FGO DLC実績『鬼血の継承者』獲得   作:秋の自由研究

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第百七章

 藤丸君がどうしているか、その他一切の事は分かりません、な実況はーじまーるよー。

 

 しょーがねーだろこっちは戦場なんだから……と言う事で、藤丸君チームからの連絡は一切ないまま、此方は再びの佳境を迎えそうでございます。アメリカ軍に群がるシャドウサーヴァントを叩き続け、そして兵力が減った所で、漸く慌てて現れた白黒ワラビをシバキ倒した……までは良かったのですが。

 

 あんにゃろう、最後に止めを刺したサーヴァントを道連れ、というかその場に自分と一緒に拘束するとかいうギミック持ちだったせいで、ここからはゴルゴーンさん欠いて戦う事に……いや、あの人だったら自分から残ってリンボを焼きそうだという意見は兎も角。

 

 と言う事で、一人減った状態で再び戦場を駆け、シャドウサーヴァント連中を叩く事となり申した。藤丸君達がやってくれないと、こっちに新たな展開とかは訪れないんでやる事変わらないんですよね……

 強いて上げるのであれば、ゴルゴーンさんという万能中衛が居なくなったので難易度が上がったくらいです。何も嬉しくねぇ!!

 

『よーし、シャドウサーヴァントは順調に数を減らしてるな――いや、待ってくれ。この一団は……気を付けたまえ! シャドウサーヴァントが一塊になって此方に突っ込んで来てるぞ! どうやら誰かが統率が取ってるらしい!』

 

 おぉ、更なる変化が訪れましたぞ!

……つまりそれって、屈強な敵兵を、更に屈強な何者かが率いてカチコミかけてるって事ですよね? 厄介が厄介束ねてハチャメチャが押し寄せてくるって事ですよね? 何も嬉しくねぇ変化だなぁおい!!

 

 まぁ……ただ流れ作業的に黒い影を叩くよりは、新鮮味があって良いか! オラ掛かって来いオラっ!

 

『――お。テメェらか。さっきからこいつ等をちまちま叩いてんのは。中々歯ごたえありそうじゃねぇか』

 

 黒い(確信) バカな、シャドウサーヴァントがシャドウサーヴァントを率いているだと……っ!? 最早ここまで律義に語るなんざ、とんでもなくレベルの高いシャドウサーヴァントだな!

 

 ……冗談はさておき。この色黒のサーヴァントなら、これだけの率いられたシャドウサーヴァント、納得は出来ます。

 どんな怪物傑物であっても、従える器量はあるでしょう。何しろこの男、王にして戦士です。王だけ、戦士だけ……そんなサーヴァントは世界にごまんとあれど、王自らが殴って潰す! そんなワイルドな王様はここだけにござんす!

 

『彼は――藤丸君の報告にあった、ベオウルフか!』

『おぉ! そうか、お前らもカルデアか! 成程、良い顔してやがる』

 

 そう、ベオウルフ!!

 肉体派サーヴァント筆頭! なのに知性高めの森の賢人系ケルト!

 当然ながらクー・フーリン陣営で、藤丸君とも出会っています。パワーで殴り合うのがお得意ながらその時は『退く』という選択肢を選ぶ事が出来る、オジキとは違うタイプの非常に厄介な勇士ですね。

 

 んで……ゲーム的にも、バーサーカーって言うだけでも厄介です。ちょっとした事でこっちのサーヴァントの体力は削り切られますからね。

 そして、そのバーサーカーの火力を押し上げる圧倒的な攻撃寄りスキルと、ちょっとしたタイミングで差し込まれるガッツがすぅ~っと効いて……非常に厄介極まります。

 

『まぁ、取り敢えず殴って蹴って、したい所なんだが……戦争なんでな。今は慣れねぇ戦働きって奴をさせてもらうぜ』

 

 そんなベオウルフ率いるシャドウサーヴァント軍団。『統率の取れた軍勢』と言う恒常デバフで、攻防ともに強化されているようです。王様要素をこんな所で回収するな。っていうか苦手とか言いながら普通に強化されてるやんけシャドウサーヴァント達よォ!!

 

 しかもこちらは二人……くっ、若干ながら不利か。ホモ君の覚醒状態での素殴りも含めてそれなりにダメージを稼ぐことは出来ますが、しかし如何せん数が多い。

 せめてもう一人、味方がいてくれれば――

 

『ぬぉおおおっ! 抜けたぞぉ! むっ、お主カルデアのマスター! それに――』

『アメリカ側のサーヴァントか!』

『成程……敵前衛を食い破って進んできたが、思わぬ当たりを引いたな。ここで貴様を仕留め、勢いづかせて貰おうではないか! 手伝え、カルデアのマスターよ! 純白の花嫁のエスコート係に任命するぞぉ!』

 

 キタコレ!(歓喜)

 ウェディングネロ陛下、ここでまさかの登場。押し寄せるケルト軍を突っ切って進軍して来てくれた模様です。流石にこの難易度の敵を相手に、ゴルゴーンさんを欠いた状態ではキツいですからねぇ……

 

 ゲスト参戦のネロ陛下と上手い事連携して、先ずはシャドウサーヴァント達を叩き潰して参りましょうか……全軍突撃!(脳筋)

 ウェディングネロ陛下なのですが、基本的に前衛よりのキャラクターです。しかしながら、その殆どのスキルが高倍率で、他の味方にも付与できる、と言う前衛ながら多少のサポートも出来るというちょっと特殊なタイプです。

 

 このゲームに置いて、前中後衛に個別にバフを配れるのは割と貴重で、先頭のネロ陛下にヘイト向けさせつつ、後方の味方に高倍率のバフを付与して後ろからガンガン殴らせるとかいう割と強めなムーブが出来るのです。ありがてぇ……ありがてぇ……

 

『ほぉ、コイツは中々だな。この黒子共、割とタフな奴らなんだが……こうもあっさりやられるとはなぁ』

『ふふーん。余の強さ、思い知ったか!』

『お前だけじゃなくて、カルデアの奴らも大分暴れてやがったが……まぁいい。今度は俺も楽しませてもらうとしようじゃねぇか! 行くぞテメェら! 根性入れて切り込め!』

『『『――』』』

『……調子狂うぜ。ったく。上司にも恵まれず、兵隊のノリも悪いとはなぁ』

 

 ……因みにベオウルフさんは、このケルトの陣営の中でも一番不憫と言うか、可愛そうな立場です。他の連中がある程度『やるんだったらしゃーねーか!』的なテンションなのに対し、完全に上司との反りが合わない上に、このDLCだと部下にも恵まれていない模様です。可愛そうな王様……

 

『まぁいいさ。暴れられるだけ、上等ってもんだ! 行くぞォ!』

 

 それでも尚、カッコ良く戦ってくれるベオウルフ王に敬礼。アナタが残っていると、下手なケルトの将が数いるより余計に苦しいので……全力をもって殴り潰す事で、供養とさせて頂きます……

 

 とはいえ、簡単な戦いではありません。

敵は幾人も控えに残したまま、ベオウルフ王とシャドウサーヴァントが前衛を張っています。んで、そこから繰り出されるなんだかんだベオ先生の火力が痛い!

 かといってベオウルフ王に集中して周りのシャドウサーヴァントを放置していると、ベオさんよりも周りの早い大技でザクザク削って来る!

 大将がヘイトを引く事で他を活かす大将突撃の鏡みたいなやり方だな……

 

此方は幸いにも、向こうと違って後衛からの援護射撃があるので、削る事自体は難しくありません。ネロちゃまのバフを生かしてじっくり行けば、負けはありません。幸いとベオウルフ王と酒吞童子の前衛としてのパワーは互角、そう簡単に瓦解はしません。

ガッツで粘るならこっちもガッツで対処も出来ます。そしてオラッ! 耐えた所で流れ出すお酒をお飲みあそばせオラっ!

 

『――はっ、中々のモノじゃねぇか』

 

 ……良しっ、削り切れました。相手の防御力バフには、酒吞童子の宝具とスキルのデバフで対抗、そこに式部さんの援護射撃もくぅ~っと効いて……気持ちが良い(敵勢薙ぎ払い並感) ベオウルフ王も、自分達の全力を受け止め、寧ろ押し返した此方にご満足そうであります。

 

『んじゃあ、第二ラウンドと行こうかぁ!!』

『よく言う! 周りの兵は全滅したのだぞ!』

『が、俺はまだ生きてる……それに、俺は後の無いギリギリの方が意外とつえぇぞ。昔っからな。まぁ最後まで俺みたいな脳筋に付き合ってくれた、黒子共への手向けってのもある……もうちょっと付き合えや!!』

 

 だからって楽しそうに第二ラウンドを始めるのは反則じゃないんですか?(困惑) いやまぁ、兵隊を伴っての戦いでしたので、あくまで王としての戦いをしてたので、こっからは戦士として、的な流れなのは分かりますけれども……あぁ、単体だ(絶望) そして体力もさっきよりたっぷりある。

 

 こういう、単体によって本気になって全てを出し尽くすみたいなモードのバーサーカーが一番怖いんですよね……生中な火力だと、削り切れずに返す刃で削り切られるなんて言うのがザラにある。

そしてそう言うのがベオウルフ王に似合うのが一番質が悪い。

 

『うむ! 物言わぬ兵であっても最後まで背負うか! その王としての矜持、気に入ったぞベオウルフ! 魔力を回せカルデアのマスターよ! 奴の蛮勇、余が直々に断とう!』

 

 と言う事で、此方も単体宝具のネロちゃまを今こそ輝かせるとき。ぶっちゃけ下手な全体宝具ブッパするよりも、単体宝具の火力で一気に削り切る方が、ガッツスキル持ちのベオウルフ王を相手にする時は良いので……

 さぁ本気モードのベオウルフ王との第二ラウンド、気張って参りましょう――

 

『――』

 

 ……えー、最後の方に鎧らしきものを纏った不穏な影が、最後に一瞬だけ現れた気もしますが、気にしないでおきましょうか! 

 これ絶対戦ってる最中に乱入してくるゾ……

 




王様やってる時のベオウルフ王好き。
戦士やってる時のベオウルフ狂おしいほど好き。
五章のベオウルフさんすっごい不自由そうで寂しい。
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