FGO DLC実績『鬼血の継承者』獲得   作:秋の自由研究

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第九十九章

 奇襲を切り抜けていく実況、はーじまーるよー

 

 西部、及び東部側との更なる激戦を見据え前衛を固めるこの旅。

更なるセイバーを確保しに行った所、待ち受けていたのは、可愛らしいセイバー、ネロちゃまと、正しく偉丈夫と言える男性サーヴァント。深く青い髪と、分厚い胸板、ぶっとい腕と、余りにもオスオスしいムッワァなサーヴァントが向き合っている光景。

一触即発、一つ火が付けば切り合い削り合いになる睨み合い――を超えて若干もう削り合いをしている真っ最中です。

 

『敵将は……なんかすごい、分かりやすく戦士って感じの人だなぁ』

『相手もセイバー。そしてあの剣から零れる虹の如き輝きは――魔剣、かな?』

『ともなれば間違いないね。ケルトにおいての魔剣使い……フェルグス・マク・ロイだろうね。うわぁ、またこれはとんでもない大物だなぁ……』

 

 ……えー、その二人を見た現カルデアのブレイン二人の発言が此方。息をするようにオジキの真名を抜いていて草も生えない。

ロマニは『やだなぁ……』的な顔をしてらっしゃいますがやだなぁなのはこっちの方ですよ(半ギレ) 真名は英雄にとってアキレス腱だっつってんだろ、ぽんぽんと抜くんじゃあねぇ!

 

愚痴りはしましたが、カルデアのブレイン二人の推測、全く以てその通り。敵将の名前はフェルグスで間違いありません。自慢の魔剣を振るって特盛のお山(本物)三つを切り飛ばしたとかいう、なんだそのデッカイ伝説……♂ ケルトには強敵以外が存在しねぇのか……?(震え声)

 

兎も角、そんなケルトの大剣豪(広義)なフェルグス君の逞しい剣の脅威が、お色直しした純白のブライドなネロちゃまに迫っている訳ですからね。少女の夢は守らにゃならないという訳ですよお嬢さん。我々紳士故。

という事で先ずはネロちゃま離脱優先で、藤丸君達が保護して離脱。我々が残ってその撤退を支援する……と言った感じで始まりましたこの戦闘。

 

数でこそ圧倒的不利であった我々ですが、遠中近揃った我らがホモ君パーティに加え、ロビン・フットも合わせた四人パーティは盤石。雑魚を削り、フェルグス君を順調に追い詰めていた所で……背後からの奇襲でございますよ。

 

『弔いの木よ――牙を研げ……! イー・バウ!!』

 

 しかし、突如とした敵に構って、大打撃を浴びるのも御免被りますので。こっそりとチャージしていたロビン・フットの宝具をフェルグス・オジキに即時放射。地味に毒も入っていたので特攻乗って大ダメージ削り切りました。

実は我々カルデア三人パーティよりも、NPCのロビン君の方が瞬間火力に関しては圧倒的に高いという事実に震えながら、目標であるオジキは無事に撃破。

 

 これにより、此方も戦う理由はなくなったので、戦場から我ら、無事撤退に成功。勝者の権限として、無事ラーマ君の奥方の情報も頂きました!

 

『うむ。勝者の権限として情報を持っていくのは良いが、中々に強引だな!』

 

 まぁ、死にかけの所に『カッコいい散り際だったね♡ 敗者として持ってるもん全部出せオラッ!』と割とオラオラな事をしたので、大分正論返されながらのゲットだったわけですが。流石はオジキ『しょうがねぇなぁ……』と寛大な心で教えてくださいました。

 

 オジキですら『ありゃあクソだな!!』と評する女王の命令だそうで。それも踏まえあっさりと口を割ってくれましたね。器のでっけぇ男だぁ……

 そして、情報を持って撤退し、エリちゃんのいた街に戻った藤丸チームと、無事に合流に成功いたしました! 早速手に入れた情報、及び確保した戦力なども考えて、ここからの方針を組み直す、作戦タイムです。

 

『アルカトラズ、脱獄不能と言われた監獄島。フェルグス曰く、ラーマの奥方がいるならそこの可能性が高い、という事らしい』

『……ふむ。であれば……良し。提案があるのだが』

 

 そしてここで声を上げるは、やはりこういった少数精鋭の戦いにおけるスペシャリストであるジェロニモさんです。

 現状、東と西の戦争は拮抗しているのですが……如何にサーヴァントの不足を機械化による量産と、システムもロもの改良とで補っていたとはいえ、聖杯を持つ西のケルトの勢力の方が時間が経つにつれ有利になっていくのは間違いない、との事。

 

 現状の拮抗状態が保っているこの状態が崩れれば、数の少ない我々では、最早どうしようもなくなるのですが。

しかし、拮抗状態であるならば、ケルト軍の超個人的戦闘主義――まぁ要するに個々が自由に進撃して好き勝手暴れる、攻撃的ではありますが、守りに難ありな質を利用可能。

 

『その間隙を突くだけの戦力は整った。敵本拠地は、西の果て。元アメリカ合衆国首都ワシントン。そこにて――敵サーヴァントの総大将を、暗殺する』

 

 方針確定。

 とはいえ、全員を向かわせるわけではありません。ジェロニモさん曰く、全戦力を向かわせるオールインは余りにもリスキーに過ぎる、との事で。戦力を二つに分け、片方を暗殺に、そしてもう片方を――ラーマ君の奥方を探索する部隊にするとの事。

 

『後者は、最後の切り札だ。此方が首尾よく事を運べればそれで良し。だがしくじった場合は……後を託すことになる』

 

 そもそも、暗殺任務自体が結構なリスキーで、勝ち目も低い賭けでありますので。その辺りのリスクヘッジ流石ですねジェロニモさん。

 

 ……さて皆様、このゲームモードは、サーヴァントとの旅路。当然ながら、所属しているサーヴァントによって、道のりは様々変化していくわけですが。さて皆様。

 ラーマ君の奥方、シータちゃんがいるかもしれない場所と言うのは……あの名高い監獄島である、アルカトラズ。沖の小島に築かれた、絶海の監獄でございます。

 

 さて……似たような場所に所縁のある、奇跡のようなそんなサーヴァントを我々は一人知ってます。なんなら、我々一行の一人に加わっております。

 

『――監獄の島、か。であるならば、俺は適任だろう……不本意ではあるがな』

 

 はい。困った時の巌窟王。

 元々は無実の罪よって、監獄の孤島に捕まえられ……そして見事に脱獄に成功した、いわば監獄、牢獄のプロにございます。

 アルカトラズ監獄に閉じ込められたシータちゃんを救出するのであれば、監獄のプロフェッショナルたる、アヴェンジャー、巌窟王は正に適任。

 

 んで、その巌窟王を編成に加えているカルデアのマスターはどっちかと言いますと……

 

『では先輩と、私、巌窟王さん含む此方のチームは、ラーマさんの救出に?』

『その方がいいと思われる』

 

 はい。先ずは強制的に藤丸君が救出チームの方に振られるのです。適材適所。仕方ないね。

 では残ったカルデアのマスターはどうするのかと言えば?

 

『彼が行くなら、アルカトラズは最早盤石だね。では、本造院君は……』

『皇帝陛下サマ以下、こっちチームって事になるな?』

 

 でしょうね!!!!!(確信)

 ……巌窟王が居ないと、この辺りある程度は自由に選択が効くんですよ。でもアルカトラズ側に完璧な担当者がいると、『ヨシ! こっち側にこれ以上の戦力置くのは過剰だし暗殺側に割り振るか!!』という至極真っ当な結論になります。

 

 これにて、ホモ君は暗殺任務を成功させなければ自動的にゲームオーバーな死にルートに入る事となります……おぉ……神よ……

 

『――いや、そもそも暗殺任務自体、ちょっと考えものじゃあないかい?』

 

 おっ?(期待) どうされました?(一縷の希望)

 

『――というと?』

『敵側のあの武者のサーヴァント。どうにも、アレは向こうの――ケルト側の都合で動いているように見えなくてね』

 

 まぁ、それは確かに……最初の時も問答無用で襲い掛かって来ましたし、フェルグスさんと戦ってた時も、彼が疲弊し始めた頃合いを狙って強襲しかけてきましたし。前者も後者も単独行動な上、どっちもゲリラ的な戦闘と言うしかありません。

 完全に遊兵なんですよね、動き方が。統率されているという意思を感じません。

 

『不確定要素が過ぎると思うんだ。綱渡りで一切のしくじり無しで行かなければならない暗殺任務に置いて、その不確定要素を無視するのは、ね?』

『……成程、余りにも通りだな。些か結論を急いたか』

 

 万 能 の 天 才(UC)(コロンビア)(止まらないダ・ヴィンチちゃん)

 かの森の賢人にしてゲリラ戦のプロ、ジェロニモさんに対し、真っ向から『ちょっ、待てよ』を実行せしめた我らがダ・ヴィンチちゃんに盛大な拍手を。生きてる^~(生の悦び) 良かった……死ぬ気であのイかれた野郎を討伐しなきゃいけないホモ君はいなかったんだね……

 

『って言ってもねぇ……ここでオールインしなかったら、いつやるのさ。もし東部合衆国分が悪くなって、戦況が西部のケルト側に傾き始めたら、それこそチャンスは――』

『ふふん。別に暗殺する事自体が問題とは言ってないよ。ただ、発想を変えるべきだ。危険な敵地のど真ん中に突入するくらいなら、まだ居ない方でやった方がいい。いや……私が考えているのは暗殺っていうか、『簒奪』だけどね。皇帝陛下?』

 

 ……いや、あの。別にそんなね? 暗殺を止めてくれた事は嬉しいんですけれども。

 万能の天才の頭脳が、なんだか大変面白い回転をし始めているのは、私の気のせいでありましょうか皆様……?

 

『――うむ?』

『アウトローの中にあって、唯一の『体制側』の経験がある人間、ではなくてサーヴァント……これを活かさないのは、嘘なんじゃないかい?』

 

 という、余りにも不穏なダ・ヴィンチちゃんのウィンクが飛び出したところで、今回はここまでとなります……じ、次回は……どうなるんでしょうか、私にも分からない……

 




アウトローとはいうがネロちゃまはバリバリの皇帝陛下でもあるやろがい!!!
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