FGO DLC実績『鬼血の継承者』獲得   作:秋の自由研究

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第九十八章

 耳がはち切れそうな実況、はーじまーるよ―。

 

 前回、前衛を張れるセイバーランサーに心当たりがあるという事で、その心当たりの元へ直行しております。しかし、何といいますか……嫌な予感しかしねぇなぁ。ロビン君の表情からして、何の問題もない、とは考えづらいというか。

 見えてきたのは、ジェロニモさんが初めにラーマ君をかくまっていたような、ウェスタンな町が一つ、なんですが……

 

『おっと、敵性反応だ。皆、気を付けて……んんっ?』

『……なんだこいつ等、弱ってない?』

 

 その目の前にも、ケルトの兵隊。いや、それは良いんです。しかしバーサーカーケルト野郎どもが、敵を見つけたら鬨の声を上げて吶喊するのが我が人生みたいな奴らが……なんというか、声に張りがないというか。疲れているというか。

 

『まぁいいや、なんだか知らないがこっちにとっては都合がいい……やっちゃおうか!』

 

 あ、はい……ビリー君の言や良し! なんですけれども……しかし、どうして我々が来る前にここまであの意気軒昂な奴らが弱ってしまっているのか。疑問は付きません。もしやこの先に、彼らを追い込む程の怪物が居るというのか。

 

『まさか、まさかまさか……いやぁ、まさかなぁ……?』

 

 あのぉ……ロビン君のお顔が更に引きつっているんですけれども。やめません? そういう顔をいきなりなさるのは……ねぇ? 不安になるから! 本当に! くそ、事ここに至って、更なる敵が現われるというのか!

 そんな不安に押されながらも、取り敢えず弱り切っている可哀そうな敵部隊を打ち倒して。これで街へ向かう自分達を阻む者はいないのですけれども……?

 

『……むぐ』

『おん? ジェロニモ、どうしたのそんな凄い顔して』

『いや……何か……奇怪な音が、聞こえた様な』

 

 ――あっ(震え声)

 

 スゥぅぅぅゥウウウウウウウっ……(深呼吸)

 帰るか!!(即断即決) 帰ろうぜ!!(迅速果断) ラーマ君の奥さんをさぁ、見つけてあげないといけない訳だしさぁ!! ねぇ!! こんな所で無駄に消耗するのも馬鹿らしくない!? 今の戦力で十分だよ!(戦略的撤退)

 

『うわ、ホントだ僕にも聞こえたんだけど……えっナニコレ。いや、一つ一つは、綺麗な音……なんだけどさぁ、あの……全部纏まったら、いやこれ、控えめに言ってクs……』

『はいはいそこまで! 個性的、ね!!』

 

 ダ・ヴィンチちゃんは表現にも気を使えて優しいね……まぁ、こっちに流れてるBGMはそんな酷い訳でもない、綺麗な歌ではあるんですが……まぁ、折角のシナリオに本気でヤバイ音を奏でるのはちょっと……

 しかし、歌で音程が最悪、と言う辺りで……もうお察しですよね。一体誰が今回の目的地で待っているかが。

 

『あの……マスター……この……歌……私達、何処かで、聞いた覚えがある様な……』

『――ハハッ、マシュ、これは幻覚だよ、幻聴だよ、そうだよ幻なんだ……』

 

 あぁっ!? 藤丸君が壊れた!? しっかりしてください原作主人公、君がしっかりしないとこの地獄と窮地を誰が乗り越えるというんですか!! ええい、既に被害が周辺に波及しているとは……なんという歌声、まるでジャイアン……!

 

『うぇ……まだ歌ってんのか、アイツ……?』

 

 ……ロビンがここまで嫌がっている理由が、この歌なのか……はたまた。

さぁでは最もサーヴァントとのコミュニケーション能力に長けているであろう藤丸君を欠いたまま、渾沌渦巻く事が確定している街の中に突入いたします。いや、欠いてませんけど。ちょっとグロッキーしただけですけど。

 

『~~~♪ ~~~♪』

 

 あぁ……歌っている……マゼンタカラーの美少女が、苦笑いしか出ない様な歌を……楽しそうやなぁ……(現実逃避)

 ……因みに誤解しないで欲しいのですが、投稿者は彼女の事が割と好きです。宝具は五ですし、ハロウィンな彼女のシリーズは一人たりとも逃していませんから。メカな彼女もいます。

 スキルも実に使いやすいものばかりですし。全体宝具で周回にも強かったですし。

 

 はい、という事で……第一特異点ぶりでしょうか。よりカラフルで、よりファッショナブルなアイドル衣装で、まさかの再登場――

 

『いいわ! 私、エリザベート・バートリーのアイドル道は、このブロードウェイから始まるのよ!』

 

エリザベート・バートリーの、エントリィィィィイイイイ!!

ただいま、アイドルとして特異点でも特訓中でございます!!

 

『あの、マスター……何か、的確な声をかけてあげた方が……』

『っすぅぅうう……いやー、俺か……』

『はい、言うべき言葉は、一つです。先輩であれば成し遂げられると信じています……では――張り切ってどうぞ!』

 

 何気にマシュも中々無茶振りしてて草も生えない。アレだけ気持ちよく歌ってるエリちゃんに何を言えと? 下手したらそのまま尻尾でびたーん、されて小さく縦に潰れてお終いでございますよ? そんな彼女に向けて――

 

『――何度も出てきて恥ずかしくないんですか?』

『ちょっと誰よ!? いきなりアイドルに批判コメント叩きつけるのは!?』

 

 い、言った!!!(大迫力)

 流石藤丸君! ホモ君に出来ない事をサラッと言ってのける! そこに痺れる、憧れるぅ! でも真似はしねぇ!(自己保身)

 批判コメントともちょっと違う気がしないでもないけど! でも言いにくい事をハッキリ言った!! でもこのFGOではハロウィンやってないから二度目くらいだ!

 

 とはいえ、同じサーヴァントに二度遭遇する可能性って大分低いらしいですし……それを考えればまぁ、何度も、って言うのも不思議ではないですけれども……とはいえ、取り敢えず、先ずはランサー、一人目を発見伝!

 と言うかエリちゃん、こんな所でピンでアイドル活動って、何をどうしてそうなったのかと言えば……

 

 ……まぁ凄い長いのでめっちゃ端折りますけれども。

 

『ちょっと!?』

 

 はいはい……えー、エリちゃんは、この特異点に召喚されてから、ここでもアイドル活動に励み、特訓を続けていた。んでもって、歌ってたら自分の元へ熱烈なファンたちが押しかけてきて、嬉しくなっちゃって更にノって歌って、いた……と。

 

 エリちゃん!! そいつは君の熱烈なファンとかではない!! 単に君のパワフルボイスに怯えてその元を断とうと襲い掛かって来た野生動物的なサムシングなのである! それ以上気を高めるなぁ!! 落ち着けぇ!!(PRGS)

 ……まぁその刺客共は哀れな事にエリちゃんのクレイジーボイスにやられてクソ雑魚になってたんですけれどもね?

 

『彼らにはあなたの美声は届きません! この世ならざる邪竜が雄々しく咆哮している様にしか聞こえないでしょう!』

『……えっ? そ、それ褒めてるの……?』

 

 という事で、そんな悲しい事実を、今漸くエリちゃんは自覚しました……皆もケルト兵やらモンスター共が弱っていたその理由が物凄く納得できたそうです。マシュも皆さんも二重三重で酷くて草も生えないんだ。

 どうして……エリちゃんはただ、サーヴァントな伝説のアイドルになりたくて、ただの寒村を『ここをアタシのブロードウェイとする!!』とか若干唯我独尊、狂化EX気味に突っ走ってただけなのに……!!(事実陳列罪)

 

『エリザベートさんの芸術(敵に酷い歌声)は雑に振りまくものではありません! 時と場所と相手を選んで披露すれば、必ずや相手に伝わるでしょう!』

『故にここではなく、この広大なアメリカ全土に、その歌声を広げに行きませんか、エリザベートさん!!』

『――分かったわ。なんだか色々酷い事言われた気がしたけど、分かったわ!!』

 

 されどボコボコにした後、そのままにしないのがマシュPのクオリティでありまして。まさかのココからスカウトである。なんという完璧な飴と鞭でありましょうか……流石です! クリティカル叩き出してエリザベートちゃん、再びスカウト成功!!

 ……あれ? コレ最終的にベストコミュニケーション叩き出したのマシュでは? 藤丸君がいなくてもマシュが居れば上手に会話ができる……?(気づき)

 

『――それで、次のセイバーなんですけど……』

『あぁ、アンタもしかして察しついてる? そうだよ、此方のランサーに負けず劣らずのねぇ……うん』

 

 そして藤丸君とロビンの悲しい表情……はい。まぁ、エリちゃんとタメを張るセイバーという事で、お察しではあるのでまぁ。

 ……まぁ覚悟決めて次のスカウト行きましょう! 次も敵がいても倒しやすくなっているかもしれないし! ポジティブに生きましょう!

 




今回の更新はここまでになります。
次回の更新は、年明けになるかもしれません。12月中に戻ってこれれば戻ってきます。更新されてたら、また流し読むくらいの軽い気持ち手呼んでいただければ、と思います。
それでは。
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