いつも以上にグダグダ感満載ですが、読んでいただけたら幸いです。
午後9時
巌戸台分寮
桐条side
「柊 修吾か………」
私は自室で桐条家で調査した彼のデータを見ていた。
資料を見た感じでは成績優秀だが素行にやや問題あり。
本人は面倒臭がりで友人である真田明彦、荒垣真次郎と共にいることが多い。
よく駅前商店街にいることが多く、街では有名とのこと。
裏路地にいた柄の悪い不良を荒垣と二人で殲滅させた等、身体能力は高い様子。
「………しかし、話してみるといい加減な男ではあるが………」
私はふと、彼に頭を撫でられた時の事を思い出していた。
あの時はただ、戯れに撫でただけだと思ったが今思えば少し、お父様に似ていた様な気がした………!
「っ!……な、何を考えているんだ私はっ!?あんな男をお父様と一緒にするなんて………!」
私は熱くなった顔や頭を冷ますために屋上に出た。
外を眺めるとまだ人がいるため、外は街灯が点いているため明るい………。
影時間が始まるまで、後3時間か。
桐条家の負の遺産……。
影時間………。
シャドウ………。
「必ず、必ず消してみせる!」
外を眺めながら私は静かに決意した………。
no side
午後11時 コンビニエンスストア前
「やっぱガッキーの作る飯はうめぇなぁ」
「別にお握り位、普通に作れんだろ」
修吾と荒垣は私服のまま、コンビニエンスストアの入り口前でお握りを食べていた。
準備が完了して時間まで適当に時間を潰していたのである。
「しかし、アキの奴ぁ何でもプロテインかけて食わなきゃ気が済まねぇのか、アイツは」
「その内、渾名がプロテインジャンキーになるんじゃね?」
「現時点でそうなってんだろ………」
修吾は何年か後の真田を想像して笑い、荒垣は頭に手を置いて顔をしかめた。
真田はプロテインが切れたとの理由で今現在、寮まで戻っていったのである。
「にしてもガッキー?………そんなもん、何処で手に入れたん?」
修吾は荒垣の持つモノに対して興味を示した。
ゴルフバック程の大きさのバックは何故か妙な威圧感を感じたからである。
修吾は中のモノを見て若干顔をひきつらせたのはつい先程の事である。
「まぁ、ある伝手を頼ってな………。テメェに比べたら大した事ねぇよ」
「ハッハッハッ………ちょっと裏路地の方々から強………譲り受けただけだよ」
「………アキもアキだが、テメェ程ぶっ飛んでる奴もいねぇだろうな」
目をそらして笑う修吾に荒垣ははぁ、と溜め息を吐いた。
と、そこへ………
「ハァッハァッハァッ……ま、待たせた」
真田が走って二人に近付いてきた。
真田の手にはバックが握られていた。
「あ~………着いて早々だけど、もう行くぞ?肉彦」
「なにっ!?まだシンジの飯を食べてないぞ、俺は!」
「テメェがわざわざ寮に戻るのが悪ぃんだろ、アキ」
そんなやり取りをしつつ、3人は合流場所である月光館学園へと歩を進めた。
午後11時50分 月光館学園前
3人が月光館学園の前に来たとき、既に桐条は校門の前で腕を組んで待っていた。
「………アマゾネスがいるぞ!肉彦、ガッキー!」
「「確かに………」」
「誰がアマゾネスだ、柊っ!?それとそこの二人は何故ここにいるっ!?」
小声でポソリと呟いた修吾を桐条は聞き逃さなかったようだ。
そして修吾の後ろにいる真田と荒垣に何故いるのか問いかけた。
「あぁ、この二人は助っ人だ………ちゃんと影時間にも適応してる」
「なっ!?この二人もなのか………」
桐条は修吾の他に適合者がいたことに驚いていた。
まさか修吾の他にも適合者がいるとは思わなかったのだろう、桐条の顔が驚愕と喜色の入り交じった表情をしている。
「写メ写メ………」
パシャリッと懐から携帯電話を取り出し、桐条の表情を撮影した。
「待てっ!何を撮ったっ!?」
「いやぁ、桐条のファンって結構いるからなぁ………伝手に頼んで回して貰おうかと思って」
「なっ!?や、止めろ馬鹿者っ!!」
やいのやいのと修吾と桐条が騒ぎ立てる中………。
「なぁ、シンジ?俺達って………」
「言うな、アキ………っ!?シュウッ!!」
蚊帳の外な真田と荒垣がポツリと溢した時、回りの景色が変わった。
景色は色落ち、月の光のみが不気味に輝いていた。
「これが、影時間か…」
「あぁ………そしてこれが私達、桐条家の負の遺産だ」
影時間に入ったとたん、地響きが起き目の前にあった月光館学園が姿を変えていく。
「なんだなんだっ!?トランスフォームでもするのかっ!?」
「空気読め、シュウ………」
修吾の空気の読まないボケに荒垣が頭を小突いてツッコミを入れている間に月光館学園は一件の長大な塔へと変貌を遂げた。
「これが、タルタロスだ………」
「………タルタロス………奈落の門、か……」
次はいよいよ戦闘パートです。
上手く書けるかなぁ………自信無いけど頑張ります!