ここまで証拠が揃っていても二木は一向に罪を認めることはない。もうやめてくれ・・・!俺たちはもうお前のことを追い詰めたくないんだ!!!だからもうこれで終わりにする・・・!
クライマックス再現
ACT1
「今回の殺人はクロが計画したものではなかった。実際は今回の被害者だった青山が計画したものだったんだ。」
「青山は殺人を決意し、今まで通りみんなで校舎内を探索している時間に殺人の舞台となる場所を探した。」
「そして青山が選んだ場所はランドリーだった。寄宿舎に近いから殺した後すぐに戻れるというのがあったのかもしれないが、その真意はもう知り得ない。」
ACT2
「そして殺人の舞台を選んだ青山はモノトラによって与えられたピストルを軸に殺人の準備を始めたんだ。」
「まず青山は寄宿舎のラウンジにペットボトルを取りに来た。その時有浜がラウンジにいたけど、一緒にいた期間が短い故か、有浜はその行動が異常であることに気づかなかったんだ。」
「続いて青山は山吹に裁ち鋏を借りた。それは殺人に使うとある道具を作るのに使うためだったんだ。」
「その殺人に使う道具というのはサイレンサーだった。本当は映画のようには行かないんだけど、ピストルの発砲音を抑えようと考えたんだろう。さっき持ち出したペットボトルと部屋にあったバスタオルを加工してサイレンサーを作り上げたんだ。」
ACT3
「こうして道具の準備を終えた青山は今度は殺人のターゲットを呼び出すための手紙を用意したんだ。」
「私物の紙を使うとそれだけでバレてしまうから、青山は全部の個室に備付けてあるメモパッドを一枚破ってそれに手紙を書いてそれをターゲットの部屋に差し入れた。」
「このターゲットとして選ばれてしまった人物こそが今回の事件のクロとなった人物だった。」
「こうして全ての準備を整えた青山はメモで呼び出した時間に合わせてピストルにサイレンサーを装着した状態でランドリーへと向かっていった。そしてクロが入ってくるのを待ち伏せしたんだ。」
ACT4
「午後10時50分、その時はやってきた。メモによって呼び出されたクロが青山の待つランドリーに現れたんだ。」
「青山の行動は早かった。騙されてランドリーにやってきたクロに対してすぐに発砲したんだ。発砲された弾丸は3発。でもそれがクロのことを捉えることはなかった。」
「高い身体能力を持ったクロは瞬時に避けて青山に接近した。そして青山がピストルを持っていた手首を攻撃し、落としたピストルを奪ったんだ。だからこそ青山の手首にはケガをした跡があったんだろう。」
「こうしてターゲットにしたはずのクロにピストルを奪われた青山は殺されかけたことによって咄嗟に引き金を引いたクロによって背中に3発の弾丸を受けて死んでしまったんだ。」
ACT5
「一連の事件が全て終わった後で自分のやったことの重大さに気づいたクロは現場に証拠を残したくないと考えた。」
「そこでクロはまずピストルについていたサイレンサーを分解した。そして分解したそれらをゴミ箱に処分したんだ。」
「続いてクロは青山から受け取ったメモをどう処分しようか悩んでしまった。ホントだったら自分の部屋で隠れて処分した方がよかったんだけど混乱していたクロは冷静じゃなかった。」
「メモに宛先として自分の名前があることに気づいたクロはその宛先の部分をちぎった。そして何を思ったか、青山のスーツの胸ポケットに隠して逃げ出したんだ。」
「そしてこの逃げ出すときに青山の血を踏んでしまったんだ。」
ACT6
「こんな中でもクロが幸運だった点がある。それは直接部屋に戻らなかったことだ。直接部屋に戻っていたら自分の部屋まで足跡が続いてすぐにバレてしまっただろう。」
「共有スペースのホールまで足跡が続いていたことを考えるとクロは喉が渇いてしまったのだろう。廊下を歩いて行く途中で自分の足跡に気づいたクロは廊下に敷いてある絨毯にこすりつけることで靴底についた血を拭き取ったんだ。」
「しかし、今日の朝、クロにとって予想外のことが起こった。昨日の夜は暗かったことでそして焦っていたことで気づかなかったが、履いていた靴の目立つところにも血がはねてしまっていたんだ。」
「これでは自分が青山を殺したことがバレてしまうと思ったクロは気づいたんだ。昨日俺と靴の手入れの話をしていたことに。そしてそのことを口実に靴を洗ったことにしようと考え、クロは靴を履き替えて俺たちの前に現れたんだ。」
「そしてここまでの一連の犯行を行うことができたのは、」
「二木駆、お前だけだ!!!!」
「あ、ああ・・・!」
「反論はないんだな・・・。」
「沈黙は肯定と取るよ。」
「・・・。そうだ。おれが、殺した・・・。」
「なんでそんなことをっ・・・!!」
「水島が言ったとおりだよ・・・。仕方なかったんだ・・・。殺されかけて!!パニックで!!!無我夢中で!!!!気づいたら、目の前に血まみれの青山が倒れてた・・・。」
「くそっ・・・!!」
「おい、その辺の話は後で良いだろ?」
今まで沈黙を保っていたソイツが口を開いた。
「モノトラ・・・!」
「取りあえず、投票しろよ!そうしねえと、裁判は終わらねえぜ?」
「ああ、さっさと終わらせてくれ・・・。」
投票結果→フタキカケル
【学級裁判閉廷】
「ぐぷぷ・・・!大!正!かーい!!!超高校級のテーラー・青山蓬生を殺したのは、超高校級のサッカー選手・二木駆だ!!!」
「・・・。」
「おい二木・・・。なんとか言えよ・・・!どんな気分だよ!!仲間を殺して!!!そんでそれが全部バレた気分はよぉ!!!!」
「落ち着けって、九鬼!」
「最悪だよ・・・。最悪に決まってんじゃん・・・!だって、ずっと思ってたんだ・・・。こんなことになっちゃったけど、それでもおれたちはみんな、仲良くできるって・・・。いつか全員で協力して、こんな学園を抜け出すことができるって!!!なのに!!!訳分かんねえよ!!!!!仲間に殺されかけて!!!気づいたらその仲間が血まみれで死んでたんだ!!!」
心の内を吐き出す二木。もしかしたら心のどこかでは思っていたのかも知れない。昨晩起きたことは夢なんじゃないかって。青山を殺したのは自分じゃないんじゃないかって。でもその希望もモノトラの宣言によって打ち砕かれた。
「んだよそれ・・・!」
九鬼も言葉が出ない。
「それじゃあ始めるとするか。」
「え・・・?」
「え?じゃねえよ。分かってんだろ?正しいクロを指摘したんだ。待ってることはただ一つ。クロのおしおきだよ・・・。」
「そんな、嫌だ!おれはまだ死にたくない!!嫌だァァァァァァァァ!!!!!!」
「それじゃあ超高校級のサッカー選手・二木駆のスペシャルなおしおきを開始するぜ!!!!!」
床から生えてきたボタンをモノトラが押すと、そのボタンについているモニターに文字列が現れた。
フタキくんがクロにきまりました。
おしおきをかいしします。
嫌がる二木君の首に鎖のついた首輪がどこからともなく現れ、彼を逃がさないように捕らえる。そして鎖がどこからか引っ張られ、高速で彼の姿が見えなくなっていく。
そうして引きずられた彼はバットのような棒にくくりつけられた。
超高校級のサッカー選手 二木駆のおしおき
《高次元PK対決》
二木が連れて行かれたのはサッカーのフィールド。場面はPK。選手は全てモノトラ。彼のくくりつけられた棒はそのキーパーの足下に投げられた。
キッカーの足下には大量のサッカーボールが転がっている。
すると画面のしたに文字が流れる。
“ホームランセービング”
その文字を見た瞬間、俺たちはみんなこれから起こることを予見し、喉をゴクリと鳴らした。
キッカーが強烈なボールを蹴り込む。キーパーはそのボールをセーブする。手に持った棒をフルスイングして。
外したキッカーは足下の無数のボールをキーパーに蹴り込んでいく。そしてそのボールの全てをキーパーは打ち返してく。すべてジャストミート。棒の芯を食ってサッカーボールはどこかへ飛んでいく。完璧なホームランだ。そして、
その芯の場所にはちょうど二木の顔があった。
次々蹴り込まれる強烈なボール。そしてその全てをホームランにする、痛烈な鋭い打撃。その両方のインパクトをすべて受け続ける彼の顔は、体は無事なはずがなかった。
永遠にも思われたそのPK対決は唐突に終わりを迎えた。最後に1球を完璧にはじき返されたキッカーは仰向けに倒れ、完璧にホームランを打って見せたキーパーは美しいフォロースルー、そしてバット投げを見せる。キーパーは清々しい表情をしている。そしてその後ろには長時間高威力のボールを受け続けた二木が見るも無惨な姿で棒にくくりつけられたまま転がっていた。
そしてその様子を俺たちは鉄格子の外でただ眺めていることしかできなかった。
「うわあああぁぁぁぁぁ!!」
最初に叫び声を上げたのは薬師だった。他のみんなも青ざめたり、吐きそうなのを必死に抑えたりしている。
「どうして・・・!!」
誰かが漏らす。二木駆。性格は軽かった。チャラかったと言っても良いかもしれない。女好きでこの数日間でも何人の女子に声をかけていたか分からない。でもサッカーに対してだけは誠実な奴だった。少なくともこんなサッカーまがいの何かで殺されていい奴ではなかった・・・!!!
悔しさしかない。どうして2人を止めてやれなかったのだろう。もし俺たちが止めることができていたら、こんなことにならずに済んだのに・・・!
その瞬間、モノトラが戻ってきた。
「エクストリーーーーム!!!!!いやあ、やっぱ爽快だぜ、おしおきってのはよお!!!」
「モノトラっ!!!」
「おっと、オレを責めるのはお門違いだ。あくまで殺したのは二木、それをオレは罰しただけだ。」
「そもそもお前が俺たちを閉じ込めなきゃこんなことにはならなかった!!!」
「ぐぷぷぷ・・・!お前が、ね・・・!」
「何を笑って・・・!」
「いや、次はどんな絶望を見せてくれるのか、楽しみなだけだぜ?じゃあオレはもう戻ることにするぜ!オマエラも早く帰って休めよ?」
「待てっ!!!!!」
言いたいことを言って奴は帰ってしまった。・・・クソっ!!!
誰も言葉にならない。悲しさ、悔しさ、空しさ、不安、恐怖。全員の心をそんな感情が支配していた。
「戻りましょ。」
最初に口を開いたのは有浜だった。
「こんなところでずっと悲しんでいても仕方ないもの。体も心も壊してそれこそ次のコロシアイの引き金になるわ。だから、もう悲しむのは一度ここで打ち切って、部屋に戻りましょ。そしてしっかり休んで、しっかり生きるの。それこそが彼らに対する一番の手向けになると思うわ。」
「そう、だよな・・・。」
「それに、青山君が覚悟を見せたのに私たちがくよくよしている訳にもいかないもんね。」
「どういうことだ?」
「だって、ただペットボトルを加工するだけなら自分の裁ち鋏を使えたはず。でも彼はそれをしなかった。それは裁ち鋏が自分の商売道具だからでしょ?青山君はきっとここを抜け出して、そしてその先でもテーラーを続けるつもりだった。殺した先でも行き続ける覚悟をしてた。そういうことでしょ?だもん、生き残った私たちが覚悟決めなきゃ、死んだ2人に顔向けできないよ。」
有浜と甘寺の言葉は自然と俺たちの胸にしみこんできた。そうだ。覚悟を決めろ。俺たちはもう2人死なせた。これ以上死なせるわけにはいかない。俺たちは死ぬ気で生きなきゃならないんだ。俺たちは各々がこの学園の中で生き抜く覚悟を決めた。
「ぐぷぷぷぷ・・・!中々おもしれえことになってきたなぁ・・・。これからが楽しみだぜ・・・!さーて、次の“ピエロ”は誰にしてやろうかなぁ・・・?」
モノトラがその裏で絶望的な未来を思い描いて笑っているのも知らずに・・・・・・・・・。
CHAPTER1 絶望ピエロ END
TO BE CONTINUED・・・
【生存者】
超高校級の??? 水島輝(ミズシマアキラ)
超高校級のショコラティエ 甘寺心愛(アマデラココア)
超高校級の射撃選手 薬師弾(ヤクシダン)
超高校級の棋士 玉城将(タマシロショウ)
超高校級の長距離ランナー 涼風紫(スズカゼユカリ)
超高校級のドラマー 山吹巴(ヤマブキトモエ)
超高校級の女優 有浜鈴奈(アリハマスズナ)
超高校級の資本家 アンリ・シャークネード
超高校級の執事 畔田鋼之助(クロダコウノスケ)
超高校級の漫画家 久見晴香(ヒサミハルカ)
超高校級の図書委員 太宰直哉(ダザイナオヤ)
超高校級の画家 美上三香子(ミカミミカコ)
超高校級の海賊 九鬼海波(クキミナミ)
超高校級の空手家 比嘉拳太郎(ヒガケンタロウ)
残り14人
さあ、第1章が終わりました!物語はここからどんどん突き進んでいきます。次はどこで、どんな事件が起こってしまうのでしょうか?
あと、少しだけ補足をしておきますと、今回のおしおきのモデルは分かる人には分かると思います。ですが、その後の水島君のセリフはそのモデルに対するものではなく、あくまでおしおきに対するものです。某モンスターを捕獲するゲームと並んで筆者にとっての少年期の思い出で、筆者自身はそのモデルにしたものは大好きです。逆に大好きだからモデルにした、と捉えていただければ幸いです。
ということで次回からは第2章が始まっていきます!乞うご期待!!
では、今回の設定裏話!今回は有浜さんです!
彼女はクール系女子がほしいな、と思って用意させていただきました。そして、冷静に是認に意見を告げてくれる、と言う役割を担います。彼女は女優故か、非常にポーカーフェイスで、どんなときでも自信家でクールな感じです。それは彼女自身の女優観のようなもので、彼女は役に入るためには自分本来の感情はできるだけそぎ落として役の感情が素直に入ってくるようにしておかなければならないと考えています。そのため、彼女はあの基本の状態から変わることがほとんど無いのです。もちろん、人間ですから、ゼロにはならないので蔭でたまに漏れることはあるみたいですが・・・。
名前の由来は筆者が好きな女優の方々の名前を一字ずつ頂戴しました。澪田パターンその2ですね!美人✕4という、その非凡さが分かるような名前にしております。
これからも彼女が冷静にみんなにヒントを与えてくれる、そんな存在になっていくと思うので、彼女のこれからの活躍に期待していただければと思います!
最終盤まできておいてなんですが、皆さんの推しを教えてください!!
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水島輝
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甘寺心愛
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薬師弾
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玉城将
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二木駆
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涼風紫
-
山吹巴
-
有浜鈴奈
-
アンリ・シャークネード
-
畔田鋼之助
-
久見晴香
-
太宰直哉
-
美上三香子
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青山蓬生
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九鬼海波
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比嘉拳太郎