FGO DLC実績『鬼血の継承者』獲得   作:秋の自由研究

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第三十六章

 守護る将が恥ずかしくないの? な実況、はーじまーるよー。

 

『黒髭が誰より尊敬した女が。誰より焦がれた海賊が! 黒髭の死を看取ってくれる上にこの首をそのまま残してくれるなんてな!』

『それじゃあさらばだ人類! さらばだ海賊! 黒髭は死ぬぞ! くっ、くはははははははははっ!』

 

 皆様。ご覧ください。黒髭船長の御帰天でございます。FGORPGになってから消滅演出が足から頭に向けて消える様になってるのが、余計にこの帰還の際のカッコ良さを補填と言うか……パワーアップさせてくれていると思うのですが、如何か?

 と言う事で、対黒髭戦。漸く、ようやく決着でございます。ガッツとその他諸々が相まってかなり粘りましたが、最後はドレイク船長の宝具を絡めてのブレイブチェインでガッツ諸共全てを消し去る事が出来ました。

 

 いやぁ、アステリオスがシャドウサーヴァント達のフルボッコに有ったり、リリィというセイバーで対処して、不利全一だった筈のランサーおじさんが異様な粘りを見せたりと此方の予想だにしない様な事故がありましたが……

 あ、一応此方から藤丸君側の戦況は見る事が出来ます。とはいえ、まぁそこまで苦しい戦いになる訳もないやろwwwwとか高をくくっていたらファッ!? となったので本当に見る必要があったのか小一時間。

 

 とはいえ、我々の勝利には変わりありません。さぁ、いよいよ特異点解決に向けて障害も消えたので一直線に……とは上手く行かないのが人生。

 えー、正直に申しますと。黒髭船長が死んだのは、我々の手によってではありません。バトルでトドメを刺したのはドレイク船長ですが。

 

『いやぁ……やっと隙が出来たよな、船長。全く油断ぶっこいてるふりして何処だろうと用心深く銃を握りしめているんだからねぇ――オジサン、全く感心したぜ』

『天才を自称するバカより馬鹿を演じる天才の方がそりゃやっかいだわ』

『……成程な……道理で、裏が読めぬ相手だと……しかし、この状況で裏切るとかアホでござるかヘクトール氏は』

 

 そう。ボロボロになった黒髭にトドメを刺したのは此方の方。遡る事数分前、まさかの黒髭側に付いていた筈の裏切り、ランサー――真名を、ヘクトール!

 輝く兜のヘクトール。トロイア戦争においての、伝説の英雄アキレスの最大のライバルにして、トロイアを最後まで守護せしめた怪物。守勢において右に並ぶもの無し!

 

 それがいよいよ船長に牙をむいたって言う。会話からしてこの二人、船の上で波に揺られている間も互いに牽制でバッチバチしていたのかという恐怖の事実。怖いよ黒髭の船って……

 

『聖杯……獲った!』

『ぬかっ、た……!』

 

 そしてまずこのオケアノスにおいての特異点であった、黒髭から聖杯を強奪。弱りに弱っていた黒髭から強奪、とか言うとんでもない卑劣。これは穢土転生クラス。

 更にはこっちのドレイク船長を狙い――

 

『正しい聖杯なんざどうでもいいさ。こっちの狙いは、彼女でね……』

『きゃっ!?』

 

 と見せかけてエウリュアレ様を強奪に掛かりました。これは完全に誘拐犯。許されぬぞこのロリコン親父。黒髭とて手だしはしなかったのに!! なおエウリュアレちゃんを手に入れてたら確実に手出しはしていた模様。

 まぁとはいえ此方の船には我々ホモ君チームが居たのでね。さっさと取り押さえて、尾張ッ! 平定!! 幕府解散!(天下布武) 豪快にゲームオーバーにしてやろうと襲い掛かった訳ですよ。したら……

 

『っとぉ! まぁ落ち着けよ。オジサンも……流石に別嬪の首を槍で掻っ切るなんてやりたくないんだよなぁ』

 

 勝ったらこれだよ!!!!!!!!!

 FGORPGテメェ、徹底的にこっちのハッピーエンドルートの道を潰しやがって! お前ほんへでそんなダーティな側面見せた事もねぇだろうが! まぁトロイア戦争での逸話でも結構な事してたし、原作再現では?(お目目グルグル)

 と言う事で、此方のアステリオス君も、序にゴルゴーンさんも行動不能にされて準備された船で無事高跳びされてしまって。許せんマジで……

 

 こちらの宝と呼べるものを全て奪って逃げましたあの野郎が。

 黒髭との激戦の隙にさぁ……割り込んでさぁ……しかも人質なんて手段も使ってさぁ。ホントに君、恥ってものを知らないらしいねぇヘクトール氏……多分現状、黒髭の印象といい勝負で悪印象ですよ。

黒髭君は最後に漢気見せて行ったからね。そりゃあ黒髭の上がる印象とヘクトール氏の落ちる印象で綺麗に相殺もされます。という事で、とんでもなく舐めた真似をして下さった怒りと共に、守護の名将の名声に自ら泥叩きつけたランサー野郎を追いましょう。

 

『……………………』

 

 え? ゴルゴーンさん? ……会話フェイズでも話しかけても一切反応せず、この状態で一定以上話しかけるとガメオベラする位にはご機嫌斜めですよ。細かいねぇFGORPGくんは……(震え声) こういう時はキャラに話しかけちゃいけないよ、って言う雰囲気を出してくれているんですよね。優しい()

 

 姉を掻っ攫われた訳ですから、そりゃあこうもなりますけど。しかも人質なんてやり方までされて。これはヘクトール氏はゴルゴーンさんの手で無様な石像にしなきゃいけませんねぇ。

 まぁ先ずはエウリュアレちゃんの救出を優先ですけども。追いつけば自然とヘクトール氏を消し飛ばせる機会も出て来るとは思うので。

 

『えう、りゅあれ、を、たすけに、いく』

『……その気持ちは分かりますが。今は傷をいやす事に専念してください』

『いや、だ……!』

 

 とはいえブチ切れてるのはゴルゴーンさんだけに非ず。アステリオスも中々トサカに来ている状況です。こちらはマシュと、藤丸君の二人で取り敢えず宥めてはいますので未だ落ち着いていると言えばそうですけど。

 

 そんな怒りを大爆発させそうな状況で海賊船やら何やらはどうでも良いんだよ! こっちに歯向かってくるんじゃねぇ!!

 しかもそれだけではなく……この特異点からの悪意を持ったプレゼントかの如く嵐迄こっちに飛んでくる始末。クソッ、これで足止めしなきゃいけないのか……と、思っている方はドレイク船長と言う方を分かっていない。

 

『この嵐の中だが、帆を全部這って全力疾走するよ!』

『もう一度、豪快に海の上をライディングしようじゃないか!』

 

 ドラゴン素材で強化された船の耐久力を頼りに大嵐の中を全速力で走り抜けるとか言いなさる。とんでもない無茶ですよコレは。

 まぁとはいえ……その無茶を熟したからこそ、いよいよもって我々は、逃がした獲物の背を捉える訳なのですけれども。

 

『ようし、追いついた。問答無用で衝角をぶち当てる! 野郎共、準備はイイか!』

『うす!』

『はい!』

『ようし。あのいけ好かない野郎に一発キツイのを喰らわせてやるよ!』

 

 と言う事で、ヘクトール氏には申し訳ないですけれども。此方の全ての恨み怒り大爆発諸々をもう顔面に叩きつけて絶頂から絶命迄追い込んでやるから覚悟しろホント……お前を芸術品にしたんだよ!!!(妥協最速RTA)

 

 ……さて、問題は相手。兜輝くヘクトールの性能なのですが。

 確率とはいえ、スタンとチャージ減を両立してるとか言うクソスキルを撃ってくるんですよねこの人。しかも、最大の問題として敵側から飛んで来るこの類のスキルは大抵直撃してスタンもチャージも減るって言う。

 なんでしょうね。あの敵にした時にある特有の中確率以上はほぼ確定みたいなバカみたいなガバガバ確率。更に普通にHPの回復と弱体解除も持ってるっていう耐久型ランサーとして完成されています。

 

 此奴とシャドウサーヴァント達の組み合わせは普通に耐久として面倒な構築なのでしっかりと討ち取ってまいりましょう。

 対戦、よろしくお願いします。

 




ヘクトール氏がこっちの戦力関係で更に卑劣にならざるを得なかった……本当に申し訳ない……
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