魔法少女リリカルなのは~魔道を使う者~ 作:ルチア
ここは、ミッドチルダの最端にある管理局の極秘研究所。
その奥深く、冷たく無機質な実験室に幼い少女が拘束器具に締め付けられ、苦しみ喘いでいた。
少女
「ウッ、、ウゥ、、クッ、うっ、うああぁぁぁあッ!!」
少女はもがき苦しんでいる。
周りにいる研究員達はそれを見て何かを話していた。
研究員A
「あとはそれを投与すれば…」
研究員B
「ああ。このロストロギアを埋め込み心臓と融合させれば…」
少女
「ぃゃ…やめて…こないで…ヤダ…ソラ、、イリア………おねぇちゃッ」
少女は泣きながら誰かの名を呼び助けを求めている。
しかし研究員達はそんな彼女を殴り言った。
研究員C
「黙れモルモット!助けを求めても誰も貴様を助けになんか来やしない!!!貴様の家族はもういないのだ!!」
研究員B
「お前を産んだ両親は表向きは違うが、我ら管理局の手によ死んだ!!そして残った姉は行方不明。お前は捨てられたのさwあとたった1人しかいなかった実の家族になぁ、憐れだなぁモルモットよクククククッ」
研究員A
「そう。そんなお前を有効活用してやってるんだ、感謝しろモルモット。いや、実験体No.ゼロ。貴様は我々の実験の唯一の成功になるのだ!我々の実験、プロジェクトZEROのな!!!光栄に思うが良い!」
?
「捨てたですって…?いいえ、違うわ。」
研究員A
「っ!?誰だっ!!!」
琉璃
「あんた達がそこに括り付けている子の姉、そしてあんた達が殺した星野唯華と星野和人の娘、星野琉璃よ!私はその子を捨ててなんかいない。仕事から帰った時には家には夥しい程の血が至る所に着いていただけだった。そう、あんた達が仕組んでいた通りにねっ!!!」
研究員C
「…!なぜここに!!」
琉璃
「お喋りが過ぎたわね。全部録音済みよ。──ソラ、イリア。」
そう言うと琉璃の後ろから女の子が2人出てきた。
イリア
「はい。今までの会話、全て記録させて頂きました。」
ソラ
「私らの大事なマスターにここまでしたんだ。覚悟は出来てるんだろ?管理局の研究員どもが」
最後にソラはドスを効かせた声で言い放った。
研究員達
「ふっ、ふふっ、フハハハハハハハッ」
しかしそれを気にも止めず、いきなり狂ったように笑い出す研究員達に3人は警戒した。
琉璃
「何がそんなにおかしいのかしら。証拠を突き付けられてとうとう狂っちゃったの?」
研究員B
「この状況で笑うなという方が無理な話だ。もうこちらの準備は整った」
ソラ
「何だと?」
研究員A
「投与しろ!!!」
そう言うと他の研究員があるボタンを押し、少女にロストロギアを投与した。
3人
「そんなっ!!ダメェ/ヤメロォ!!!」
ロストロギアが投与され、体の中に入った瞬間、少女は光出し先程以上に苦しみだした。
少女
「ウッ、ウア゙、ウア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」バタバタガタガタ
研究者A
「な、何だ!?」
研究者B
「わ、分からん!」
研究者C
「こ、これは!No.ゼロから高魔力反応!それも、ものすごい数値だ!!」
少女は痛みと苦しみで我を失い、拘束器具などを壊しベッドから起き上がった。
少女
「ウアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」バキバキッボキッ
3人
「光琉っ/光様っ!!!」
研究者B
「反応数値が物凄い勢いで上昇している!」
研究者A
「何!?このままだと爆発するぞ!!」
琉璃
「…ッソラ、イリア。光琉の事少しお願い出来る?光琉を連れてここから出て欲しいの」
ソ.イ
「琉璃/琉璃様?」
琉璃
「あいつらだけは絶対に赦さない…」
ソラ
「…ああ、任せろ琉璃。光琉は私らにとっても大事なマスターだ」
イリア
「はい。なので、あの人達をよろしくお願いします琉璃様」
琉璃
「ええ、もちろんよ。絶対に生きてなんか返してやらない…」
それから琉璃は研究員達を始末しに行き、ソラとイリアは光琉の暴走を止める為に力を注いだ。
ソラ
「光琉っ!落ち着けっ私らだ!!ソラだ!!正気に戻ってくれっ!!!」
イリア
「光様っ!イリアです!!助けに来るのが遅くなってしまい申し訳ありません!!ですがどうか、どうかいつもの光様に戻って下さい!!!」
2人は涙を流しつつそう快に投げ掛けた。
それが届いたのか光琉は2人に反応した。
光琉
「うぅぅぅ…ソ、、ラ、、イリ、、ア、、、たすけっ!?ウアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」
ソ.イ
「光琉/光様!!!」
ソラ
「イリアッ!光琉を魔力で打つぞ!!」
イリア
「魔力で…分かりました!!」
ソラ
「光琉、少しだけ耐えてくれ…!!」
イリア
「直ぐに楽にして差し上げますから…!!」
2人は光琉に膨大な魔力をぶつけた。
そして光琉は少女の姿から元の赤ちゃんの姿に戻り、2人の予想通り意識を失い倒れた。
ソラ
「光琉っ!!!」
イリア
「光様っ!!!ソラ、急いでここを出ましょう!!」
ソラ
「ああ、分かってる!!!行くぞ!!」
2人は光琉に駆け寄り、直ぐに光琉を抱き上げ研究所から出た。
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ソラとイリアが光琉を助けてる時、研究員達は一目散に逃げ出そうと出口に向かった。
しかし琉璃がそれを阻むように魔法で出口を塞いだ。
研究員B
「なっ!!出口はここにしかないんだぞっ!!!」
研究員達が琉璃を見ると、琉璃は大きな魔力砲を撃ち放つ寸前だった。
琉璃
「あんた達にそれは関係のないことよ。何せあんた達はここで私に殺されるんだから…本気で生きて帰れるとでも思っていたの?そんな訳ないわよね?私の家族手を出したのだから。私が逃がす訳ないでしょ?」
研究員A
「や、やめろ…やめてくれ…!」
研究員C
「すっすすすまなかった!!」
研究員B
「かっ金なら出す!だから命はっ…どうか命だけはっ!!」
しかし、そんな研究員達の声は意味もなく、琉璃は研究員達に向けて魔力砲を撃ち放った。
研究員達
「ウワアアアアアァァァァ!!!!!!」
ドカーン!!!!!!!!!
琉璃
「馬鹿じゃないの。あんた達の汚い金なんていらないのよ。命は金じゃ買えないわ…失った命はもう二度と帰っては来ないのよ…」
そう言った琉璃の言葉は震えていた。
それから琉璃は光琉達の元に帰ってくることはなく、研究所の爆発に巻き込まれて死んでしまった。
妹の光琉に一通のメッセージを送って…
この出来事は後にZERO事件として語り継がれることになる。