ARMOREDCORE infinity Answers
夢を見ていた。唯一無二にして,最強の兵士。単騎で戦況を変える
だから,強欲にも全部を欲してしまった。知らない過去を,身に覚えのない経験を。数億の罪なき人々を殺めた人類種の天敵としての記憶。進歩の為に多数の犠牲を生み出した旅団最後の生き残りとしての記憶。ただ命令を粛々とこなし,
あらゆる猛者の動きを,思想を言動を,何度も何度も聞いている内に次第に自分の境界線があいまいになって,自我の崩壊を招くかもしれない。それでも,それは止めれなかった。だから,感情を犠牲にして蓋をしたのさ。たったそれだけの愚かな
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「初めまして,名無し君。私は,名目上”上位者”と名乗らせてもらうよ」
それは突然だった。ある日,男が何時ものように投かんされた新聞を取りに行ったとき新聞に紛れて自分宛ての今時見ない封蝋された古ぼけた手紙が入っていた。怪訝に思いながら封を切り中身を確認すると,そこにはボールペンで書いていないことくらいしか男には分からない文字の羅列があった。とりあえず,何処の言葉かを確認するため手紙の文字に目を凝らし読み進めていく。
最後まで読み進め,結局どこの国の言語か分からず,男が首をひねった瞬間。男の目の前が白くなり次の瞬間には何処とも分からぬ場所に居た。雲のようで決定的に雲ではない白い空,どこか違和感を感じる浅い水面遠い水平線を見ても何も見えることはなかった。
そして,冒頭の言葉に遡る。先ほどまで誰も居なかった筈の場所に突如現れたソレは白い古めかしい西洋風の服に身を包み,顔は特徴的な仮面で目元から上は隠れていた。手には杖を持っていたが,その見た目や声色からファッションであろうと男は考えた。それが,正解かは分からない。
「な,名無し君?俺には--------?」
「うんうん,ちゃんと機能してるね。いやぁ~やられたことはあるけど,自分がやったことはないんだよなぁ」
男は自身の名を言うことが出来なかった。出なかったのだ。確かに自身に名前があったことは分かっている。しかし,名前は一向に口から出ることはなかった。それを,上位者は満足そうに頷いていた。それが,当たり前であるかのように。
「君にはちょっと私の催し物というか,ある事の試しに手伝ってほしいんだ。差し当たって,なにか好きな能力とかない?昔から人気の”チーと能力”ってやつさ。人生を最初から勝ち組にするツール」
「ど,どういうこと…?」
男は未だに状況が飲み込めていなかった。未知からの未知。現状を把握するのに必要な情報が何一つ足りていない。そんな状態で提示された飴。
「どんな能力でも良いのか?」
「良いとも良いとも。これは,私の能力試験も兼ねているんだ。血を分けた血族ならぬ,眷属候補になりえるんだ。少しは優しくもなるさ」
上位者がなにか訳の分からない事を言っているが,男には関係なかった。一種の現実逃避。現実離れした状況であるが故に,どうにか心の平穏を守ろうとした自己防衛の一種だろうか。
男の頭の中を様々な,ものが駆け巡った。定番になりつつある能力から,マイナーなものまで。だが,どこか男にはしっくりこなかった。合わなかった。そして,一つの終着へと辿り着いた。辿り着いてしまった。
「
「強欲だねぇ…。良いよ,良いよ。人間は強欲でこそだ。でもまぁ,流石に一部は別のモノに変えるか。私でも再現不可能だし」
男の言葉に嬉しそうにほほ笑む上位者。最後のほうはボソボソと喋るだけで男には聞こえることはなかった。
「じゃあ,行きたまえ名もなき我が
それと同時に男の視界は濃霧に包まれ,やがて上位者以外その場には誰も居なかった。
「これもまた,運命…かな。いやはや,啓蒙は惹かれあうのかもしれないねぇ…」
遠くに映った通常ではあり得ないほどの大きさの月を見ながら上位者はそう呟いた。
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それは,偶然に偶然が重なった結果だった。度重なるストレスが爆発し,護衛から逃げるという手段に出たこと。彼女の身柄を盾に,彼女の姉の技術や姉自信を得ることで世界を制そうとする勢力が諦めずに張り込んでいたこと。それらが,偶然重なった結果起きた
目を白黒させながら猿轡をされ手足を後ろに縛られた篠ノ之箒は,何処とも知れぬ車の中にいた。自身に起きたことを正しく認識できていない。それが今の彼女の状況だった。運転席と助手席に座る覆面の男達は箒が分からない海外の言葉で早口で喋っていた。彼女が縛られている後部座席にも一人いて,その一人はこちらを何も告げずにただジッと見てきた。
段々と自身の置かれている状況を理解し始めた箒は,悲鳴を上げた。猿轡で喋れない口を懸命に使って呻いた。心の中では,初恋の相手である。朴念仁の少年の事を思っていた。助けて。助けて一夏…!と。
しかし,物語の主人公のようにはいかない。助けに来ることなど無い。それは,箒自身が一番わかっていた。しかし,縋るしかなかった。自分が招いたことではあったが,それでも大本の元凶である姉への怒りもあふれてくる。自分がグチャグチャになりそうだった。だからこそ,記憶の中で最も輝かしく,甘く切ない一夏と一緒にいた時の思い出に縋った。
そんな時だった。突然大きな衝撃と共に移動していた車は突然止まった。先ほどより大きな声で喚き始める前部座席の二人に流石に無視できなかったのか,後部座席に座っていた男も前に乗り出し前方を伺った。箒も身をよじり,何が起きたのかを好奇心とこの隙に逃げ出そうと伺った。
「対象を発見。任務を遂行する」
感情の乗らない無機質な声。その声が響いたと同時に,フロントガラスを突き破り二本の腕が運転手と助手席に座っていた男の首を掴んだ。突然のことで反応できなかった男たちは掴まれた腕を叩いたり殴ったりと抵抗していたが,依然抜け出すことは出来ない。住宅街の薄明るい街灯に反射する腕は角ばった機械的な腕で,何処か一世代前のロボットを彷彿とさせる。
ゴキリ。そんな無情な音が鳴り響いたと同時に抵抗していた二人の男は腕をだらんと下げ,動かなくなった。
「対象の死亡を確認。残り1」
「ひっ…ひぃ…!」
無機質に告げられた現実は男を恐怖にと仕入れるのには十分だった。素早くスライドドアを開けると箒には目もくれず逃げ去った。次の瞬間一発,大きな銃声が鳴り響いた。一つ遅れて,何かが倒れる音。それが,なんなのか箒には予想が付いた。次は自分かもしれない。そう思うと,恐怖で歯が嚙み合わずガチガチと奥歯がなり,震えが止まらない。ふいに,下半身が水気を帯びた。所謂,失禁である。そのことすら気にならない程に箒は怯えていた。
「ボーナス対象を発見。回収する」
「むむっ…ん”ー!ん゛ー!」
こちらを掴もうとしてくるその腕から何とか逃げようとする箒だが,手足は縛られ猿轡も嚙まされた状態では何もすることが出来なかった。このまま,最後に一夏に会うことなく私は死ぬのか。そんな諦観を抱いたとき,伸びてきた腕はその無骨な見た目とは程遠い細やかな動きで箒を縛っていた紐を引きちぎり,猿轡を外した。突然自由になった四肢は緊張から思うように動かない。口は,これまで塞がれていた分の酸素を取り込もうと荒く呼吸をしている。
「問題は無いか?」
「…?」
叫びすぎたことによる酸欠,極限状態であったための疲労,解放されたことによる安堵が合わさり箒は段々と意識が薄れ始めた。最後にもう一度。そう思って,見つめたそれを鈍った脳は
結局箒は何も告げることは出来ず,その意識を深い眠りという沼に突き落とした。
「対象の護衛対象の接近を確認。撤退する。任務完了。報酬はいつもの口座に送ってくれ」
通信機で何かに語り掛けているであろう
その後,発砲音を聞きつけた箒の護衛は頭が無い死体と,首の骨が粉砕された死体,近くで
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所変わって飛び去った重量二脚は事件現場からそれほど遠くないビルの屋上に着地した。周りには,完全武装した兵士たちが周囲を警戒している。中央には軍用ヘリ。そこには,国連のロゴが描かれている。ヘリの中には,控えめに言って暗そうな雰囲気を持ったスーツ姿の男が座っていた。重量二脚がまるで空気に溶けるように消えるとそこには,プラグスーツを厚くした様な見た目。ガンダムUCの袖付きノーマルスーツとプラグスーツを足してで2で割ったような見た目だった。
「良くやった。今回の件は日本政府への大きな貸しとなっただろうまた頼むよ。サラ」
「了解。金さえ払ってもらえれば,私はなんだってするさ。それが傭兵だ」
「そうか。では,これからも役に立ってくれたまえ傭兵」
それだけ言うと満足したのか,男は止まっていたヘリに乗り込んだ。そして,顎でサラに対して「乗らないのか?」と合図をすると,サラは無言でヘリに乗った。最後に,周囲を警戒していた兵士たちが続々と乗り,ヘリは飛び出した。
次にヘリが止まったのは,アメリカのとある州にあるビルの屋上。サラを降ろすとヘリはもう一度浮上し,別の場所へ飛び去って行った。
結構散文している気がするのでここで続く予定が無い(多分)なのでこの下に良く分からないコンセプトを置いておきます。
主人公:転生者。コジマの汚染が完全に頭から抜けていた馬鹿。強欲に能力を求めたからなんか代償がある。滅茶苦茶強い。多分最強(局所)何も考えてない。
箒:刹那みたいなのやりたかった。ガンダムするんじゃなくて重装甲に神を見出してる感じ。
世界観:00とACの設定とか適当にゴチャゴチャ混ぜた感じ。本当に適当。原作が中身スッカスカだから出来ること。