銀河機攻隊 マジェスティックプリンス 君は生き残ることができるか   作:てこの原理こそ最強

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#005

「お兄ちゃん!早く早く!」

 

「走ると危ないぞー」

 

先日の作戦を見事成功に終わらせたソウ達プトレマイオス隊は一時の休暇を得ることができたため、隊の全員でバカンスにプールへ来ていた

 

久々のバカンスにはしゃぐプルをソウは注意するもまったく聞いていない様子でそこら中を走り回っている

 

「プルを頼むなプルツー」

 

「いつものこととは言え大変な任務だよ。あれで姉なのだから困ったものだ」

 

「プルツーだってたまにはあれぐらいはしゃいでもいいんだぞ?」

 

「そういう性格じゃないの知ってて言ってるだろお兄ちゃん」

 

「うん、知ってた」

 

「お兄ちゃんはイジワルだ」

 

「ははっ、かわいい妹はからかいたくなるんだよ兄っていう生き物は」

 

「急に哲学チックに言っても私には通用しないぞ」

 

「あらま。ミリとかクリスならこれで誤魔化せるんだけど」

 

「...ほどほどにな」

 

そう話していると遠くからプルが手を振りながらプルツーを呼んでいるのが聞こえる

 

「行っといで」

 

「はぁ。後でお兄ちゃんも来てくれよ?」

 

「あぁ」

 

ソウがプルツー頭をポンポンと2回ほどバウンドさせると、プルツーは満足したのかゆっくりとプルの方に歩いていった

 

「ねぇソウ兄」

 

「ん?」

 

プルツーを見送ると今度はラフタとミリアリアがソウの元に歩み寄った

 

「ソウ兄は誰の水着が一番好みなのかな〜?」

 

「あーそれ私も気になる!」

 

ラフタはなかなかに際どい水着でその自慢の胸を寄せソウに魅せつけるように体を屈めて尋ねる。一緒にいるミリアリアもその答えは気になるようで身を乗り出して答えを待っている

 

「みんな似合っててかわいいと思うぞ?ラフタはちょっと露出しすぎかと思うけどな」

 

「そうかな?なに〜?ソウ兄は妹の体で欲情しちゃうの?」

 

「ちょっとラフタ!」

 

ラフタがソウを煽るようなことを言ったためソウは少しおしおきが必要と思いラフタの腰に手を回して抱き寄せた。そして耳元でこう呟く

 

「"ラフタの据え膳ならありがたくいただくけど?"」

 

「〜〜〜〜っ!!」

 

その呟きに形勢は逆転、ラフタは顔を真っ赤にしてなにも言えなくなってしまった

 

「まったく...よっと」

 

動かなくなったラフタをソウはお姫様抱っこし移動する

 

「いつの間にこんなませちゃったんだろうな」

 

「ソウが人気だから振り向かせるのにラフタなりに頑張ったんじゃないかな」

 

「それは嬉しいけどさ、でもこの水着姿はいかんなー。ホントにポロッといっちゃいそうだ」

 

「それは確かに...」

 

「ラフタが起きたら変えの水着選んでやってくれないか?ミリー。確かレンタルもあったはずだから」

 

「オッケー♪」

 

「それはそうと、ミリーのそれもよく似合ってるな」

 

「ありがと♪ラフタぐらい大きければなー」

 

「別に大きければいいってこともないだろ?」

 

「わかってないなーソウは。女心はそう簡単じゃないのよ」

 

「そうか。すまない」

 

「でも別にソウが愛してくれるなら別に気にしないんだけどね♪」

 

「それはもちろん。任せてくれ」

 

ソウとミリアリアが話しながらテントに着くとメイリン、ラクス、フェルトが楽しく談笑をしており、その横ではクリスとマリーダが隣同士で横になっていた

 

「ソウ。ラフタどうしたの?」

 

「ちょっとからかいすぎたみたいでな」

 

「どうせいつもみたいにラフタがお兄ちゃんいじって返り討ちにあったんでしょ?」

 

「まぁ遠からずだな」

 

ソウ達が帰ってきたためクリスとマリーダは起き上がって談笑していた3人に合流した。そしてダウンしているラフタを光の当たらない場所に寝かせた

 

「ラフタさん、大丈夫でしょうか...?」

 

「大丈夫だよメイリン。ラフタの自業自得」

 

「そういってやるなよクリス」

 

「そうだよ。それにクリスだってソウに耳元であんなこと言われたらラフタみたいになっちゃうって」

 

「ふふん!あたしを甘く見ないでよね!ラフタとは違うんだから!」

 

「言ったな?ソウ、やっておしまい!」

 

「あらほらさっさー」

 

ミリアリアにむちゃぶられるも結構ノリノリなソウ。どんどんとクリスに近づいていく

 

「え...ちょっ!お兄ちゃん...!」

 

「"かわいいなクリス。今からいただいてもいいか?"」

 

「はにゃ〜♡」

 

「おっと」

 

「はいクリスダウン!」

 

「お兄ちゃん...あたしなら、いいよ...♡」

 

「ダメ!クリス!」

 

「ちょっ、邪魔しないよでフェルト!」

 

「今のあなたは正常じゃない。兄さんも、安易に魅了しないで!!!」

 

「あ、あぁ...ごめんなフェルト」

 

「ソウには困ったものですわ」

 

「ダメですよソウさん」

 

「はい...」

 

焚き付けたのはミリアリアだけれども決行したのはソウのため普段温厚なラクスとメイリンにも怒られてしまい、その場に正座して縮こまってしまった

 

「戻ったぞ、ってなにがあったんだ...?」

 

そうしていると人数分の飲み物を持ったノイマンと付き添いに出てたティファが戻ってきた

 

「まぁ大体想像つくけど、ソウも反省してるんじゃないのか?」

 

「甘やかしたらダメノイ兄さん」

 

「反省してるからもう許してくれよ」

 

「ホントに?」

 

「そりゃあもう」

 

「へぇー...反省してる人がティファを膝に乗せて頭を撫でるんだー」

 

「はっ!いつの間に!?」

 

「ソウ、止めちゃダメ」

 

「承知!」

 

「ソウ!」

 

まだまだ説教は続きそうだったがプル達が戻ってきたためとティファがいるためそれ以上続くことはなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バカンスから帰って数日後。プトレマイオス隊に本部から伝達があった

 

「みんな聞いてくれ。司令本部より次の作戦が届いた」

 

ブリッジに集められた一同にソウは通達された次の作戦内容を説明した

 

「ケレスか」

 

「あぁ。その近くにある敵最前線基地を破壊する作戦らしい」

 

「私達としても結構大きな戦いになるね」

 

「これまで防戦一方だった地球側が初めて撃って出るんだ。この戦いは今後の戦いにも大きく関わってくるだろうさ」

 

「ま、俺達はいつも通りこの場所に帰るために頑張るだけだな」

 

「あぁ。今回は出し惜しみなし。ラフタ、ヒルダ、マーズ、ヘルベルト。前衛として相手を掻き乱してやれ」

 

「うーん!最近手応えない相手ばっかだったし、一発暴れますか♪」

 

「聞いたかい2人とも。旦那の仰だ」

 

「はいはい」

 

「っしゃ!」

 

「プル、プルツー、マリーダ。第二陣として前衛が開けた穴を広げてくれ。可能なら味方の援護を」

 

「わかった!」

 

「プルの制御よりも楽そうだ」

 

「そうだな」

 

「あー!2人ともひっどーい!」

 

「デュオ、お前に関しては自由だから。相手の寝首かき切ってやれ」

 

「おーよ!」

 

「ニール、ライルは相手の撃破よりも味方の援護や救助を優先して。敵との性能差も考えると被弾する見方は多そうだからね」

 

「まぁそうだろうな」

 

「ラビッツのスルガだっけか?どっちが本物のスナイパーかわからせてやるさ」

 

「ノイ兄、ラッセ。戦いがどのくらい続くのかわからない。砲撃よりもシールドの方にエネルギー重視で」

 

「了解」

 

「おう」

 

「ミリーとメイリンは味方陣営の監視を。崩れそうなところがあったり得体の知れない反応があれば随時報告」

 

「了解よ」

 

「わかりました」

 

「フェルト、クリスは戦況の報告と周囲警戒。特に今回はみんな出払うから周囲の警戒は厳によろしく」

 

「了解」

 

「うん、わかった」

 

「ここの守りはオレがやるよ。誰かが補給で戻ったときは交代するかもしれないけど」

 

「ソウ兄がいれば安心でしょ♪」

 

「頼むな」

 

「任せてくれ。それじゃケレスに向かおう。みんな頼りにしてるぜ」

 

『『了解!』』

 

プトレマイオスはケレスに進路を変え最大船速で向かった

 

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