FGO DLC実績『鬼血の継承者』獲得   作:秋の自由研究

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第五十三章

 かかったなアホがッ!! な実況、はーじまーるよー。

 

 ライネスちゃんとグレイちゃんと殴り合っていた結果としてなんか軍隊の皆様が突撃して『ウォおおおお全員やれぇ!!』と我々のキャンプを全滅まで追い込んでいらっしゃるんですけれども。

 因みに我々が背後にこっそりと抜けていった事には全くもって気が付いていないあたり彼らに周辺の警戒という物は存在しないらしい。ザルか?

 

『作戦成功! ダミーの拠点も用意しようかと思ってたけど、全く必要なかったね、こうしてみてみると』

『……そこに居ない、という事は考えないのでしょうか?』

『アレらは自分達の敵を殲滅する、という事しか考えていない。下手をすると獣よりもタチが悪いと思うよ』

 

 自分たちの仮拠点を囮にして、その一瞬の隙をついて敵の本拠地に向かうという囮作戦で、シャドウサーヴァントを袋叩きにするという分かりやすい作戦に、見事に似非ローマの方々は引っ掛かって下さった模様です。

 おかげで我々はガラ空きになった後ろを通って悠々と敵本陣へと進軍が出来るってもんです。さぁお前らの崇拝する偶像をぶち壊してやるから覚悟しろよこの野郎。

 

『とはいえ、大部分を引き付けただけに過ぎない。少数、はぐれた輩が点々と存在してたりはするだろうから、その辺りは殲滅するけど――』

『――町に入って、王宮に入ってしまえばそのはぐれた軍勢諸共、彼らは勝手に罠にハマる。重要なのは、速度だ。止まらない様に瞬時に、だよ』

 

 グレイちゃんの小悪魔スマイル。ロクでもない作戦なのかなぁ……(震え声) まぁそれが敵に向けられたならセーフ(思考停止)

 

 なるほど。つまり速攻という事。それならば青得がまだまだ仕事をしてくれるでしょうと思われます。最初の一瞬だけならシャドウサーヴァントくらいの火力にはなるので火力の足しにはなるようになりました。つまり今までは足しになっていなかった……? まぁ雑魚エネミーくらいの出力でしたよ(笑い) 短小扱いをやめろ(激怒) 何時かロマン砲に変えてやるからなぁ?

 

『さて、来たぞぉ。狂信者共だ!』

『――な、なにっ!? なんでこんなところに!』

『考えるな! 感じろ! そして滅ぼせ!!』

『暴力! 破壊力! 殲滅力!』

 

 お前らさては体育会系か?(困惑) まぁそれはいいです。問題は、ここからのバトルにはターン制限がついていて、一定ターン数以内に撃破しないと敗北する事になります。

 スピーディに、敵をどんどん撃破して都市の奥へとすすむ――いい演出と難易度だ。感動的だな。だが、そんな少人数の雑兵風情が我々に勝てる訳もなく。

 

『『『ぐわああああああっ!?』』』

『よしっ、先へ行くぞっ!』

『な、流れるように……』

『それで良いんだ。一回捕まったら背後から急襲されかねない、数だけでも、強力な敵と合わされば厄介な事になる。速攻、速攻、相手の懐に雷撃の如く、ってね』

 

 通信越しのダ・ヴィンチちゃんの笑顔と共に処理されるだけだっ! というかそもそもサーヴァントの皆様の雑な一発と、ホモ君のマジパンチ一発でダウンするレベルではあるので、一ターン処理余裕ですよ。

 ……というか、一ターンで処理しないと事故りかねないんですよね。青得と一緒に取った赤得が、ホントに悪さしかねないので。

 

 まぁその赤得はまた悪さした時に恨みと共に全てを吐き出してやるとして。はい。今は取り合えず突破、突破、突破でございますよ皆様。

 

『町は――』

『もう目の前だ、良いタイムだけど――どうやらいいタイムを維持したまま行けるかどうかはこれから次第ってところかな?』

『――滅ぼせぇ!』

『我らに滅びをもたらす為に! 敵を滅ぼすのだぁ!』

『礫だ! 棒だ! なんでもいい、武器を持て! 我らが滅びを守れぇ!!』

 

 しかしながら町に入っても、別に敵が一切居ないという訳でも無く――さっきよりもさらに弱い者、軍に守られるべき市民達が、それでも立ち塞がろうとしてきます。市民ですら狂気の沙汰と言わんばかりの無謀な抵抗を行ってくるこの状況、正にかつて突破したセプテムそのものと言えばいいでしょうか。

 

『押し入るぞ!』

『申し訳ありませんが、押し通らせていただきます……!』

 

 とはいえ気圧されたりもしていられません。数も増えてリスクが発動しそうなタイミングも増えそう、さらにはターン制限も厳しくなって来てますが、しかしながらそれも、覚醒のタイミング次第で何とでもなります。

 そもそも論、ホモ君以外のサーヴァントちゃんたちが強いので、ターン制限があってもそれ以内に全員を殲滅する事は難しくはありません。とりあえずは雑に潰してまいりましょうか。はい、ヨロシクゥ!(宝具斉射) 一応でも、市民を相手に容赦なく宝具を撃つのか……(困惑) げ、ゲーム的には蹴散らしてるだけだから……

 

『セプテムの時と似ているけど……なんというか、より、違和感を覚えるような感じがするね。彼らからは』

『はい……個人的な感想にはなりますが。彼らには『信仰』という物が、どうにも足りない気します』

『――止まるな! 我らの滅びを、邪魔させるものか!』

 

 といっても、蹴散らしても蹴散らしても、真っすぐに皆様戻ってくるのでゲーム的にもストーリー的にも連戦に次ぐ連戦なんですけれども。

一回一回がそうでもないせいで、なんか、限界までうっすくされたベニヤ板をひたすら叩き割っていく様な、微妙に手ごたえの無さと、それ以上に感じるバカみたいな鬱陶しさがあるというか。

 

 経験値が特別高い訳でも無く、只管出てくるのを叩くしかないので単調作業になりがちっていう。敵が脳死で突っ込んできているという状況を現すのにはこれ以上ないやり方なんでしょうけども……

 

『けれど、我らが滅びって……どういうことなんでしょうか。まるで、滅びを望んでいるかのような』

『破滅願望、というのは昔から仏教でも特に禁忌とされている三つの欲望に入るくらいには、人間の抱く強烈な欲望ではあるんだ』

『――え?』

『恐らくは、文明の破壊者、という存在のシャドウサーヴァントを都合よく信仰させてその助け……盾として、戦力として僅かでも足しにさせる為に、その欲望を肥大化させたんじゃないかな』

 

 ひえっ……なんか現地民が洗脳されてる……しかもたぶん元々の英国民でもないこの謎特異点に住む架空の現地民を洗脳するとかいう業深案件過ぎてぴえん超えてロべスピエンなんですけれども。

 

『そ、そんな』

『彼らにとっては、むき出しにされた破滅願望を何れ彼女が叶えてくれる、と信じているんだろうね』

『……残酷な、やり口ですね』

『あぁ。間違いなく今までの特異点で、一番悪趣味なやり方だ。術者の思想が透けて見えるよね。全く、もしキャスターだとしたら同じクラスとして軽蔑するよ』

 

 これをやったのが一体何方のキャスターなのかはサッパリだなぁ!!! 俺たちをこっちへ引きずり込むとき『ンンンンンンン』とか言ってたけど誰だろうなぁ!? こういうシナリオって大抵の場合悪役にされますよね。誰とは言いませんけど。

 

 さて、ラストの相手が凡そロクでもない事が確定しているのですけれども。それはまだ気にしなくてもセーフセーフ。

 

『とにかく真っすぐ進め! 押し通せ! 止まるな! 王宮に入り込めばその時点で作戦は成功だ!』

 

――さて、ここまで青得君がほんのちょっとだけ仕事をし、

 

 サーヴァントの皆様がその二倍三倍くらいの活躍を気軽に叩きだしてくださっている訳ですけれども。スゲェ! 肝いりの気持ちで取った青得がゴミみてぇに見える! ホモ君だって成長してるんですけどねえ!?

 何時になったら実績解除できるレベルに成長できるか不安になって参りましたが、しかしそれでも微々たるプレイヤーの活躍と頼れる英霊達の活躍で、いよいよ王宮前。

 

『グレイッ! 後は手筈通りに!』

『は、はいっ!』

『グレイが準備を整えるまで、我々はここで押し寄せる民衆を『食い止める』! あくまで近寄らせない様に、押し返すところで止めおいてくれ!』

 

 そしてパーティーメンバーから頼れるグレイちゃん離脱!! えっ?(予想外)

 

 え、えっと。

 とりあえず、グレイちゃんが居ないこのメンバーで押し寄せる民衆を一定ターン抑える模様ですけれど……いったいこの作戦って最終的にどんな形に落ち着くのでしょうか。分からなくなってまいりました。が。

 

 案内人、ライネス嬢のお言葉は疑わず、命に従う事!

 という事で、三人の能力を最大出力利用して、こなしてみましょう。なお前線を任せられるのはゴルゴーン様だけですのでスイマセン! オナシャス!

 

『鏖殺しだ。それ以外の何がある?』

 

 足止めで!! オナシャス!!!

 




多分FGOでも屈指の物騒さを誇るゴルゴーンさんのバトル開始セリフ。
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