うずまき忍者 in DxD   作:min-can

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フェニックス襲来

 アーシアさんがイッセーの家にホームステイする事になって数日、イッセーはこの世の春とばかりに大層浮かれて松田と元浜を煽りまくっていた。

 おまけに女の子を紹介しろと言われた時に、ミルたんを紹介する始末。俺は話しか知らないが大層な漢女らしいからな。松田に腹を殴られて当然だ。

 

「おいナルト...お前はイッセーに制裁を下さなくていいのか!?奴は裏切り者なんだぞ!?」

 

「俺はいいってばよ...別の場所にイッセーにはお礼をしてるからな」

 

「あー!やっぱりお前無駄に厳しくしてたんだな!!許さねぇ!」

 

 イッセーが殴り掛かって来たのでさらっと受け流して関節技をかける。

 

「いででででで!!ギブギブ!!」

 

 さっと離す。今はまだ男同士のじゃれ合いの範囲だけど、あんまりやりすぎるとアーシアさんが悲しむからな。

 

「ナルト!お前は俺たちの希望だ...!対イッセー最終兵器としてこれからもよろしく頼むぞ...!」

 

 元浜と松田が俺に手を差し出してくるので適当に握り返しておく。

 

「お前ら!寄ってたかって酷くないか!?」

 

「はん!本来ならば裏切り者は即刻処刑だというのに、執行猶予をつけてやってるだけありがたく思え!」

 

「みなさんとっても仲良しさんですね!」

 

 アーシアさんがニコニコとしている。

 なんでこんな所に居るのかわからないくらい純粋だね君は...君の言う仲良しさんは嫉妬で黒いオーラを滲ませているというのに。

 

 アーシアさんが転校してきてから一か月、アーシアさんもあっという間に駒王学園に馴染んでいった。俺の時もそうだったけどこの町他所から来た人や物に対する順応能力が高すぎないか?

 この前明らかに異形の者が普通に町を出歩いててお茶吹きかけたし...対処しようかとも思ったけど、ひそひそ聞こえる声はコスプレかしらだのなんだのと、誰一人恐怖は感じていなかった。

 もしかしてああいう事は稀に良くある感じなのだろうか。流石は悪魔の領地...

 

 そうして平和を噛みしめていた日常の最中、変化というのはいつも突然やって来るのだと言うかの如くそれは起こった。

 

 きっかけはイッセーがやたらと眠そうにしている事だった。その日は流石に体調悪そうだったので朝練は無しにして部長に報告に行ったのだが、部長は部長で妙にぼうっとしていた。

 こりゃ二人に何かあったのかもとイッセーに聞いてみても何も無かったとしか言わないし、授業の間丸々睡眠に使って午後には完全復活していたので放置する事にしたのだ。

 

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 授業も終わってイッセーとアーシアさん、途中で合流した木場と共に部室へと向かっている途中で俺は気配に気づいた。

 

「悪い、先行く」

 

 俺は全速力で部室へと向かう。わからない、良くはわからないがかなり強さの存在が部室に居る。

 誰かの知り合いなら問題はないが、もしも敵だったなら...確認の為にも今すぐ向かわなければならなかった。

 

 ばたんと扉を開くと、三人と俺以外の部活メンバー...そして、銀髪のメイドさんが居た。

 部長の近くに居ることからも敵では無いようだ。

 

「ナルト、そんなに慌ててどうしたのかしら?」

 

 部長は俺に尋ねてくる。いつもなら少し笑みを浮かべて聞いてくる所だが、今日は真顔どころか眉が少し歪んでいる。どことなく苛立ちというか、余裕の無さを感じさせる様子だ...

 

「いや、感じたことのない気配が部室にあったんで...もしも敵だったらどうしようかと」

 

「なるほどね、安心なさい。グレイフィアは私の関係者だから」

 

「わかりました...お騒がせしてすみません」

 

 ぺこりと頭を下げる。

 

「いいえ構いません。申し遅れました私はグレモリー家に仕える者です。グレイフィアと申します、以後お見知りおきを...うずまきナルトさん?」

 

「あっはい、よろしくお願いします」

 

 グレモリー家に仕える者...グレモリー家ともなると、メイドすらこれほどの戦闘力を持たなければならないのだろうか?

 

 そんな事を考えながら立ち尽くしていると、イッセー達が走ってやって来た。

 

「ナルト!急に走ってどうしたんだよ...ってグレイフィアさん!?」

 

「知り合いなのか?」

 

「あぁ。昨日の夜...いや、何でもない!」

 

 イッセーが突然慌てて誤魔化す。グレイフィアさんもニコリと愛想笑いを浮かべるだけだ...またイッセーは何かやったのか?

 

「これで全員揃ったわね...部活を始める前に私から皆に話があるの」

 

 部長がそんな風に切り出した時、部室の魔法陣が輝き始めた。

 

「フェニックス...」

 

 後ろから木場の呟く声がする。フェニックス...炎の不死鳥の事だよな。

 そんな事を考えていると、それを証明するかのように魔法陣から炎が巻き起こり、やがてそれは人の形を成すと消し飛んだ。

 

「ふぅ...人間界も久しぶりだ」

 

 赤いスーツを着た、ホストみたいな見た目の男がそこには佇んでいた。

 

「会いに来たぜ、愛しのリアス」

 

 男はさっと手を広げて部長の方を向き直る。

 

「さて、せっかく迎えに来てやったんだ。早速式の会場を見に行こう。日取りも決まっているしこういうのは早め早めがいい」

 

 そんな言葉を発しながら部長の腕をぐいと掴む。部長はすぐに振り払ってその男を睨みつけた。

 

「おいあんた!部長に対して失礼だぞ...だいたい、女の子にその態度はどうなのよ」

 

 イッセーが男に食いかかった。イッセーのこういう所はいずれ直さないといけないな...物騒な世の中だし、本当にいつか死にかねん。

 

「は?誰、おまえ」

 

 男は不快そうにイッセーを見下ろす。

 

「俺はリアス・グレモリー様の眷属悪魔、兵士(ポーン)の兵藤一誠だ!」

 

「ふーん、あっそ」

 

「なんだよ、もうちょっと反応しろよ!大体、急に部室にやって来るわ部長に気安く触るわ...お前はどこの誰なんだよ!」

 

「は?...おいおいリアス、俺の事下僕に話してないのか?つーか俺を知らない奴がいるとか...転生者か?」

 

「話す必要がないから話してないだけよ」

 

「相変わらず手厳しいなぁリアス」

 

 男は目元をひくひくと痙攣させながら苦笑いをする。ちょっと苛立ってきているらしい。

 部長が暴力を振るわれれば止めざるを得ないけど、部長の横に居るグレイフィアさんの方が距離的にもよっぽど防衛に適している。常に最低限の警戒はしているみたいだし...任せよう。

 

「兵藤一誠様、この方はライザー・フェニックス様。純血の上級悪魔であり、古い家柄を持つフェニックス家のご三男であらせられます。そして...リアスお嬢様のご婚約者でもあらせられます」

 

「は...はぁぁぁぁぁ!!?!?」

 

 イッセーの叫び声が旧校舎に響き渡った。

 

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 イッセーをどうどうと落ち着かせてから、全員着席することになった。

 そこからはなかなかにカオスな状況で正直少し面白かった...当人たちにすればたまったものじゃないだろうけど。

 

 まず、部長が馴れ馴れしくボディタッチをしてくるライザーに激怒した。そして結婚する気は無い、相手は自分で決めると宣言したのだ。ライザーは純血悪魔としての今回の婚約の大切さを説くが、部長は一切取り合わない。じわじわと互いの意見をヒートアップしていく...方やイッセーはそんな状況にも関わらず何故か卑猥な妄想を繰り広げ塔城さんに指摘される始末。漏れ出した涎でアーシアさんにはお菓子が早く食べたいんですねと勘違いされ、木場にはハンカチで涎を拭われて大層ご立腹していた。

 

 姫島さんもいつもみたいにあらあらまぁまぁと言わないで笑みだけは絶やさずに黒いオーラを発しているし、グレイフィアさんもただただ突っ立っているだけだし...本当になんなんだこの状況は。

 

 異常な状況にに終止符をつけるかの如く、部長の物言いについにライザーが我慢の限界を迎えた。

 

「...俺もなリアス。フェニックス家の看板背負った悪魔なんだよ。この名に泥をかけられるわけにはいかない...大体、人間界になんか来たくなかったんだ。建物は小さくて汚いし、風も炎も穢れ切っている。それでもここにわざわざ来てやったのはキミを連れ戻す為だ...俺はキミの下僕を全部燃やし尽くしてもキミを冥界に連れて帰るぞ?」

 

 ライザーが殺気を放ち始める。それと同時に俺や木場達がいつでも動けるように腰を上げ、部長も魔力を纏い始めた...

 まさに一触即発。誰か一人動けば即座に戦闘が始まるという状況で、冷や水をかけるかのように冷たい声が響いた。

 

「皆様お収めください。これ以上は私も黙って見ているわけにはいかなくなります。その場合、サーゼクス様の名誉の為にも遠慮は致しませんよ?」

 

 その一言でイッセーとアーシアさん以外の全員が顔を引きつらせた。こんな人に暴れられたら抵抗の隙も無いだろう...

 

「最強の女王と称されるあなたにそんなことを言われては、俺も流石に怖いよ。サーゼクス様の眷属とは絶対に相対したくないからね」

 

 まずライザーが矛を収めておちゃらけた様子を見せる...頬にはうっすらと冷汗が見えるが、そうして振舞える点は流石は貴族と言った所か。

 

「こうなることは、皆様重々承知でした。正直に申し上げますと、これが最後の話し合いの場だったのです。これで決着がつかない場合の最終手段がご用意されております」

 

「最終手段?一体どういう...」

 

「お嬢様、ご自身の意思を押し通すのでしたら、ライザー様との『レーティングゲーム』で決着をつけていただきます」

 

 レーティングゲームって、確か悪魔が眷属を従えて戦う見世物だよな?

 

「皆様ご存じの通り、公式なレーティングゲームは成熟した悪魔しか参加できません。しかし、非公式の純血悪魔同士のゲームならば、半人前の悪魔でも参加可能です。この場合多くが...」

 

「身内同士、または御家同士のいがみ合いよね」

 

 グレイフィアさんの言葉に部長が続けた。

 

「つまり、お父様方は私が拒否した時の事を考えて、最終的にゲームで今回の婚約を決めようってハラなのね?...どこまで私の生き方をいじれば気が済むのかしら...っ!!」

 

 部長が怒りで魔力を漏らしてしまう。おぉ怖...

 

「では、お嬢様はゲームも拒否すると?」

 

「まさか。こんな好機は無いわ...ゲームで決着をつけましょう」

 

「へー、受けちゃうのか。俺は構わないぜ...そちらが勝てば好きにすればいい。だが、俺が勝てばリアスには俺と即結婚してもらう!」

 

「望むところよ...消し飛ばしてあげるっ!」

 

「承知いたしました。お二人のご意思は私が確認させていただきました。ご両家の立会人として私がこのゲームの指揮を執らせていただきます。よろしいでしょうか?」

 

 グレイフィアさんの確認に二人が頷く。

 これでゲームの開催が決定されたのか...俺に出来るのは応援くらいになりそうだ。悪魔じゃないし。

 

「なぁリアス。まさか、ここにいる面子がキミの下僕なのか?」

 

「だったら何かしら」

 

「これじゃ話にならないな。キミの女王である雷の巫女くらいしか俺のかわいい下僕に対抗できそうにないな」

 

 そう言いながらライザーが魔法陣を呼び出すと、15名の眷属悪魔が現れた。フルメンバーじゃないか...単純計算でイッセーは兵士8人分の仕事をしなければならない訳だけど、無理じゃね?他にも騎士と戦車一人づつ人数が足りない。木場と塔城さんも二人分の仕事をしないといけない訳だ。

 

 けど...なんというか、色物枠が多そうというか...女の子しか居ない。そういう目的を持って選んだとしか思えない人選だ。

 そういや似たような思考の持ち主が居たなとイッセーの方を向くと、号泣していた。

 

「おいリアス...この下僕君、俺を見て大号泣しているんだが」

 

 ライザーはドン引きしていた。部長も額に手を当てて嘆息する。

 

「その子の夢がハーレムだから、あなたの下僕達を見て感動したんだと思うわ」

 

 肝心の下僕達からイッセーはきもいきもいと罵られていた。可哀そうなイッセー...

 

「そう言うな、俺のかわいいお前たち。上流階級の者を羨望の眼差しで見てくるのは下賤な輩の常だろう?あいつらにもっと見せつけてやろうか...」

 

 そういうと、ライザーは下僕一人とディープキスを始めた。うっわまじか...

 

「んっ...はふ...れる」

 

 下僕がライザーに足と舌を絡ませながら喘ぎ始める...

 

「はぅはぅはぅぅぅぅ...」

 

 血の涙を浮かべそうな様相のイッセーの横で、アーシアさんが頭を爆発させていた。

 シスターにはさぞかし刺激的な光景だろう...俺にも刺激的だもの。

 

 ライザーは女の子をとっかえひっかえキスしまくる。

 一通り終えると、イッセーをあざ笑うかのように見下し、こう言い放った。

 

「おまえじゃこんなこと一生できまい。下級悪魔くん?」

 

「ちくしょー!俺が思った事そのまんま言うな!!はぁぁ!」

 

 イッセーが龍の手(トゥワイス・クリティカル)を起動した。

 

「おまえみたいな女ったらしには部長は不釣り合いなんだよ!」

 

「は?お前はその女ったらしの俺に憧れてるんだろう?」

 

「うっ、うるせぇ!痛い所突くんじゃねぇ!それと部長の事は別だ!そんな調子じゃ、部長と結婚した後も他の女の子とイチャイチャしまくるんだろうが!」

 

「当たり前だろう?これくらい下僕とのスキンシップさ...おまえだって、リアスに可愛がってもらっているんじゃないのか?」

 

「ぐぐぐ...黙れ種まき鳥野郎!火の鳥フェニックスだっけ?ハハハ、まさに焼き鳥だぜ!」

 

 イッセーがライザーを挑発する。

 

「バカお前!」

 

「焼き鳥だと!?この下級悪魔ぁぁぁ!調子こきやがって!上級悪魔に対する態度がなってないぜ!下僕の教育はどうなってるんだリアス!!!」

 

 部長はフンとそっぽを向いた。そこは部長が収める所じゃないのか?

 

「ゲームなんざ必要ねぇ!俺がこの場でぶっ倒してやる!!」

 

 イッセーの神器(セイクリッド・ギア)の宝玉が輝き、イッセーの身体能力を倍にする。

 

「ミラ。やれ」

 

 ライザーはため息を一つつくと、下僕に指示をした。

 女の子が棍を取り出してイッセーに襲い掛かる...まずい、俺との組手で多少は反応速度が上がってるみたいだけど、避けきれない。このままじゃ直撃コースだ...

 

 俺は二人の間に入って根を右手で受け止めて、左手でイッセーを弾き飛ばす。

 

「ほう...部外者が何してんのかと思ってたがなかなかやるじゃないか人間...それにしても、お前は弱いなぁリアスの兵士(ポーン)君。今お前が反応できていなかったのは俺の下僕の中で一番弱い兵士(ポーン)であるミラの一撃だぞ?ちょっと神器(セイクリッド・ギア)を持ってて浮かれてるのか知らんが、そんな物でどうにか出来るほど悪魔の世界は甘くない...見た所龍の手(トゥワイス・クリティカル)か?そんなありふれた神器(セイクリッド・ギア)のガキを下僕にするなんて、随分と見る目がないんじゃないか?なぁ、リアス」

 

「私の下僕をバカにしないで!」

 

「純然たる事実を指摘しただけじゃないか...そのガキは話にならない。違うか?」

 

「てめぇぇ!」

 

「いい加減にしろイッセー!」

 

 俺はイッセーの頭をぽかりと殴りつける。

 

「ってぇ!何するん...」

 

「今のお前じゃ天地がひっくり返っても勝てねぇってばよ!その突進癖は勇気なんかじゃない...少しは心配する人達の事も考えろ!」

 

 俺はイッセーの首根っこを掴んでアーシアさんの方を見せる。

 その不安そうな表情を見てイッセーも少しは落ち着いてくれたようだ。

 

「ぐっ...でも....」

 

「今は堪えろ...頼むから」

 

 イッセーと目を合わせながら肩を掴む。

 

「....悪い」

 

「よし...良く堪えたってばよ」

 

 俺はイッセーにニカっと笑いかける。

 そして後ろを向きながらライザーを睨みつける。今のは全面的にイッセーが悪いが、だからと言ってあそこまで言われて黙っていられるほど俺は温厚じゃない。

 

「はっ、睨みつけて来るとは人間風情が随分とイキがるじゃないか」

 

「今はこんなんだけどな、イッセーは必ずお前なんか軽くぶっ飛ばすスゲー兵士(ポーン)になる。いや、俺がそうしてみせる...だからせいぜい首を洗って待ってるんだな、焼き鳥野郎!」

 

「ちっ...人間はこんなのばっかりなのか?......だが、面白い。お前あれだろ、忍だったよな?リアスが専属の忍を雇ったって話は聞いてた、それがお前か...なんでも大層なバケモノを腹の中に飼ってるそうじゃないか。そんなお前がそこまで言ってのけるんだ、そこの惨めなガキにもちょっとは期待してやってもいい...ただし、楽しめなければお前を消し炭にしてやるからな?人間君」

 

「あぁいいぜ!レーティングゲームまでにイッセーを鍛えてお前に一泡吹かせられる立派な兵士(ポーン)にしてやるってばよ!!出来なきゃそれこそ煮るなり焼くなり好きにすりゃあいい」

 

「お、おいナルト!お前そんな無茶苦茶な...」

 

「いいや、俺は大まじめだ。お前なら出来るって信じてるぜイッセー」

 

「ナルト...」

 

「リアス、ゲームは10日後でどうだ?今すぐやってやってもいいんだが、そこの忍の提案に興味が沸いた!お前の目が曇っているのか、俺の目が曇っているのか...そこの兵士(ポーン)君の仕上がりで確かめてやろうじゃないか!」

 

「....いいわ。確かに私たちは少しでも時間が欲しい。甘んじてその情けを受けさせてもらおうじゃない」

 

「ふん、素直になれば少しは可愛げがあるじゃないかリアス...ただし、この猶予期間を設ける為に一つ条件を加えさせてもらおう」

 

「何かしら?」

 

「そこの忍もゲームに参加させろ」

 

「なんですって!?」

 

「わざわざ忍君をいたぶる為にもう一度人間界に来るのも面倒だし、兵士(ポーン)君をいたぶった後はそのまま忍君を燃やし尽くしてやろうと思ってね」

 

「ふざけないで!これはレーティングゲームなのよ!!いくら専属でも彼は忍!私の眷属ではないわ!!」

 

「プライドが傷ついたか?文句があるのならもう少し眷属の粒を揃えるんだな...はっきり言って今の戦力差じゃゲームにならない。忍君一人増えた所で俺にとっては大きな障害にならないだろうが、それでも俺以外の下僕達となら良い戦いが出来るだろう...せめてゲームは成立させてやろうという俺の思いやりなんだぜ?」

 

「いい加減に...」

 

「別に俺はどっちでも構わないぜ?嫌なら今すぐゲームを始めるだけだ。好きに選ぶがいい」

 

「ぐっ!...いいわ、ナルトもゲームに参加させる!!ただしナルトは最後まで戦闘に参加させないわ...私の眷属だけで貴方と下僕を完膚なきまでに叩きのめしてあげるから、覚悟なさい!」

 

「良いだろう。そこの忍に泣きつくキミを見るのも一興だろうしな!...じゃあなリアス。次はゲームで会おう」

 

 ライザーはそう言い残すと、魔法陣で消えていった。

 まさか俺が参加することになるとは思わなかった。でもいいや、あいつムカつくし。

 イッセーに勝ってもらうのがベストだけど、もしもイッセーが負けたら俺が仇を討ってやれるって訳だ。

 

 拳を握りしめ決意する...何が何でも、イッセーを強い兵士(ポーン)にしてみせる!!見てろよライザー...

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