東方〜もう一人の巫女〜 番外編   作:ルミナス

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今回、コラボ最終回!

それでは!どうぞ!


〜幻想郷観光in紅魔館。別れ〜

〜葵side〜

 

私達はお団子屋さんから離れ、紅魔館へと来ています。

 

ちなみに、紫さんがよく使っているスキマをレティシアさんが能力で創って移動しました。

 

「クスクス、さあ、入って頂戴。歓迎するわ」

 

レティシアさんに促された私達は、そのまま紅魔館へと入りました

 

・・・美鈴さんは寝ていましたが、皆さん、放っといていましたがね。

 

そして庭を横切っている所で、見覚えのある人が花壇の花達に水をあげているのが見えました。

 

「・・・くおんさん?」

 

「ん?ああ、葵とルカ、それに鬼灯様にレティシア様も・・・その方々?」

 

くおんさんは警戒しながらも聞いてきました。

 

そして、私が紹介してからようやく警戒を解きました。

 

「そうか。初めましてだな。穀月くおんだ。見ての通りメイドをしている。よろしく」

 

「ああ、よろしくな」

 

そう言うと、夏希さんがくおんさんに質問しました。

 

「ねえねえ?くおんさんは九尾なの?」

 

「ああ、その通りだ」

 

「ねえねえ、その尻尾に触ってもいい?」

 

「ん?別にいいぞ」

 

くおんさんから許可が下りると、夏希さんはすぐに尻尾に飛びつきました。

 

「おお!すごく気持ちいい〜」

 

「それはそうだろう。いつも丁寧に洗っているからな」

 

そして、夏希さんがくおんさんの尻尾を堪能し終えてから紅魔館に入ると・・・

 

「ん?ああ、葵達か・・・誰だ?」

 

「ひいっ!しし、知らない、ひひひ、人おぉぉぉ!」

 

「マリア?どうしたの〜?・・・あー!葵だー!」

 

玄関ホールには狼さん、マリアさん、フランさんがいました。

 

・・・マリアさんは狼さんの背に隠れちゃいましたけどね。

 

「えっと、誰だ?」

 

「それはむしろ此方が聞きたい」

 

あれ?ちょっと険悪な雰囲気が出ているような気がするのですが・・・

 

「ろ、狼さん、この人達は・・・」

 

「クスクス、それは私がするから、先に図書館にでも行ってみたら?」

 

私が狼さんに紹介しようとすると、レティシアさんが変わりにすると言いました。

 

「え?で、でも・・・」

 

「図書館か・・・。なあ?場所は変わってないのか?」

 

「え?あ、はい。如月さん達がいた幻想郷の紅魔館と同じ構造の筈ですが・・・」

 

「クスクス、同じ構造よ♪だから迷わないでしょ?さ、先に行ってて頂戴。私も後から図書館に行くからね♪」

 

「で、ですが・・・」

 

私が悪いと言おうとすると、誰かが私の襟首を掴み、引きずるようにして私を連れて行っていました。まあ、誰なのかは分かりますが。

 

「る、ルカ・・・」

 

私は、私の襟首を掴んでいるルカの方を向きました。

 

「彼奴なら大丈夫だろう。というか、自己紹介だけするんだ。変なことをするとは思えない」

 

「そうだな」

 

ルカの言葉に鬼灯も乗っかりました。

 

「彼奴は、紹介だけなら変なことをする様な奴じゃない。だから安心しろ」

 

・・・鬼灯にまでそう言われると、心配出来なくなりますね。

 

「分かったよ、ルカ、鬼灯」

 

私は普通に歩き出しました。

 

そして、図書館に着き、扉を開くと、パチュリーさん、小悪魔さんの他に、レミリアさん、咲夜さん、ペスさん、ユニさん、朱鳥さんがいました。

 

ただ、小悪魔さん、ペスさん、ユニさん、朱鳥さんは本の整理をしていますが・・・

 

「・・・あら?葵、いらっしゃい。どうしたの?・・・その人達は誰かしら?」

 

「ん?確かに見慣れない人間ね」

 

「葵、その人達は・・・」

 

「あ、はい、紹介しますね。あ、如月さん達には狼さん達の事も紹介しないと・・・」

 

そして、私が説明すると同時に、とても大きな破裂音が図書館内に響きました。

 

「あ、まさか・・・」

 

こんな事をするのは・・・

 

「クスクス、魔理沙しかいないわね」

 

「はあ、またあのネズミか・・・」

 

レミリアさんは頭を抱えていました。

 

「・・・」

 

「?如月さん・・・え?」

 

如月さんの雰囲気が変わったと思った私は、如月さんの様子を見ようと如月さんの方を向いてみると、なんだか黒いオーラが出ている如月さんがいました。

 

「・・・ここの魔理沙もか」

 

「クスクス、ええ♪そうよ」

 

「そうか、ならO☆HA☆NA☆SHIしないとな」

 

「クスクス、そうね♪O☆HA☆NA☆SHIしなきゃいけないわね♪」

 

と、如月さんとレティシアさんの二人は黒い笑みを浮かべながらそう言っていました。

 

その様子を見ていた全員はというと・・・

 

(あ、これ魔理沙終わったな・・・)

 

と、思っていました。

 

***

 

そして、その場にいた全員で手を組み、魔理沙を捕まえました。

 

「いってて、おい、コレはやりすぎだと思うぜ?」

 

魔理沙はそう言って、此方に顔を向けると、固まりました。

 

それはそうでしょう。何故なら・・・

 

「クスクス、これぐらい当然でしょう?それよりも、魔理沙」

 

「ちょっとO☆HA☆NA☆SHI、しようか」

 

二人の黒い笑みを見たのですから。

 

それから魔理沙は二人のO☆HA☆NA☆SHIを受けて、死んだ魚の様な目をしていました。・・・同情します。でも、自業自得ですからね?

 

***

 

そして、別れの時がきました。

 

「クスクス、それじゃあ元の幻想郷に戻しましょうか♪」

 

「ああ、頼む」

 

レティシアさんにそう言うと、此方に振り向きました。

 

「如月さん、行っちゃうんですね」

 

「ああ、だから、俺から最後に一言言おうと思う」

 

「?何でしょう?」

 

如月さんはそう言うと、目を真剣なものに変えて、私に向かって言いました。

 

「霖之助の思い、受け取ってやれよ?」

 

「え、えぇぇぇぇえ!なな、何でその事を、し、知ってるんですか!?」

 

今日一番の驚きでしたよ、ええ。そして、私の疑問に沙月さんが答えてくれました。

 

「ああ、それはルカさん達から聞きました」

 

「ルカ!?鬼灯!?」

 

私は審議を確かめるためにルカと鬼灯に聞いてみると・・・

 

「ああ、私達が教えた」

 

「な、なんで!何で教えたの!?ルカ!」

 

「いや、何か問題でもあったか?」

 

「あるよ!」

 

ああ、何で教えちゃうんですか・・・。私、応えるつもりなんてないのに・・・。

 

「クスクス♪」

 

「ふむ、もしやお主、応えるつもりはないな?」

 

凛華さんに心理をつかれた私は、すこし身を強張らせてしまいました。

 

「ふむ、図星か。それは何でじゃ?」

 

「・・・」

 

「答えるつもりもないか。ならルカ」

 

「人里の連中の所為だな」

 

「だからなんで言っちゃうの!?ルカ!」

 

「聞かれたからな」

 

ルカ、それは確かに至極最もな事ですが、それを言わないで欲しかったです。

 

「・・・人里の連中の所為?」

 

「ああ、実はな・・・」

 

ルカが話そうとしたので、私はルカの口を手で塞ぎました。

 

「だから!話さないで!お願いだから!」

 

「・・・(コクコク)」

 

ルカが頷いたのを見た私は手を退けて如月さん達の方に目を向けると・・・

 

「・・・そんな事が」

 

「クスクス、ええ、そうよ」

 

「・・・なあ、何かあったらスキマを繋げてくれないか?すぐに向かうから」

 

「クスクス、分かったわ」

 

レティシアさんが話していました。

 

「如月様、その時は私達も」

 

「ああ、そうだな」

 

・・・もう、何も言えなくなりそうです。

 

「まあ兎も角、次は俺達の世界に遊びに来るといい。その時は歓迎する」

 

「・・・そうですね」

 

まだ、この先の未来は分かりませんが、きっと・・・

 

だから、寂しくはありますが、耐えれそうです。

 

「それでは、如月さん、沙月さん、夏希さん、凛華さん。さようなら。また来て下さいね?」

 

「ああ、じゃあな」

 

「ええ、また会いましょう」

 

「次、会う時まで、じゃあね!」

 

「そうじゃな、また会おう」

 

そう言って、レティシアさんが開いたスキマを潜り、元の世界へと戻っていきました。

 

「・・・」

 

「葵、平気か?」

 

「・・・うん、でも」

 

「・・・泣いてもいいんだぞ?」

 

「・・・鬼灯」

 

「ほら、私の毛に顔を埋めて泣けばいい」

 

「・・・ごめんね。少し、借りるね」

 

そして、私は寂しさから泣きました。泣きつかれるまで泣き続けました。

 

こうして、如月さん達との出会いはその日に終わりました。




さて、今回はどうでしたか?

今回のコラボ、私がやらせて頂きましたが、sinonnさんの方でもコラボさせて頂きますので、そちらもよろしくお願いします!

それでは!さようなら〜!
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