銀河機攻隊 マジェスティックプリンス 君は生き残ることができるか   作:てこの原理こそ最強

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#009

「ほらミリアリア!早く早く!」

 

「ちょっとラフタ!待ってってば!」

 

ソウ達プトレマイオス隊はスターローズ内に所持している一等地で休暇を楽しんでいた

 

以前、とある基地をプトレマイオス隊の活躍で守った際にこの一等地を褒美として贈呈され、それ以来特にすることがなければここに集まって楽しんでいる

 

地上3階建ての中には小さなバーやカジノ、球技場やトレーニングルームなど必要なものは大体揃っており、外には特大プール付きの大きな庭までついている

 

各自荷物を置いて続々とプールに集まってきた

 

「ティファ、暑くないか?」

 

「大丈夫」

 

ソウも一応水着に着替えジャージを羽織った状態でプールサイドに設置されたデッキチェアに座って、膝の上にはティファが鎮座していた。日差しはパラソルで遮っているため直射日光を浴びる心配はないようだ

 

「ふん!ふん!」

 

「ラッセ、せっかくの休みなんだから今日はトレーニング休んでもいいんじゃない...?」

 

「1日でもサボってしまえば筋肉は衰えてしまう。もうこれは日課みたいなことものだから気にするな」

 

「そ、それなら別にいいんだけどさ...」

 

女性陣がプールを楽しむ中ラッセだけはプールサイドで片手の腕立てをしていた。なぜトレーニングルームを使わないのかは、日差しの下の方がより汗をかけるからだそうだ

 

「ねぇお兄ちゃん」

 

「どうした?クリス」

 

「ニールとライルは?」

 

「あの2人なら家族に顔を出すって」

 

「あー」

 

「特にニールは早く妹に会いたそうだったよ」

 

「妹さんにゾッコンだもんね」

 

「それだけカワイイんだろうね」

 

「そうだね。よし、私も泳いでこよ。フェルトも行こ?」

 

「え、うん」

 

クリスはフェルトを連れて既にプール内で楽しんでいるラフタとミリアリアに合流した。その横に目線を移すとラクスとメイリンが花壇に植えられた花を眺めながら談笑していた

 

「坊っちゃま、ティファお嬢様、お飲み物でございます」

 

「ありがとうございますマリアさん」

 

ソウとティファに飲み物を持ってきたのはメイド長のマリア。ソウ達が留守の間執事のセバスと共に家の管理を任されている

 

「マリアさん、坊っちゃまはもう止めません...?」

 

「あら、坊っちゃまがいくつになろうとわたくしの主人である以上は坊っちゃまですので」

 

「それはそうなんですけど、なんか恥ずかしくて」

 

「坊っちゃまはもっと堂々とすべきです。本来ならわたくし共メイドに敬語など必要ございませんと言うのに」

 

「それはいつもお世話になっているので。敬意を込めてこのままでいかせてください」

 

「それはもう何度もお伺いいたしました。そのお言葉だけで我々は明日も生きていけます」

 

「そんな大袈裟な」

 

ここでメイドをしている者の多くは夫が戦いで亡くなって仕事が手につかなかった者や孤児となった者が多い。メイド、執事、料理人、ここで働く全ての者がソウに感謝をしているのだ

 

「それはそうとマリアさん...」

 

「はい」

 

「その格好は一体...」

 

「?お気に召しませんでしたか?」

 

マリアは黒のビキニのに簡易的な腰に巻くようのエプロンをつけるだけの姿で立っていた

 

「いや、確かに格好は自由にしていいとは言ったけど...」

 

「坊っちゃまに喜んでいただくべくメイド一同総力を持って考え抜いた結果でございます」

 

「そ、そっか...」

 

見ると確かに他のメイドもマリアさんと同じような格好をしていた。ソウと目が合ったメイドはみんなして頬を赤らめ目線をそらした

 

「坊っちゃまはこのような格好はお嫌いでしたか?」

 

「いや別に嫌いとかではなく...普通の水着姿よりもマニアックと言いますか...」

 

「つまり、お嫌いではないと...?」

 

マリアは前屈みになりその豊満な胸を寄せて強調した。ソウはその胸に一瞬目をやられたがすぐそっぽを向いた

 

「まぁ、よく似合ってるとは思います。はい...」

 

「それはよかったです」

 

「ソーオーにーいー!」

 

マリアに気を取られてしまいラフタ達4人が戻ってきたことに気がつかなかった。4人は明らかに不機嫌である

 

「マリアさんがキレイなのはわかるけど、そんなタジタジにならなくてもいいじゃん!」

 

「いや別にそんなになってない」

 

「私らの水着見ても特に変わった様子はないのにさ!」

 

「ミリー達だってよく似合ってるよ」

 

「そんなとってつけた感じに言われてもねぇ〜」

 

「だって試着段階で見ちゃってるし。改めて言うのもなんだと思って」

 

「じゃあソウ兄は誰の水着が一番好み?」

 

「あ、それ気になる」

 

「また〜?」

 

ラフタ、ミリアリア、クリスはソウの答えに興味津々な様子だがフェルトだけは不安な表情を募らせている

 

「4人ともカワイイから一番ってのは決められないかな。ラフタは少し露出多いかなって思うけどやっぱり男はそういうの気になるし。ミリーは足につけてるフリルのやつで自然とその長い足に目が行く。クリスはスポーティな感じが近寄りやすさを感じていなって思ったし。フェルトは初めてピンクの水着でビックリして一番に目が行っちゃったよ」

 

4人ともまぁ一番が誰かという返答はないだろうと予想はしていたものの、まさか1人1人細かく褒めてくれるとは全く思っておらず照れてしまっている

 

「ソウ、私は?」

 

「ティファだって十分カワイイぞ」

 

「うん♪」

 

照れて何も言えなくなってしまった4人に対してティファはカワイイと言ってもらった上に頭を撫でてもらってご満悦のようだ

 

「あらあら」

 

そんな微笑ましい光景をマリアは見守っていた

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