ポケットモンスターレジェンド ~最強博士と宝石姫~ 作:ヒイラギ。
次の日。
俺とディアはヒカリに呼ばれてギンガ団の建物へと来ていた。
「シマボシ隊長、ヒイラギを連れてきました。」
「入れ。」
ヒカリが言うと昨日も聞いた厳格な女性の声がする。
中に入るとシマボシ隊長が椅子から立って執務机の前に来た。
「黒耀の原野でビッパ、ムックル、コリンクの3体を捕まえろ。
昨日3体捕まえたと言う話が本当なら出来るな?」
「ビッパ、ムックル、コリンクの3体ですね?わかりました。
モンスターボールは支給して頂けますか?
申し訳ありませんがモンスターボールを持っていない物でして。」
俺が言った。
「支給する。
ヒカリ、試験の監督を頼む。
ボールは・・・」
「それなら私の出番ですね。
まず、ボールはこちらです。」
そう言ってラベン博士がモンスターボールを20個程くれた。
「あの、ヒイラギ博士?
私、言いづらい事がございまして・・・」
ディアが気まずそうに口を開く。
どうしたのだろうか?
「実は、私レベルが5になっておりまして。
技もようせいのかぜとステルスロックしか覚えておりませんの。」
マジか。
ぶっちゃけ今の俺はディア以外の手持ちが居ない。
ディアなら簡単だろうが元々ディアはバトルが好きじゃない。
戦力差が無いバトルではディアもキツいだろうな。
「それでしたら、こちらの3体から1体お選びください。
調査にはバトルも必要ですから。」
そう言って昨日捕まえた3体をラベン博士が出した。
「ありがとうございます。
それでは、ヒノアラシを。」
俺がそう言ってヒノアラシの頭を撫でてやる。
ヒノアラシは嬉しそうに背中から炎を吹き出した。
「威勢が良い奴だな。よろしくな。ヒノアラシ。」
「よろしくお願い致しますね。」
俺はヒノアラシを抱き上げて博士から貰ったヒノアラシのボールにヒノアラシを戻す。
「さて、それでは俺は早速試験に向かいます。」
「あ、私も行きます!」
俺が言うとヒカリが慌てて走り出す。
「黒耀の原野はすぐ近くに広がる平原です。
ポケモンが沢山居てムラの人もあまり行かない場所ですね。
行くのはギンガ団位です。
捕獲の仕方は知ってるみたいですし、ポケモン達の特徴でも教えますね。
ビッパは普通に捕まると思うのですけど他の2体は少し厄介で。
まず、ムックルは臆病だから近付くと逃げてしまうんです。
草むらとかに隠れながら近付いてボールを投げると良いです。
コリンクは気性が荒くてバトルしないとゲット出来ません。
早速ヒノアラシの出番ですね!
とまぁ、ゲットするポケモンはこんな感じです。」
ヒカリが教えてくれた。
うん、やはりシンオウ地方の3体となんら変わらなそうだ。
生態系もやはり変わらないのだろうか。
地図を見た限り黒耀の原野はハクタイシティ、クロガネシティ、マサゴタウンの辺りだろうか。
それならそこから推測して生息しているポケモンも調べられる。
これでもポケモン博士だ。
シンオウ地方の生態系もある程度は把握している。
生息地が変わらないのなら探しやすいが。