FGO DLC実績『鬼血の継承者』獲得   作:秋の自由研究

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第五十四章

 いよいよ王宮の中へ――な実況、はーじまーるよー。

 

 前回、押し寄せてきた民衆を盾に、軍隊を締め出すとかいうびっくりな作戦で戦える兵隊と将を、しっかりと引きはがした訳ですが。えげつない事をしますよねぇホント……向こうで狭い通りで押し合いへし合いで地獄みたいな状態になって、寧ろ互いにつぶし合いしてますねぇクォレハ……

 

『――取り合ず、ここまでは予定通りかな』

『敵を引き付けてその後ろを突いて王宮へ――そして、その後の市民も突破、そして王宮に突撃。我々を排除しようとこちらを追いかけて殺到する敵対的市民を、纏めて敵軍の盾にして、時間を稼ぐ』

『まぁそう難しくもない、ありきたりな手だ。これでしばらくは奴らも進入してこれないだろうな』

 

 グレイちゃんと式部さんが悲しそうな顔をしていて、血も涙もない(多大なる風評被害)鬼の軍師連中は『ヨシッ!』的なお顔をしてらっしゃるのが対照的ですねぇ! 同士討ちは戦術の基本、でも人道からははぐれメタル甚だしいので前者の反応が正しいです。

 まぁとはいえ、城門を閉めて、施錠もしてしまったので、外の皆様を助けることも出来ないんですけれども(オリジナル笑顔) 精々互いにつぶし合って数を減らし続けていただければ。二人とも元気出して……二人は悪くないから……(ニコニコ)

 

『内部にも敵は居るだろうけど。それはあまり気にしなくていいと思う。数も少ないし直ぐに蹴散らせる。』

『問題は――その先だ。ここまで持ち込んでも尚、シャドウサーヴァントの脅威は一切変わっていない。ようやく同じ土俵に着いただけだ』

 

 さて、こうなった後は玉座についてる影法師を討ち果たすだけ。

 しかしながら、ここまでは一切の邪魔が入らない様にしただけで、本番はこれからっていう悪夢の様な事態。それに、外の人たちも、何れ城門を突破して入ってくるかもしれないので時間もかけていられない。

 

 いい緊張感だァ……ラスボス前にふさわしい……えっ? コレがラスボスじゃないんですかっ!?(困惑) そりゃあアンタ、まだこれ二ステージ目のボスですよ。なんという絶望感か!

 

『しかし……凄いな、入ってみて初めて気づいたけど』

『作りそのものは平凡だが……いたるところにある、この破壊の跡。シャドウサーヴァントが戦った跡だとすれば。正に距離も場所も、関係ないと言った所かな?』

『気になるのは、コレがどうしてつけられたのか。誰かと戦ったのか』

『我慢しきれず、滅ぼしてもらったんじゃないかい? ほら、そこ。見て』

『――あぁ成程、そうらしいね』

 

 そして廊下に散らばるローマ風衣装、鎧、ブキ、その他諸々。皆さま全員『私たちを滅ぼしてー♡』的なラブコールをしていたし、もしやそういう事? 先走るって気持ちよくなるとか紳士の風上にも置けない奴らですね……

 

『まぁこれでここにいる人数が減っていると良かったんだけど……』

『そんな甘い事は無いらしいね。反応アリ、敵性かどうかは分からないけど、君たち以外は敵性反応しかないと考えると、迷う必要は無い』

 

 そしてまだ王宮に残っていらっしゃる狂信者の皆様が、そう言った諸々のブツを踏みつけてご登場。どうやら暴発早漏野郎どもよりも訓練のされている奴らのようですが、しかしながら数がなぁ!

 

 そんな訓練された変態共も、ギャグ展開同時に瞬間処理。とはいえ、これで宮殿内にも変質者が未だ潜んでいる事は分かりました。宮殿の外に雑魚を全員隔離できる訳でも無いので、まぁ――この後の決戦時には気を付けましょう。って事で。

 

『さーて蹴散らしていこう! ガンガン行こう! 奥へ奥へ、突っ込め! 敵と求めるブツはこの先にある!』

『因みにこの先の策は一切ないから、真っ向勝負だ。その辺りは覚悟しておいて』

『――はいっ!』

 

 さて――いよいよ、この次が。紅の都のラストバトル。覚悟決めて突撃いたしましょうかね。この斬撃の傷塗れのボロボロの扉を見ていると悪夢しか感じ得ませんけれども。どうしてこんなにでかい扉に斬撃の跡を刻み込む必要があったんですか? 何か気に入らない事でもあったの?

そんな事を気にしている暇が突っ込めって言ってんの!!

 

『――』

『さて、いよいよこの都のご神体とご対面――って、おーおー、分かりやすいねこれ』

『いきなり剣を引き抜いて構える。下手な事はしない真っ向勝負の構えか』

『でも周りはソレを許してくれないらしいね――団体のお出ましだ!』

『とはいえ、これだけの戦力が居るんだ、負けたら笑い話にもならない――全力を持って打倒し、紙片を回収しよう!』

 

 さて、そんなお言葉をもらったので、最大出力を持ってシャドウサーヴァントの打倒を目指しましょうか――とはいえ、やる事と注意点とスキルも基本は変わらないので。

まぁ後は雑魚敵が数匹いるくらいで、大して変更点はございません。冷静に刈り取って参りましょう。因みに雑魚敵君は体力がもう終わっている代わりに、スキルでスタン、攻撃力は一発でホモ君をKO、サーヴァントの皆様とて冷や汗をかくレベルの重さになっておりますのでそこだけは気を付けましょう。あれ? 大分脅威では?。

 

 所詮は再生ボスと油断ぶっこいているとすりつぶされる可能性があります。幸い、こちらもライネス嬢から防御バフとかはいただいているので、落ち着いて相手の攻撃を凌ぎつつ打ち取って参りましょうね。

 

『――っはぁ! 危なかったぁ!』

『ま、真っ当に、真っ当に強かったです……搦め手も一切なく……』

『本当に……つ、強かったです……』

『……疲れたぞ……』

 

 全員へっとへとで草でございますね。アッドですら普段のおしゃべりが出来ない程になっております。

いや、本当にライネス嬢が定期的にかけてくれるバフと味方の運用、それらを上手くやりくりして戦う、文字通りの真っ向勝負のステージでした……その結果としてこっちマジでボロカス寸前なんですけれどもね!!

 

 だって相手がこっちを弱体化するとかじゃなくて自分を強化してデバフとかを無効化するタイプなんだもんなぁ……うちのサーヴァントはデバフ重点なもんで、弱体が通らないと途端に火力が落ちるという、割と厄介な相手ではあります。

 

『――さて、問題の紙片は?』

『奥にありました。台座に、安置されているようです』

『そろそろ価値が分かったかな? とでも言いたげだねぇ。この明確な配置は』

 

 はいムネーモシュネーの紙片。

 さて、ホモ君がこの紙に触れる事で紅の都、というかこの特異点に新たなる変化、というかテクスチャの剥離が生じてまいります。

 特異点を解決するためだ、ホモ君には犠牲になっていただきましょう。オラッ、しっかりと接触しろ!(当たり屋)

 

 さて、ホモ君が紙片に触れた事でワンダウン! その結果、一体どんな変化が生じたか……な、なんだ? 周辺の景色が急に変貌を!?

 

『――おぉ、ここが直接変化するのか』

『こ、ここって……』

『驚いた。ここは――宮殿、しかも。かの……女王の負わす……代わりに破壊の体現者とやらを置いておくというのは、何かの皮肉だったのか』

 

 なんという事だ。英国の女王の御座す筈の場所にテクスチャ被せて別の場所の王宮っぽく見せるとかとんでもない人類史への挑戦で草も生えますよ。似てる場所だったからちょうどよしと思ってこれにしたのでしょうか。手抜き……ってコト!?

 

『これで特異点にかぶさっていた偽りの景色は、大分剥がれた筈、なんだけれども。どの程度変わったか』

『外に出てみましょうか、ライネスさん』

『あぁ。あの謎の建造物も……確認したい所ではあるからね』

 

 手抜き建築にちょっとちいさくてかわいい奴化しましたが、しかしこの紅の都が元のロンドンのどの地点だったのかは気にしても仕方ないので、この特異点解決に関係しそうな場所をチェックすると致しましょう。

 

『――かなり、露になって来ましたね』

『景色も、建造物も。このままいけば、偽りの景色は何れ剥がれて特異点も維持できなくなってくる、かな』

『ダ・ヴィンチ様、中心のあの建造物……こちらからは、塔の様にも見えます。そちらでは何か分かりますでしょうか』

『ちょっと待ってくれたまえ――おぉ、これはすごい。現状のカルデアの探査で、遠目から分かるレベルで凄い神秘を内包してるじゃないか、アレ』

 

 ――見えてまいりました。

 

 細長い胴の部分が、はっきりと。あの形は……塔、と呼称するのがぴったりな形をしております。うーん、一見してランスの刃の部分にも見えますねぇ!!!(チラ見せ) 一体どんな建造物なんだ、見当もつかない……!!!(目反らし)

 




ランスって片手で振るえる現界みたいな大きさと形してる気がします。
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