銀河機攻隊 マジェスティックプリンス 君は生き残ることができるか   作:てこの原理こそ最強

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#011

暫しの休暇を終えたプトレマイオス隊は即座に新たな任務を与えられた。内容は偵察部隊と目される敵部隊を殲滅すること。ぶっちゃけた話これまで与えられた任務のほとんどはこういうものだった

 

「また殲滅戦?」

 

「仕方ないだろ。今地球側の艦隊はケレスで相当な損害を出して現在再編成中らしいし」

 

「だから俺らに白羽の矢が立ったということか」

 

「まぁそれがなくてもこっちに回ってただろうね」

 

ニールもクリスもソウの言葉に納得する

 

「さて、今回はどうしようか。本部からの情報でも明確な戦力は分かってないみたいだし」

 

「ならソウともう1人残して他全員出撃か?」

 

「それが一番確率高いかな。どう?フェルト」

 

「データ上でもそれがベストって出た」

 

「ならそうしよう」

 

結論、ソウとプルツーが残ることとなり他の者は格納庫へ移動した

 

「プルプルプルプル〜出撃だー!」

 

「あーあ、ソウ兄いないと気分が乗らなーい」

 

「お前のそのやる気のムラっ気があるのなんとかならないのか」

 

「マリーダは逆になんでいつもそんな冷静でいられるの?」

 

「別に普通だ。強いて言うなら被弾して兄さんに心配をかけたくないだけだ」

 

「すごいねマリーダは。でも、私もソウ兄に心配かけたくないかも」

 

「なら気合を入れ直せ。それに、作戦通り敵を殲滅できれば兄さんからご褒美があるかもしれないぞ?」

 

「っ!」

 

ソウからのご褒美という言葉にラフタの闘志は燃え上がった

 

「行くよマリーダ!ほらニール兄もライル兄ももたもたしない!」

 

「気の変わりようがすごいな」

 

「あぁ。もはやソウからのご褒美ってのは魔法の言葉だな」

 

「これは調子に乗って逆に被弾するんじゃないか?」

 

「ありえるな。ま、そうならないよう援護するのが俺達の役目だ」

 

「そうだった」

 

「ヒルダ達も頼むな」

 

「私らはいつも通り旦那の敵を殲滅するだけさ」

 

「相変わらずでむしろ助かるよ」

 

手のかかる妹ではあるがそれを守るのも兄としての役目としてニールもライルも気を引き締めた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なぁお兄ちゃん」

 

「どうした?」

 

「いつも思うんだがなんでお兄ちゃんが出撃しないんだ?」

 

「なんでって言われてもな」

 

「自慢するわけじゃないけどMJP最強とも言われてるプトレマイオス隊だ。その中で最強なのはお兄ちゃんわけだし。いつだか演習で私達が束になっても敵わなかったの覚えてるよ」

 

「今はどうかわからないじゃないか」

 

「いや、今でも一番強いのはお兄ちゃんだよ」

 

「そうかな。まぁありがと」

 

「うん。なら私達が行くよりもお兄ちゃんが出た方がもっと早く終わるんじゃないか?」

 

「そうとも限らないさ。」

 

「ソウは戦う事自体好きじゃない」

 

ソウの右腿に座っているプルツーに左腿に座っているティファが答える

 

「まぁそうだな、オレ自身あまり戦うことは好きじゃないからね。あとはみんなに任せて今のところは大丈夫って思えるし」

 

「それは素直に嬉しいよ。頼られてるって感じがして」

 

「みんなにはいつも頼らせてもらってるよ」

 

「ソウは心配性。みんなが戦闘中心臓ドクドクしてる」

 

「仕方ないだろう。あとは、みんなが帰ってくるところを迎えたいからかな」

 

「そっか。確かに私も帰って来たときにお兄ちゃんがお迎えしてくれるとホッとするよ」

 

「それは嬉しいな」

 

「ソウ、ちょっといい?」

 

「わかった。プルツー、ティファ。ちょっとごめんな」

 

ミリアリアに呼ばれソウは膝に乗っていたプルツーとティファを下ろした

 

「どうした?」

 

「これ」

 

「ん?へー、ラフタのハーモニックレベルが高いのか」

 

「そうなの。ソウ何かした?」

 

「いや?これと言って何もしてないと思うけど」

 

「そっか。別に問題になるレベルじゃないからいいんだけど。ちょっと気になっただけ」

 

「でも今日全体的に高くないか?」

 

「確かに。ラフタとプルが高いのはいつものことだったけど、ニールとマリーダも高いのは意外だね」

 

「格納庫で何かあったのかね」

 

「まぁ高すぎると危険かもだけどこれぐらいの高さならパフォーマンスは良くなるかもね」

 

「まぁニールもライルもいるし、ヒルダ達もいるから大丈夫だろ」

 

「いざとなったらお兄ちゃんも出れるしね」

 

「そうだな。クリス達を守らなきゃいけないから」

 

「うん、しっかり守ってねお兄ちゃん♪」

 

「クリスもしっかりサポートよろしくな」

 

「もちのろん!」

 

『ソウ、こちら出撃準備オーケーだ』

 

「わかった。では、各自ブラストオフ!」

 

『了解!』

 

今回の敵基地は以前ラビッツ、ドーベルマンと共に行った作戦で破壊したものよりも規模は大きいものだった

 

しかしながらラフタ、ヒルダ達を前衛に持ち前のスピードと連携でことごとく敵を殲滅していった。そんなラフタ達にに気を取られる敵を後方からニールとライルが狙い撃ち、前衛後衛の両方を支援し撃破数を稼いでいるのがマリーダとプルだったりする

 

「ヒルダ、マーズ、ヘルベルトの連携は昔からだけどそこにラフタが入ってまた連携の幅が広がったかな」

 

「ソウ、右側の敵がニール達に回り込もうとするみたい」

 

「わかった。ティファ無理しなくていいからな?」

 

「ソウが近くにいるから平気。頭痛もない」

 

「いいな。ティファはいつもこれを堪能しているのか」

 

「こう見てると2人のお父様みたいですわね、ソウ」

 

「よしてくれよ。まだそんな歳じゃないよ。さてと。ヒルダ、マーズ、ヘルベルト。右側の敵が回り込んで後衛を攻撃しようとしてる。牽制してくれ」

 

『了解だ旦那!行くよお前達!』

 

『あいよ』

 

「おう!」

 

「ラッセ、トレミーの砲撃を一部ヒルダ達が通り過ぎた右側に回すことできる?」

 

「問題ない」

 

「なら頼む」

 

フェルト達による情報解析とティファの指摘からソウが指揮することで相手はどんどん数を減らしていった

 

「クリス、デュオはコアまであとどのくらい?」

 

「もうすぐ敵基地の最新部。でもスラスターを点火させないで重力に任せて降下中だから速度出せなてない」

 

「敵にバレてなきゃ大丈夫。デュオが発見されにくくなるようラフタ達に派手にやらせてやって」

 

「わかった。ラフタ達喜んでやるんじゃない?」

 

「はしゃぎ過ぎなきゃいいけどね...」

 

ソウ達プトレマイオス隊の敵基地を攻撃する際の作戦はほとんどの場合今回と同じような戦法を取っている。正面からの部隊が敵を引きつけ、デュオがステルス迷彩を使用し敵基地に侵入、コアを破壊する。シンプルながら一番勝率が高いのだ

 

『見つけたぜー!』

 

デュオがコアを発見、すぐさまビームサイズで真っ二つにしてその場を離れた。デュオが離れた瞬間から大きな爆発が起こり、数分もしないうちに基地は跡形もなく消え去った

 

「作戦終了だな。みんなお疲れ」

 

作戦は見事に成功。残党を片付けたのち全員帰還した

 

「ソウさん、チームドーベルマンから救援要請です!」

 

「わかった。全員帰還次第最大船速で向かおう」

 

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