転生したけど、どうやら魔法があるらしい   作:木林 森

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前回の続き。
それ以外何て言ったらいいのか分からない。


年上として説教します

どうも。年下の子に勧誘を受けてる転生者、悟です。

手を組まないかと言われてもなー。正直あんまり意味無い気がするんだけど...。

 

「俺が君と組んで、何かメリットがあるのか?」

 

あんな事言ったんだし、それなりに何か交渉材料みたいなのくらいあるだろ。あるよね?無かったらただのアホだぞ。

 

「ああ。一応あるぞ」

 

一応ってなんだよ。まあ、ただのアホじゃ無くなったな。

さてさてどんなメリットなのかな?

 

「まず、戦力が増える」

 

ハイ、ただのアホでしたー。

なーにトチ狂った事言ってんの、この子。

俺が戦った所見たんだったら、基本俺一人でも余裕だって分かるだろ。何?もしかして、軽く気を開放したのが本気だと思ってんの?なら睦海君、君の目は節穴だよ。

いや待て。さっき“まず”って言ったよな?だったら他に何かあるのか?

 

「それ以外にも何かあるのか?」

 

あるだろ?あると言ってくれよ。じゃないと君の株が、俺の中で大暴落だぞ。

 

「あるよ」

「それは何だ?」

「原作知識」

「ふーん...ん?え?は?」

 

あれ?何かさらっと言われたから、一瞬普通に流しそうになったけど、今結構すごいこと言わなかった?

え?ていうか待って。原作知識?何?この世界って元は何かの物語の世界なの?って戦闘があるって時点で漫画かアニメの世界に決まってんじゃねーか!だから、このチートボディにしてもらったんじゃん!

睦海君の事をアホとか言ってらんないよ、俺!

 

「あんた、この世界の事知らないって言ったよな。僕と手を組めば教えてやってもいいぞ?」

 

うーむ。まあ、魅力的っちゃあ魅力的だけど別になー。そこまで心動かされるものでも無いし。ぶっちゃけ言うと

 

「いらない」

 

よねー。

あれ?何か驚いてらっしゃる?なして?

 

「な、何でだよ!」

 

何故か怒鳴られた。どうした急に。

 

「原作知識があれば、この先色々と便利じゃねえか!それを教えてやるって言ってるんだぞ!?」

 

いや、便利かもしんないけどさ。何て言うか、すっごく必要!ってわけじゃないし。

睦海君と手を組む程では無いよなー。って感じです。

 

「別に無くても大丈夫だし、戦力だって全くの無問題だ。だから、メリットがそれだけなら、俺は君とは手を組まない」

 

うむ。中々に良い断り方だったんじゃないか?

自分的には、百点満点中八十点だな。

 

「ふざけんなよ」

 

しかし、どうやら相手、睦海君的には零点だったみたいで。

何かめっちゃ怒ってますやーん。

 

「あんただって!どうせあいつらと同じで、ハーレムしたいだけなんだろ!そんなバカみたいなことしてる暇があるなら、俺に利用されてろよ!」

 

......えーと。何かワケわかんない事言われたんだけど。

まず、最初のハーレムって何だよ。俺はアリサ一筋じゃボケ。

んで、ハーレムしてるからって、何で君に利用されなきゃなんないんだよ。意味不明だし、支離滅裂だし。

しかも、利用って言っちゃってるし。

いや、なんとなくそんな気はしてたけどな。

てか、何でこんなに言われなきゃならねーの?俺の事対して知らんくせに偉そうに言いやがって。

少し説教してやる。

 

ヒュッ!

 

相手が視認出来ない速さで、睦海君の後ろに回り込む。

案の定、睦海君は俺を見失っている。

背後から近づき、睦海君の首を掴むようにそっと手を置く。

睦海君は、慌てて後ろを向こうとしたけど、

 

「動くな」

 

先に俺が、声で牽制した。

そして、軽く手に力を入れる。

 

「今動いたら、お前の首の骨をへし折る」

 

殺気も何も無い。感情も無く、淡々と言う。

 

「大体普通の人は、自分の事を分かったように言われるのが嫌いなんだよ。だから、知ったような口利いてんじゃねーぞ、ガキ」

「けど、俺は寛容だからな。お前が本気で助けが欲しい時、ちゃんと誠意を見せたら、手を貸してやってもいいぞ」

 

そして、睦海君の首から手を離した。

 

「そうやって突っ走るのはいいけどね。周りに迷惑かけちゃダメだぜ」

 

そう言って、俺は翠屋に戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side:睦海

 

最初はただのモブキャラみたいなのだと思っていた。

けど、それにしては高町家の人達と仲がいい。でも、あいつは翠屋の常連らしいし、他の常連客も高町家とそこそこ仲がいい。

だから、まあ違うだろうと思っていた。

だけど、俺は見た。なのはとユーノとは別々で、ジュエルシードを探している時、あいつがフェイトとアルフの二人と戦っているところを。

あいつも転生者なんだと、すぐに分かった。フェイトとアルフを逃がしていたけど、それもきっとあの二人を自分のハーレムに入れるためにやっているんだと思った。

だって、俺の知ってる二人の転生者はそんなんだったし。

だったら、そんな奴は利用してやる。そんなクズなこと考える奴に、なのは達に近づく権利は無い。

あいつは他の二人とは違って魔力も無い。フェイト達を退けた強さは侮れないけど、こっちには約束された勝利の剣《エクスカリバー》がある。絶対に大丈夫だ。

そう思っていた。

でも実際は、簡単に後ろを獲られて、命を握られている状態になった。握られているのは首だけど。

自分でも、完全にミスをしたと思った。

殺気も何も無いのに、ただ、喋っているだけなのに、それだけで体の震えが止まらなかった。

相手が何を言っているのか恐怖で聞こえなかったが、一つだけ聞こえた。誠意を見せろと。

何故か、スッと入ってきた。

そして、あいつは翠屋に戻って行った。

あいつに誠意を見せる時が来るかどうか分からないけど、とりあえずあいつは他の二人とは違うみたいだ。

自分で勝手に暴走してただけってことか。恥ずかしいなー。これ、俺にとっては黒歴史だよ。

とにかく、今はジュエルシード集めに専念すべきだな。

もっと冷静にならなきゃな。

 

sideout

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

睦海君と一悶着あった翌日。休日の朝。といっても既に十時過ぎ。

俺は、母さんに買い物に行ってきてくれと言われ、買い物中だ。えっとなんだっけ?ティッシュにトイレットペーパー、今日の晩御飯の食材、2リットルのペットボトルのお茶4本、3DSって、これ個人的に欲しいやつだろ。自分で買いに行けよ。

とりあえず買った。3DS以外はスーパーで買って、その時に福引き券を貰った。

さっそく回しに行った。すると、三等が当たった。三等は遊園地のペアチケット。

これは、もう、アリサを誘うしかない。

家に帰って即効でアリサに電話した。

明日遊園地に行かないか?と誘い、返事はOKと返ってきた。

嬉しすぎて、小一時間踊ってしまった。

何はともあれ、明日は遊園地デートである。

早く明日になんねーかなー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回はいよいよイチャラブです。
頑張って書かせて頂きます!
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