花を咲かせ、未来に繋ぐ [加筆修正中]   作:まんじゅう卍

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第11話 独りで

 樹海化が解除され、世界は現実へと戻る。

 友奈は命に関わる火傷、裂傷等々の怪我の為、即座に病院へ。

 幸斗も重症であったが、何をしても無駄だと大社もわかっているのか、この場に残るという幸斗の意見を尊重した。

 球子と杏の遺体は神官達によって布が被せられると、幸斗や若葉、千景には何も言わずに運び去ってしまった。

 その場に残されたのは三人のみ。

 構図としては幸斗は一人、若葉、千景の二人と睨み合う形で、ただ無言でその場に立っている。

 

「不知火さん…貴方は、何がしたいの?」

 

 沈黙を破ったのは千景だった。その表情はかなり険しい。仲間を失い、自身の心の支えである友奈を生きているとはいえ、幸斗によって斬られたのだから当然のことのように思える。

 

「やる気はなかった」

 

「っ!だったら…!」

 

 千景が一歩前に出る。今にも幸斗に掴みかからんという勢いだった。

 

「やめろ、千景」

 

 若葉は千景の前に手を出してそれを静止させた。

 

「…すまない幸斗。私も今は冷静ではない。少し落ち着かせてくれ」

 

「わかった。なら、先に戻る」

 

 幸斗は若葉と千景に背を向けてその場を後にした。

 別れ際に若葉の方を見ると、若葉は唇を強く噛み締め、その表情には二人を助けられなかった悔しさや、不甲斐なさ、やるせなさが込められていた。幸斗はその表情を見ていられなかった。

 それから幸斗は自分の手のひらを見ながら、足をゆっくりと前に進める。

 

『大丈夫か?』

 

 頭の中に声が響く。

 

「大丈夫なわけないだろ」

 

 何しろ仲間を一瞬でも殺しかけたのだ。自らの手で。

 よくよく考えてみればあの時、友奈の勇者システムは停止した。結果論だが、あの時、ただ避けてさえいれば良かったのではないか。であれば、傷つけることもなかった。

 

『あれはワタシの失態だ。出させる武器を間違えさせてしまった。鬼となった彼女に対悪鬼兵装はね……』

 

「なんかお前神にしては人間臭いな。人は脆いって事覚えておいてくれよ」

 

 そう。人は脆い。肉体的なものもそうだが、精神的なものでもそうだ。

だから杏と球子は命を失い、俺は完全に意識を飲み込まれていた。

 

「そう言えば、あの呪いってどうなるんだ?」

 

 俺は自分の心臓の辺りを見る。痣はしっかりと残っていた。窓ガラスで確認しても顔の辺りにまで侵食が進んでいて、それが治る気配は何処にもない。

 

『呪いが消えることはない。寧ろその呪いはアヤツが仕掛けた時限爆弾だならな。自分と契約を切らないよう、一方的に縛り続け、契約を破棄した瞬間、その身体を激痛で包む』

 

 その解説に幸斗は首を傾げる。

 

「でも、今そんなに辛くないんだけど?」

 

『それはワタシが半分以上呪いを肩代わりしてやっておるからな。生憎こっちは痛くて痛くて堪らん。あと、普通に君の神経系統がバグってるだけだよ。君じゃなかったら間違いなく失神してる』

 

「褒められてる気しないなあ」

 

『褒めてなどおらん。こちらとしては君がいつ倒れてもおかしくないことにヒヤヒヤしている』

 

 いかんせんワタシは君の寿命も知っているからな。と最後に付け加えた。都合よく別の神と契約したからと言っても体がもとに戻るわけではないようだ。

 

「……若葉とも仲が悪くなってしまったし、千景に会うたびに肩身が狭いと思うと何だかなあ……」

 

 この二週間近くの間に関係性は悪化の一途を辿っている。最早、手遅れなのではなかろうか。距離を取ってしまったのも今回の事態も完全にこちらが悪いとは言え謝って済む問題でもない。

 

『ならば、単独行動でもしてみればいいじゃないか』

 

「急に何を言い出したかと思えば。無理に決まってるだろ。俺は『守り人』だ。勇者を守る事がお役目なのに、あいつらを無視しろと?」

 

 それは決してしてはならない事のように思えた。それをしてしまえば、楽なのかもしれない。けれど、その代わりに失うものも多くなる。だが、その心配すら次の一言で打ち砕かれた。

 

『言っておくが、精霊の影響云々に関わらず、乃木若葉はお前のことを信頼していない』

 

「は?」

 

 幸斗は脳内から自分に語りかけてくる声を疑った。そんなはずはない。と。自分はうまくやっていたはずだ。と。

 

『何より今回の一件は大きいだろう。……こればかりはワタシの責任でもあるのだが』

 

 そう言われて、幸斗は自分と若葉との間の会話や、行動を振り返ってみた。だが、どれだけ過去を振り返ってみても、そんな様子は一切見せていない。

 

「嘘だよな。嘘だと言ってくれよ」

 

『そうだな。せめてもの慰めで言うのであれば、これはワタシの見た印象だという事だ。主観と客観は違うとよく言うからな。ヒントもついでに言っておこう。二週間前の事を思い出せばいい。あの時は君が金屋子神と擬似精霊にやられていたから記憶が曖昧だと思うが』

 

 そう言われて再び記憶を辿る。ようやく思い当たるものがあった。病院で胸ぐらを掴まれた時だろうか。それが該当するのならば、間違いなくそれだろう。

 

『不知火幸斗。一応分かっているとは思うが言っておく。お前はおかしい。誰がどう見てもな。乃木若葉と言えど人の子。誰かを死なせるのは決してしたくない。だが、お前は死をひたすらに望み続けた。ここまで言って気づかない君ではあるまい』

 

 幸斗は黙るしかなかった。それと同時に自分が乃木若葉という人間を見誤っていたことにも気がついた。

 若葉は強い。精神面でも、肉体的な面でも。だからと言って、目の前で誰かが居なくなるのを許容できる訳もない。だからこそ、先程の表情なのだろう。

 そして、あまりにも異常に自分の命を張り続ける幸斗に若葉は最初から幸斗の事を信頼などしなかった。

 ただ、そうなると何故友奈にはあそこまでの信頼を置いているのか。

 考えてたどり着いた結論は何度も言っているが、幸斗と友奈が似て非なるものだからなのだろう。

 友奈は誰かが傷つくのならば自分が。幸斗の場合はとにかく自分が死ぬ事を一心に考えている。自己犠牲と独善的な死。よくよく考えれば似て非なるどころではない。幸斗は『守り人』として勇者達を守るという大義名分を作って自分の死を自己犠牲に見せかけて、綺麗なものにしようとしているだけだった。

 そして、自分と似ていると思っていた若葉ですら、杏や球子。千景や友奈のお陰で変わった。きっと、以前の復讐に燃えた若葉ままであれば比較的、信頼されていなかったとしても上手くはやれただろう。

 だが、幸斗は若葉が変わる事を望んだ。それは、同時に若葉と幸斗のすれ違いを加速させるものになるなってしまうとは何という皮肉だろう。

 

「……いや、若葉が許せないのはそういうことじゃないな」

 

 ああ。もとより信頼などされる訳がない。

 もう、先程気づいたじゃないか。何で自分の死の大義名分に他人を巻き込んでいるんだ。

 丸亀城へと戻りながら、幸斗は自分のあまりにも悍ましい魂胆を見た。逃げだということはわかっていた。けれど、気づいて仕舞えばそれは悪夢に程近かった。もしかしたら、あのまま金屋子神と親友の剣に取り憑かれたまま自分のやっている事に酔えていれば良かったのかもしれない。

 自分は正しいと。そう思えていればどれだけ良かっただろうか。

 

「すまん。若葉…。友奈…。千景…。球子…。杏…。っ!!」

 

 今までとは別の感情が急激に湧き上がり、幸斗は自分が怖くなった。

 幸斗はこの日、一度丸亀城に戻ると友奈に詫びの手紙だけを書いて、深夜人知れず外に出た。

 その日から、不知火幸斗は丸亀城から姿を消した。

 

 

「何処にもいないのか。あの馬鹿は!」

 

「落ち着いてください、若葉ちゃん。焦っても何もいい事はありません。大社の人も探してくださっています。もう少し待ちましょう」

 

 ひなたは何とか怒り浸透の若葉を抑える。次の日の朝、丸亀城は混乱に包まれていた。何より、前日の戦闘で勇者二人が亡くなった上に、加えて不知火幸斗の失踪。畳み掛けるように襲いくる出来事に大社も処理が追いついていないようだった。

 しかも、若葉はそのせいで球子と杏の死を弔う暇すらない。怒りは当然のものだった。

 

「私たちは大衆の前にも出てる。他の一般人に捜査協力を依頼すれば…!」

 

「…それだと大社は勇者の死を公開しなければならなく可能性があります。それは極力避けたいでしょう。それに、幸斗さんは一度も表舞台に出てきた事はありません……」

 

「っ!!」

 

 若葉はそうだった。と頭を抱えた。もう、今の自分に成せることは何もないのだろうかと必死に頭をフル回転させる。それでも妙案は出てこない。結局、この日限りで不知火幸斗は発見できず、しばらくの間捜索が行われる事になった。

 その間に亡くなった勇者二人の葬儀が執り行われた。二人をここまで導いた巫女、安芸真鈴は二人の遺体を見ながら涙を流した。

 四月も中頃に入った。千景もしばらく丸亀城には来ず、寮に閉じこもっている。

 ーーーーーー敵は来ない。

 

 

「花見、できなかったな」

 

 若葉は一人丸亀城の桜の花を見ながら呟いた。

 花は散る。

 そして、時は流れていく。

 

 

 

 

 五月に入ると友奈も退院し、体調はまだ芳しくなさそうだが、千景も何とか登校するようになってきた。不知火幸斗はまだ見つからない。

 

「賑やかだったのに。なんだか寂しいね」

 

 友奈がぽつりと呟く。以前まで明るかった教室は自然と静かになっており、暗い雰囲気に包まれていた。

 

「幸斗くん、どこ行っちゃったのかなあ」

 

 友奈の呟きに若葉は厳しい言葉を投げる。

 

「逃げた人間など気にする暇などない。いつ敵が来てもおかしくないんだ。私たちはそちらに集中しよう」

 

 全ては四国を守るため。今度こそ、誰も死なせない。と若葉は握り拳を作り再度決意する。

 その言葉を聞きながら千景は次第に体調が悪くなっていく感覚を受けた。

 

(戦うことのできない私には価値がない……。またあんな敵がくると思うと怖い。逃げ出したい。でも、ここで逃げたら私の存在価値は本当に無くなってしまう。高嶋さんにも見てもらえなくなる。それだけは絶対に嫌!!)

 

 千景はただその一心でここまで来た。既に球子と杏の死によって心はひび割れており、崩れかけている。

 どうして耐えられているのか。それはひとえに友奈の存在が大きい。

 少し前、千景は入院する友奈を見舞った。その際に、友奈に勇気を与えられ、何とか自分を保っている。

 それでも、嫌な考えが頭を離れることはない。

 時は流れ続けるーーーーーーーー。

 

 敵も訪れることはなく、表面上は穏やかに時が過ぎていった。

 そんな中、勇者たちに大橋に形成されつつあるバーテックスを打てという命令が下った。

 

「珍しいね。今までは攻めてきたバーテックスだけを迎撃しろって感じだったのに」

 

「大社の方針が変わったのだろうか…。とりあえず行こう」

 

 若葉たち伝えられた目的地にたどり着く。場所は大橋の壁付近。そこにバーテックスがいるらしい。大社も把握しきれていないのか、詳細は謎のままだった。そもそも、壁付近にいるのならば姿が見えてもおかしくない。だが、その姿は見上げても、見下げても見えることはない。

 

「???」

 

 若葉たちは不思議に思いながらも大橋を渡る。そして、外に出た。

 

「ーーーー!?」

 

 その瞬間、異様なものが若葉の目に映った。

 壁のすぐ間際。大橋と壁との境界。そこに、前回のさそり座を上回る大きさのバーテックスが聳え立っていた。まだ完成していないのか、小さな星屑たちが融合を繰り返している。

 そもそも、これだけ巨大ならば壁の内側から見えてしまう。だが、壁の内側からはその姿は一切確認できていない。

 

「隠されているのか!?」

 

 これも結界のおかげなのか、内側からは何でことのない平和な光景が映し出されている。

 天空症というバーテックス由来の精神的な病もある。

 神樹は人類のためにこのように結界を貼り、守ってくれているのだろう。だが、それと同時に隠蔽される事実が多くなっている。

 

「今は結界よりも、あのバーテックスを殺すことが優先よ」

 

 若葉は千景の言葉で我を取り戻した。千景の言う通り、このバーテックスを未完成のうちに排除しなければ不味い。それは本能でわかった。若葉は決心して、精霊である義経を見に纏う。千景も七人御崎をその身に宿す。友奈もその身に精霊を宿そうとした。

 

「待て!友奈が切り札を使うのは危険だ。ここは私たちに任せてくれ」

 

「そうよ。高嶋さんは、ここで待ってて」

 

 入院中の痛々しい腕を若葉は、千景は思い起こす。

 もしかしたら友奈は無理をしてこの戦いに参加してるのではないだろうか。と千景は不安になった。友奈の性格ならば、しかねない事である。

 

「……うん。わかった」

 

 友奈は小さく頷く。

 それを確認すると若葉と千景は同時に巨大バーテックスへと斬り込んだ。様々な思いを抱え込みながら若葉は刀を振るう。

 

「はあああああああああああああ!!」

 

 しかし、身体強化がされた今ですら、この巨大バーテックスには傷一つつけられない。

 

「予想はしていたが!」

 

 こいつらは前回のさそり座を含め、耐久力が尋常ではない。

 若葉は近くにいる星屑を足場にして、八艘跳びを繰り返し、跳躍の速度を上げる。速度を上げ、威力を上げる。常人では目で追うことは不可能な速度となった若葉は、その勢いに任せて数百の斬撃を加えた。しかし、当然のように効果はなかった。

 千景も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も斬撃を入れる。それでも効果は見られない。傷ひとつつけられない。

 勇者たちが攻撃を開始して数分経った頃、巨大バーテックスがゆっくりとその巨体を若葉と千景の方へと向ける。

 

「!?」

 

 本能で危険を察知した若葉は巨大バーテックスから距離を取った。

 すると巨大バーテックスは元々若葉がいた地点に向けて火球を発射した。攻撃を仕掛けようと飛び掛かっていた千景は七人のうち、六人が火球に飲み込まれて消滅した。

 そして、その火球は若葉たちがいたところから遥か遠く、本州の陸地に衝突した。轟音が鳴り響く。その音は若葉たちの耳にも入った。

 若葉と千景はその攻撃に唖然となった。奇跡的に今は本州に衝突した。だが、一歩間違えていれば四国は一部消え去っていた。その事実が、若葉を震え上がらせた。何より恐ろしいのは、これがまだ未完成なことである。完成したらどうなるか。想像などしたくない。

 

「……若葉ちゃん。郡ちゃん。やっぱり使うよ。酒呑童子を」

 

 覚悟のこもった声で友奈が言う。

 

「友奈!」

 

「高嶋さん……!」

 

 二人の静止を無視して、友奈は身体に意識を集中させる。

 

「誰かが傷つくくらいなら。もう二度と、大切な人を失わないように!アンちゃんとタマちゃんの死を無駄にしたくない!」

 

 若葉は息を呑んだ。凄まじい威圧感が、友奈を取り囲んでいる。

 

「う、ああああ……!」

 

 だが、友奈の顔が苦痛に歪む。前回の時みたく、スムーズに変身が起こらない。

 

「待て!友奈、これ以上は」

 

「無理じゃ……ない!!」

 

 まだ精霊による変身も中途半端なまま、友奈は地を蹴った。砲弾の如く巨大バーテックスに突っ込む。巨大バーテックスを守ろうと星屑たちが友奈の正面に立つが、紙切れのように打ち砕いた。やはり、酒呑童子は全ての精霊の中で群を抜いていた。

 しかし、それは身体への負担も大きい。

 

「勇者、パーーーンチ!!」

 

 限界の力を振り絞った友奈の拳が巨大バーテックスを打ち砕くことはなかった。拳が届く前に友奈は大量の血を口から吐き出す。

 

「あ、ぐ……!」

 

 やはり友奈の身体は万全ではなかった。友奈はそのまま体勢を崩し、海へと落ちていく。

 

「友奈あああああああ!」

 

「高嶋さーーーーーん!!」

 

 友奈を呼ぶ若葉と千景の声が瀬戸内海に響いた。バーテックス達はその気を逃さなかった。反撃とばかりに次々と若葉と千景に襲いかかる。

 

「早く、高嶋さんを、回収しないといけないのに……!」

 

「千景!友奈を助けに行ってくれ!ここは私が!!」

 

 若葉は必死に刀を振り続ける。千景も友奈を助けに行きたいが周りを完全に包囲されてしまっていた。

 このままだと全滅する。若葉も千景も一瞬、死を覚悟した。だが、次の瞬間。あたりのバーテックスが突然光となって消滅した。

 

「っ!なんだ!?」

 

「わからない。けれど、今しかない。乃木さん、高嶋さんを…!」

 

「あ、ああ。急ごう」

 

 若葉と千景は、友奈を救出すると全力で四国の地まで後退した。去り際、若葉は見たことのある背中を視界に捉えた。だが今は友奈を病院へと運ぶことを優先したのだった。

 

 

 独り、大橋に立つ人物。

 その人物は若葉と千景、友奈が四国本土へと戻っていく背を見ながらため息をついた。

 

『無視すればよかったものを。相変わらず人が良すぎる』

 

 脳内から語りかけてくる声。その声はどこか呆れまじりだった。

 

「……流石に助ける。少なくとも、千景と友奈は仲間だから」

 

『乃木若葉はどうなんだ?』

 

「…………俺は仲間だと思ってるよ。けど、若葉には合わせる顔がない」

 

『そうか』

 

「それにしても、八握剣だっけ。強いな。これ」

 

 話題を変えようと、敵を一瞬にして消し去った剣を握りながら呟く。

 生憎、巨大バーテックスまではやりきれなかったが、勇者達が必死に攻撃し続けた以上の打撃は入った。

 

『もれなく神器だからな。契約、忘れてもらっては困るぜ?』

 

「わかってるよ。俺の寿命が尽きた後、お前にこの身体の構造を貸せばいいんだろ?それより、ちょくちょく変わるお前の言葉遣い、どうにかならないのか?」

 

『ついでに言っておくと、君が神器を使えるのはワタシがその時だけ君の魂を乗っ取ってる状態だから気をつけてな。というか、もうほぼ一緒なのだが。あと、言葉遣いに関してはどうにもならん。気分だ』

 

「そうか」

 

 長い間、姿をくらましていた不知火幸斗は遂に瀬戸大橋にその姿を見せ、独り若葉たちの背を見ながらその場に立ち尽くしていた。

 

 

 

 




このシリーズ、乃木関連の方々と対立させてしまってますが、それはストーリー上仕方ない事なのですみません。神世紀と関連を持たせるために必要なのです……。
ちなみに筆者が一番好きなキャラは乃木園子です。めっちゃ好き。
次の更新はいつになるかわかりませんが、気楽に待っていただけると嬉しいです。
感想、評価等々是非お願いします。すっごいモチベに繋がります。
それでは
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