銀河機攻隊 マジェスティックプリンス 君は生き残ることができるか 作:てこの原理こそ最強
チームラビッツの5人は今回の作戦成功を讃えて表彰された。そしてその後急ぎ早にしてインタビューが行われている。その中継をソウ達はプトレマイオス内のホールで見ていた
「ねぇお兄ちゃん。プル達は表彰ないの?」
「ちゃんともらったぞ?」
「えー!プル知らない!!」
「オレ達は別に表立つ必要はないからね。オレが全員を代表して貰っといたよ」
「へぇ〜」
「兄さんはそういうのに興味ないからな」
「そうだな。謝礼とかもマリーダ達のお小遣いに充ててるし」
「別に私は使い道ないから、溜まっていく一方さ」
「マリーダ美人なんだから服とか着こなせばいいのに。なぁ?プルツー」
「そうだね。マリーダは私やプルと違って背も高いし。いいんじゃないかな」
「うん!マリーダ綺麗だから!」
「3人ともやめてくれ...」
「お、照れたな」
「照れたね」
「照れた♪」
「っ...部屋に戻る」
「え、ちょっと待ってよー!」
「なら私も戻ろうかな」
「ちょっとからかいすぎたかな?」
「マリーダにそういう耐性はないからね。後でマリーダにも構ってやってくれよ?もちろん私にもだぞ?お兄ちゃん」
「あぁ」
部屋を出ていくマリーダに続いてプルとプルツーも出て行った
「ソウさん」
「やぁメイリン。ミリーも一緒か」
「やっほー♪」
そしてプルツーと入れ替わるようにメイリンとミリアリアが入ってきた
「なにこれインタビュー?」
「ラビッツの晴れ舞台だったからね。でもなんとも言えないインタビューだよこりゃ」
「そりゃそうでしょ。ついこの前まで学生だったわけだし」
「ほとんどスズカゼ少佐が答えてますね」
「なんともクセのある連中だね」
「ウチがそれ言う?」
「なんでよ。ウチのどこにクセがあるって?」
「別にー。指揮官が女たらしだったり。艦長が元歌姫だったり。自分のことを死神って自称したりする厨二病のパイロットがいたり」
「女たらしって...」
「事実でしょ?」
「黙秘します」
「誰が厨二病だってー?」
「あらいたの?」
「よおデュオ。どうした?」
「いんやなに、人を小馬鹿にしたようなセリフが聞こえてきたもんでな」
「別に誰もあなたとは言ってないけど?」
「死神と言ってるのは俺だけだろうが!」
「あらそうだったかしら」
なおもデュオを煽っていくミリアリア
「ミリー」
「ふふっ、ごめんデュオ。あなたの反応がおもしろいからついね」
「んがぁぁぁぁ!!!」
「まったく。嫌だねー煽り癖がついた女性ってのは。なぁメイリン」
「ソ、ソウさん!?」
やれやれと首を振ったソウは隣にいるメイリンに腕を回し抱きしめた。いきなりの出来事にメイリンは慌てふためく
「ちょっとなにしてんの!」
「いい子なメイリンを抱きしめてる。そして癒されてる」
「ソウさん...恥ずかしいです...」
「恥ずかしがってるメイリンも可愛いぞ♪」
「かわっ!はぅ...」
「ちょっとソウ!私は!?」
「えー。俺煽られたくないしなー」
「ソウにそんなことしないよ!」
「ならさっきのこと、ちゃんと謝るべきじゃないのか?」
「っ!デュオ!」
振り返るもののもうそこにデュオの姿はなかった
「ソウ!ちょっと待っててね!私も後でちゃんと抱きしめてもらうんだから!!!」
「はいはい、行っといで」
ミリアリアは急いでデュオを追って部屋を出た
「さて、メイリン。あれ?おーい」
「はわわわわ!!!」
「あちゃー。メイリンにこういう耐性なかったんだ」
ソウが腕を解こうとするとメイリンはそれを止める
「メイリン?」
「離しちゃ、嫌です...」
「了解。もうメイリンはホント可愛いな!頭撫でてやる♪」
「あ、ありがとうございます...っ♪」
その時画面ではチームラビッツが助けられた民間人の方々からお礼を言われたり感謝の言葉をかけられていた
ウンディーナ基地退却作戦から変更されて防衛作戦が完了してからまだ幾日も経たないうちにソウ達プトレマイオスは別の作戦を言い渡され早々に基地から出港した
チームラビッツにも次の作戦が下された。それは破壊された人工衛星の再設置するというものだった。それだけの作戦のため簡単なものとされていたのだが作戦中に敵からの襲撃を受ける。衛生再設置のため軽装備だったことが災いしたのか、それとも敵が強すぎたのか作戦は失敗。再設置しようとしていた衛生は全て破壊されてしまった
その作戦もすぐにテレビ配信され、ラビッツの初戦の大成功がまぐれだったのではないかという噂も立ってしまった
その作戦を埋め合わせるべく次の作戦を実行。それは初めての先制攻撃を仕掛けられるチャンスである奇襲作戦となった。しかしその奇襲目標が予想の補給艦ではなく精鋭部隊であったが作戦指揮官はそのまま作戦を強行。結果ローズ3、レッド5が大破。しかももう一歩でレッド5が撃破されてしまうというところで、<チームドーベルマン>が救援に駆けつけなんとか退却が完了。作戦はまたも失敗に終わった
「最初の出撃以来失敗続きだな、新人ちゃん達は」
「まぁこの前のは作戦指揮のやつが無能だったってアマネ大佐が言ってた」
「なんだソウ。また女吹っかけてんのか?」
「ライルと一緒にしないでくれ。指揮する者として当然のパイプだろ」
「おいおい、人を遊び人みたいに言わないでくれよ」
「そこまでは言わないけどさ。綺麗な人見つけたら構わず口説くの良くないクセだぞ」
「綺麗な人がいたら声かけたくなるだろ」
「わからん。ニール、弟なんだしなんとかしろよ」
「そいつは突然変異なんだ。どうにもできないな」
「こんな瓜二つなのに?」
「中身はまったく別だからな」
「酷いな兄さん...」
ニールとライルは双子であるのにどうもライルの方は女癖が悪いようで
「さっきの話だがラビッツを助けたのはチームドーベルマンだって?」
「あぁ」
「漫才3が出世したもんだな」
「そう言ってやるなよラッセ。彼らだって頑張ってんだから」
「そういやニールとライルと同期じゃなかったか?」
「あぁ。そうなんだがな...」
「なんだ?何か因縁でもあんのか?」
「よくわからねぇんだが、会うといつも睨まれてな。何もしてないと思うんだがな」
チームドーベルマンのリーダー、ランディ・マクスウエルは女性に目がない。そのためいつも女性に囲まれていたニールライル兄弟に嫉妬の念を抱いているのだ。当の兄弟がこのことを知る由はない
「そんで次はラビッツ、ドーベルマン、俺達の合同作戦だって?」
「そうらしい。多分敗戦続きのラビッツになんとか勝利を勝ち取りたいんじゃないかな。世間体もあるだろうけど」
「こっちは勝ちすぎだがな」
「そりゃいいメンバーが揃ってるんだ。船はノイ兄が扱ってくれてるし」
「俺は指示通りに動かしてるだけなんだけどな」
「それができない人だっているんだよ。そろそろ自信持ってよノイ兄」
「まぁそれは置いといて。作戦内容とかはもう聞いてるのか?」
「明日ラクスと俺でスターローズに行って聞いてくる。なんでも重力下の訓練をドーベルマンがラビッツにしてるみたい」
「へー。俺達でも滅多に重力化でなんて戦闘しねぇのにな」
「次の作戦で絡んでくるんじゃない?」
「なるほどな」
「んじゃそろそろお開きにするかね」
「そうだな。あんまし遅くなるとティファに怒られるだろ」
「そうなんだよな。みんなは楽しんでくれていいよ。じゃあおやすみ」
「おう」
ソウは明日に備えて早めに自室に戻り、待っていたティファと一緒に眠りについた