FGO DLC実績『鬼血の継承者』獲得 作:秋の自由研究
そりゃあお前だよなー……えっ君!?な実況、はーじまーるよー
黒髭が普通にサーヴァントとして召喚されてしまった以上、第三特異点枠はもう一人しかありえません。
その法則に則って顕れますシャドウサーヴァント枠は、ヘラクレス――ではなくまさかのアステリオス君でした。やっぱり舞台がラビリンスとなると、そこに居る存在と言えばヘラクレスではなく彼の方なのでしょうか。
まぁ同じバーサーカーですけれども。
ともあれ、所詮血も涙も通っていない当人ではないシャドウサーヴァント。男気溢れるうしくんとは存在としての格が違います。
形だけを真似した影法師風情、今までのボスシャドウサーヴァント達の如く、冷静に散り散りにして差し上げ……ファッ!? いきなり此方の全サーヴァントに信じられない数のデバフが!?
い、いや、というかこれは……うしくんの宝具のデバフとそっくり! ダメージも同じくらいしょぼい! そしてこっちの食らうダメージは馬鹿程デカイ! バーサーカーで殴るのやめろ!
『――だ、ダメです! まるでダメージを与えられません!』
『ええい、まるで壁を殴ってるみたいな……今までのシャドウサーヴァントも弱い訳じゃなかったが、ここまでじゃなかったぞ!』
『敵わねぇなら戦うのは愚の骨頂でござる! 逃げるんだよぉおおおおおおっ!』
とはいえ、流石にこれで勝て、というのは無茶だった模様で……全員、即時撤退を選択しました。どうやらイベント戦だったようです。
しかしながら、先ほどは即座に粉々にしてやる、とか言っておいて大変申し訳ないのですが……よく考えてみればこのラビリンスにおいて、うしくんのシャドウサーヴァントと真っ向から戦えって言う方が無茶と言えば無茶なんですよね。
ダ・ヴィンチちゃんが先ほどおっしゃっていたように、ここはうしくんが支配するラビリンス……の模造品の最深部。アステリオスのシャドウサーヴァントである存在に有利に作られていても不思議じゃないと思われます。
『ええい、厄介な。ダ・ヴィンチ、取り敢えず一旦仕切り直す。シャドウサーヴァントの動きを追ってもらいたいのだが』
『――』
『ダ・ヴィンチ?』
おや? ダ・ヴィンチちゃんの様子が?
へんじがない。ただのしかばねのようだ。
なんという絶望。いよいよもって心強いバックアップからの通信すらもままならなくなっているという事態。
『通信も遮断された、か。いよいよここがあのシャドウサーヴァントのテリトリーだと分かったな』
『ど、どうしましょう。ダ・ヴィンチさんにマッピングをして貰っていたのに……』
あ、脱出も困難になりましたか。成程……つまり、この後はこの迷宮を徘徊する支配者たるシャドウサーヴァントの一撃であっさりと狩られる事になる、と。成程。FGO実績解除、完!
……完になってはいけません。別に戦闘で負けた訳でもなく、探索不足で素材が足りず苦しんでいる訳でも無いのです。今の所順調、順調に行っているのですから、負けてはいけません。強くありましょう。
という事で、ダ・ヴィンチちゃんが居ない以上、ここで頼りになるのは、もう一人のブレイン役である……やはりライネスちゃんでしょうか。状況を打開するための一手をここは一発、スパーンと出してくださいよォ~!
『――仕方ない、グレイに切り札を切らせたんだ。私も、最後の一手を切るとしよう』
『最後の一手、という事は――宝具を?』
『あぁ。ここまで彼の要請で出来る限り隠し通してきたが、しかしここで切らずして死んでは元も子もない。とはいえ――俺の宝具は、相手に関する情報が命だ。最低でも三回程度は会戦し奴を観察したい所だ』
という事で、このラビリンスにおいての支配者を打倒する為には、最低でも三度は激突し未だ真名も分からぬ英霊の宝具にて切り抜けなければならない、と。
……さて、このシャドウ・サーヴァント、アステリオス戦ですが。基本的に勝つことは不可能で、一定ターン生き残る――プラス、その間に一定のダメージを与える事がクリアに必須になって来ます。
とはいえ、相手はバーサーカーのサーヴァント。全クラスに有利を取れる上に、こっちの防御力は下がっているので、一定のダメージを与えつつの生存は結構難しいです。黒髭殿の回復スキルを上手に生かすのがカギになって来ますね。
『――ええい、まだなのかオイ!? そろそろキツイぞ!』
『ふざける余裕も無いか!?』
『当たり前だろなんだこの怪物!? 劣化してこれって、勝てる奴いんのか!』
います。ヘラクレスって言うんですけどね。
アステリオス君が、まぁくろひーみたいな現代に近い英霊からしてみれば、破格も破格な強さだというのは間違いないと思います。
集団で絶望に抗う時代ではなく、個の強さで絶望を食い破る時代に居た、絶望の一角です。そりゃあ強い。で、当然だが実際に相対する敵としても普通に強い。デバフが乗った上で殴り合えばこちらは溶けて向こうは健在とかいう理不尽が完成する。
しかしこれで三度目の交戦にて。いよいよ此方の宝具による逆転の準備は出来ているでしょう。さぁその宝具を開帳し、真名を私たちに教えてくれ、ライネスの中に住まう、知の英霊よ――
『――勝てる存在は居ないだろうな』
『はぁ!?』
『少なくとも、今、ここに居る我々の中には。あるもので勝つしかない以上は、我々以外の戦力、要因を考える事に価値を見出すことは出来ない』
『じゃあどーすんですの!?』
『だから勝てない相手の――勝てる部分を見出す。それが、俺の宝具の真骨頂だ』
――先に言っておくと。彼の宝具は形あるものではありません。
彼の頭に秘められた『叡智』を持って、敵の弱点を炙り出し、その上で相手の得手をも潰す、それが彼の宝具。
『とくと我が策――『
幻の月輪と、日輪が昇り、彼女の瞳は二つの輝きに露にされていく、隠されていた筈の敵の弱点を見抜き、当然の如く勝つための道筋を切り開く。『叡智』そのものが反故となった一例ですね。
そして、この宝具。混元一陣はまたの名を……混元一気の陣は、とある軍師の有名な逸話の一つでもあります。
『それが貴方の真名なのですね……司馬懿仲達殿』
『あぁ。そして、これでもう一人の真名も割れただろうが、状況が状況だ。許してもらわないといけないな』
司馬懿仲達。かつて、諸葛孔明最大の宿敵、曹操が作り上げた大国、魏を滅ぼし晋を作り上げた皇帝にして軍師。知の英霊としては、正に頂点に存在する一人でありましょう。
……んでもう一人って誰? えっ? まだ誰かいるの?
『俺がここに居る、という事はもう一人いるという事だ。俺を呼び寄せた輩がな……まぁそれは今どうでもいい。問題は、俺が見出した結論だ――先ず、このまま逃げ続ける方針は変えん』
『えっ!?』
『理由は走りながら説明する。兎も角、今はアレに勝つのは不可能だ。そして、対策するべきはアレじゃない』
……えー、という事で。どうやらこの特異点まだ我々が合流できていないお仲間が一人いるらしいです。あの、それらしい痕跡を一切発見していなかったんですけれども。
今までありました? それともFGO特有の細かい伏線とか張ってあった感じ? 紅の都の通路のアレ? あ、あれって結局交戦の跡だったんですね。まぁ誰が誰と戦ったかは結局明言されて無かったんですが、その誰かが潜入した後だったと。
『……ともかく、俺の結論としてはアレを真っ向から突破は出来ん』
『弱点が……見つからなかったのですか?』
『いや、見つかったのは間違いない。だがアレのではない。アレを崩すための道筋が見つかったのだ』
どういう事だ(KRYUKZM) 思わず式部さんもハテナ浮かべてらぁ。
プレイヤーちゃんはそんな英霊みたく頭切れないんで三ちゃい児でも分かるように説明してくだち(懇願)
『――結論を言うが、現状、我々を脅かしているのは、迷宮の方であるのは間違いないだろう』
『ミノタウロスではなく、迷宮、ですか?』
『あぁ、我々が真っ先に攻略するべきは、シャドウサーヴァントではない。このラビリンスの方だと思われる』
成程、分かりやすい……シャドウサーヴァントのミノタウロス君をどうにかせねばならない。その為にはラビリンスをどうにかする事が必要であると。ふむふむ成程。へーへーはいはい。
どういう事だ(KRYUKZM)。
明日は投稿できないかもしれません。出来なかったら作者のやる気のボルテージが年末で死んだものだと思って頂ければ。明後日は投稿します。
PS:致命的なミスが見つかったので修正しました。