俺の体の半分は、触手でできています   作:クシャ

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転入の時間

 私立椚ヶ丘中学校、理事長室

 

 中学校の理事長室だとは思えないほどの重苦しい雰囲気を醸し出していた

 

「まずは合格おめでとう、神楽坂アキくん。君()この学園にふさわしい好成績をテストで示してくれたね」

 

 最初に口を開いたのはこの学園の理事長である浅野學峯だ、ちなみに神楽坂は俺の前世の名字である

 

「ええ、ありがとうございます理事長、それで、俺の要望は通るのでしょうか?」

 

 

「ふむ、まぁ、私もできる限り生徒の要望には答えておきたいが、ことが事だ。このタイミングでこの学園に、それもE組への編入を希望するとは何かあったりするのかな?」

 

 

「ええまぁ、同郷の友人に会いに行くつもりですよ」

 

 

「そうか、まぁ認めよう、ようこそ椚ヶ丘中学校へ……殺す気で頑張りなさい」

 

 そう言うと理事長は乾いた笑みを浮かべ、俺に退出を促した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 こ、こえ──!! 

 

 1学園の理事長が出していい貫禄と覇気じゃねぇよ! 

 

 クソ、おれは超生物、おれは超生物……

 

 

 よし、落ち着いた

 

 

 一応ここ数ヶ月で準備したことを教えておこうか

 

 まずは対せんせー用物質への順応

 

 研究のためにはサンプルが必要なため防衛省に侵入してこっそり一つくすねてきた

 

 それによって俺の体についてわかったことが一つあった

 

 俺の体は、反物質とは別にそれと同居しつつ人間のままでいるための物質があった

 

 俺はそれに対応型特殊触手と名付けた

 

 体に取り込んだ物質に対して触手のように絡みつき、それの特性や、害になるものを自身に適応させる事ができるのだ! 

 

 

 ……柳沢は触手が好きだったんだろうか

 

 結構色んなものに触手が用いられている

 

 

 

 まぁ、いいか

 

 

 それと戸籍の獲得

 

 名前は前世での名字神楽坂とあかりに適当に名乗ってしまったアキという名前をそのままくっつけて神楽坂アキだ

 

 戸籍をとったら速攻で椚ヶ丘中学校に編入試験を受けに行った

 

 戸籍を取るまでの時間のせいであかりに先を越されてしまったのである

 

 そのせいで現在は5月だ

 

 

 

 一緒に行きたかったのに……

 

 

 

 

 それと触手の進行具合だが、数ヶ月前よりかは侵食が収まっては来ている、いまだ半身触手人間のままだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「君が神楽坂くんか?」

 

 ピッチリとスーツに身を包んだ、かなり苦労人っぽい人が話しかける

 

「はい、そうですよ。どうかしましたか?」

 

 

「俺は烏間惟臣、防衛省のものだ」

 

 

「ほほう! これはこれは、なぜ俺なんかにそんなすごい人達がやってくるのです?」

 

 まぁ、知ってそうで知らない演技であるが、本当は知っているし、烏間先生は大好きなキャラである。杉田だし

 

 

「あぁ、君にはこのタコを殺してほしい」

 

 

「ヌルフフフ……烏間先生、タコとはひどいじゃありませんか、生徒がつけてくれた、殺せんせーとよんでください」

 

 

 お、おわぁ……殺せんせーだ! ほんとにタコだぁ! 

 

 

「これ、殺せるんですか?」

 

 

「殺せる、というよりも殺さなければならないんだ。こいつはこのまま生きていれば、来年には地球を破壊する。受けてくれるか? この暗殺を」

 

 

 ついに来た! 暗殺の依頼、ようやく俺もあの暗殺教室に足を踏み入れられる!!! 

 

 

「えぇ、任せてください。確実に、殺してみせますよ!」

 

 

「ヌルフフフ! 殺せるといいですねぇ、卒業までに!」

 

 

 

 

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