とある御坂の暗部加入   作:ルシフェル

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長いこと書いてたから長い部分が間に合わなかった
とりあえず一ヶ月に一回投稿は守りたかったんで短いが投稿


仕事

 

 美琴はトラックの荷台にいた。

 ガタガタと揺れるトラックの中で美琴たちは各々の時間を取っている。

 黒夜()も一緒にいるが、布束は今回お留守番というなの裏のサポートだ。

 なぜ彼女らがトラックにいるのか。

 簡単なことだ。

 ずばり仕事である。

 

 先日彼女らが集まっていったん話を終えたところ、タイミングよく携帯が震えた。

 電話相手を見るとやはりあいつであった。

 明らかにタイミングを見計らったものであり美琴からすれば相変わらずの嫌らしさであったが、携帯に出ないわけにはいかない。

 こっちは言うことを聞くしかない身だ。

 口から大きく出るため息と同じくしてしぶしぶと携帯を取る。

 やはりあの朝、さらに詳しく言えば昨日から何回も聞いてきた声が耳元に伝わってくる。

 

『とってくれてありがとうございます』

 

 少し皮肉まじりで丁寧に話すのはやはりあいつだった。

 

「今回は何? 今ガールズトークで盛り上がってるんだけど」

 

 美琴もちょっとした意趣返しにあえて嫌そうに言う。

 無駄だろうが自分の気分が少しでも晴れればそれでいい、と軽い考えだ。

 

『依頼ですよ』

 

 向こうも何も思ってないのだろう。

 そのまま続きを話してきた。

 端的に言われたが仕事であった。

 

 日は明日、内容は運び屋。

 普通に考えたら誰しも簡単な依頼と思うだろう。

 だが黒夜も布束も、そして美琴もそんなことはそうとは一つも思わなかった。

 当然ただ運ぶのなら正式な運送業にでも頼めばいいのだろうが。

 

(きっと、ろくでもないのを運ばされるのでしょうね……)

 

 暗部の依頼ということはそういうことなのだろう。

 当たり前のことだが、暗部だからこその今回の依頼なのだ。

 普通なわけがない。

(まあ私に断る権利なんてないんでしょうけど)

 

 しかし美琴にはそういう権利などないのであった。

 

 

 

 

 

 そして現在、依頼当日。

 がたがたと小刻みに揺れるトラックの荷台の中に3人、ダイヤル式の鍵がついたケースが3つ足元に置いてある。

 トラックの中のため外の情景は見えないが、現在は高速道路を走っているらしいようだ。

 

「たく、こんなちょろい仕事なんざ、私一人で大丈夫だっつうのに」

 

「念のためってことではないのか?」

 

「ヤスは黙ってろ」

 

「俺はヤスって名前じゃないんだが……。せめて絶対等速(イコールスピード)って呼んで欲しいんだがな」

 

 トラックの移動は比較的落ち着いた雰囲気が漂っている。

 いやはっきりいって美琴以外落ち着いており、とても暗部の仕事中とは思えない。

 他の所、例えば美琴を襲ったあいつとか、妹達に酷いことをしたあいつらとかはもっと仕事熱心だったのではないだろうか。

 と、ここはこんなので大丈夫なのか?と美琴は少々不安になる。

 ヤスと呼ばれている男性は膝小僧を蹴られつつも苦笑いしているのは、端から見れば子供がじゃれあっているのを大人が付き合っているのにしか見えない。

 もし私がそこに紛れ込めばちょっとした家族にも見えるかもしれないだろう。

   

(本当いったいなんなのかしらね……)

 

 だが目の前の暗部の人間。

 年齢も性格もデコボコな3人組は暗部の人間だ。

 こんなことしていても油断などしていないのだろう。

 

「おい、そろそろ止めてくれませんかね!?」

 

(本当に大丈夫なのよね?)

 

 暗部の仲間となっても暗部の協力に消極的ではあるが、さすがにこっちに全部の被害を被るのは止めてほしい。

 怪我等負わないためにも他の二人にも少しは協力してはほしいのだが。

 

「はぁ……」

 

「新人さんよ。そんな辛気臭い顔するなよ。こっちまで暗くなるだろ」

 

「別にそんな顔してないわよ。ただお馬鹿なことやってるなーって思っただけよ」

 

「おいおい……俺らだって人間だぜ? こんな馬鹿なことやってもいい時間くらいあるさ」

 

 目の前に座っているヤスという男曰く暗部も人間。

 確かにこういう時間があってもいいのかもしれない。

 

「おい、ヤス間接的に私のことを馬鹿にしただろ?」

 

 目の前の男は黒夜に先ほどのじゃれあいレベルではない本気の暴力でマウントを取られ殴り始める。

 

(……考えすぎかしら?)

 

 ヤスの言葉がそこまで深い言葉だったのか疑い始める美琴であった。

 

 

 

「で今回のどこに向かってるの?」

 

「……第10学区だ」

 

 数分後、顔を殴られ声がかすれているヤスは律儀に答えてくれた。

 

 美琴は暗部の初仕事。

 どんな場所に行くのか気になったのだが、美琴はその場所を聞いて少し顔をしかめる。

 

「第10学区ねぇ。今回はまた危険なところに行くのね」

 

 第10学区は学園都市でも屈指の治安の悪い区画だ。

 普通の人ならオススメできないが、このメンバーでならではいける場所であろう。

 

「まああそこは遊ぶ場所がねぇからな」

 

「そういうことじゃないと思うんだけど」

 

 若干的外れなこと言ってるけど、ヤスは仕事以外だと遊ぶことしか頭にないんだろうか。

 

「そうだ、今度俺と遊びに……」

 

「……」

 

「おい、そんな目で睨むな。別にやましいことなんかしないってば」

 

 美琴及び黒夜の女の子二人はゴミを見るような目でヤスを睨む。

 こんな男が女子中学生である美琴を誘うと言われれば第一に疑うのは女の子の本能である。

 美琴だけでなく、黒夜までもがそう思っているのだからヤスの性格が一目でわかってしまう。

 

「私だけでなくこいつに口説くとは……これがロリコンってやつか……」

 

「俺はロリコンじゃねぇ! だいたいお前らみたいな貧乳どもに」

 

 一瞬である。

 海鳥と美琴のコンビネーションのプロレス技、クロスボンバーにより数秒でノックダウンだ。

 

 慈悲はなかった。

 二度目の暴力が彼に襲うのであった。

 




どうもルシフェルです

ということで3話目

もう一人のお仲間はヤスこと絶対等速さんですw
名前はなかったんで適当にヤスさんってつけましたw
犯人はヤス
この時点で暗部にいる且つ暗部闘争編に出てくる暗部の人たちは仲間に入れたくなかったんで、オリジナル要素も入れれるこの人になりました
僕の絶対等速のイメージはわりかしまじめだけど、ちょっとちゃらい感じかな?
矛盾してるようだけどね

次回こそは早いこと投稿したいけど、学校の試験がw

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