まぁ,貰ってから試行錯誤したりモンハンしたりしていたので大分たってしまいました。申し訳ない。暫くは,ヤンデレを学びなおそうと思いました。ヤンデレとの事でしたけど,自信が全くない。
類似色のナイトメア
毛利探偵事務所。事件専門になりつつあるこの探偵事務所にとある男性が依頼を持ち掛けにやってきた。
「誰かに見られてる?」
「えぇ,二か月ほど前からだと思うんですけど。背後から視線を感じるんです」
そう話すのは,
警察に駆け込むも,実害が出ていない為警察から何らかのアクションを取ることは出来ないとやんわりと断られた。米花町には多くの探偵が居るが,既に限界に近かった武は知名度の高い毛利探偵を頼ることにした。
「警察に行っても被害が出ていないから対処できないと…」
「はい。正直もういっぱいいっぱいでどうしたら良いのかも分からないんです。そこで,毛利探偵には私をストーカーしているであろう人物を特定して欲しいんです」
「特定ですか?」
小五郎は首を傾げた。こういった場合は,それらの証拠から警察に突き出すなりするのが普通だ。特定だけで終わらせるのは違和感を感じる。しかし,残念かな。これまで小五郎の元に訪れた人物が異常だっただけで,普通の一般人が対処法なんて知る訳がない。武の頭の中では『特定=警察』となっている。多分馬鹿だコイツ。
依頼人を詮索しても仕方がない。小五郎は頭を切り替えて依頼費用や準備,日数などを説明し諸経費込みでの料金の話し合いに移った。そこで,ついにあの少年が動き出した。
「ねぇねぇ,誰かに見られてるって何か悪いことしたの?」
「え?悪い事…?って,君は?」
「あっ,僕の名前は江戸川コナン!ここに住んでるの!」
「あぁ,そう。それで,悪い事だよね?う~ん,身に覚えないかなぁ最近はバイトばかりだったし,大学も問題は起きていない筈だよ」
「よ~く思い出してみて?何処かにげん「こらボウズ!」お…おじさぁん」
「人の依頼人に何根掘り葉掘り聞いてんだ!ストーカー被害が事実なら心身共に疲弊しているんだぞ!ズカズカと聞くもんじゃない!」
「ご…ごめんなさぁい」
小五郎に雷を落とされコナンはしゅんとした。まぁ,喉元過ぎれば熱さを忘れるというのだ。直ぐに機会を伺いだした。なにも反省していない。しかし,直ぐに同じ行動を行えば今度はゲンコツは固くない。流石のコナンも肉体的苦痛はごめん被るようで,小五郎が諸説明を行っている間は大人しかった。諸々の手続きは,一度書面に書き出してからということになり翌日に持ち越された。
武は何度も頭をペコペコと下げながら探偵事務所を後にした。コナンもその後に続く。一階にある喫茶店ポアロに連れ込めば勝ちだと確信している。なよなよっとしている彼なら子どものふりをして愚図れば一発でいける。そんなコナンの考えを打ち砕く言葉が武から聞こえてきた。
「ん?あぁ,俺だよ。やっとストーカー問題に終止符を打てそうだ。ありがとう,助かったよ
「!?」
アルゴンキン。ウィスキーをベースとしたカクテルの名前だ。その名前が突然武の口から出てきた。酒としてではなく,明らかに人名として。コナンの脳裏には,自分を
「え?キューバが近くにいる?また珍しい…」
「よぉ,ボディーガード様のご登場だ。なんか奢れ」
現れたのは全身を黒でコーデした女性だった。口調は荒く,髪も乱雑に伸ばされそれを後ろで適当にホーステールにしてある。ギターケースを背負っているが,どう見てもバンドとかやっているような雰囲気ではない。一匹狼みたいな雰囲気を醸し出している。
「キューバ!どうしてこんなところに?君基本的に夜に行動するだろう?」
「あー,あれだ。ちょっと野暮用でな」
「何?ジンにでも何か頼まれた?」
「シェリーのことでな」
「!?」
コナンは雷に打たれたかのような衝撃を受けた。キューバと名の付くカクテルは数種類存在する。酒の名前で呼び合う推定組織の幹部二人にジン。そしてシェリー。不自然なギターケース。間違いない。彼らはクロだ。コナンはそう確信した。しかし,偶然知ることが出来たが残念ながら彼の手元には万能眼鏡とキック力増強シューズのみしか装備していない。圧倒的に戦力不足だ。下に居るであろう安室透に応援を頼んでみるのも一つの手だが,その対価に一体何を要求されるか分かったものではない。赤井秀一に連絡することも視野に入れるが,確実にひと悶着起こることは目に見えている。そこから芋ずる式にコナンが工藤新一であることがバレれば全てが水の泡。結局この時コナンは目の前に最上級の餌がぶら下がっているにも関わらず諦めざる負えなかった。
ところ変わって依頼を出した武とキューバと呼ばれた女性は会話に花を咲かせていた。といっても,内容はゲームの事でありやれあのボスのHPの量はおかしいわ,当たり判定ミスっているわ,他愛もない会話をしていた。仲良く並んで歩いていると武はキューバに対して顔を近づけ,匂いを嗅ぎだした。
「お,おい,何をやってんだよ?」
「いや,俺が作った香水使ってくれてるんだなって」
武は嬉しそうに笑った。武の趣味に香水作りがある。趣味の産物であり,本人曰くとても商品化できるものではないとのことだが友人内では好評との事らしい。特にキューバは武が作った香水をいたく気に入っており,良く強請っている。そして,求められるのが嬉しいのか武も拒否することなく律儀に香水をあげているのだ。
にへらっと笑う武にキューバは顔をそらした。頬はほんのりと赤い。まるでイニシアチブを武に盗られたようでキューバは少し納得がいっていなかったが,このひと時がたまらなく大切に思えた。
「あたりめーだろ。お前がくれた物なんだから,どんな物でも使うに決まってる」
「そう言われると作った甲斐があったってものだね」
「それはそうと,ギルドのレベ上げるか?いい加減周回効率とかも下がってきたしよ」
「まぁ,“バー・ブラック”も中堅ギルドといっても過言ではないレベルまでいったしなぁ…。ギルドレベル上げてメンバー増やして上位のレイドイベントいきたいわな」
そう言いながら彼らは帰路に就いた。夜になれば,またみんなでゲームをしようと約束をしながら。背後から武をジッと見つめる目線に気付くことなく…。
「あぁ,可哀そうな武君。あんなガサツそうな女が一緒なんて…でも大丈夫。私が絶対に守るから…」
~~~
「アルゴンキンとキューバ?」
「あぁ,探偵事務所に来た奴が電話していた相手がアルゴンキン。迎えに来ていたのがキューバって名前の女だった」
灰原哀はそれはもう驚いた。突然聞かれた何かしらの名前。聞き返すと,出てくる出てくる不穏なワード。“シェリーを探すジン”“毛利探偵事務所を紹介したアルゴンキン”“ギターケースを背負っているキューバと呼ばれた女性”なんでこう彼女が目を離すとコナンは地雷原でタップダンスしながらリンボーダンスみたいな芸当をやってしまうのか。同じ秘密を抱える同士ではあるが,ここまでリスクマネジメントが出来ていないと一度面と向かって話し合わないといけないと感じてしまう。どうせ,適当に流されるのだとしてもだ。
「貴方はどうしてそうホイホイ組織の幹部に近づくのかしら⁉貴方の正体がバレればその傍に居る私も流れでバレてしまうかもしれないのよ⁉」
「大丈夫だって,奴らも電話してたりしてこっちに意識は向けてなかっただっぽいし問題ねーって」
「どうしてこうも能天気なのかしら⁉」
哀はもうこの場で髪をかき乱し,半狂乱になるのではないかと思うほど激情に駆られていた。これまでは,会う幹部も一人である事が多く。また,コナン達を目的としている者はいなかった。しかし,今回は明確にこちらを狙っているのは明らかだ。目の前に居る
しかしまぁ,発狂している暇もない。組織の幹部が毛利探偵事務所に探りを入れているとなると身近なところから情報が洩れている可能性もある。誰かに監視されている?哀の脳裏にその考えが浮かんだが,直ぐに却下した。目立ちたがりが目の前に居る。今回の問題も凡そ彼が引き起こした結果なのだろう。情報が少ない今はそう判断することにした。
「それで,アルゴンキン,キューバの名前に聞き覚えはあるか?」
「はぁ,無いわよ。組織の幹部は流動性が激しくて入れ代わり立ち代わり幹部が交代されていた時期もあるようだし。なにより,私が逃げ出した後だとしたら分からないわ」
「そうか…安室さんに探りを入れてみるか?」
「やめておきなさい。抱える必要のないリスクを抱えるのは,私達にも他の皆にとっても危険よ」
どうせ聞き入れられないだろうと思いながら,哀はコナンに対してそういうしかないのだった。
~~~
翌日。必要書類やそれに付随する契約書等の用意が出来たので改めて依頼内容の確認を行うために武は毛利探偵事務所を訪れた。小五郎による説明を聞きながら,書類を確認している。コナンはその横で如何にか武の隙を見計らって細工をしたそうにそわそわしていた。それでいいのか名探偵。
書類を確認し,武は持参したバックに片付ける。その際,ペンのインクなどで手が汚れていることに気が付いた武は小五郎に断って洗面所で手を洗っていた。その間にコナンは武のバックに盗聴器と発信機を取り付けることに成功した。
武はそのことに気付いた様子もなく,バックを持つと小五郎に一礼するとそのまま探偵事務所を後にした。コナンは時間差で発信機を頼りに事務所を出て後を追った。頭の中は,ようやく見せた黒の組織のしっぽを掴んでやるぜ!の一色。事件と黒の組織,蘭以外に脳のリソース使っているのか甚だ疑問である。
暫く追跡していると,武の反応が止まった。少しすると同じ場所をぐるぐるしだしたことからコナンは拠点に着いたのだろうと考えた。しかし,時間帯は既に夕方に差し掛かっている。子供の姿も見当たらない。流石にこの状態で誰かにどうしてここに居るのかを聞かれた時の良い訳が思い浮かばなかったコナンは場所だけ確認すると,別の機会にしようと思った。が,コナンの視界にあるものが映った。
路上駐車している車の中から武が入っていったと思われるアパートを注視しながら何かメモを取っている女性。コナンの感は彼女に何か聞けば何かわかると告げていた。そうなれば早速聞きに行くのがコナンクオリティ。子供の体もこういう時は警戒されないから便利である。
「ねぇねぇ」
「!?」
車のドアを叩く。すると,女性は驚いたのか肩を飛び上がらせて周りを見た後,窓の下をのぞき込む。そこにはニコニコと笑顔を見せる
「えっと…どうしたのかな?僕?」
「僕,江戸川コナン!小五郎のおじちゃんの助手をやってるんだ!おねーさん,そこのアパートずっと見てるけど,なにかあるの?」
「えっ!?」
女性は驚いたようにいうと,視線を彷徨わせ始めた。毛利小五郎,眠りの小五郎は米花町では有名だ。その名前を出せば,大抵の人はコナンに事情や詳細な事柄を話してくれる。しかし,突然のことであった為真偽が分からず戸惑っているのだろう。そうコナンはあたりを付けた。実際は,邪な理由でこの場に居る事がバレたのかと思い,どう言い訳して逃げようか考えているのがこの女性である。
女性は一度チラッとコナンを盗み見る。相手は子供だ。大人であれば,真偽について調べる伝手等があって下手なごまかしは出来ない。なにより,コナンの見た目から小学校低学年である事は確かだろう,ならば子供が喜びそうな言葉を使ってこの場は撒こう。女性はそう考えた。
「じ,じゃあ,毛利探偵の助手のコナン君には秘密だけど教えるね。他の人には話しちゃいけないよ?」
「うん!」
「さっきこのアパートに入っていった男の人には,怪しい組織との関わりがあるんじゃないかって疑惑があるの。だからその証拠が欲しくてここで張り込みしてたの」
「…!そ,そうなんだ!詳しい事は分かってないの?」
「えぇ,簡単にしっぽを出してくれないのよね…」
そう言って悩まし気にため息をつく女性はどう考えたって怪しい組織と関わりがある人物を張り込みしている雰囲気ではなかったが,コナンにとって既にどうでもよくなっていた。
「(ついに見つけたぜ…!待ってろ,全員俺が捕まえてやる!)」
コナンはそう意気込んでいた。まぁ,全部空回りなんだけど。
~注文分+私で手を加えた部分のキャラ紹介欄~
主人公(日暮武)(青い珊瑚礁)
付きまとい被害を受け、警察に相談するも、いっこうに捕まらないため、毛利小五郎に相談しに来た男、香水を作るのが趣味で、自作の香水をつけているが、その香水の臭いがいわゆる黒の組織の人間の臭いと同じものになってしまっている、また、オンラインゲームにはまっており、ことあるごとに、同じゲームをやっている友達と電話をしており、ゲーム内のギルド名「バー・ブラック」の仲間とゲーム内のキャラの名前(酒の名前)で呼びあっている。当然、コナンからは黒の組織の一員と判定されている。
変更点:特にありません。主人公補正を大きく上回る幸運値を保持させたのみです。ヤンデレと大きな子ども達を相手に生き残れるのかは不明です。
友人 (キューバ・リブレ)
主人公と同じギルドに所属している友人で、主人公から送られた香水をつけている。これによって、コナンからは黒の組織の一員として見なされている。また、ギターが趣味で常にギターケースを持ち歩いている。コナンからはライフルを入れていると思われている。それにしても、なんでこいつは主人公から送られた香水をつけているのだろうか?
変更点:BLとか男性同士で書くことに拒絶反応が起きるので女性にしました。こちらもマイルドなヤンデレというか,デッカイポメラニアンみたいな感じを意識したかった…。
友人その2(ジン)
遠方にすむ友人、シェリーという猫を溺愛していたが、逃げられてしまい、その悲しみから主人公に電話をかけている。
変更点:問答無用でジン。男性ですが,見た目はジンではなくウォッカを考えていました。作中に登場するのは声の身となります。
女性警察(隠蔵茜)
主人公に相談された警察、なのだが、主人公に付きまとっているのはコイツである。主人公に付きまとい、その相談を受けることで、直接会話をできることに喜びを感じていたが、愛の張り込み中にコナンに発見されてしい、ごまかすために主人公がある組織に所属している凶悪な人物であると、吹き込み、事なきを得る。
変更点:特にありません。ヘタレなヤンデレストーカーと化しました。
追加キャラ(アルゴンキン)
主人公を毛利探偵事務所へ送った人。以上。
物語の筋書きを意識し過ぎてヤンデレが出ていない気がしますが,下手にヤンデレを前面に出すとそれはそれで物語として成立しそうになかったので許してください。今度,機会があればリベンジしたいですね(未定)