FGO DLC実績『鬼血の継承者』獲得   作:秋の自由研究

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第八十五章

 今度はこっちがバーサークするんだよォ!!! な実況、はーじまーるよー。

 

 ……ハァッハァッハァッハァァッ!(アサシンにごめんね♡された俺) ならばァ! 答えはひとつだァ!! バキィッ(ゴールデンと合流) あなた(バーサーカー脳)にィ! 忠誠をォ! 誓おォォオオ!! 

 いや単に新しい味方なサーヴァントが来てくれただけでしょ(冷静)

 

『さぁて大将。見えるかい。あの暗い群れがよ』

 

 さて。そんなゴールデンを引き連れて、再び立つのは巨大門の前。この前の頼光さんの暴走で、かなり荒廃してしまっているのですけれども、そんな荒れ果てた道を歩く、死神みたいな奴らの列が見えます。

 シャドウサーヴァント君たちです……なんだよもぉおおおおおお!! またかよぉおおおおおおお!!(半ギレ) 多いんだよォ!!(迫真)

 

 黒くも歪んでもないモヤ纏っただけの死神モドキ風情がよォ……前回は質をバッチリ高めて来たから今度は物量戦ですってかぁ!? ドズル中将みてぇだなお前だ(戦いは数だよ兄貴並感)

 

『どうやら向こうさんは相当焦ってるらしいな。酒吞が向こうに着いてるなら、ここで出てくるだろうが……それもねぇ。へっ、戦うだけ、ゴールデンな意志もねぇ、傀儡ばっかりならべた所で、怖くもなんともねぇさ!』

 

 だがしかしその数頼みの敵が全く怖くない不思議。

ガッチャン、と得物の大斧をならし、ホモ君の後ろから一歩悠然と踏み出すは。

轟雷一閃! 威風堂々! 敵の脅威を破顔一笑に伏す源氏武者! 気は優しくて力持ちを地で益荒男!

 

『骨の髄まで……逝っちまいなぁ!!!』

 

 黄金の鉞の一撃が、荒々しくも剛く、敵をあっという間に蹴散らしていきます。頼光さんの時は、その力を発揮しきれていたかは疑問でした。しかしこうして本人が振るえば正に轟く稲妻と言っても過言でなく。

 

 これぞ、FGOにおいて伝説を謡われる日本産バーサーカーのサーヴァント、坂田金時!! 個人的にですが、悪名高いかの殿ヘラクレスと同レベルの名声を誇ると思います。はい

 バーサーカー、というクラスの名を良くも悪くも高めた彼の特徴と言えば、単純なパワーの凄さです。

 

 ほんへでは『バスター三枚束ねて殴りゃ、クエストクリアの音がする』ってなもんで。ちょっとした高難易度のボスであれば、金時君が宝具絡めてバスターブレイブチェインすると『あれっ? 死んだ?』ってなります。

 まぁちょっと言い過ぎな面もありますが、宝具が絡んだ金時君のパワーは、現在でもバーサーカー有数。

 

 このFGORPGにおいても、バリバリの前衛型として、全てを破壊尽くしている事で有名。もし最初に彼をサーヴァントとして引き当てたら『RPG、完!!!』と叫んでも許される程の圧倒的な性能を持っています。

 

『行くぜ大将! 真っ向から突っ切ってトラッシュ&クラッシュだ!!』

 

 そんな彼が前衛として突っ込んでくれるんだから頼もしいことこの上……お前パッションリップやったんか!?(困惑) いや、金時の雄っぱいはそりゃあ大層立派なもんですし、リップと張り合えるくらいむち♡っとしてますけれども……

 

 まぁ『壊して塵にする』位の勢いで口にしたんでしょうけど、なんという偶然の一致。とはいえ、実際彼らが相手では、金時の雷は過剰戦力、一発で塵になってしまうのが関の山ではありますが。

 

 という訳で……恐らくは大ボスの酒吞童子の前座となる、シャドウサーヴァントの群れとの一戦となります。

 敵は変わらずセイバー一辺倒の量産型。アーチャーがいれば一網打尽に出来る烏合の衆なのですが……しかし、ちらちらと微妙に体力の高い奴らが増えています。この前の特異点を経て、無駄に進化したりしたのでしょうか。

 

 まぁそいつらも金時君の轟雷一閃で大層ゴールデンな(比喩)事になるんですが。バーサーカー最強火力の一角にぶつけるには余りにも戦力不足。鍛え直して出直すがよい。

 

『っし……抜けたぞ! 抜けた、は良いんだが……』

 

 ですがシャドウサーヴァントを蹴散らして突破し、門の前に辿り着いたは良いんですが酒呑童子がいらっしゃいませんねぇ。

てっきりここら辺で待っているとばかり思っていたので。何処にいらっしゃるのでしょうか彼女は……

 

『ここやで。ここ、ここ』

 

 上かっ!?

 

 ――いました。

 

 赤い門の上、瓦葺きの斜面の上に、ゆるりと腰を下ろす小柄な少女。白い肌だからこそ黒い瓦をバックにするととっても映えて。見上げる先には、まるで彼女の盃に入りそうな満月が一つ。

 赤い盃を傾けて飲み干せば――零れ落ちる透明な雫が、月の光に僅かに輝いています。

 

『待っとったで? 旦那はん……なーんや、ええオマケも連れて来てるみたいやけど』

 

 背後の大剣に写る、とても鬼とは思えぬ静かな笑み。

 そこから顔を少し傾けて、牙を見せて笑う姿は。可愛らしくもあり、艶やかでもあり、そしてほんの少しだけ……凶暴にも見える気がします。

 

『酒吞……!!』

 

 その名は、大江山の鬼の首魁――サーヴァント・アサシン、酒吞童子。

 一献、酒を口にしながら。堂々の一枚絵を引っ提げてのご登場でございます。うわぁコレはラスボスの風格ですねぇ……

 

『なんや小僧、あの女に食われて消えたもんやと思てたけどなぁ? 生きてたん?』

『……その頼光サンの最後の送りもんって奴だよ』

『ふぅん。まぁええわ。今日の相手はアンタとちゃうの。飴ちゃんこうたるさかい、今日は早う帰り?』

『笑えねぇ冗談だな、オイ』

 

 そうだよ(震え声) ここで金時に帰られちゃうと俺死んじゃうから……悪いが酒吞ちゃんには、ここでバーサーカー最強理論の前に露と消えて頂く。申し訳ないが、コレは確定した未来なのだ。

 

『えぇ? 嫌やわぁ、冗談ちゃうんやけど』

『……大将置いて帰ると思うか? 酒吞、アンタを目の前に』

『いややわぁ、皆してウチを怖い鬼みたいに言うて。今は普通の娘と変わらへんよ?』

 

 出来る訳ないだろいい加減にしろ!! 全く……酒吞ちゃんはご冗談が上手。魔力供給の尽きたサーヴァント相手だって、普通の人間はまるで勝てないって言うのに。まだこっちとパスが繋がってる酒吞童子相手にどう勝てと……

 

『そんな訳ねぇだろ、ったく……あん? いや、酒吞、お前、ちょっと待て』

『旦那はんの魔力なら、もう貰ってへん。今、ここにおるのは……まぁ、ただの意地みたいなもんやねぇ?』

 

 ファッ!?(困惑)

 ままままま魔力を供給していらっしゃらない!? つまり酒呑は魔力が枯渇してエロ同人みたいに発情している……!?(脳死) っしゃ! 酒呑の盃に俺の金棒をぶち込んでやるぜ!(竿役並感) やめろ(純愛主義)

 

 それは置いておくとして。魔力供給を貰っていない、という言葉が本当だとすればどえらい事です。サーヴァントというのはマスターの魔力供給が無いと、あっという間に消滅がするすさまじい魔力喰らいなのですよ。

 なので魔力供給が無いと存分にも戦えませんし、何なら即消失モノの大ピンチではあるんですよマジで。

 

 ……いやまぁ消滅の危機を『気合い』で乗り越えたり、世界消滅の力を受けて尚『気合い』で何とかするサーヴァントが居るので、意地で消滅するのを先送りくらい出来ても不思議ではない気もしますけど。

 

『――さて、もうええやろ? やりあおうやない』

 

 とはいえ、要するに彼女はガス欠寸前の高級外車みたいなもんです。それすなわち置物と同義、酒吞ちゃんには大変申し訳ないが、ここは金時君と協力して、即座に叩いて終わらせて頂こうかと――と、思うんですけれどもね……

 

『ねぇ、旦那はん?』

 

 まぁこのイベントは『鬼の血』出生からのモノな訳でして。

 それを金時君と一緒に袋叩きにして『ヨシ!!』と出来る程には、型月世界は甘くないらしく……ここからは。

 丹念に育てて来て、今、万全になったホモ君と、ガス欠寸前バットコンディションたっぷり敗北寸前の酒吞童子という、絶望的な一騎打ちになります。

 




アーチャーは一応単独行動もってるからまだ何とかなったけど、もっていないアサシン相手にサシでやり合うとかいう虐めをも超えた暴挙。なおそれでも尚此方の不利は否めない模様。因みに酒吞ちゃんは戦闘続行のちょっとした応用で踏ん張ってます。
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