機動戦士ガンダムSEED〜ラスティ生存√リメイク〜   作:残月

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望む再会と望まぬ再会

 

 

 

ライトニングストライカーの件でエリカさんにめちゃくちゃ怒られた。いや、現物は失ったけど実働のデータと改善点の提出で勘弁してくれませんかね?

確かに今現在重要な資材を失ったけど下手すればムウさんとストライクの両方を失いかねない状況だったんだから見逃して欲しい。

そんな事を思いながらイージスリペアのOS調整を進める。

 

 

「しかし……そろそろキラとアスランが戻ってきてもいい頃の筈なんだがな……トールとも早く会ってOSのフィッティングしたい」

 

 

そう、父親に今回の戦いの真意を問いただすべくザフトに戻ったアスランは父親であるパトリックに様々な責任を問われ幽閉されてしまうが、それをラクス率いるエターナルが助けだしアークエンジェルやクサナギに合流する。

ここで原作と変わってくるのはアイシャさんとトールの存在とバルトフェルドさんの怪我の具合である。

 

 

「そろそろ本格的に読めなくなってくるよな……急がないとマズそうだ」

 

 

本来死亡する筈だった人物が生還し、話の流れも変わっていく筈だ。良い方向に向かってくれれば良いけど悪い展開も考えなければならない。

 

 

「特に……これからは生還率が下がるからなぁ……」

 

 

敵の砲撃から艦を守って爆散とか、最終回付近で突如全滅とか。それならば少しでも生存率を上げなければならない。

 

俺のパソコンに映るのはイージスリペアのOSのウインドウから切り替えたMSの追加装備の一覧だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◆sideアスラン◆◇

 

 

父上に真意を聞く為に戻ったプラントだったが、父上にはナチュラルを滅ぼすと宣言され俺は拘束された。なんとか脱出しようと抵抗した所でラクスの一派に助けられて今はエターナルでプラントから脱出を図っていた。

しかし、ヤキンドゥーエから防衛隊が出陣して次々にジンが現れていく。

 

 

「この艦にMSは!?」

「生憎パイロットが居てもMSは出払っていてね。だが砲撃手は超一流だよ」

「ええ、任せて」

 

 

俺の質問に艦長であるバルトフェルド隊長が苦笑いで答える。すると砲撃手として席に座っていた女性が答えると飛来するミサイルを次々に迎撃していく。恐ろしい程に正確な射撃だ。

だが、艦の迎撃システムでは対処しきれず徐々に被弾しそうになってしまう。ラクスがヤキンドゥーエの警備隊に『行かせて欲しい』と広域通信で語り掛けるが効果は薄そうだ。

 

 

「くそっ!俺にも乗る機体があれば!」

「貴方にはまだ無理よ。それよりも手伝いなさい」

「辛口なコメントだねアイシャ。愛弟子には厳しくするもんだが少しは認めてやってもいいんじゃないかい?」

 

 

同じ様にコンソールに座る俺と同じくらいの歳の少年が叫ぶが女性は冷静に反論した。バルトフェルド隊長はまた苦笑いで口を開く。

 

 

「坊ややラスティ君とは違うもの」

「比較対象が凄すぎやしませんかね!?」

「比較された側も苦笑いか爆笑しそうだがね」

 

 

なんだろう……まるでラスティが居る時みたいに妙に笑いを誘う様なやり取りを見ている気分なんだが。

それに雰囲気もだ。なんとかなる……危機的な状況なのにそう思えてしまう様な感じがしてしまう。

 

俺がそんな風に思っていたらキラの乗るフリーダムが増援に現れてミサイルを次々に迎撃していく。その光景にラクスやバルトフェルド隊長、女性は安堵の表情を浮かべ、少年は泣きそうになっていた。

 

 

「キラ!」

「よう、少年!助かったぞ」

「久しぶりね、坊や」

「キラ!やっと会えたぜ!」

『え、ラクス、バルトフェルドさん、アイシャさん……トール!!?』

 

 

それぞれの思いが交差している。そしてキラが口にした少年の名を聞いて俺は背筋が凍る思いだった。

その名は俺とキラの仲違いを決定的にした俺が墜とした戦闘機に乗っていたパイロットの名だったのだから。

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