銀河機攻隊 マジェスティックプリンス 君は生き残ることができるか 作:てこの原理こそ最強
『わたくしはプレ・エグゼシア・テーリア。我が声を聞く者よ、直ちに後退なさい!!』
『お兄ちゃん、あれだれー?』
「お姫様だよ」
『へー。じゃあ!あの人も王子様のチューで目覚めたんだ!』
「そうだね。じゃあオレ達はそんなお姫様の言うことを聞かない悪い奴らを倒さないとね」
『わかった!』
いつだかソウがプルに読み聞かせた絵本が確か眠らされたお姫様を王子様がキスして起こすという内容だった。プルはそれに影響されているのだろう
何はともあれお姫様の演説が効いたのか敵の砲撃が弱くなった
『いっけー!!』
ゲートまで目前のところまでたどり着きゴデ二オンの戦闘モジュールを発射。見事ゲートの制御装置破壊に成功した
『ストラグルレーザー発射!』
すかさず超巨大レーザー砲が発射された。三門から放たれたレーザーは一つの大きなレーザーとなりゲートのコアに直撃した
『いけるか...はっ!』
『ストラグルレーザー大破!』
もう一押しのところでストラグルレーザーが敵によって破壊されてしまった。
『ストラグルレーザー完全に沈黙』
『もう、打つ手がない...』
『まだだ。スターローズをぶつける...!』
『スターローズをぶつける!?』
『そうだ』
『それは...』
『アマネ大佐、指示を』
『......残った全ての艦はスターローズの直営に入れ!』
「指令。決断されたのですね」
『あぁ。大尉も頼む』
「了解しました。プトレマイオス隊全機に告ぐ!これよりスターローズの護衛を行う。前に来る敵は全て殲滅せよ!」
『『了解!』』
「ラフタ、そっちはどう?」
『大丈夫。なんかラビッツの赤いのが来た途端そっちに行っちゃった』
「レッド5が?出撃できたのか」
最初レッド5抜きでラビッツが出撃していたためソウはてっきりイズルの容体が悪く出撃できないものだと思っていた
「ニール、ライルはスターローズと歩幅をあわせ進撃」
『あいよ』
『敵さん多すぎだろ』
「ぼやくなよ。頑張って減らすから。他はいつも通り。その都度指示出すから聞き逃さないように!あ、ラフタは一旦戻って補給ね」
『えー!』
「だってエネルギー40切ってんじゃん」
『あ...』
「ラーフーター?」
『あ、あははは...すぐ戻ってきます!』
「よろしい」
ソウの圧にやられラフタはすぐさま離脱した
「うっし。みんな、頼りにしてるぜー」
『『了解!』』
「んじゃ、一番手いただき!!!」
ソウはドラグーンシステムを起動させつつ機体の全砲門を開き一気に射撃、フルバーストし敵一帯が消滅した
『うひゃー、いつ見てもすんげぇな!』
「話してる暇あるなんて余裕じゃんかデュオ」
『ふふふ。死神様はいつだって余裕なのさ』
「そっか。誰もツッコミ入れないけどレーザー破壊した敵ってデュオが抑えるって言ってたヤツだよな」
『ギクッ!』
「汚名返上はいつなんだい?」
『行くぜ行くぜ!!!』
デュオは怯え迫りくる脅威から逃れるかの如く敵へ突っ込んでいった
「はぁ。ヒルダ!マーズ!ヘルベルト!空いた穴を突っ込め!!!」
『了解だ旦那!行くよお前ら!』
『おうよ!』
『行くのかよ』
『『『ジェットストリームアタック!!!』』』
「プル、プルツー、マリーダ散開!敵がヒルダ達に気を取られてる隙に順次撃破してくれ!」
『わかった!』
『任せろお兄ちゃん』
『了解』
「さてと」
『お兄ちゃん』
「オレ達も行くか、ステラ」
『うん!』
『こらソウ!お前達ばかり活躍しやがって!』
『ランディ。今そんなことを言っている場合ではないだろ』
『そうです先輩。敵はまだこんなにいるんだから』
『うるせぇ!見てろ!こっから俺達チームドーベルマンが活躍する番だ!!!』
『こ、こらランディ!』
『ちょっ!先輩!』
ソウ達の活躍を僻みだしたランディは勢いよくブラスターを点火させ敵へ突っ込んでいった。チャンドラとパトリックも急いでランディを追いかける
「張り合ったって意味ないでしょうに」
『お兄ちゃんがこの世で一番』
「ありがとステラ。戦闘が終わったらいい子いい子してあげる」
『本当!?』
「約束」
『ありがとお兄ちゃん!ステラも頑張る!』
「そんじゃあ、行こう!」
『うん!』
プトレマイオス隊もチームドーベルマンもめまぐるしい活躍を見せる
『ソウ!!』
「ミリー?どうかした?」
『これ見て!』
モニターに表示されたのはレッド5だった。しかしその背には蒼く輝く翼のようなものが生えていた
「なんだありゃ!」
『わからない...でもレッド5のハーモニックレベルがとんでもない数値なの!』
「ということは...まさかアッシュに!?」
『心配無用だ』
「指令。あれはなんです...?」
『レッド5が真なる覚醒を果たした。以前のようにパイロットがアッシュに飲み込まれるのではなく、パイロットが完全にアッシュを乗りこなしたのだ』
「なるほど...。では、あれは大丈夫なんですね?」
『あぁ』
シモンはいつも通り冷静に。しかし力強く返答した
『あと少しでスターローズはゲートに到達する。それまで頼む』
「了解しました!プトレマイオス隊、前衛に出ている者はフルブラスト!!駆け巡れ!」
ソウを先頭にプトレマイオス隊は敵の間を縦横無尽に駆け巡った
『ゲートまであと100!』
『全艦後退!』
アマネの号令によりスターローズを護衛していた艦隊も徐々に退いていく
『うぉぉぉらぁぁぁ!!!』
『くらいやがれぇぇぇ!!!』
敵にはゲートへ突撃してくるスターローズを落とそうとする部隊と撤退する部隊に分かれ、迎撃部隊の隊長機をデュオが斬りつけブラック6が一斉射。大破させた
それから敵艦隊は続々とゲートの向こうに退却し始めた
「よし、オレ達もそろそろ退くよ」
『後退ルート送ります』
「ありがとフェルト」
『スターローズ激突まで10、9、8...』
『イズル!!』
『レッド5!!』
「ん?まさか!!」
『7、6、5...』
「くっ!」
後退中ソウは急速反転しゲートの方に向かった
『お兄ちゃん!?』
『ソウ!?』
『4、3、2、1...』
スターローズはゲートに激突し巨大な爆発を生んだ。そんな爆発に今だ交戦中のレッド5と敵機は巻き込まれ、そんな爆発の中にソウは自ら飛び込んだ
『イズル!!!』
『ソウ!!!』
『お兄ちゃん!!!』
ゲートは崩壊。作戦は成功。しかし彼らの安否は現状確認されず...