あんな素晴らしいゲーム作るのが悪いんだ!
俺は悪くない………と言うのは冗談で、申し訳ございません
no side
はがくれからの帰り途中、修吾と桐条は修吾の住む寮まで歩いていた。
「協力することにはしたが、何すりゃいいんだ?」
「シャドウに関してはわからない事が多いんだ………桐条家でも研究してはいるのだが……」
桐条の答えに修吾は面倒臭そうに溜め息を吐いた。
「………要するにシャドウのお掃除って訳か………汚物は消毒だぁっ!ヒャッハァ~!!」
「な、なんだ急にっ!?驚かせるなっ!」
修吾のネタに体をビクつかせ驚いた桐条に文句を言われた修吾。
どうやら彼女はこのネタを知らないらしい。
「………まぁいい、君の寮まで着いた様だしまた夜に月光館学園で会おう」
「えぇ~………夜はス○○イドの再放送あるから見たいんだけどぉ………」
「………………♯」
桐条の額に青筋が立っているのが見えた修吾は直ぐ様寮の中に飛び込んでいった………。
「………全く、あんないい加減な男に頼んで良かったのだろうか………それにス○○イドとは一体なんだ?」
戻ったら調べてみよう、と思った桐条だった。
修吾の住む寮
「おぉ、おっかねぇ~………さてと、夜のために準備でもしとくか」
修吾が部屋で準備を行っている時、ドアからノック音が聞こえた。
「う~い、開いてるぞぉ~」
修吾がそう声をかけると、ドアが開きそこから二人組が入ってきた。
真田と荒垣である。
「よぉ、肉彦にガッキー!そんな死人見た様な顔してどうした?」
「シュウッ!生きてたのか」
「開口一番に失礼過ぎるぞ、肉彦………」
何処と無く○装○神の緑髪の彼に聞こえると思った修吾だった。
「んで?桐条となに話してたんだ?大方、あの現象の事だろ」
「流石ガッキー!わかってらっしゃる♪」
ガッキーって言うなと頭を軽く小突かれる修吾。
この3人の中でも彼は苦労人の様だ。
「結局、あの現象って何なんだ?」
真田が疑問に思ったことを口にした。
荒垣もそう思っているのか、修吾を見つめる。
「………野郎に見られても嬉しくないんだけど………」
「いいからとっとと話せよ、俺もあんな訳のわからねぇ現象が気になってしょうがねぇんだよ」
「分かった分かった………全部話してやるから」
それから修吾は影時間の事を話始めた。
影時間、桐条家の負の遺産、シャドウ、シャドウに対抗出来るのは影時間に適応する人間だけだと………。
自分はそれに協力することにした事………。
余すことなく修吾は明かした。
「………影時間………存在する筈の無い裏の時間、か」
「中々、面白そうじゃないか!俺も連れてけよシュウ!」
荒垣はポツリと漏らし、真田は逆に熱中出来る事を見つけたみたいに嬉しそうである。
「まぁ既に経験してるし、別に連れてくのは俺的には構わないんだけど………」
修吾は一息吐いて雰囲気を真面目なものに変えて二人を見やった。
「わかってるか、明彦?………下手すりゃ死ぬんだぜ?面白そうとかの理由で死ぬとかになったら笑い話にもなりゃしねぇよ?」
「っ!………だが逆に言えばその分強くなれるんだろう?だったら俺はやるさ!」
修吾は真田に凄む様に言い放つと若干気圧された様に詰まるが、直ぐ様言い返してきた。
両者共にそのまま無言で互いを見続けるが、不意にパンっと手を叩く音が部屋に響いた。
「そこまでにしとけ、お前ら」
荒垣である。
二人の雰囲気が只ならなかったのを見抜き、自身が介入する事でその空気を霧散させたのである。
「シンジ………」
「アキ、てめぇが過去の事を引きづってるのは分かる………力に執着してるのもそのせいだろ」
「………」
真田は荒垣の言ったことに無言になった。
それは荒垣の言う事が事実だと言うことを肯定していた。
「シュウ、俺もてめえに聞きてぇんだが………てめえの闘う理由ってのはなんだ?」
荒垣は修吾を睨み、自身の理由を問いかけた。
誤魔化しは許さない、荒垣の眼は修吾に対してそう言っている。
「………俺も、正直な所何と言えばいいか分からねぇ………だけどさ、あの女傑って言われてる桐条が頭下げて頼って来てるんだぜ?あんな風に頼まれちゃ嫌とは言えねぇって………」
修吾は徐に立ち上がり、冷蔵庫を開けて缶コーヒーを3本取り出し、内一本を開けた。
「それに俺自身、面倒臭がりなんでな………面倒な影時間を消し飛ばして悠々自適な生活を送りたいのよ?」
「後半が本音だろ、テメェの場合は………まぁ言いたいことはよく分かった」
投げ渡された缶コーヒーを開けて、そのまま煽りながら荒垣は二人を見やった。
「………俺も行く。」
「………話聞いてたか?死ぬかも…「大体、テメェら二人が暴走したら誰が止めるってんだ?」」
「「…………おっしゃるとおりでございます」」
修吾と真田は荒垣に対して平伏した。
どうやらこの二人は荒垣に頭が上がらないらしい。
「ま、まぁ行くなら準備してからにしよう………桐条には俺から言うからよ」
「「わかった」」
空気を変えようと修吾が発言すると二人は頷いて部屋を出た。
「………まぁ連れがいるのは正直、ありがたいしな、アイツら強いし」
修吾は呟いて愛用しているショルダーバッグに必要なものを詰め込んだ。
「………一応、こいつも持ってくか」
ガッキーが苦労人になってしまった………。
そしてお気に入り登録が50件突破!!
こんな自分の作品を読んでいただいて感謝です。
本当にありがとうございます