Bewaffnete Magie〜魔力銃士の武装魔力学〜   作:一樂神無

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武装魔道具

「剣型の魔法補助具を作る!?」

 俺の提案に声を上げるグラン、当たり前だ本来魔法補助具所謂杖は文字通り木製や金属製の杖に加工をして作るもの、俺が使っている手袋やグレイヴみたいは変わり種はあるが基本、直接相手に触れてダメージを与えるものではない、それを剣正しく言えば実戦武器を杖として加工するのは古今東西例がない。

「あぁ、騎士団でも魔法を使う時は攻撃を止めて別で使うことが多いし、近接格闘しながら並行して魔法を使えるのは一握りの天才のみっていうしな」

 魔法を使うときに集中力が必要だからか、近接は前衛で魔法は後衛と棲み分けがされているし古来から兵法として確立されていたりする、しかし今の時代そんな古い考えで戦を考えていたら将来もし他国の侵攻を受けたとき生き残れるかはわからない、正直兵法は専門じゃないのでそこの改革は出来ないが技術的に変化を加えたらと考えて、色々アイディアを溜めていた。それに……。

 

「今廃れてる魔法補助具が復活するためには、既存の形以上に新しい形を作らないとならない、グラン協力頼めるか」

 そういう俺にグランは静かに思案する、そして俺に疑問を投げる

「剣に回路を組み込むのは可能だとして、剣は消耗品。新しくする度に回路を書き込んでいたら将来的に人件費が跳ね上がるぞ、それに魔力と相性のいい金属は剣の素材にするには強度が足りない、一太刀骨に当たれば使い物にならなくなる、そこはどうするんだ?」

「回路に関しては、家庭用魔道具の量産に使われる複製機の技術を流用できれば解決するが、金属に関しては正直合金の作成から始めないとならないな、そこら辺も含めて手伝って欲しい」

 俺の答えにグランは深くため息をつく。正直呆れてるのだろう言うのはいいが完全にノープランなのだから、二人の間に冷たい空気が流れるそんな空気を俺たちのそばにコーヒーを置いたニーナが壊した。

「正直、素材の方は手伝えないけど、回路とかの技術面は私も手伝えると思うから男二人で抱え込まないでやるだけやってみたら? 急ぐ必要もないんだしさ」

 その言葉を砂糖をコーヒーに染み込ませながら聞いていた俺は肩の力が抜けた。明確な解決策ではなく精神論の能天気策、だがそれに毎回救われている。俺達がそんないい空気を作ってる所にジルが手を叩いて注目を引いた。

 

「いい所申し訳ないが、アタシにも相談してほしいね。顧問だし個人的に色々ツテがあるから手伝えるはずだぞ」

 そう言われ三人一緒に苦笑いを浮かべた。

「ジル、実戦に耐え切れて魔力を通しやすい素材ってあるか? できたら単価安いやつで」

「これから開発を開始するのにいきなり単価を気にするな、まずは一本目を完成させてからだ!」

 そうツッコむジルは、深いため息をついていくつかの金属のインゴットを取り出し作業台に並べた。

 

「剣に使うのは一般的には鉄や鋼鉄だな、騎士団の官給品は鋼製の剣だなサイズは均一だからそこは変えずにいこう、で問題の回路の方だが普段魔道具の機関部に使うのはミスリル合金、古いものだと銀が使われているのは今更説明する必要はないな。鋼は剛性が強く多少硬いものを叩いても欠けることはそうそうないが魔力は通りにくい通る事は通るが魔法を使えるまでではないな、加工の方はある程度修行は必要だな、ミスリルに関しては加工はしやすく魔力の通りもいい、一昔前の魔法士の師弟が卒業の証のアクセてサリーとしミスリル製のものを送る慣習があるくらいだ、今でも宝飾品の材料で使う職人もいるな。まぁ宝飾品も場合は銀を使う方が多いが」

 魔法銀とも呼ばれるミスリルは一般的な銀に比べ希少性が高いためにそれで作られたアクセサリーは同じデザインの銀製に比べ十倍の価値がつく場合も多い、俺も魔銃の量産において素材の問題はずっとネックなのでそこは理解している。

 

「仮にミスリル並みの魔力伝導率の金属を作り出せれば、その問題は解決なんですよね」

 軽い感じでそういう俺に他の三人は分かりやすくため息をついた。

「そう簡単に作れたら苦労はしないぞ、大体その素材の案はあるのか?」

 呆れまじりにそう言うジルに俺は無言で懐から袋を出すと、作業台にその中身を広げる. 中身は、大きい物でも小指の爪くらいの大きさの色とりどりの石たちだった。

「それは?」

「魔道具製作の際に出た魔石のかけらや商品として価値がなくまとめ売りされているハンドメイド素材の屑魔石ですね」

 俺の説明にそれぞれ積まれた魔石を眺めている、さらに俺は説明を続ける

「ハンドメイド素材用は兎も角、産業用の廃棄魔石は小さくても魔力は有してますしそのまま廃棄は勿体無いと思うんですよ」

「確かに、魔道具製作の際に魔石の形を整える必要性から細かい魔石のかけらは出るが、保有魔力の少なさから使用用途が好きないのが問題ではあったな」

「一時期魔導馬車の燃料として実験されていたが、燃料効率の悪さや魔石の再利用技術が発明されたことから需要が少ないしな」

 そう言うジルとグランの話をニーナは魔石を弄びながら聞き流していたが、途端になにかを察して俺の顔を見上げた。

「まさか、金属とこの魔石を混ぜるとか言わないよね? 昔それやって大怪我したよね?」

 ニーナの話にジルのやつが満面のニヤケ面で俺を見る。

「はぁ、よくある失敗だよ。昔さっき話した魔石を混ぜた合金を作ろうとしていた時に、錬金を失敗して大爆発、幸い当時親にバレたくなくて街の外でやっていたから物的被害はなしだったけど、真正面から爆発の熱を受けて大火傷したわけで、魔力操作には自信あったけど資料の無い新しい合金作るには力不足だったと、その後は親父に怒られて実家の工房の隅を借りられたけどな」

 言いたくない黒歴史を語ることになり、不満が溜まるがジルはそれを興味深く聞いていた。

「錬金の失敗は普通何も起きないはずなんだけどな、爆発したということは使った魔石の魔力が膨張して弾けたと言うことかね……」

「あれから、実験ができてないけど仮説としては錬金時に金属の精錬が甘くて魔石の魔力を金属内部に馴染ませきれてなくてバランスが崩れて暴走、魔力が膨らんで金属の形を保てずに爆発したと考えてる」

「で、グランに渡したハンマーと彼の合成技術の出番というわけか」

 ジルの解説に俺は頷き、グランの方は事の次第を察したのかじっとり汗をかいていた。

「確かに、錬金の問題は解決したけど新しい金属を作ることは正直自信ないぞ」

「それに関しては、すぐに結果を出す必要がないから試行錯誤していくしかないな、俺は剣に書き込む回路式を詰めるから」

 そう笑顔で言う俺にグランは深海のように暗く深いため息をつく、それをニーナが苦笑いで肩を叩き励ます。

「さて、アタシは校長から予算かさらって来るから、カズミなるはやで資料作れ!」

 ビシ! と効果音がつきそうな勢いで俺を指すジルに俺は、力無く頷き研究室に常備されているレポート用紙に今回の件の詳細な内容を書き込むとはいえ、今まで自分勝手にやってきたので正式な場に出す資料なんて書くことなんで皆無だったため、資料作りに四苦八苦しジルに何度もやり直しを喰らい、彼女を満足させる資料ができたのは三日後だった。そこからジルが経験のもとギリギリ学校から貰えそうな予算額を算出し、学校との交渉(戦い)に向かった。その中で俺が校長から呼び出しをされ、この研究の細かい部分を質問や確認をされ学内審査を経て正式に認可されたのは、申請してから二週間の時が経っていた。

 その期間内でも俺とグランは寮の門限ギリギリまで合金の試作に騎士科の学生から剣について色々訊き回ったりと忙しい日々を過ごしていた予算の降りた前日に研究室にあった金属や俺が集めていた魔石は底をつき、その状況でも満足のいく成果は出ていなかった。

 最初は剣に使う鋼に混ぜることから始めたが、やはり元の魔力との親和性の低さからかただ混ぜただけだと雀の涙程度の親和性の上昇にならなかった、次にグランがよく使う真鍮を試してみる、鋼よりかは魔力は通るが満足のいく物ではなく強度も脆かった。銀に関しては予想どおり魔力の通りは良かったが強度の方も予想どおりだったが、意外だったのは鉄が銀ほどではないが鉄が魔力伝導率が高いことがわかり今後の方針として鉄をベースに合金を作ることに決まった。重要な魔石の端材に関してはジルのツテでメーカーの工場から格安で譲ってくれる事になり工程として順調となった。

 

 

 合金製作に勤しむ日々を送っていたある日、騎士科の生徒達からとある噂が流れた

「ガイナス領で、魔物が暴れている?」

 食堂で食後の極糖コーヒーを飲んでいる最中にニーナから振られた話にそう返すと、ニーナはクラスの男子から強奪したカップケーキを食べながら話を続けた。

「うん、なんかクラスの騎士科の友達から聞いたんだけど、ガイナス領で魔獣が人里に出て近くの村の畑を荒らしてるらしいよ」

 そう言われ、俺の頭の疑問はさらに深まった。『魔物』魔獣とも呼ばれるそれはこの世界に出現する動物の総称である、魔力を持ち一部は魔法も使えるものもいるが、基本は人間に害を与えることはなく温厚な種類のものは人間に家畜化され俺たちの生活の助けをしてくれているし、食用の魔物もいる、しかしごく稀に家畜化されてない野生の魔物が人里に降りてきて作物や家畜を襲う場合がある、もちろん人間側も生活圏を分けるために魔物除けの柵や魔道具で対策はしている。こういった人里に出た魔物は大体は地域に滞在する冒険者に討伐依頼を出し討伐してもらうことが多く、うちの学校の騎士科の実習としても使われている。だからこそ公都の隣に位置してるガイナス領でも魔物出現なんて噂になる前に討伐されてるはずである。

「魔物なんて、ウチの騎士科の生徒か、地元の冒険者が討伐して終わりだろ、新聞の地域欄に地域欄に小さく載るならわかるが学内で噂になるようなことか?」

「なんか、騎士科の実習で討伐隊が行ったらしいのだけど姿を見つけられずに一方的にやられたらしいよ、インビジブルフロッグとかカモフラウルフとかの仕業とか考えられてるみたいだけど、生息地域から遠いし周囲にグレーウルフの死体があったからその線は薄いかも、畑の被害はグレーウルフみたいだったから、依頼自体は達成されてたようだし問題はなしって処理されてるらしい」

 ニーナの話を聞き終えたが、俺は今だに話の芯が理解出来ないでいた。

「そんで、その話を俺にしてなにがしたいんだ?」

「その見えない魔物を見つける魔道具ない?」

 ニヤケ顔でそう答えるニーナの顔に手にもった空き缶を投げつけたくなる、そんな未来から来たネコ型の同居人みたいに都合がいい物があるのか! 

「そんな都合がいい物ないぞ」

「作れない?」

 マジで顔面に魔力弾撃ち込んだろうか。内心で沸々と湧き上がる感情を抑えながら言葉を続けた。

「魔物の魔力探知ができたとして場所を正確に割り出すのが難しいし、今から開発しで完成までに時間がかかり過ぎる」

 そう答える俺にニーナは形のいい唇を尖らせてブーブー言い出す。俺はそれを放置して席から立ち上がる。

「どこ行くの?」

 見上げながらそう言うニーナに俺は、制服のネクタイを軽く下げながら答える

「魔物討伐の依頼実習を今やってるのは三年だからそこから情報を仕入れる」

「カルーエ姉様から?」

 頷く俺を見て、ニーナは手に持っていたケーキを一口で頬張ると追いかけるように立ち上がり俺のそばにむかおうとするが、待ち構えていたかのように貴族科の女子生徒がニーナを取り囲み引っ張っていた。助けを求める彼女を笑顔で見送ると一路三年の教室に向かって歩き出した。 

 

 

 

 

 三年の教室のある三階に着くと周りの先輩方が俺を見る、俺はその視線を無視して聞いていた姐さんの教室に向かうとその前を男子の先輩が阻む、ガタイの良さや射抜くような視線などで騎士科の冒険者志望の生徒だと察せた。

「おいおい、一年坊が三年の教室になんのようだ?」

「知り合いに用事がありましてすみませんが通らせて頂きます」

 そう言い先輩を避けて通ろうとするが腕を伸ばされて行く道を阻まれる

「通行料として財布の中身全部貰おうか」

 そう言い下衆な笑いを浮かべる先輩に俺は懐から財布を出すと先輩の頭上に投げた。先輩が視線を上に上げて手を伸ばした隙に先輩の横を通り過ぎて空中の財布を跳んで回収する。

 振り返り睨む先輩に笑顔で会釈し、目的地に向かう背後から獣の様な咆哮が聞こえたが無視しよう。

 

 

 姐さんの教室に入ると、タイミング良く姐さんがいた。俺を見つけて手を振ってくれたので俺も振り返して彼女のそばに歩み寄る、近くにいた女子の先輩が俺について姐さんに詰め寄っていたが、姉さんから俺と関係性を話すとつまんなそうにしていたが、すぐさま俺の気を引こうと近寄ってきた。俺はそれをやんわりやり過ごしながら姐さんに向かい合う。

「それで、いきなりこんな所に来て何の用?」

「ガイナス領の魔物について何か情報ありませんか?」

「ああ、騎士科の子達が騒いでる件ね」

「ニーナから話聞いたけど、いまいち情報が足りなくてさ」

「うーん、私も当事者じゃないからそこまで詳しい訳じゃないけど、どうやら現場にあったウルフのしたい岩で潰されていたらしいよ」

「岩ですか?」

 姐さんの言葉についオウム返し気味に言葉を返してしまう

「そう、それも十匹の群れが押しつぶされるほどの大きさの」

「おかしいな、ここら辺は平地で岩が落ちるような岩山や崖もない……岩が飛んでくるような火山活動があれば王城からなにかしら発表があるはずだし」

「不思議でしょ? 冒険者ギルドでも調査したみたいだけど手がかりなかったらしいよ」

 苦笑いでそう言う姐さん。ふと時計を見上げると午後の授業の開始時間間際になっており俺は姐さんにポケットから出した棒付きキャンディーを渡すと自分の教室に向かって走り出した。背後で怒鳴り声が聞こえたが無視することにする。

 

 

 

 

「見えない魔物か……話聞くだけだと眉唾ものだが」

 放課後、研究室で新合金の割合調整をしながらグランと噂について話しているとグランが渋い顔でそういう、手元のは錬金用ハンマーと合金の素材の山、初めは実験用に素材を大量に用意していたが、このハンマーの分解機能が、作った合金を素材に分解できることがわかってからは製作から加工実験の後分解して再利用というルーティンワークが出来ていた、加工といってもインゴットを短剣状に伸ばして簡単な回路を書いてそこに実験としてニーナが魔力を通して魔法を放つと言うものである、俺はその実験データの記録と素材比の調整を担当している本来は実験の方は俺が担当するつもりだったが、ニーナがやりたいと志願した為やって貰ってる、魔法技術は正直この三人の中で一番だし彼女が使って普段と同じかそれ以上の魔法が使えたら充分実用に耐えうる物になるだろうな、結果としてはニーナのおかげで割合の方は目処が立ってきたので今は微調整の段階になっていた。

「うん、これならいいんじゃないかな魔法もこれ無しで使うよりかなりスムーズに使えるし、体感だけど魔力消費も少ないと思う」

 そう言い器用に手に持った短剣もどきの回すニーナ、俺とグランもその様子を見て無意識にハイタッチをしていた。それと同時に職員会議を終えたジルが研究室に入ってくる。

 

「お、どうやら結果が出たようだな」

 そう言い、手に持った資料を自身のデスクに置くと肩を回しながらこちらに近寄り作業台に置かれた例の合金のインゴットを持ち上げ鑑定を掛ける、鑑定魔法は技術者には必須の魔法だったのだが、身体強化を流用した独学で使っていたそれはジルのそれと比べて鑑定の精度が差があり研究室に入ってすぐに学び直した。しばしインゴットを眺めていたジルは満足そうにそれを置くと俺達に向けて親指を立てた。

「この短期間で良く作った、まさか学生の身分で新金属を作るやつが出るとは顧問として鼻が高いぞ」

「ありがとう、これでやっと素材が揃ったし剣の開発に移れる」

 褒められたことをくすぐったく感じながら、俺は新たな目標に向けて襟を正して答える。

「そっちの方はなんか案は用意できてるのか?」

「東洋のカタナという剣の技術を流用しようかと考えてはいる」

 そう言い、大きめの紙に描いた図面を作業台に広げた。

「鋼と新合金を交互に重ねて剛性と魔力伝導率を両立できるかなと」

「回路式の方はどうするんだ? その作り方だと回路式を描いても無意味になるぞ」

 その質問に俺は図案の剣の刃と柄の接合部分を指差す。

「ここに回路式の核を描いて刃と接合させます、グレイヴみたいに内部機関があるなら細かい導線を作るんですが、今回は魔法の発動に特化させるので核の回路に魔力通したらあとは剣自体に魔力を纏わせるだけなので重ねた合金自体を導線にする形だな」

 そう説明するとジルは顎に指を置きしばらく考えた後、ひとまずの納得をした。

 

「さて、ひと段落ついたところで君達は例の魔物の噂は聞いてると思うがどうだ?」

「まぁ、一通りは聞いてますね。さっきもその話してましたし」

「そうかそうか、それでその魔物ウチで討伐しないか?」

 唐突な提案に固まる俺たち三人、すぐさまニーナが口を開いた。

「いや討伐って、そう言うのは騎士科の学生の領分でしょ。工学科……私は違うけどには分野違いでは?」

「正確にはアタシの仕事のついでにだけどな、不可解な話だから校長からアタシに調査指示が出て君達三人を助手として連れていこうかと思ってな」

 ケタケタ笑いながらそう言うジルをジト目で見ながら、俺は話の内容に納得をした。技術士官とはいえ騎士団所属していて実戦にも出ていた経験から戦闘要員とは違った視点からの意見が欲しいとのことだろ、ついでに問題の魔物を討伐して弱小のウチの追加予算もふんだくろうという打算もあると見た。

「例の剣の試用実験も出来そうだし一石二鳥だろ、出発は来週末それまでに出来るか?」

 ジルの質問にグランはチラリと俺を見て、口を開く

「試作なら大丈夫かと、問題は核となる部分ですが……」

「そこも回路式自体はできてるから大丈夫よ」

 そう答えると、満足そうにジルは手を叩いた。

「それじゃ、出発は来週の日の曜……各自無理はないように準備しておくように当日は日の出と共に出るから遅れないように」

「はい!!!」

 ジルの号令に答えると俺とグランは作業に入る。

 

 

 

 

 

 

 これが後に『武装魔道具』と呼ばれ、新たな歴史の夜明けになるとはこの時は誰も考えもしなかった。

 

 

 


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