FGO DLC実績『鬼血の継承者』獲得   作:秋の自由研究

101 / 373
第四十六章

 いざ竜の都、はーじまーるよー。

 

 前回は、無数に押し寄せたカラクリども相手に押し通り、新たなエリアに移動した方からの、続きです。藤丸君チームが居ない代わりに、そのチームと同数の味方が一緒にいてくれるって言うのが大変ありがたいですねぇ。お陰で無事に突破できたという物です。

 さて、ここまでで一切前回と変わらないスタイルを突き通して参りましたが……ここら辺で、取っておいた新規青得がそろそろ仕事して来ると思われます。

 

 覚醒した時の火力に全てを振っているのが基本でしたが、結局の所、その火力を生かすにしろ、その相手の防備を突破する為の一手が必要な訳です。んで、それをどうにかする為のスキルを、取り敢えず持ってきました。

イアソンとのやり取りで、今の所、まぁ戦闘向きじゃないサーヴァント相手であれば何とか大打撃を叩き込めるレベルの出力は確保出来ている事は確認できたので、漸くこういう便利系のスキルが取れるようになって来ました。

 

『さぁて、君達――ここ、竜の都の特徴、という物を教えてあげよう』

 

 んでそれをこの竜の都で試していきたいと思うのですが……さて、早速出て参りましたね。この竜の都の主力エネミーである――

 

『アレはもしや……ワイバーンですか』

『そうとも。ここは、竜種足り得ないがしかしながら屈強であるのは間違いない亜竜飛び交う、この特異点でも一番平和なエリアなのさ』

 

 そう、第一特異点、および第三特異点ではお世話になった飛翔する竜モドキ。彼らがまるで当然のように空を飛んでおります。まるで放牧されているかのようでいやー和んだりしちゃいそうに……ならねぇなぁ! 鱗と牙と羽が和むにはゴツイ!

 という事でカチコチワイバーン君放牧地帯が、この特異点において危険地帯を抜けた次のエリアとかいう。

 

 そんなもんが飛び交ってる場所が一番平和とかこの特異点頭おかしい……(困惑) 言ってる事が全て矛盾に溢れてて笑うしかありません。

 しかしながら、キチンとそれにも理由という物が存在します。

 

『あのワイバーンは統率者も居なければ襲う相手も存在しない。正に野生動物。野生動物というのは、何の理由もなく敵意無く襲い掛かってくる存在じゃない。ここは彼らを刺激しなければ、本当に平和なエリアだ』

 

 と言う事で、敵の能力は脅威ですが、しかしながら何かしてくるわけでも無いって言う実際マジで平和なエリア。それが竜の都、でございます。

 まぁこっちは此処へ一旦避難して来ただけなので、此処の彼らとドンパチする理由は一切ないな! ヨシ!!(安易な結論)

 

 まぁ万が一が起こるのが特異点ですので。それが起こるまではまぁドンと備えて胸を張りながらゲームをプレイしましょうか。

 

『さて、漸く落ち着いた所で……ここで、改めて説明をするとしようじゃないか。この特異点、私達が調べた多くの情報を――さて、何から聞きたい?』

 

 全部だよぉ!!(強欲で強欲な壺)

 それは置いておくとして。さて、ようやく落ち着ける場所に着いた、という事でライネスちゃんからいろいろな事が聞けるようです。まぁとはいえあんまり長々映像垂れ流すのもアレなので、再び簡潔に。

 

 この特異点は四つのエリア♂によって構築されている、というのは前に説明した通りではありますが、さてそれぞれの特徴を説明しきれたかと言えばそうでもなく。

 で、もっと危険なエリア『霧の都』、最も安全なエリアとの触れ込みの『竜の都』、そして『紅の都』と、『海の都』の三つでございます。

 ライネスさん曰く、『紅の都』はこの特異点で唯一まともな人間が住んでいる場所、『海の都』は、都とは到底呼べないエリアなのですが、一応は四つのエリアの内の一つなので都で呼称を統一している、とのことで。

 

『人が住んでいる場所が、安全な場所ではないのですか?』

『いいや、そうでもないさ。あそこの狂信者共は、ここのワイバーン達なんかよりよっぽどたちが悪いからね。とはいえ、口で説明するよりなんとやら、残りは現地に着いてからという事で』

 

 もーそんな風に、意地悪そうな顔で焦らしちゃってぇ。ライネスちゃんったらこの危機的状況下でもお茶目さん! さっさと特異点について説明しろ、やくめでしょ(正負の表裏一体)

 しかしながらそんな役目は彼女には存在しないし情報を提供してもらうのはこちらなので提供してもらうタイミングを選べないのは致し方ないのですが。

 

 とはいえ、この特異点の大まかな様子は、ようやく明らかになってきました。

 先ず入り口にして最も難関なエリア、『霧の都』。ただ全力で今逃げ出して来てしまった場所でもあります。

 で、そこから逃げ出してきたこの最も安全な『竜の都』、『紅の都』、『海の都』が霧の都を囲むように存在しており、それぞれ大きく様子が違う、と。

 

『さて、これでこの世界の形は理解できたと思うのだけれども。問題はここから』

 

 さて、皆さま、ここまで来て一つ、不思議に思ったかもしれませんが……こういう特異点とかいうのは、それぞれのエリアに支配者だとか管理者、とかが居たりして、この特異点を管理してる、っていうのが定石だったり、現地民が物凄い抵抗していたり、っていうのが基本だと思うのですけれども。

 

『奇妙だと思わないかい? あまりにも様子の違い過ぎる霧と竜のエリア、こんな地形は一体世界の何処にあるのやら……』

『言われてみれば』

『さてその正解だが。何処にもない、というのが正しい。仮説にはなるが、ここはそもそも何処にも存在しない場所なのだと思われる。さらに、ここでこの人が苦しんでいる、こいつがこの世界の異分子である……という明確な存在が居ない事も確認済み』

 

 この世界にはなにもねぇ!! 敵もねぇ、被害者も居ねぇ、そもそもここが何処かもわからねぇ! なんというめちゃくちゃな話でしょうか……!

 この特異点の最大の特徴は『特異点たる要素が全く存在しない』という事。人理という物の何れかに存在する『染み』なのかも分からない程に、この特異点は全て法則から外れているという話で。

 

『唯一ほかの特異点と同じなのは、『聖杯』に相当するものを核に出来上がっていることだけだと思われる――』

『――特異点らしからぬ、特異点の様な世界……か』

 

 ダ・ヴィンチちゃんもこれには大困惑。

 特異点、というのは人理という歴史の何処かに出来上がる都合上、絶対に『この世界の何処か』を土台にしてきます。

かの悪名高いチェイテピラミッド姫路城とて、エリちゃんの領地である『チェイテ』という場所を下敷きに成り立っている特異点なのですよ。魔改造が過ぎて誰もそれを覚えていないかもしれませんけども。

 

んで。もし歴史の何処かに異常が発生してるなら分かりやすいのが、こんな『何処にあるのかも分からない』様な特異点だと明確にキツイ部分が出てくるんですよ。

 

『ふむ……ここで一つ、ダ・ヴィンチちゃんには、とある懸念が思い浮かんできたのだけれども。ライネス嬢』

『貴方が思っている事は恐らくこうでしょう? レオナルド・ダ・ヴィンチ殿……この世界を解決する方策が、見つからない』

 

 そうなんですよねぇ。

 ここが実在する場所なら、コレが異常だからまずはそこを直す……例えば北海道に出来た鬼のテーマパークとかでも、そのテーマパークそのもの北海道に存在せず、そこが可笑しいから先ずテーマパークを調べる……とかは出来ますが。しかし。

 この世界はライネス嬢曰く『一見して世界の何処にもこんな場所は存在しない』との事で。ならば、おかしいのは『このエリア全体』というしかないと。何処をどう調べればここを元に戻せるのか、という手がかりを探し辛いのです。

 

 聖杯を回収すればここを元に戻せる、といっても。ここの世界全体を疑ってかかるならどこに置いてあるか、隠されているか、本当に草の根を分けないと探せない訳で……なんてわかりやすいクソゲー。これは全エリアで探索コマンド連発確定だな!!!(白目)

 

『……という事で、ここを脱出するのには、結構長丁場になる可能性が高い。ここ、一番平和な竜の都を拠点に、のんびり解決しようじゃないか、諸君』

 

 ライネスちゃんも思わずこれには小悪魔顔。もうちょっと手心というか……(苦笑)

 

『大丈夫だとも。この竜の都は、ちょっとワイバーンの圧が強いだけで、実に平和な場所だ。グレイと共に、改めて霧の都の調査に向かうまでは、我々もここを拠点に――』

『――あの、ライネスさん』

『うん? どうしたのかな?』

『ここには、ワイバーンしか住んでいない、というのが真なら……あ、アレは何ですか』

 

 さて、険しい顔の式部さん、どうやら何かを発見したようです。

 なんかよりゴツイワイバーンとか見つけたんかな? 大丈夫だってへーきへーき、どんなワイバーンだって襲ってこなけりゃただの爬虫類の親戚だから!

 

『――人? いや、だが……あの黒い色は……!?』

『反応確認……いやはや、随分とまぁしつこい事だね。我々のおなじみのシャドウサーヴァントだ! しかもこれは……』

 

 ……おやっ?

 

『今までとは反応の強さが桁違いだ! アレは最早……通常のサーヴァントクラスの出力だぞ!』

『馬鹿な……ワイバーンが、こっちを睨んだぞ!』

 

 なんか、旗を持って、故郷の仏を焼こうとしているようなシルエットのシャドウサーヴァントが出てきてるね。あれー、おかしいね(偽・倒置法)

 

 という事で、急転直下でいきなり危険地帯に追い込まれたところで、今回はここまでとなります。果たして、我々の目の前に現れた旗を持ったシャドウサーヴァントは敵か味方か!? もう答え出てるから(冷徹)

 とりあえず、次回は唐突に構成されたこの包囲網を突破するところからですかね……(疲労困憊)

 




全部の特異点を一応確認してきて、全く地上の何処にも存在しない場所が特異点の舞台になったのは……たぶん無い、と確認はしてきました。アガルタとかは微妙な所でしたが、一応伝承として『ある』場所なので、カウントはされないかと。

……正直ルルハワって相当ギリギリだと思うんですけど(小声)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。