銀河機攻隊 マジェスティックプリンス 君は生き残ることができるか   作:てこの原理こそ最強

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#015

「間に合った!」

 

敵の侵攻を防ぐべく防衛予備軍の援護をする任を課せられていたチームラビッツだったが、敵の別働隊が地球圏へ降下を開始したためレッド5とブルー1がローズ3に掴まり敵を追って大気圏へ。地上に降り着く前に紫色に光っている敵に追いついた

 

しかし敵にすぐさま察知され攻撃を受ける

 

「うぉっ!」

 

『どこかやられたのか!』

 

「思ったより機体が重くて!」

 

『落ち着け。重力下での戦いは何度も経験してるだろ。冷静にやればできるはずだ!』

 

「わかった!冷静に、冷静に...」

 

アサギの一言で機体の制御が安定したイズル。2人も敵との交戦に入る

 

『一機撃墜!』

 

『学校が見えてきたのら!』

 

『ゴールド4の準備が整うまでまだ時間がかかるわ。なんとか時間を稼いで』

 

「敵の数が多い。指示をくれ、ケイ!」

 

イズル、アサギ、タマキが地球圏内で戦っている中、ケイは地球圏外の宇宙空間に残り指示を出していた。そして敵殲滅の要であるスルガは急遽ゴールド4の換装のためまだ出撃できていない

 

『敵の主力はクレインよ。誰かがマークして残りの機体を二機で対応して』

 

『...イズル、クレインはお前が倒せ。残りは俺とタマキが引き受ける』

 

『え、でも...』

 

『お前の方が戦闘力は高い。あいつらは俺達に任せておけ。お前はエースの仕事をしろ』

 

『...わかった。あとは頼む!』

 

『チームラビッツのエースってイズルだったの!?』

 

『悔しいがパイロットとしての腕はあいつの方が上だ。俺達は俺達のできることをするんだ』

 

『ガーン!私がエースだと思ってたのに!』

 

敵大将はエースのイズルに任せ他の機体をアサギとタマキで撃破することとなり、タマキは不満があるようだが全員自分の役割を果たすため動き出した

 

一方で大気圏外ではゴールド4の換装が終わったようだった

 

『お待たせ!ゴールド4ただいま到着!』

 

『イズル達はもう敵と接触してるわ。すぐ射撃準備に入って』

 

『そう焦るなって。光学兵器ってのは何しろデリケートなんだ。光の速さで敵を貫くから標準さえ正確なら外れる可能性はゼロ。その代わり針の穴を通すような正確な射撃が要求される。しかもこの場合めちゃくちゃ距離があるから気象や地球の自転による大気の揺らぎ、重力の干渉まで計算に入れなきゃならない。ま、地上で遠距離射撃をするみたいにコリ寄りの力までは考えなくていいけどな。おまけに出力をマックスまで持っていかなきゃだから一発打ったら次までに時間がかかるんだとさ。へへっ!こんな難しい任務こなせんのはここじゃ俺くらいのもんだろうな!』

 

長いこと説明するがそれだけ難しい射撃であり、それこそ今この戦場では最新機で射撃に特化したアッシュであるゴールド4のパイロットであるスルガにしか扱えないものである

 

『標準の制御はこちらでもサポートする。だが相手が動いている以上最後はガンナーの腕次第だ。慎重に』

 

『わかってますって!任せといてください!あ、成功したらなんか欲しいっすね。GDFに保管されてるG11とか、Stere-ACRとかIWS-2000とか!』

 

『わかった、考慮しよう』

 

『マジで...!』

 

子供にそんな物騒なものをと思うかもしれないが、そんなものでスルガの集中力、やる気、ハーモニックレベルが上がるのであれば喜んで差し上げようというのだ

 

『トリガーは自分のタイミングでいい。だが、あまり時間をかけるな』

 

『あなたならできるわ』

 

『へへっ、優しくされると返ってプレッシャーなんだが...』

 

プレッシャーと言いつつもスルガの標準は段々とあってくる

 

『ゴールド4が射撃体制に入ったわ。どうにか相手の動きを止めて!』

 

「だったら!」

 

ケイの指示でイズルは敵に向かって特攻を仕掛け、そのまま敵を地面に叩き落とした

 

『相手の動きが鈍ってるうちに早く!』

 

『そう焦るなって。下手すりゃイズルに当てちまうんだから!』

 

そしてイズルがその場を離れた瞬間、スルガはトリガーを引きレーザーが地上に降り注ぎ大爆発を引き起こした

 

すごい土煙で中の状況が確認できず、イズルは立ち尽くす。しかしその土煙の中からは紫色の光が消えていなかった

 

『まずった!』

 

敵は怯むことなく学園へ向かおうとするがその前にイズル、レッド5が立ち塞がった

 

『外したか...!』

 

『イズル〜...』

 

「僕達の学園に手出しはさせない!」

 

先ほどよりもさらに激しい攻防戦がレッド5と敵のリーダー機の間で繰り広げられた

 

『ゴールド4、超長距離集束ビーム砲エネルギー再充填開始』

 

『エネルギー充填まで15分』

 

『レッド5のハーモニックレベルがさらに上昇してるわ。長時間保つかわからないけど』

 

『ブルー1、ローズ3、敵を排除の後レッド5を援護しろ』

 

『了解!タマキ何やってるんだ!』

 

『ローズ3がまともに飛ばないの!大気圏突入であちこち故障しちゃったみたい』

 

『こんなときに!』

 

スルガは再充填を急ぎ、アサギは敵の殲滅を急ぐ。共に敵のリーダー機を撃破するため、こちらのリーダーであるイズルの助けに入るために

 

『早く!早く早くエネルギー溜まってくれ!』

 

『パープル2からもエネルギーを送るわ。少しは時間短縮になるはずよ』

 

『ピット艦からもエネルギーをそちらに回す。パープル2を経由してゴールド4へ送り込め』

 

ケイがピット艦から送られるエネルギーを集束しゴールド4へと送り込んだ

 

『うわーはえー!つか早すぎてこれヤバいんじゃ...』

 

スルガの懸念は当たってしまった。無理なエネルギー充填のためシステムがオーバーヒートしてしまったのだ

 

『うっわ!流石に無理させすぎた!』

 

『マズいわ...これじゃ敵を殲滅できない...!』

 

『どうするのリンリン!換えのレーザー砲なんてないわよ!?』

 

『...』

 

スルガ、ケイ。そしてゴデニオンクルーが焦りを見せ早く打開策を考えなくてはと思考を回そうとしたとき通信が入った

 

 

 

 

『みんなよく持ち堪えてくれた。あとは任せて』

 

 

 

 

『っ!』

 

『この声って...』

 

全員が聞き覚えのある声。そしてその声が誰か理解したとき、一つの光が地球に向かって飛来し大気圏へと突っ込んでいった

 

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