FGO DLC実績『鬼血の継承者』獲得   作:秋の自由研究

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第八十九章

 第五特異点、いざや突入――な実況、はーじまーるよー

 

 開始地点は森の中、開始と同時にスティックを右斜めに……今やってんのはRTAじゃねぇんだわ!! 実績解除プレイなんだわ!! という事で、怒りの第五特異点全力攻略スタートでございます。

 

『ここが1783年、アメリカ――のどかな森ですね』

 

 さて。1783年、この年は未来のアメリカ合衆国にとって、とても重要な年だったりします。それはなんでかと言うと……

 

「正確に言うと、アメリカ合衆国はまだ生まれていません。この年に終結するイギリスとの独立戦争を経て、アメリカは国家として成立します」

 

 そう。この年は――アメリカが、国家として誕生した年なのです。1783年は言わばアメリカの誕生日。ここで生まれたアメリカは、以降世界の歴史に多大な影響を与えながら最終的に……怪物的な巨大国家として成立します。

 そんなアメリカがここでイギリスに負けて、もし国家として成立しない等と言うとんでもない事態があれば。人類史はめちゃくちゃになる事は間違いないでしょう。

 

 しかし。

 

『ただ、独立戦争の勝敗程度で、歴史の流れは変わりません』

 

 そう。マシュの言う通り。

 実は、アメリカ独立戦争が起きている時点で、アメリカはイギリスから独立しようという強い意志を持っています。故に、多少の時間のずれはあれど……アメリカは、何時かイギリスから独立する事は変わりなく。

 大きな歴史の流れは、勝手に人類史君が修正してくれる辺りとかの影響もあって。これで特異点になるレベルとなりますと、まぁよっぽどデカい改変が起きている可能性が高いとのマシュの解説でした。ありがとナス!!

 

 もうこの時代のイギリスとかが敵じゃ説明つかないレベルの大問題になってしまって来ている可能性が微レ存……?

 

『すまない、着いたそうそう緊急事態だ! その先の荒野で大規模な戦闘が発生している! 詳細は分からないが急いでくれ! これはちょっと、普通の戦いじゃないぞ!』

 

 ……さて。そんな事を言ってたら早速ですよ。ここまでの特異点を潜り抜けて尚『普通の戦いじゃない』と言う程の事ですからねぇ。そりゃあもうとんでもない戦いに――

 

『あれは……』

 

 ほうほう。片や槍を構えたゴツイオッサンの群れ。漢臭そう(小並感)

 そして対するは銃を構えた普通の兵隊と、機械兵、って感じの奴らが……オファっ!?

 

『あ、あれは……バベッジさん!? 先輩、バベッジさんです!』

 

 バケツ被ったみたいな頭っから、足元のローラーを覆うスカートに至るまで完璧な鋼鉄一色、そしてその片腕には重たい機関銃を積み込んだ、近未来的なパッションの作品で出てきそうな、機械兵隊がそこに!

 たった数体位ならともかくとして、マジで軍隊と呼べるレベルの数が、ずらりと並んで砲塔を並べて弾丸の雨霰を槍構えたウォリアーたちに向けてブッパしております。

 

 おいまて、今は近代、アメリカの真っ最中だぞ……過去から英雄を連れてくるならともかく未来の技術をお取り寄せするんじゃあない!! 何!? FGOは割とキッチリとしたファンタジーモノではないのか!?(レベルがゼロ並感)

 ……彼らにそっくりなサーヴァントもいるって? あ、アレはかのサーヴァントの固有結界なだけだし(震え声)

 

『――』

『おうテリブル! 敵増援を確認。威嚇射撃からの排除を開始します!』

 

 ……まぁ今はそんな事を気にしている場合ではなさそうですが。どっちの軍勢もこっちに迫って来ています。まさかの我々、何方にも敵として認識されている状態!? うーんコレは挟み撃ちされる形になるな。

 

 という事で、カルデアご一行の何時もの孤立無援の戦いスタート。ここから味方を探して戦力を安定させるのが何時もの事なので、先ずはここを切り抜けましょう。

 ふふふ。神秘ビルドにて、大幅にレベルが上がった事で取れた青得の性能、お見せいたしましょう……!

 

 さて、お相手はレトロなタイプの槍持ちウォーリアー。第五特異点ともなれば、レベルもそれなりに高く、普通のビルドのプレイヤーでは、マトモにぶつかれば大怪我必死の強敵です……が!

 先ず覚醒! 重ねた青得等でクリティカル確定からの威力は高倍率のバフはかかり、更に神秘のレベルが上がった事で、倍率がかかる元も結構高まっております。そんな拳に丹念に殺意を込めてぶん殴ると――?

 

『――っ!?』

 

 屈強な兵士が見ての通り、ワンパンっ! 完全勝利!

 ふははは! 見よ、このサーヴァントと遜色ない(贔屓目アリ)の威力を! 今までは雑魚敵とて、多少の警戒も必要でしたが、しかしながら、遂に、遂に! 雑魚敵相手であれば、ある程度気を抜けるレベルに到達したのです!

 

 その秘密が、この青得『古い血筋』であります。

 神秘レベルは、高ければ高い程、覚醒などの特定のスキルに補正が乗りますが。その補正を更に高めてくれるのがこの古い血筋です。

 神秘以外に一切乗らない上に、一定の神秘レベルまでビルドを上げないと取れない、ちょっとお手軽さに欠けるスキルではあるのですが、とってしまえばこの通り!

 

『――!!』

 

 警戒していた第五特異点の強敵たちも、ホモ君単騎で余裕で討ち果たせるように! なっておりますよ! いやもう、今までみたいな『無双(笑い)』というような情けなさは何処にもありません!

 ……というか、それくらい出力を上げないと、この第五特異点は辛くなってくると申しますか……まぁおいておいて。

 

 更に……この『古い神秘』は、なんと『対サーヴァント戦』に関してかなり重要なもので。コレを取っておくと、サーヴァントに攻撃が通りやすくなる――サーヴァントの神秘の守り、最早恐れるに足らず! 

 

……とまでは行かずとも。完全無欠の守りを実現していた筈のサーヴァントにダメージが通りやすくなったのは嬉しいですよ。まぁ結局は覚醒時のクリティカルのダメージが通りやすくなっただけと言えばそうなんですけれども。

 

『ほんなら骨抜いてまうけど、よろしおすなぁ?』

 

あと、アサシン。酒吞童子の活躍も正に怒涛、と言った感じですね。

 

今までホモ君のパーティは、『魔性』タイプの相手への特攻効果と、ゴルゴーンさんの等倍をもゴリ押す高火力で何とかして来た一面があります。

まぁ、ホモ君の魔性特攻付与、というウルトラCで魔性特攻の火力を無理やり乗せる事も出来なくもないのですが……それはそれとして。やはりもう一伸び、安定した火力バフが欲しい所ではありました。

 

 その火力を補う事が出来るのが、正に酒吞童子。強力な攻撃力バフ配布のスキルに、全体防御力ダウンに加えて確率でスタンのデバフスキルもあります。

 これらが乗ると、まぁ我らが式部さんとゴルゴーンさんの火力が結構伸びる! 元から攻撃力アップのバフを持っているゴルゴーンさんに関しては若干控えめですが、式部さんの火力の伸びはかなりの物です。

 

 更にガッツスキルも持ち合わせ場持ちも非常によろしいと来れば、並みいる敵兵を捻り潰すだけの力と合わせ、大活躍も必死。

 

『――良し、殲滅完了!』

 

 とまぁ、ホモ君の成長等、大きな要因もあり、見事攻め寄せてくる敵を凌ぎ切る事に成功――ましたが、しかし。特異点というのはそう甘くない、というのを表すかのように。まだまだ敵が此方に迫って来ます。

 このままでは敵の軍勢に挟まれる! 逃げなきゃ(使命感)

 

『マスターはなるべく後方に下がって――ダメ、逃げてください!』

 

 しかし、逃げる一歩手前、敵の砲撃が逃げようとする我々の背を射抜こうと此方に飛んできております!

 

『――世話の焼ける』

 

 が。その黒い砲弾は迫る前に黒い炎によって焼き尽くされました。

 来ましたよ! 巌窟王セーフティ! このように、巌窟王が藤丸君のパーティにいると一部のシナリオに影響が出るのです。この特異点の序盤、砲撃が藤丸君に直撃してしまうと、巌窟王セーフティが無いと藤丸君が砲撃のダメージを暫く引きずるという悲しい結果が待っているのですが。

 しかし! ダメージ! 無し!

 

 なんという完璧な防御。こういうエスコートが心強いのです。巌窟王!

 本来ダメージを負って、ある程度響くモノがまっさらになって……コレで、我らカルデア、アメリカ旅一行は無事に初めのピンチを潜り抜けまして。

 さて選択のお時間です。

 

 戦っていたのは二つの軍勢。何方も、現地のアメリカ軍ともイギリス軍とも見えない未知の軍勢な訳ですが……さて、謎多いこの特異点を調べる為に、先ずは何方を追いかけるか、と言う話になって参りまして。

 

『――どうしました? 急患ですか?』

 

 選ばれたのは、銀髪紅眼の美人な婦長のいるアメリカ軍でした。

 




巌窟王が影に居るなら、ああいうケアレスミスも凌いでくれそうだなって。
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