ダンガンロンパR~おかえり絶望学園~   作:パルティアン

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CHAPTER1 学級裁判 後半

【裁判再開】

 

 本当に他に青山が殺人を計画したという証拠は存在しないのか・・・?

 

「いや、あるはずだ。青山があの日最初に殺人を計画した人間である証拠・・・!」

「本当かい?」

「ああ、きっと。」

 

 

議論開始

 

 

「本当に他に証拠があるのかい?」

 

 

「一体どんな証拠だ?」

 

 

「『他のメモ』があったんじゃない?」

 

 

「いや、『誰かが見てたんだ』!」

 

 

「それなら、」

 

 

「見てた奴が言い出すんじゃねーか?」

 

 

「だったら、『殺しに使った道具』があったのではないですか?」

 

確か現場に残っていたものがあったはずだ・・・!!

 

 

【ペットボトル)→『殺しに使った道具』

 

「それに賛成だ!!」

 

 

「何かあったんですか?」

「ああ。これを見てくれ。」

「なんだよ、これ?ゴミにしか見えねーぞ?」

「これはペットボトルだよ。加工されてるけど。」

「で、こいつがなんなんだよ?」

「これはね、現場のゴミ箱に入ってたんだよ。で、一緒に入ってたのが、」

そう、一緒に入ってたのは・・・

 

 

証拠提出

【タオルの切れ端)

 

「これは?」

「ちょっと汚れてボロボロになってるけど、タオルの切れ端だよ。」

 

 

「株が下がる予感がするね。」

 

 

「アンリ?」

「ごめんね、水島君。どうしても君たちが提示してくれたものはただ偶然そこに捨てられていたゴミにしか見えないんだ。」

 

 

 

 

反論ショーダウン開始

 

 

「今のところ」

 

 

「君たちが見せてくれた証拠は」

 

 

「底とフタのないペットボトルに」

 

 

「ボロボロの汚れたタオルの切れ端だね。」

 

 

「これがどうしても事件に関係してるとは思えないんだ。」

 

 

-発展-

 

「表面的にだけ物事を見てもダメだ。」

 

「これらのものを組み合わせたら」

 

「何ができるかを考えなければ答えは出ないぞ。」

 

 

 

「組み合わせるも何も」

 

 

「申し訳ないが私はDIYには疎い。」

 

 

「どうしても私には」

 

 

「それらに【使い道はない】としか思えない。」

 

 

 

【サイレンサー)→【使い道はない】

 

「その言葉、斬らせてもらう!」

 

 

「いや、使い道はあるんだ。サイレンサーだよ。」

「サイレンサー?あのピストルにつけて音を小さくする道具かい?」

「ああ、そうだ。これらを組み合わせることによって即席のサイレンサーを作ることがあるんだよ。」

「ああ、俺もサバゲーの時に作ったことあるぜ!」

「なるほど・・・。これは私の知識不足だ。申し訳ない。」

「ですが、やはりこれが青山さんと関係するとは思えませんが・・・。」

「実はこのサイレンサーの部品を準備した跡が青山の部屋にあったんだ。」

 

そうその跡は・・・

 

証拠提出

【バスタオル)

そして

【ペットボトルの一部)

 

「これだ!」

 

「これらが青山の部屋にあった。このペットボトルの一部はペットボトルのフタと底。現場にあったものから無くなっていた部分だ。バスタオルも畳まれていたのを開いてみたら一部が切り取られていた。更にはこれらの加工に使ったと思われる裁ち鋏も部屋に放置されていたんだ。」

「その裁ち鋏ってアタシのじゃねーか!!何してくれてんだアイツ!!」

「どういうことだい?」

「昨日急に鋏を探してるとか言うもんだからよ、アタシも他に思い浮かばなくて裁ち鋏を貸しちまったんだ。まさかペットボトル切るなんて知ってたら貸さなかったぞ。どうしてくれんだ、使い物になんないじゃないかぁ・・・!」

「まあまあ、落ち着けって。愚痴はいくらでも聞くからよ!」

「薬師ぃ・・・!」

 

「でもそれってほんとに青山のやつか?だって、誰かが偽装工作のために持ち込んだモノって可能性も否定できないじゃん?」

「その可能性は低いと思うのだけれど・・・。」

「いや、でも議論しておく価値はあるよ。命が掛かってるんだ。徹底的に考えて損はない。」

 

 

 

議論開始

 

「誰かが隠れて持ち込んだ可能性か・・・。」

 

 

「つってもいつ持ち込むんだ?」

 

 

「部屋が開いてたのは【捜査中】だよね。」

 

 

「でも人が【そこそこ出入りしてた】気もするけどなぁ。」

 

 

「結構廊下にも」

 

 

「人がいたよな」

 

 

「そもそもホントに偽装工作なのか?」

 

 

「やっぱり青山君が」

 

 

「持ちこんだんじゃないかしら?」

 

 

「でもよー、」

 

 

「【目撃証言がねー】んじゃ」

 

 

「どうにもなんねーよなあ。」

 

いや、アイツは確か・・・!

 

【有浜の証言)→【目撃証言がねー】

 

「それは違うぞ!」

 

 

「いや、だって誰も持ち込んでるとことか見てねーんだろ?」

 

「確かに青山の部屋にペットボトルを持ち込んだ奴を見た奴はいない。でも、持ち込んだ可能性の高い奴なら見てる奴を知ってる。」

 

「ほんとー?」

 

「ああ。そうだよな、有浜?」

 

「!ええ。確かに私は昨日見ているわ。ラウンジにペットボトルを取りに来た青山君の姿を。」

 

「ほんとか!?」

 

「こんなとこで嘘を吐いてもしょうがないじゃない。」

 

「それに、他にも青山が殺人の計画を立てていた可能性があることを知っている奴がいる。」

 

「!!」

 

そう。それを示す証拠は・・・

 

証拠提出

【美上の証言)

 

「これだ!」

 

 

「美上は言ってたよな?青山がランドリーで『ここなら』って独り言を言ってたって。」

「確かに言ったわ。」

「その発言は今になって考えてみたら、青山君が殺人に適した場所を見つけたときの反応とも取れるね。」

「ここまで来たら役満だな。青山は殺人の計画を立てて実行にまで移したが、返り討ちにあった。そういうことだろう。」

 

 

 

 

「よし、じゃあ、これでやっと犯人捜しができるな!」

「その言い方もどうなのよ・・・?」

「やはりまずはアリバイのある人からでしょうか?」

「夜時間中にそんなん持ってる奴いるか?」

「・・・。」

「ほらな?」

「でも犯人像を絞り込んでった方が良いと思うよ?」

「じゃあ今度はそれだな!」

 

 

議論開始

 

「犯人像か・・・。」

 

 

「とは言っても【絞りようがない】よなー。」

 

 

「いや、薬師は省いて良いんじゃないか?」

 

 

「殺人に使われたものと」

 

 

「薬師君の【弾はちがう】ものね。」

 

 

「それでもまだ」

 

 

「候補者は【14人】もいるんだよなあ。」

 

 

「これもしかして失敗か・・・?」

 

いや、一つだけ暫定で削れるものがあるはずだ・・・!

 

【甘寺のメモ)→【絞りようがない】

 

「それは違うぞ!」

 

 

「またそのメモか。」

「結局、持ってた武器の違いになってくるよねー。」

「やっぱピストルを持ってる奴からクロを見つけることになっちゃうかー。」

「だが、そこからの絞りようがもう無いな!!」

「どうやって絞る・・・?」

 

・・・

「いや、ちょっと待て。」

「?」

「そもそも現場にあったピストルは誰のものだ?サイレンサーを作って誰かを殺そうとした奴のものじゃないのか?」

「それってつまり・・・!」

「青山のものじゃないのか?」

「ってことは凶器がピストルだからと言って・・・」

「ナイフを持っている奴らの疑いが晴れたわけではないな。」

「だぁーーーっ!!!振り出しじゃねえかぁーー!!どうすんだよ!!?」

「もうこれ以上絞れる要素はないよ?」

 

 

議論開始

 

 

「結局犯人捜しは」

 

 

「【振り出し】じゃねえか!!!」

 

 

「しかも手札を一つ切った上でだから」

 

 

「余計にきびしいね・・・。」

 

 

「【アリバイもダメ】!!」

 

 

「【武器もダメ】!!」

 

 

「これ以上クロを絞る要素は」

 

 

「【残ってねーじゃねーか】!!!」

 

いや、まだあれが残ってた!しかも武器以上に犯人を絞れる奴が!!!

 

【足跡)→【残ってねーじゃねーか】

 

「それは違うぞ!」

 

 

「いや、まだあった!クロを絞るための要素!!!」

「は?一体何だって・・・」

「足跡だよ!」

「廊下の絨毯に残ってた血でできた奴だね。」

「確かあれに関して有浜が詳しく調べていたはずだ。足跡の種類にサイズ!」

「それがあれば絞れるね!」

「で、それはどんな情報だい?」

「そうね、足跡はスニーカーのものだったわ。そしてサイズは26.5~27.5cm。一般的な男性の足のサイズね。」

「そんでそれが当てはまんのは?」

「まずは俺だ。」

「おれもだな!」

「俺もだ!」

「あとは、僕もだね。」

「まとめるとー、水島君、二木君、薬師君、太宰君だねー。」

「一気に4人まで減ったな!」

「後は他にどう絞る・・・?」

「恐らくクロ以外は部屋にいたのだろうが、それを証明するのは至難の業だな!」

「そうだよなー・・・。」

「誰か部屋で聞いてたりしないの?」

「いや、無理だ。」

「どうしてさ?」

「部屋からは音が聞こえない。」

 

それはあれが証明してる。

 

証拠提出

【実験)

 

「これだ!」

 

 

「捜査の時間中に寄宿舎のどこからなら音が聞こえたのか実験したんだ。」

「それでー、寄宿舎の共有スペースとー、廊下からは音が聞こえたんだよねー。」

「でも個人の部屋からは音が聞こえなかった。一番ランドリーに近い俺の部屋から実験したけど聞こえなかったんだ。どこの部屋からも聞こえなかっただろう。」

「それは俺も証人だぞ!!!」

「つまり、音を聞いていないと嘘をついてしまえば誰にも分からないし、そしてそれを嘘だと証明する手段もないってことだね。」

「・・・。」

「・・・・・・。」

法廷に流れる沈黙。

「あれ、これって本当に詰んでね・・・?」

「これ以上推理しようがありませんね。」

「こうなると、あのメモが破られてたのって痛いよなー。」

「確かに二木の言うとおりだな。」

「犯人の名前がわかんないんだもんね。」

「ん・・・?」

「もう当てずっぽうで良いんじゃねーか?4分の1,分の悪い賭けじゃねーとオレは思うぜ?」

「そんなギャンブルは嫌よ。」

 

今のはどういうことだ・・・?

 

「いや、分かった・・・!」

「は?」

「今のちょっとした会話で犯人が分かったんだ・・・!」

「ホントか!?」

 

そう、今の会話で分かった。犯人は・・・!

 

指名しろ!

【フタキカケル】

 

「お前で決まりだ!」

 

 

「は・・・?おれ・・・?」

「何言ってんだ!?どうして二木が!!?」

「説明するよ。」

 

一呼吸置く。

 

「さっきメモの話をしたよな?そのメモには宛名がなかったことも。」

「ああ。」

「でも正確に言うと青山は宛名を書いていたんだ。」

「ええ!?」

「でもクロが破って置いていった。メモを置いていった目的は分からないけど、混乱してたんじゃないかな。メモは青山の死体の胸ポケットに入っていたのを久見が検死の時に見つけたんだ。ちょうどそれを持っているのを俺が見かけたから久見は俺に宛名のないことを破れていることをぼかして伝えて欲しいと言ったんだ。」

 

少しくらい脚色しても良いだろう。重要なのはそこじゃない。

 

「それって・・・?」

「メモの宛名の部分が破られていたことはメモを見つけた久見とその久見に教えられた俺、そしてそもそものメモを破った犯人しか知らないんだ。」

「それなのに二木は知ってた・・・。だから犯人は・・・。」

全員の目が二木に向いたその瞬間。

 

 

「ふざけんなよ!!!たったそれだけのことで!!?おれが犯人だって!!!?考えてみろよ!!!ここまでのは全部水島の妄想じゃんかよ!!!」

二木は決壊した。

「妄想じゃない!推理だ!」

「それにー、僕は水島君以外に他の人に教えてないしねー。」

「おい、二木テメー、どういうことだコラァ!!!」

「ほんとに違うんだって!!」

「じゃあ説明してみろや!!!」

「だから・・・!あっ!そうだ、そうだよ!勘違いしてたんだよ!」

「あ?」

「宛名がないってのがホントはあったのがなくなってたって意味だと思ったんだよ!勘違いだったんだ!だからおれは犯人じゃないんだって!!」

「今更かよ・・・!」

「だから!!!これは不幸な偶然だったんだ!!!!」

このままじゃ話を聞いてくれないか・・・!なら・・・!

 

 

パニックトークアクション開始

 

 

「偶然なんだ!」

 

 

「ふざけんな!!」

 

 

「おれはやってない!!!」

 

 

「これは妄想だ!!」

 

 

「蹴っ飛ばすぞ!!!」

 

 

「勘違いなんだって!!」

 

 

「頭イカれてんのか!?」

 

『おれが足跡を付けた証拠なんてどこにもないじゃんか!!!』

 

 

《ス》《二ー》《カ》《ー》

 

「これで終わりだ!!!」

 

 

 

「ッ!!!」

「お前、今日ここ3日間で履いてたスニーカーとと違うものを履いてるよな?お前は俺と話して洗いたくなったって言ってたけど、本当は違うんじゃないのか?」

「は・・・?」

「本当は、昨日現場で踏んだ血がスニーカーの目立つところにも付いてるのに気づいて履き替えたんじゃないのか?」

「な・・・にを・・・?」

 

その証拠もあるはずだ。犯人が現場で血を踏んだという証拠が。

 

証拠提出

【血溜まり)

 

「これだ!」

 

 

「そしてこれも見てほしい。これは現場に残されていた血溜まりだ。青山が流したものだろう。この血溜まりには誰かが踏んだ跡が残ってた。現場保存の観点からも捜査中に踏んだものじゃない。そしてこの時踏んだ血が廊下の足跡として残ったんだ。だとしたらこれを踏んだのは昨晩のクロだし、そしてそれに該当するのはこれまでの推理からお前しかいないんだ。」

「な・・・!な・・・!!」

「もう、認めてくれ・・・!これ以上俺たちにお前を追い詰めさせないでくれ・・・!!」

 

だから、そのためにも・・・!事件の全容をまとめて終わりにするっ!!!

 

 

                   ・

                   ・

                   ・

 

【生存者】

超高校級の???      水島輝(ミズシマアキラ)

超高校級のショコラティエ  甘寺心愛(アマデラココア)

超高校級の射撃選手     薬師弾(ヤクシダン)

超高校級の棋士       玉城将(タマシロショウ)

超高校級のサッカー選手   二木駆(フタキカケル)

超高校級の長距離ランナー  涼風紫(スズカゼユカリ)

超高校級のドラマー     山吹巴(ヤマブキトモエ)

超高校級の女優       有浜鈴奈(アリハマスズナ)

超高校級の資本家      アンリ・シャークネード

超高校級の執事       畔田鋼之助(クロダコウノスケ)

超高校級の漫画家      久見晴香(ヒサミハルカ)

超高校級の図書委員     太宰直哉(ダザイナオヤ)

超高校級の画家       美上三香子(ミカミミカコ)

超高校級の海賊       九鬼海波(クキミナミ)

超高校級の空手家      比嘉拳太郎(ヒガケンタロウ)

 

残り15人

 




えー、ほんとは今回で第1章の学級裁判を終わらせるつもりだったのですが、思いの外議論が白熱してしまい終わりませんでした・・・orz。と言うことで次回第1章が完結致しますので、どうか、今しばしお待ちください・・・!!!

さて、今回の設定裏話ですが、山吹さんの話をしていこうと思います!
彼女は何度も説明が入っているとおり、若者に人気のバンドのドラムを務めています。彼女はその腕前の高さから、某Xな日本のバンドの超有名ドラマーの女性版だ、なんて呼ばれることもあるみたいです。性格はおおらかで姉御肌なのですがちょっとだけ適当なとこが有り、ファンに対する態度もちょっとだけ奔放なように見えるのですがその実、とてもファン想いので、「お姉様」や「姉御」と呼んで慕う人が後を絶ちません。ですが実はかわいいものが好きで寄宿舎の自室にはぬいぐるみをいくつか持ち込んでたりします。イメージと合わないから、と人には言っていないのですが、自宅からのSNS投稿の際に画面の端に漏れ出てるので実はファンにはバレてて、それも人気の一端なのだとか・・・。でも仲良くなりたいと思った人には結構積極的に行くらしいですよ・・・?
 名前の由来はとあるガールズバンドのゲームに登場するキャラクター達からです。ちょうど原作だと澪田が某軽音楽部のメンバーから一字ずつ拝借している感覚です。

さあ、犯人が分かって裁判もクライマックスです!次回も楽しみにしていただけると嬉しいです!

最終盤まできておいてなんですが、皆さんの推しを教えてください!!

  • 水島輝
  • 甘寺心愛
  • 薬師弾
  • 玉城将
  • 二木駆
  • 涼風紫
  • 山吹巴
  • 有浜鈴奈
  • アンリ・シャークネード
  • 畔田鋼之助
  • 久見晴香
  • 太宰直哉
  • 美上三香子
  • 青山蓬生
  • 九鬼海波
  • 比嘉拳太郎
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