問題児達と一緒に仮面ライダーの力を手に入れた俺が行くようだ   作:岬サナ

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サブタイが今回千景が変身するライダーです。

やはり戦闘シーンは難しいけど、それを書く楽しさが出てきますね。
いや、本当に大変だけど( ̄▽ ̄;)


勇気の竜

耀とグリフォンのギフトゲームは耀の勝利で終わった。

耀の持つギフトが"生命の目録"と称するレベルの名品だと分かったり、それを白夜叉が欲しがるも耀は拒否した。

 

「さて、次はおんしだな」

 

「あぁ」

 

そして耀のギフトゲームが終わり、次は千景と白夜叉とのギフトゲームである。

 

「だ、大丈夫でしょうか?」

 

黒ウサギは白夜叉と決闘する千景の心配をしていた。

 

「ヤハハ。無用な心配だろうぜ黒ウサギ」

 

十六夜は笑いながら黒ウサギに告げる。それを聞いた黒ウサギはムッ!?と十六夜に詰め寄る。

 

「何を言っておりますか!?相手は元とはいえ魔王だったのデスよ!」

 

「それでも、この喧嘩はアイツが了承したんだ。外野の俺たちがあれこれ言うのはお門違いだ」

 

黒ウサギは十六夜の正論に黙る他なかった。千景と白夜叉の当人2人が納得して決めた以上、ギフトゲームを止める算段は黒ウサギにはない。

 

「では始めようぞ!」

 

白夜叉が両手をパン!と叩くと千景と黒ウサギ達にギフトゲームの羊皮紙が目の前に現れる。

 

『ギフトゲーム名 "白夜叉との決闘"

 

 ・プレイヤー一覧

  高島 千景

 

 ・クリア条件

  白夜叉に勝利する。

 

 ・クリア方法

  白夜叉と決闘をし、打倒する。

 

 ・敗北条件

  降参もしくは死亡か、プレイヤーが上記の勝利条件を満たせなくなった場合。

 

 宣誓 上記を尊重し、誇りと御旗とホストマスターの名の下、ギフトゲームを開催します。

 

          "サウザンドアイズ"印』

 

千景は白夜叉とするギフトゲームの内容を確認した。同じく確認した黒ウサギの叫び声が聞こえてきた。

 

「な、な、な、何なんデス!これは!?」

 

「ヤハハ、まさしく決闘だな。相手が死亡するリスクもあるのか」

 

十六夜はこれだからここに来た甲斐があると言うように笑う。

 

「元魔王様の実力を拝見ね」

 

「そうだね」

 

飛鳥と耀もこれから始まるギフトゲームに傍観者として無関係な風に話していた。

そんな風に言っている3人に目掛けて黒ウサギはハリセンを振り上げる。

 

「何を言っているのですか御馬鹿様!?」

 

スパパパーン!!と3人の頭を一瞬の内にハリセンで叩いた黒ウサギはワー!ワー!と騒ぐ。

 

「黙ってろ黒ウサギ」

 

「「「「ッ!?」」」」

 

千景から聞こえてきた一声に先程まで騒いでいた黒ウサギだけでなく十六夜や飛鳥と耀さえも黙ってしまう。その圧に白夜叉はニヤリとする。

 

「よい気迫だ。いつでも来るがいい!」

 

両手を広げて初撃はくれてやるとでも言うような体勢だった。千景は今の内にやることを済ませておく。

 

《聖剣ソードライバー!!》

 

「聖剣?」

 

「また別のドライバーか」

 

黒ウサギは聖剣という単語に、十六夜は千景がまた別のドライバーを出したことに気が向いた。

 

「聖剣とは中々の物を持っておるの御主は」

 

「断言してやる」

 

千景は一冊のワンダーライドブックを取り出す。

 

《ブレイブドラゴン!》

 

「今のお前が相手なら俺に敗北はない」

 

ブレイブドラゴンのワンダーライドブックのページを千景は開く。

 

《かつて全てを滅ぼすほどの偉大な力を手にした神獣がいた》

 

開いたページを閉じて千景はドライバーへと差し込んだ。ソードライバーからの待機音が流れる。

 

「……変身」

 

《烈火抜刀!》

 

千景は火炎剣烈火を抜いた。

 

《ブレイブドラゴン!》

 

千景は烈火を✕になるように振るう。

 

《烈火一冊!》

 

千景の周りに赤い竜(ブレイブドラゴン)が現れて回り千景の右腕に纏い姿を変える。

そして、千景が振るった✕がセイバーの装甲を纏ったの仮面へと戻り、その姿が現れる。

 

《勇気の竜と火炎剣烈火が交わる時、真紅の剣が悪を貫く!》

 

次に千景が姿を見せた時には、その姿は──仮面ライダーセイバーへと変身していた。

 

「いくぞ」

 

「ふふふ。これは楽しめそうだの♪」

 

セイバーへと変身した千景を見て白夜叉は楽しそうに笑う。

 

ガキン!!ガキン!!パキン!?

 

「消えた!?」

 

「……速い」

 

その直後に2人の姿が消えたように飛鳥は見え音だけが聞こえる状態だった。耀はギフトの恩恵か見えたり見えなかったりとなっている。

 

「ヤハハ!スゲーな箱庭はよ!!」

 

「あの白夜叉様と!?」

 

この場で十六夜と黒ウサギの2人だけが千景と白夜叉の動きを目で追えていた。

 

「やるのぉ!」

 

白夜叉は千景から振るわれる火炎剣烈火を数度防ぐために使った鉄扇は真っ二つに折られていた。

ドガン!!と千景と白夜叉の互いの拳がぶつかり合う。

 

(さすがに速いし、強いな)

 

千景も烈火を白夜叉の頭部に並の相手ならば回避できない速度の斬撃を振るうも避けられる。

剣による攻撃以外にも空いた方の拳で殴りかかり蹴りも放つが決定打としては弱いと感じている。

 

パシンッ!ドスン!!

 

「クッ!?」

 

千景の聖剣を振るう腕を反らすも続けてきた膝蹴りを咄嗟に防御するも吹き飛ばされる白夜叉。

油断せずに距離を詰める千景も烈火を再びドライバーへと差し込み、トリガーを引き、

 

《必殺読破!》

 

「オラァァァ!!」

 

そのまま抜刀する。

 

《烈火抜刀!》

 

「いいぞ!」

 

白夜叉と吹き飛ばされても体勢を空中で整え、迎撃するためか拳が分かりやすく燃えていた。

 

《ドラゴン一冊斬り!ファイヤー!》

 

「ハァァ!!」

 

千景と白夜叉の技がぶつかり合い、巨大な爆発を引き起こした。辺り一面に大量の煙が発生し、十六夜達3人には観戦できない時間ができた。

 

「見えねーな」

 

「凄いわね。2人とも」

 

「うん」

 

「お二人とも現在もヤバイくらい戦ってますヨ!?」

 

「「「ん?」」」

 

黒ウサギの言葉に十六夜、飛鳥、耀の3人は黒ウサギの方に振り向いた。

 

「おい、黒ウサギ。お前あんなになってるのに見えるのか?」

 

「いえ、見えていませんが聞こえていますので」

 

「聞こえてる?」

 

「はい。黒ウサギの耳は現在審判をしてる状態なのでお二人の動きが聞こえているのデス!」

 

「只の残念ウサギじゃなかったのね」

 

「「全く、その通り」」

 

「失礼すぎますよ!この問題児様方!?」

 

黒ウサギはこの問題児達の息の合わさりように怒っていたが状況の変化を黒ウサギの耳は聞こえた。

 

 

       ドスン!!!

 

 

「ガハッ!?」

 

「ゲフッ!?」

 

黒ウサギが重々しい音を聞いた直後に煙から2つの塊が左右に転がるのを4人の視界に捉えた。

 

「ケホッケホッ!?……元とはいえ魔王を名乗るだけはあるな」

 

「ペッ……おんしこそ中々やるではないか」

 

千景は烈火を支えに荒い息を吐いていた。白夜叉も口から垂れる血を拭いながら溜まった血を吐き出していた。

互いに本当の意味での全力は出していないながらも激しい攻防によるダメージは両者に蓄積していた。

 

「今のままじゃ、かなりキツイな」

 

「私もここまで手傷を負ったのは久々だぞ!」

 

千景は火炎剣烈火をソードライバーに差し込んで戻し、新たにワンダーライドブックを2冊取り出しす。白夜叉も両手に白く燃える炎を顕現させる。

 

《ピーターファンタジスタ!》

 

《ニードルヘッジホッグ!》

 

「ほぅ。次は何を見せてくれるのだ」

 

「更に先の領域さ」

 

《とある大人にならない少年が繰り広げる夢と希望のストーリー》

 

《この弱肉強食の大自然で幾千もの針を纏い生き抜く獣がいる》

 

千景はドライバーに差してあるブレイブドラゴンのライドブックを閉じ、ニードルヘッジホッグとピーターファンタジスタを追加でドライバーに差し込んだ。

白夜叉も3冊に増えたことによる力の増加を感じ取っていた。

 

「ほぅ」

 

「……いくぞ」

 

《烈火抜刀!》

 

「今度は高島君の後ろに3冊出てきたわね」

 

「うん!」

 

飛鳥と耀が千景の更なる力の解放を肌で感じとった。

 

《3冊の本が重なりし時、聖なる剣に力がみなぎる!ワンダーライダー!》

 

右側だけにあった赤いドラゴンのアーマーに正面にヘッジホッグに左側に妖精の羽のようなものとフックが新たにセイバーの装甲に追加された。

 

《ドラゴン!ヘッジホッグ!ピーターファン!》

 

「あの野郎、やっぱ隠し球がありやがるな!やっぱ面白れぇ奴だな!」

 

十六夜はドライバーに差し込める場所が3つあったことに一目で気付いていた。

 

《3属性の力を宿した強靭な剣がここに降臨!》

 

千景は仮面ライダーセイバー、ドラゴンヘッジホッグピーターフォームへと変身した。

 

「さぁ、第2ラウンドだ!」

 

「望むところだ!小僧!」

 

白夜叉も千景の新たな変身した姿に興奮した様子を隠さずに千景の方へと距離を摘める。




一気に3冊使用までいきました!

次回で決着にしたいですね。……頑張ろう。
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