機動戦士ガンダムSEED〜ラスティ生存√リメイク〜 作:残月
「三馬鹿の……四機目っ!?」
俺のテスタメントに迫る機体は黒いカラーのフォビドゥンだった。黒いフォビドゥンは構えていたバズーカを乱射しながら高機動で迫ってくる。弾の軌道予測をすると……三隻のどれかに当たる!
「ちぃっ!」
俺はテスタメントのビームライフルで迫る弾頭を撃ち落としていく。
「このMSは俺が相手をする!作業してたM1は直援に回れ!他の機体も出撃を!」
『りょ、了解!』
『任せて!』
『各機発進を急がせて!』
俺の叫びに三隻は慌ただしく動き始め、M1隊からも返事が来た。さて、俺はこの黒いフォビドゥンを相手をしなきゃ。でも誰が乗ってんだ?MSV系のキャラか!?
「と言うか……速い!」
俺はテスタメントのビームライフルで牽制するが悉く避けられ接近を許してしまう。すれ違い様にビームサーベルで斬られそうになったがなんとか回避した。
「後ろかっ……ちぃ!」
黒いフォビドゥンを狙ってビームライフルを連射するが全て避けられた上に避けたついでにデブリを蹴り飛ばして来た。細かいのは避けたが戦艦の外壁らしき物が飛んできた時には避けられるタイミングでは無かったのでビームサーベルを引き抜くとデブリを切り払う。
「見失った……何処に……あぐっ!?」
だが、その行為が奴の狙いだったと気付いた時には遅かった。黒いフォビドゥンはデブリで俺の意識を逸らした後、デブリの影に姿を隠したのだ。そして俺が黒いフォビドゥンを見失って周囲を警戒したと同時に衝撃が来た。
黒いフォビドゥンは俺が見失った一瞬の隙を突き、その高機動でタックルをしてきた。PS装甲は起動させていたが、いくらPS装甲でも衝撃までは完全に殺し切れない。タックルされた衝撃で硬直している俺のテスタメントに接近しながら黒いフォビドゥンはビームサーベルを両手に構えた。ヤベェ!?
『死ねやっ!』
「でいっ!」
黒いフォビドゥンは右手のビームサーベルで縦斬りをしてきたので咄嗟にテスタメントを反らせて一撃を回避する。危ねぇ!ギリギリだった!
「オオオオッ!」
『チィ!やるな小僧!』
俺はテスタメントの左手に構えていたビームサーベルを横薙ぎに振るったが黒いフォビドゥンは両手に構えていたビームサーベルの左手で俺のビームサーベルの一撃を防いだ。俺は連撃で斬り掛かるがその全てを防がれてしまう。俺は斬り掛かるふりをして黒いフォビドゥンの腹部に前蹴りを叩き込んで距離を無理矢理取る。
「この距離なら!」
『甘ぇよ!』
至近距離からビームライフルで撃ち抜こうとしたが黒いフォビドゥンは瞬間的に察知して避けた。マジかよ!?その直後に数発ビームライフルを放つが全て避けられた上に間合いを開けられ過ぎた。この間合いじゃ当たりはしないだろう。この黒いフォビドゥンは今まで戦った誰よりも強くて速い。
『中々やるな小僧。俺を相手にここまで楽しませてくれるたぁ驚きだ。この猟犬ゲールとインサニティの相手に相応しいぜ。さぁ、もっと楽しもうぜ!』
「一番相手にしたくないタイプの相手だなチクショウ!?」
見たことないMSとパイロットだけど特に関わりたく無いタイプのキャラだな間違いなく!!
『ガンダムインサニティ』
『狂気』の名を持つガンダム。
地球連合軍のMS。
オーブ戦での三馬鹿の不甲斐なさからカラミティ、フォビドゥン、レイダーの余剰パーツで生み出されたMS。
フォビドゥンがベースとなっていてカラーリングは黒。
通常のフォビドゥンと違い、背面の大型バックパックは装備されておらず、代わりに高機動用のブースターが装着されており高速戦闘を専門としている。このブースターは可変式多方向スラスターとなっていて無茶苦茶な機動を描く事も可能となっている。背面にはバズーカがマウントされている。
またフォビドゥンの大型バックパックが無い為、固定武装に乏しいがスタンダードな強さを持つ機体となっている。
武装。
ビームライフル
バズーカ×2
ビームサーベル×2
アーマーシュナイダー×2
収納型可変式トマホーク
対ビームコーティングシールド
『ゲール・ウドウ』
地球連合の元エースパイロットで『猟犬ゲール』の異名を持っていた。
浅黒い肌に短い銀髪が特徴的。
戦闘狂と言える性格で気に入らなければ仲間や上官を半殺しにするのも厭わない。
上官殺しの罪で投獄されていたが戦力増加の為にアズラエルが釈放手続きをしてドミニオンに配属となった。
ナチュラルではあるがMS適正値が高く並のコーディネーターよりも強い。
戦いの中でハイテンションになりやすく『自分は常に乾いてる』『戦いや人殺しで自分は満たされ潤う』『断末魔が子守唄』と考えるなど生粋のサイコパス。
オールラウンダーではあるが接近戦を好む傾向にある。