FGO DLC実績『鬼血の継承者』獲得   作:秋の自由研究

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第六十二章

 謎の遺跡に駆け込む実況、はーじまーるよー。

 

『これで最後――だっ!』

 

 渾身のライネスちゃんの攻撃により、最後の敵がダウン。全く、本当に、長く苦しい戦いでしたね……

 

 何重にも仕掛けられた執拗なリンボの妨害を潜り抜け、まして……まし……お前『踏破しろ』って言ってんのにここまでしっかり、念入りに妨害するとかどういう了見なんでしょうかね(憤怒)

 こちとら何戦したと思ってるゴラ。もう何戦とかじゃなくて何ウェーブとか数えなきゃいけない程だぞ分かってんのか? あの数が押し寄せてくるのはよぅ。しかも地味にクラスも今までと違って混成だし……

 

まぁ……ともかく、苛立ちと恨み言を吐きつつ、敵陣を突破した先に、いよいよ到着したのは謎の石造りの出入り口となります。。

 

島の中心辺りにぽっかりと口を開いたこの入り口の下には、黒髭曰く、広大で、探索もキツイレベルの迷路が広がっているとの事です……ん? なんか聞いた事あるなそれ?

 

『――成程、第三特異点を模倣したのはこういう部分もってことかな』

『この形、地下の迷宮(ラビリンス)……!』

『そうだ。アステリオスが守っていた地下遺跡。もしそうだとすれば、それに相当する何者かが、守りについている可能性もある』

 

 という事で、どうやらこの島、というかこの遺跡はアステリオス君が居た場所を模しているようで。黒髭君はリンボと共にこの入り口に、のこのこと入り、二人して必死こいて逃げだして来たらしいです。

 ……ん? あれ? 今、二人して逃げ出したって……リンボ君も一緒になって普通に逃げたの? どうして? ここの特異点仕切ってるんでしょアンタが。もしやしなくてもリンボ君ってバカだったりします?

 

『……リンボと君は敵方だったんだろう? なんでここで逃げ出してるんだい?』

『いやー……正直な話、拙者のクライアントことリンボ氏も、ここの仕切りを任されただけの模様で。ここがどんな構造しているのかとかも全然分かってないって言う。という事で中身の確認とかは必要じゃねーかなーって提案したら……』

『ふ、二人一緒にひどい目に合った、って事でしょうか』

『そうなんですよフードちゃん……いや~ホントに、『御大将!? 大将殿!? 手加減を! 御加減をば!』とか言って綺麗なフォームで走って逃げてましたなぁー。ちょっと笑いました』

 

 リンボ君さぁ……なんだろう、クッソ情けない悲鳴上げて逃げ出すのやめてもらえまませんかね(真剣)

 一応この特異点における黒幕側の人間なんだからさぁ、本編のシリアス具合を見習ってどうぞ。後フードちゃんじゃねぇグレイちゃんと呼べやっぱ呼ぶな(一息) 全く、馴れ馴れしいことこの上ない……

 

 取り敢えず、大脱走クソダサリンボ君の犠牲によってこの遺跡の中身がある程度分かっているのがありがたいので特別文句ばかりも言っていられませんが。

 

 そんなミスター被害者のもう片方、黒髭君の先導により、いよいよこの海の都にある、筈の紙片を探して。こちらのダンジョン探索! 開始!

 

『あ、ここクッソ狭い上に敵もウロウロしてるんで、さっきよりも楽になるとか考えないでくだちぃ。寧ろこっちの方が不意打ちとか全然ある分クソですぞ、ステージとしては』

『狭い通路で見通しも悪い上に角も多い……一瞬でも油断すれば狩られるか』

『こちらでも周辺の索敵はするけど。まだ完全じゃないから見落としがあるかもしれないから。くれぐれも気を抜かないで欲しい』

 

 あ、探索中誤った場所を探索したりすると普通に襲われますので。アイテムだけじゃなく普通に敵が出てくるこの恐怖。再臨素材がもっと出るようになるよ♡ 探索で間に合ってます(激ギレ)

 

『――さて、ここら辺は……?』

『マズい! 敵の反応が――』

『なにっ!? くそっ、隠れていたか!』

 

 因みに迂闊な探索をした結果がこちらでございます。

バックアタック仕掛けられて向こう側から攻撃、しかも攻撃されたら確定クリティカルとかいうクソ仕様。お前マジかよやってるな……もうライネスちゃんのHPが半分切りかけてるんだけれども。星5のステータスを一体何だと思ってるんだよこいつらは。

 皆様はこうならない様に気を付けましょうね。オラッ! 探索! 失敗! 探索! 失敗! 探索! 不意打ち! 見ろよオラァ、この無残な姿をよぉ!(嘲笑)

 

『――大分進んで来たような気がするけども』

『んー、拙者はもうわかりませんなぁ。ここまでしっかり奥まで進んでた訳ではございませんので。はい』

『そうか――であれば、引き続き壁役として草分けを頼むよ?』

『デスヨネー……』

 

 なお最も狙われているのはライネス殿の模様。コイツ、このパーティで一番の脅威が一体誰なのか分かってやがる……! バファーとして大活躍のライネス殿。彼女が居ないと難易度がまぁ、ググっと上がりますので。

 さて、そんなこんなで不意打ち上等のクソみたいな状況逆境、しかしそれも終わりが無い訳でも無く……

 

『――開けた場所に出たな』

『お宝……が、ある訳ではないみたいですな、ガランとしてますぞ』

『いや、そうでもない。君にとってのお宝は確かに無いが、しかしこちらにとってのお宝はあったな。紙片の反応アリだ』

 

 おっ、どうやら間違いないようですね。このだだっ広い部屋、その中心……再び台座が設置されて、その上に紙片が安置されております。壁も、箱も、紅の都と同じように依然何もなし。

さて、それがただの無防備な放置か、と言われれば、それも絶対にノン!

では、一体どんな防備が展開されているのか……となるとまぁ当然、紙片の目の前にはそれに相応しいブツの守り主がいますよ。

 

『だが、当然の様に通してくれる様な甘さは無い、か』

『敵は――』

『この反応。そして、あの二つの斧は……成程、この場所なら、この敵、という訳か随分とまぁ、良い性格をしている。』

 

 まぁさんざ脅威と言った訳ですし。黒髭が普通に出てきたなら、ここのシャドウが誰かは凡そ決まったようなものです。そりゃあ第三特異点最大の敵をね、スルーしていける訳がないって奴ですよ。

 大柄な体に、靡く髪は雄々しく、そしてその両手に構えられた二つの大斧は、此方の首を容易く――アレッ? 二つ?

 

『ラビリンス、迷宮の支配者。ここをロケーションとするなら、これ以上の敵は居ない』

『……成程? 第三特異点で、もう一人いたビッグネームか』

『こちらに味方してくれたのが大変ありがたかった。だが、敵に回ってしまった今、頼もしさはそのまま脅威になる』

 

 おんやー? 逞しい筋肉とかは一緒なんですけれども……あの、化け物みたいな英雄って言うよりは、英雄みたいに優しくて強いばけものの姿が見えているんですけれども。っかしいなぁ……?

 

『もう一つ、恐ろしい事を言うのであれば彼は、ずっと()()()()()()()()()()

『特異点での様子が本当なら、そうだな』

『ラビリンスという伝承においてのホームを出て、守る人を背に戦っていた彼は、本気ではあったが、本来の戦い方が出来ていたかは分からない』

『今の彼は――本来の戦い方が出来るわけだ。思う存分に』

 

 彼の名は、アステリオス。雷光の名を持つ雄々しき勇者。またの名を――迷宮の怪物ミノタウロス。恐らく世界で一番有名な怪物の一角にして、この遺跡の原型となった場所であるラビリンスの支配者でもあります。

 で、恐ろしいというのは……ダ・ヴィンチちゃんの言う通り彼はラビリンスの中から出てこちらと一緒に戦ってくれたわけで。そして本来の戦い方が出来ないその状態であってもヘラクレス相手に一時は互角に戦って見せたんですよ。

 

 ヘラクレスがどれだけの化け物かは極まった型月住人の皆様なら凡そ分かっていると思っていますが……それでも彼は足止めして見せたのである。強いんですよ。アウェイの状態でそれだけ出来たって言う。

 では……今はどうなんでしょうか。

 

『英雄としてではなく。シャドウサーヴァントとして、迷宮の守護者にして怪物の役割を機械的に遂行してくる、というのは……うん、悪夢だよね』

 

 自分自身が最大の力を発揮できるホームにて。

 一切の情も差し挟まない。

 控えめに言って『怪物』が目の前に立ちはだかっております。

 




見通しの悪い狭い通路の入り組んだダンジョン。薄い本御用達のシチュ。なお普通にやってもクソみたいなシチュに変わりはない模様。

ラビリンスの支配者だった彼がラビリンスから出るって、もうその時点でハンデじゃないかと思う作者です。
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