転生したけど、どうやら魔法があるらしい   作:木林 森

15 / 29
カッコいい感じのサブタイですが、内容は対してカッコよくありません。
今回は魔導士組の話。バトル無し、面白味無しという内容となっています。
それでもいいなら、どうぞ楽しんでって下さい。


集う魔導士達

結界が張られていない。

その事実が、クロノ達を全速力で魔力反応のあった場所へ向かわせる。

クロノ、ユーノ、なのは、睦海。四人共無言。誰もしゃべらないし、しゃべる気もない。

全員緊張を含んだ顔している。

近くなっていくにつれて、魔力の異常さが感じ取れてしまう。

正直、近寄りたくない。それがクロノの率直な感想だった。しかし、逃げるわけにはいかない。何故なら自分は管理局員の一人なのだから。

どういう目的でジュエルシードを発動させたのか。そんなことはどうでもいい。大事なのは、関係の無い人達が巻き込まれてしまう可能性があるということだ。

そんなことあってはならない。管理局員として、絶対に止める!

そう心の中で意気込みを入れ、飛んでいく。

そして後二、三分で着くだろうと思われる距離になった時、まずユーノが気づいた。その後クロノ、睦海、なのはの順で皆気づいた。

目的とは別の魔力反応がある。しかも四つ。

かなりの速さでこっちに来ている。

思わずクロノ達が身構える。やって来たのは

 

 

金髪でツインテールの少女で現在管理局と対立しているフェイト・テスタロッサとその使い魔であるオレンジ色の女性、アルフ。

 

 

銀髪で目は金色と少し透明な紫のオッドアイ。一応味方であるが、クロノ達男子組を邪険に扱い、なのは達女子組には自分の嫁宣言連発で、常に厭らしい気持ち悪い笑みを浮かべる少年、榊原王幻。

 

 

最後はこちらも金髪で目は赤色をした少年。クロノや管理局の人達は知らないが、なのはや睦海の同級生であり、なのはが大分苦手とする少年、聖涙。

 

 

「「「「「「「「あ」」」」」」」」

 

 

全員がポロッと口そうからこぼした。

皆バラバラの方向から来たにも関わらず、目的地までもう少しというところで揃うこととなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フェイトはクロノ達とは違って、大分早い時に気づいていた。

目的地の魔力反応とはまた違う魔力が六つ感じられる。

その中にはちょっと前に戦ったあの女の子のも感じられた。

 

――――まだ、この件に首突っ込むんだ。

最初に戦った時に手を引けと一応言ったハズなんだけどなぁ。あまり人の話を聞かない子なのかな?

まあ才能はあるんだろうけど、でも才能だけで私を止めれると思っているんだったら、声を大にして言ってやる。舐めるな、と。

母さんのために戦っている私が、あんな偽善で動いている人間なんかに負けるものか。

 

あの使い魔みたいなイタチっぽいのは、私の敵じゃない。が、あの豊富なサポート系の魔法はまあまあ厄介だ。ある程度気をつけておくべきかな。

 

横にいる男の子は確かに強いけど、多分素人だ。強さ云々じゃなく、心が。なんとなくだけどそう感じた。

 

やはり、一番面倒なのはあの管理局員だ。

強さは申し分ないし、実戦慣れしている。ある程度場数を踏んできているだろう。魔力が劣っているだけで、技量などは確実にあっちが上だ。

だからと言って負けるつもりは無いし、ジュエルシードを渡す気もない。

 

とりあえずこの四人は一緒になって行動しているみたいだ。

そして残りの二つ。

どちらも尋常じゃない魔力を持っている。

一つは覚えがある。あの気持ち悪い笑みを浮かべる男の子だ。

生理的に無理、なんて言葉がぴったりな子だ。本当に気持ち悪い。DNAを一片も残さず消え去ってほしい。

だけど、あの魔力でごり押しされたら中々にきついものがある。それでも勝とうと思えば勝てるけど。

 

もう一つは全く知らない。これだけの魔力を持ちながら今まで気づかなかったなんて、隠蔽が上手いのだろう。だって、ほんのちょっとも感じたことは無い。

魔力をある程度低くするのは簡単だが、全く感じなくするのは難しい。結構強いみたいだ。

正直不安だが、勝てばいい。というより敵は無視で、ジュエルシードを取りに行けばいい。そうだ。それでいい。

 

「アルフ」

「なんだい?フェイト」

「ジュエルシード優先だよ」

「分かってるよ。さっき言ったばかりじゃないか」

「うん。でも、一応もう一回言っておこうと思って」

「そりゃあたしにかい?それとも自分にかい?」

「もちろん、どっちにもだよ」

 

そして、八人の魔導士が揃う。

 

 

「「「「「「「「あ」」」」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

王幻はかなりテンションが上がっていた。

もうすぐ目的地に着くからだ。

ジュエルシードを発生させた原因を潰して、ジュエルシードを封印する。そうすれば、なのはもフェイトも俺に惚れるだろう。

しかしそうなった時、ジュエルシードはどっちに渡すべきなのだろう?なのはか?それともフェイトか?かなり悩み所だ。いや、でも待てよ。よく考えろ。なのはの方は、学校で会ってるからもう既に惚れているから大丈夫として、フェイトの方はまだそんなに会っていないのだから、これはフェイトが俺に惚れるためにもフェイトに渡すべきじゃないか?でもそうすると、なのはが嫉妬してしまうかもしれん。うーむ、難しいな。

そんなバカな事を考えながら飛んでいく王幻。だから、他の魔導士が近くにいるのも知らず、八人が揃った時に初めて気づいた。

 

 

「「「「「「「「あ」」」」」」」」

 

 

この中で一番間抜けな顔していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「シュークリーム作りたい......」

 

ボソッと呟いた言葉に、「じゃあ、帰れよ」とどっかからツッコミが飛んできそうだが、今は置いておこう。

先ほどの王幻とは違い、涙のテンションは下がっている。理由は簡単。作りかけだったシュークリームをやっぱり作りたいという事だった。

目的の魔力反応は、軽く心が削ぎ落とされそうな位にでかい。

しかもそれ以外にも七つの魔力反応がある。もう本当にやってられない。それが今の涙の気持ちだった。

でも、これだけの規模の魔力反応は見過ごせないし、しかも原作からも離れてるし、とにかく放っておけないのだ。

気づいていないみたいだが、涙は意外とお人好しだ。それが表立って現れるのは稀だが。

テンションがあまり上がらない状態で、目的地に向かってると、

 

 

「「「「「「「「あ」」」」」」」」

 

 

途中でまさか揃うことになろうとは。

この先の未来を考えて、涙は

 

「シュークリーム作りたい......」

 

と、現実逃避気味に呟いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




涙が完全に踏み台じゃ無くなってるよ!
どうしようかな.....。涙のキャラが何か迷走しちゃってますw
あと、何だかフェイトちゃんプロフェッショナルじゃね?って感じがします。なのはの事を偽善なんて言っちゃってるし、一人一人の戦力分析なんかしてるし。でも、こういうの大好きなんスよ。
そんな感じで、次回も魔導士組の話を予定してます。
それでは次回もお楽しみに。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。