガイマガド君、これもう非モテの怨念の化身じゃん…。マッキー&ナルハタの結婚式場()に乱入したのももしかして単なる嫉妬が理由ですか?

“古龍は芝居がかった喋り方をする”という自分で設けた縛りに苦しめられてます。メル・ゼナとかどうしよう。

後、ヨツミワドウのボディプレスってあれ公式で「百貫落とし」って技名なんだとか。技名をつけるのは公式だった…?いや、他にもあるんで今更ですが。


狂飆暴威

 

 

「どうした…来ぬのか矮小なる者よ。」

 

「もう来ているよ。」

 

「む!?」

 

 余裕たっぷりに浮かび上がっていたイブシマキヒコに、突如現れたナズチが毒をくらわせる。風の古龍が一瞬たじろいだ。

 

「小癪!」

 

「おっと。」

 

 イブシマキヒコが暴風を巻き起こし、毒とナズチを弾き飛ばす。だが、その一瞬のスキで十分だった。

 

「いくぞ、泉の君!」

 

 ネロミェールが翼を振るう。同時に周囲の水が沸き上がり、凄まじい激流となってイブシマキヒコに殺到した。俺はその流れに乗って、ウォータースライダーのように突進。

 

 同時に激流に宿っているネロミェールの属性エネルギーをも取り込み、頭の皿へと収束させる。

 

 古龍の属性エネルギーたるや、普段利用している環境生物の物とは別格の出力だ。それが皿の一点へと寄り集まった。そのままの勢いで目標へと突撃する。

 

「“古流(こりゅう)外無双(そとむそう)”!」

 

「ガア!?」

 

 肉質な何かを吹き飛ばす感触。一拍遅れてイブシマキヒコが苦悶の声をあげた。が、軽い。直撃していないのか!?と、

 

ボン!!

 

「アガ!」

「ゲウ!」

 

 突如発生した衝撃波。俺は上に、イブシマキヒコは下に強く吹き飛ばされる。

 

 破壊したの風袋か!部位破壊によるエネルギー放出で吹き飛ばされたらしい。

 

「おのれ!」

 

 古龍の怒号を下目に口を大きく開ける。今この場にはイブシマキヒコの龍属性の風とネロミェールの水属性の雨が満ちている。それを口から大量に取り込むのだ。

 

「ごぼぼぼぼぼ…」

 

 かつてゴシャの攻撃を吸収した時の如く、腹部が異常な膨張を見せる。それに伴い、俺の体重も比例して増加していった。

 

 そのまま体を丸めて硬質化、イブシマキヒコ目がけて落下する。

 

「“千貫落とし”!」

 

 超重量によるプレス攻撃。大型モンスターといえども、これを喰らえば無事では済まない。そのはずだ。

 

 “千貫落とし”。俺の巨体と腹に大量の詰め物ができることを生かした落下攻撃だ。単純で、物理的。ゆえに対処は難しい。何せ超重量と大地の挟み撃ちだ。力の逃げ場はどこにもなく、相手は衝撃のほぼ全てをその体で吸収する羽目になる。

 

 しかし、今回その威力は発揮されなかった。なぜなら、俺の落下が途中で止まったからだ。

 

 そう、真下から吹き上げる莫大な上昇気流によって、俺の体は()()()()()()()()

 

「嘘だろ!?」

 

空気放出だけで俺の体を持ち上げるなんてあるわけが…

 

「我は狂飆!並べて薙ぎ…

 

 

 

楽土が辻の、淵と成らん!!!」

 

 

 

 一際甲高い咆哮とともに俺の体が弾き飛ばされ、土手際にしたたか打ち付けられる。

 

「が、はっ」

 

「大丈夫かい!?」

 

「くそ、まだだ!」

 

 ネロミェールの声に構わずすぐに体を引き起こし、四肢を地面に食い込ませて踏ん張る。

 

 いま、俺の腹の中には溟龍と風神龍、二頭分の属性エネルギーが詰まっていた。

 

「“双古流(そうこりゅう)内無双(うちむそう)”!」

「ガア!!」

 

 吐き出された俺のブレスを、イブシマキヒコが特大の空弾で迎え撃つ。

 

ボガン!

 

 鈍い爆発音とともに視界一面が飛沫に染まった。炸裂した土と水により、視界一面が覆われたのだ。

 

 やがて、開けてきた視界から…巨大な竜巻が姿を現した。風神龍は、なお健在だ。

 

「嘘だろ…。」

 

「信じられん。アマツマガツチ以外にもここまで強力な風使いが存在したとは…。」

 

 衝撃にしばし呆然としていると、不意にナズチが姿を現した。

 

「どうしようか。僕もスキを伺っていたのだけれど、全方位型の竜巻相手じゃあねえ。もっと肉弾派だったらやりようもあるのだけど。」

 

「…」

 

 予想外の劣勢に、徐々に頭が冷えてくるのを感じた。

 

「…一旦引きましょう。」

 

「な!?」

 

「へえ、本気かい?」

 

「もちろん俺もまだ戦えますし、ネロさんが余力を残しているのも知っています。でも、これ以上しぶとくされると卵の安全が保障できない。」

 

「それは…。」

 

「それに、さっき力を合わせた時感じたんです。ネロさんやっぱりまだ本調子じゃあないですよね?」

 

「…」

 

 ネロミェールが口ごもる。

 

「そういうわけだ。ナズチ、アケノシルム達に逃げるよう伝えてやってくれ。“守れなくてすいません”とも。俺は卵と環境生物を回収して、一時泉を退去すると。」

 

「ネロミェールさんもすみません。せっかく安全を求めてここまで来てくれたのに…。」

 

「なに、ちゃんとこうして守ってくれているじゃないか。今頃私の故郷の方がもっと大変なことになっているかもしれない。リスクの分散にはなっている。それで十分だ。」

 

「ありがとうございます。」

 

 その日、俺は住処を失った。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

クエスト発注「水神からの調査依頼?」

 

おらんところの畑の端に、水神様を祀る祠があるだ。

 

ある日そこに行ってみたら、こいつが置いてあったんだ。

 

こいつはどうもただ事じゃあねえべ。

 

あの方は、おらのひい爺様が赤ん坊だった頃よりずっと昔から、村の水源を守ってくださっているお方なんだべ。

 

ハンター様。どうか水神様をお助けくだせえ。

 

 

クエスト報酬:謎のモンスターの一部と河童神のものと思われる甲羅の破片、そして大量の尻子玉。甲羅の破片は酷くボロボロだ。

 

 

 




なんか若干シリアス味出してるけど、そんなに難しい事にはなりません。2話以内に決着してエルガドします。

主人公勢が敗退した要因としては、ネロミェールは長旅で消耗しており、オオナズチは相性が悪いこともあります。

しかし、最大の要因は今回主人公がやられ誘発を活用しきれなかったことです。火力優先しすぎてますね。ちゃんと環境生物と連携した多重やられの外無双なら、クシャさんよろしく初撃でマッキーはもっと弱っていたでしょう。

そういう意味では水と龍の二属性だった内無双が決まっていればって感じでしょうか。一属性だけならゴシャ君でも耐えられます。
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