ポケットモンスターレジェンド ~最強博士と宝石姫~ 作:ヒイラギ。
俺とヒカリはシシの高台と呼ばれる場所に来ていた。
セキからここに来るように言われたのだ。
途中コロボーシを5体、イシツブテを4体程捕まえ、ヒノアラシ達のレベルも皆10レベルまで上がった。
「よぉ、やっと来たか。」
セキが微笑んで言った。
セキの隣には知らない黒髪の女の子がいた。
コンゴウ団の服を着ているからコンゴウ団のメンバーなのだろう。
足元にはゴンベがいた。
彼女のポケモンの様だ。
「私はヨネ。コンゴウ団のキャプテンです。」
黒髪の女の子が言った。
コンゴウ団のキャプテンか。
今回のバサギリの件と関係はあるのだろうか?
「ま、あれだ。お前の実力を確かめようと思ってな。
そこを見てみな。」
そう言ってセキが指差す先には赤い目をしたコロトックがいた。
あれがオヤブンポケモンなのだろう。
普通のコロトックより体も一回り大きく、気性も荒らそうだ。
「まずはあれを倒してみな。話はそれからだ。」
セキが言った。
コロトックならヒノアラシが有利だろう。
「ヒノアラシ、頼んだ!」
ヒノアラシを繰り出すとコロトックがこちらを見て雄叫びを上げる。
やはり、強そうなポケモンだ。
「ヒノアラシ、ひのこだ!」
「ヒノっ!」
効果は抜群だ。
だが、効いているのか怪しい感じもする。
「さすがはオヤブンポケモンですわね。ヒノアラシだけでは少し大変かもしれませんわ。」
ディアが言った。
確かにな。
ヒノアラシはひのことつばめがえしが抜群をとれる。
が、攻撃が低めのヒノアラシではつばめがえしも良いダメージにはならなそうだ。
そうなるとひのこしかないから少し火力不足を感じるな。
「ヒノアラシ、一旦下がってくれ!ディア、行けるか?」
「お任せ下さいませ。
ただ、私1人と言うのも流石にキツいですわ。」
ディアがそう言いながら前に出る。
「あぁ、タイミングを見てヒノアラシと入れ換える。
ディア、ステルスロックだ。」
「お任せ下さいませ。舞え、岩達よ!」
ディアの声で周りの岩が浮き上がりコロトックを囲むと透明になりコロトックに突き刺さる。
効果は抜群だ。
「ディア、もう一度ステルスロック!」
「かしこまりましたわ!舞え、岩達よ!」
ディアの2度目のステルスロックが直撃しコロトックが膝をついた。
「ディア、下がってくれ。任せたぞ、ヒノアラシ!ひのこだ!」
ディアを下げてヒノアラシを繰り出してひのこでトドメをさす。
コロトックを倒した。
オヤブンだけあって普通のコロトックより強かったな。
「実力は確かみたいだな。ヨネ。」
「うん。ポケモン達を回復するね。」
ヨネがそう言ってヒノアラシとディアにきずぐすりを使ってくれた。
「さて、ここからが本題だよ。
私とバトルして。勝てたら君達にとって利益になることしてあげるから。」
「わかった。ヒノアラシ、行くぞ!」
俺がヒノアラシを繰り出す。
「うん、それじゃあ行こうか。ゴンベ!」
ヨネがそう言うと足元にいたゴンベが前に出る。
「ヒノアラシ、ひのこだ!」
「ゴンベ、たいあたり!」
やはりゴンベは耐久が高いな。
だが、その分素早さは低いはずだ。
「ヒノアラシ、えんまく!」
「ヒノっ!」
ヒノアラシが足元にえんまくを撒き散らす。
煙でゴンベとヒノアラシの姿が隠れた。
「ヒノアラシ、ひのこ!」
「ゴンベ、ひのこが来た方にたいあたり!」
「ヒノ!」
「ゴンゴンっ!」
ヒノアラシのひのこを受けて怯まずたいあたりをしてくる。
「ヒノっ!」
「ヒノアラシ、戻れ!行くぞ、ブイゼル!」
「ブイブイ!」
「ブイゼル、アクアジェットだ!」
「ブイッ!」
ヒノアラシを戻してブイゼルを繰り出す。
そしてすぐにアクアジェットで対抗するがやはり、ダメージは少ない様に思える。
「中々やるね、けどまだまだかな!」
「流石はゴンベか。
固いな。ブイゼル、アクアジェットだ!」
2度目のアクアジェットだがゴンベはそれをしっかりと受け止めた。
「ふふっ、行くよ!ゴンベ、たいあたり!」
「ブイゼル、アクアジェットで応戦だ!」
たいあたりとアクアジェットがぶつかり合う。
力的には互角だが防御力を考えるとこちらの方がダメージは大きいな。
だが、ゴンベには蓄積されたダメージがある。
そのお陰でなんとかゴンベをひんしまで持っていった。
「流石だね。
じゃあ、これでどうかな?」
そう言ってヨネは白い縦笛を吹いた。
すると、岩山の上に白いオドシシが現れる。
「アヤシシ様。私がお世話するキングだよ。」
ヨネがそう言って微笑んだ。