機動戦士ガンダムSEED〜ラスティ生存√リメイク〜   作:残月

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プロローグ

 

 

 

俺の人生は……まあ、なんと言うか普通だ。普通に高校に行って仲の良い友人と雑談に花を咲かせては笑う。それが趣味の合う友人なら尚の事だ。

 

俺は友人とアニメや漫画の話で盛り上がり、今期のアニメが良かった悪かった等と盛り上がった帰り道。雨が降って来たので友人と走って駅に向かっていた。

歩道橋の階段に差し掛かり、もうそろそろ駅に辿り着く。階段を登る俺達と逆に階段から降りて来た人とすれ違う中で友人が口を開いた。

 

 

「今すれ違った子、雨で服が透けてたぜ」

「え、マジか」

 

 

俺は雨で視界が悪かったから気付かなかったが友人の鷹の目はそれを流さなかったらしく、それを俺に告げて来た。そして俺は思わず振り返って先程の女性に視線を移して……

 

 

「おわっ!?」

「お、おい!?」

 

 

階段を踏み外した。俺の身体は投げ出され、一気に登った分の階段から滑り落ちて行き、最後には凄まじい衝撃が頭に来た。ああ……これはやっちまったな。

 

 

「お、おい!大丈夫か!?」

「キャァァァァァァァァァァッ!?」

 

 

友人の叫びと先程の女性の悲鳴が遠く聞こえる。二人は俺を心配そうに見ていた。ボンヤリとだがギリギリ見える光景から友人も女性も巻き込まなかった事だけが分かった。そう思ったら俺の意識は薄れていく感覚になる。

 

 

「ああ……馬鹿な死に方したもんだ」

 

 

俺の短い人生はこうして幕を下ろした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

って事を先程、頭を打った際に思い出した。

俺、ラスティ・マッケンジーが前世を思い出したのはザフトのアカデミーで訓練中に頭を強打した際に気絶して、その間に夢を見ていた感覚で前世を思い出した。此処は……この世界はガンダムSEEDの世界だ。

 

 

「おい、ラスティ!大丈夫なのか!?」

「しっかりして下さい、ラスティ!」

 

 

イケメンボイスと可愛らしい声音の心配そうな声が聞こえる。ああ、アスランとニコルだ。しかし、頭を打った所為なのか、声が遠く聞こえる。

 

ちゅーか、今の状況は……転生って奴か?しかもアニメのキャラとかになる憑依転生。前世の俺とラスティとしての記憶が混じり合ってグルグルと頭を駆け巡ってる。

 

 

「おい、ラスティ?……何をボンヤリしている貴様、返事をしろ!」

「打ち所が本格的に悪かったんじゃないか?」

 

 

熱血漢な声とチャラそうな声。これはイザークとディアッカだよな。

と言うかちょっと待て。今がザフトのアカデミーって事は卒業したらヘリオポリス行きだよな。その初任務で頭をパーンされるんだよな。

 

 

「お、おい頭から血が出てるぞ!?」

「医務室に運ぶぞ!」

「ラスティ!」

 

 

頭痛から額に手を添えたらヌルっとした感触が手に伝わる。周囲の声が騒がしくなり始める。手を見れば血が付着していた。頭パーンされる前に額から血が流れて来た。

こんな事をしてる場合じゃないのに……ダメだ……頭の処理が追いつかない。俺の意識は再び遠くなり始める。

 

 

 

 

ラスティになった俺は生き残る事が出来るのか?

薄れゆく意識の中で俺はそんな事を考えていた。

 

 

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