なんか色々短編集   作:ムリエル・オルタ

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 気が付けばもう年末,早い物ですね。この作品以外にも年越しと同時にもう一作品投稿する予定です。
 ちなみに,書いている途中で力尽いた作品です(二年前)


光の皇子と闇の皇帝

 とある洋館の一室、蝋燭の明かりだけが灯りだけが室内を怪しく照らす。部屋の中央にあるテーブルを挟んで向かい合わせのソファーに一人ずつ座り、向かい合っていた。明かりも蝋燭だけだった為、顔は見えない。ただ、ボヤっと全体の輪郭が見えるのみだった。

 

「それが貴方の決断ですか?」

「あぁ、すまん。父さん、俺は…アイツを愛しているんだ!」

「……………良いでしょう。結婚は認めます。しかし、貴方と人間の女との間に生まれた子供の教育には私も口出しさせてもらいます。私の後を継ぐことが出来る人材は多ければ多いほどいいのですからね」

 

 丁寧な言葉遣いながら他者を圧倒する声が室内に響く、次代の後継者の取り決めが其処で行われているのは会話の内容から明らかだった。父さんと呼んだ人物はそのレールから外れ、愛に生きるつもりのようであり、その子供は英才教育を受ける事が決定した。

 

「分かった。いや、本来その役割は俺だったんだ。…息子か娘かはまだ分からないが、悪いことをした」

「ならば変わってあげますか?」

「冗談」

 

 そう言って肩を竦めた。どうやら決意は固いらしい。その姿に、威厳ある声を発した人物は溜息を吐き、ゆっくり立ち上がるととその場を後にした。室内に残ったのは息子であろう人物ただ一人、その人物もただ手元を見るだけでなにも言葉を発しなかった。暫くして、手元から目線を上げ、天を見上げながら

 

「ままならないなぁ…本当に」

 

 どんな感情がそこに込められていたのかは分からない。だが、様々な感情が織り交ぜられたその言葉は少し鼻声に聞こえた。

 

~~~

 

ある晴れた月曜日の朝、高身長の男子が少し小さめの男子を肩に担いで教室に入ってきた。身長と顔で少しばかり制服が似合わない長身の男子は少しばかり苦笑いを含んだ笑みを浮かべながら、担いでいる男子に話しかけた。

 

「だから言ったんです。ハジメは家で待ってればいいと。終わるのは深夜になるだろうって話だったんですから」

「でも……………気になるじゃん?僕が作ったものがどうなるかってのは。何より、誰の手に渡るのかが気になるからね」

 

 そう言いながら、気だるげに担いでいる方向を見上げる男子の顔には何かを成し遂げた後の達成感に似た様なモノが浮かんでいた。実際、趣味の一環で作っている物が時々オークションに出されて高値で落札されているのだが。この男、あろうことか翌日が学校だというのにそれをオンタイムで見ていたのだ。行われていた会場が国外でありそれなりに離れていた為、時差もあり徹夜になってしまったのだ。

 その為、猛烈な眠気に襲われ、気だるげな様相になっていた。その様は人によってはやる気の無いようにも見えなくもない。だからこそ、この男子は学校、特に教室では目の敵にされている。まぁ、もう一つばかり理由はある。

 

「遅かったね、二人とも!今度からは早く来よう!」

「そうしたいものですがね、どうもハジメが夜更かしをしてしまって」

「え…それ、僕の所為?お―――兄さんが、いや…いい」

「少しばかり阿保そうに聞こえますが、まぁいいでしょう」

 

 そう言って溜息を吐いた兄と呼ばれた長身の男子はそのままハジメと呼んだ担がれている男子を離し、自分の席に着いた。ハジメも、いそいそと席に着き、二度寝をするのか机に突っ伏した。暫くすると、一定の間隔で肩が上下し始めた。その姿を眺めた後苦笑いを浮かべながら肩を竦めるだけだった。

 午後の授業も終わり、昼休憩を告げるチャイムが鳴る。生徒達は仲のいい友人で固まり、食事をしている。ハジメものろのろと起き上がりバックを漁ると銀色のアレもとい,ゼリー飲料を取り出し勢いよく中身を吸い出す。

 

 力尽きました。ここまで。

 




 仮面ライダーキバとのクロスオーバーで考えていたのですけど,途中から“ありふれ”への熱が冷めてしまったのでそのまま放置していました。
 誰かここから先の物語を書いてくれると嬉しいですね。
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