ペルソナ3 面倒事が嫌いな化け物オリ主   作:ワンダラー

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申し訳ございません、仕事が忙しくて投稿出来ませんでした。

後、カネツグのアルカナを前回の設定に追加しました。


第4話 修吾の目覚め

 

noside

 

月光館学園中等部校舎・屋上

 

「……………はぁ」

 

学生が授業中の中、修吾は一人屋上で寝そべって空を見ていた。

その顔は普段の眠そうな様子はなく、悩みを抱えているというのがありありと現れている。

 

「………より面倒な事になってきたなぁ………」

 

修吾が面倒臭そうに溜め息をつき、病院での出来事を思い出す。

修吾が目を覚まして少しした後、桐条、真田、荒垣から今後の事を説明された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数日前 巌戸台病院・病室

 

「…………おっす」

 

「「「柊((シュウッ!!))!!」」」

 

修吾が倒れてから3日後、漸く修吾が目を覚ました。

見舞いに来ていた3人は修吾が目を覚ましたのを見て驚いている。

 

「柊、身体は大丈夫なのかっ!?」

 

「全然、元気だよ桐条」

 

詰め寄ってきた桐条に腕を回すことで元気であることをアピールする修吾。

顔色も元気であることを証明していた。

 

「やれやれ、余り心配かけるなシュウ」

 

「いやぁ、悪いね肉彦♪」

 

「だから肉彦って言うな!」

 

修吾の何時もの様子に突っ込みつつも安堵している真田。

修吾も修吾で真田を何時ものように肉彦呼ばわりしていた。

 

「ったく!俺らに心配かけたんだ、何か奢って貰うぜ、シュウ?」

 

「ヘイヘイ、はがくれ丼にトンコツ醤油でいいか?」

 

荒垣も安堵しつつ、はがくれの隠しメニューと今人気のメニューを催促し、修吾もそれを苦笑いしつつ容認した。

 

「あっ!なら俺は海牛の特盛汁だくでな?」

 

「わかったわかった、プロテイン増し増しでな♪」

 

普通はプロテインは混ぜないが、それが真田クオリティ(笑)

 

「ならば私はフランス料理にしておこうか」

 

「…………高級料理は勘弁して下さい」

 

桐条がさらっとフランス料理と言った所で修吾がベッドの上で土下座したところで3人から笑いが起きた。

 

 

 

 

「………取り敢えず俺が寝てる間に何があったのか、教えてくれよ」

 

一頻り笑いが収まった後、取って付けたように咳払いをして状況を聞く修吾。

3人もそれを察して雰囲気を正し、修吾に事情を話した。

 

「まず、タルタロスの探索だが………彼処までシャドウがいるとは思わなかった………そこは私達の調査不足だった」

 

桐条が申し訳なさそうに頭を下げる。

恐らく、真田と荒垣は散々そこをせっついたのだろう………。

頭を下げてる桐条から哀愁のような物が漂っていた。

 

「まぁ、次にこんなこと無けりゃ俺から言うことはないよ………次は?」

 

「あぁ、俺とアキだが………今の寮から桐条のいる分寮に移ることにした」

 

桐条から視線を外して荒垣を見た修吾は荒垣に話を促した。

寮を移る理由も修吾には想像がついていた。

 

「………不足の事態の為に纏まって動けた方がいいからか?」

 

「まぁ、そういうこった………それから………」

 

「あぁ、俺達もペルソナ使いになった」

 

荒垣は一旦話を切り、真田を見てから懐から召喚器を取り出した。

 

(まぁ肉彦の場合は考えられなくないが、ガッキーはなんで?)

 

そんな疑問が顔に出ていたのか、荒垣は半眼になって答えた。

 

「テメェ等、特にアキだが………余計に無茶なマネするからだろうが」

 

「いや、何かスマン………」

 

「おい、それはどういう意味だシンジッ!?」

 

 

そうやって言う荒垣から苦労人のオーラが漂っていた。

何せ修吾のボケと真田の暴走に一番苦労しているのは彼なのだから………。

それを聞いて修吾は何だか申し訳なさそうにし、真田に関しては余り自覚がないようである。

 

「まぁ肉彦と桐条ってドが付く位の天然だしねぇ」

 

「テメェの場合は狙ってやるからよりタチがわりぃんだよ、シュウ」

 

他人事みたいに言う修吾に頭をひっぱたいて突っ込む荒垣だった。

 

「俺の何処が天然だって言うんだっ!?」

 

「天然とは一体何の事だ?」

 

「…………自覚なし、か………大変だ、こりゃ」

 

「はぁ…………頭痛ぇ」

 

最早、荒垣は苦労人確定のようだ。

いつか胃薬を常備持ち歩くことになりそうな未来が来るかもしれない………。

 

「ま、まぁそれはいいとしてだ………柊、君も寮に来るか?」

 

「あの分寮だろ?………面白そうだし俺も行くよ」

 

桐条は修吾に寮への移りを薦め、修吾はそれに嬉々として応えた。

 

(それに学校からも近いしな)

 

「「(あの感じは間違いなくそう思ってるな)」」

 

修吾にとっては此方が主な理由なのだが、付き合いの長い真田と明彦は修吾の考えている事を理解し、それを桐条が知ることはない………。

 

 

 

回想終了………

 

 

 

 

 

 

 

 

「よく考えりゃ、あの堅物の桐条と同じ寮って事は学校サボれないって事じゃん!あ~!失敗したぁ」

 

今更ながら修吾は寮を移る事を後悔した。

それも割とどうでもいい理由で。

そんな修吾の背後に…………

 

「ほぉ、君は学校をサボる気だったわけか………」

 

「っ!?」

 

冷たい冷たい殺気の様なものと妙に威圧感を醸し出している聞き覚えのある声に修吾は冷や汗がダラダラと流れ出ているのを感じた。

 

「それも私のいる寮でそれをするとはなかなかいい度胸だ、柊………」

 

 

声は更に威圧感を増し、修吾のすぐそばまで近づいていた。

 

「ア、アハハハハ………な、何でここに………」

 

修吾は辛うじて声を出すことに成功したが、発する声自体が震えている。

 

「フフフ………君一人を探す事ぐらい、桐条財閥を使えば………」

 

「いや、人一人探すのに自分の家の力を使うな………ヒィッ!?」

 

桐条の発言に思わず突っ込みを入れ振り返ったが、桐条の顔を見てひきつった声を出して後ろに引いてしまった。

 

「フフフ………どうしたんだ、柊?後ろに下がると危ないぞ?」

 

「あ………あぁぁぁぁ………」

 

目のハイライトが消え、不気味な笑みを浮かべて修吾に近づいていた。

 

「さぁ、行こうか?授業の最中なんだ………サボリハユルサンゾ?」

 

「イ、イエスッ!マムッ!!」

 

 

逆らうと命はない………本能的に判断した修吾にはそう返事をするしか道は残されていなかった………。




次回予告

中学3年に進級した修吾たち。

そんな矢先、荒垣と真田が何者かに襲われて負傷してしまう。

修吾と桐条は二人を襲った犯人を探す中、二人の前に1つの集団が現れた。

その集団は過去に修吾と荒垣に因縁のある相手だった。

次回

第5話 「過去の落とし前」


「よぉ~!久し振りだなぁ、柊ぃ!」

「………胸糞ワリィ奴に会っちまったぜ」
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