転生したけど、どうやら魔法があるらしい   作:木林 森

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最初は主人公の視点。
次はクロノの視点。
最後はリンディの視点。
そんな感じの話。
あと、少しユーノ君の口が悪いです。てか、キャラ崩壊?


ハラオウン親子から見たら

どうも。物凄い戦いをして瀕死の状態だった転生者、悟です。

今は何かよく分からないけど、アースラという所で治療を受けています。

戦いが終わって時空管理局と名乗った少年、クロノ君に肩を貸してもらいながらクロノ君の仲間がいる所へ飛んでいきました。

そこには女の子みたいな顔した金髪の男の子と気絶したなのはちゃん、そして同じく気絶している睦海君。更に同じく気絶している翠屋に行くと絶対にいる銀髪君もいた。

何でこの子達がここにいるんだ?何で気絶しているんだ?

いろいろ疑問に思うことはあるけど正直しんどすぎて頭が回らない。ていうか多分これ血流し過ぎだから頭回らないんじゃねーの?

う゛あ゛~。もう無理。マジでヤバい。

とか何とか思ってたら何かよく分からない場所にいた。

「ここどこ?」と聞いたら、「アースラ」と答えられた。いや、どこだよ。

そんな風に思ってると、気絶三人衆が目をさました。そして三人はこちらを見てギョッ!!とした。まあ、普通血だらけの人間がいたらビビるよね。

とりあえずなんとなくフラフラと手をあげ、笑顔で「やほー」と言って手を振った。思いっきり引かれた。

クロノ君が「ホラー以外の何物でもないから止めとけ」と言ってきた。そんなにですか?

聞くと、「血だらけ過ぎて顔に肌色が見えない」そうだ。へー、そーなんだー。しんどいから返事もおざなりになっちゃったよ。

そのせいかクロノ君が顔をしかめて「いいから早く治療室に行くぞ」と言い、俺はそのまま運ばれていった。

治療室に着いたら、何か医者的な雰囲気を纏った人達がすごく驚いた。やっぱ結構ホラーなんかね?

けど、すぐに顔を引き締め俺の治療をするべく、迅速に動いた。さすがプロ(?)。あれよあれよとベッドに寝かせられ、治療されました。

てか、もうマジで疲れた。寝ても良い?良いよね?じゃ、お休みなさい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「以上です」

 

その言葉と同時にデバイスから出ている映像が消える。

今、僕ことクロノ・ハラオウンは母さ、ではなく艦長達に今回のことを報告していた。

一応アースラからも現場の様子を見ていたようだが、ジュエルシードが発動していた所は魔力が強すぎて見れなかったそうだ。どんだけなんだ、それ。

 

「なるほど。それで戦っていた二人の内一人が今治療を受けていると」

「はい。意識が朦朧としていて、ほぼ虫の息でしたので。質問するにしてもまず回復しないとどうにもならないと思いまして。ですが、艦長の意見も聞かずに勝手な判断をしてしまい申し訳ありません」

「あら、それは別にいいわよ。というかその程度で私は怒らないし、クロノの判断は何も間違っていないのだから、謝ることなんて何一つ無いわよ」

 

そう言われ、下げていた頭を上げる。艦長はそんな僕の様子に軽く苦笑していた。

相変わらず堅いんだから等と思われているのだろうか。しかしこれは性分だからどうしようもない。

 

「全く。クロノ君は少し真面目過ぎるよー。もうちょっと肩の力抜いてもいーんじゃないの?」

 

声を発した方を見ると、朗らかな笑みを浮かべた少女がいた。

彼女の名はエイミィ。エイミィ・リミエッタ。この艦のオペレーターである少女だ。

常に明るく、テンションの高い少女だ。少し抜けているとこもあるが、やるときはやる非常に有能なオペレーターだ。本人に言うと絶対調子に乗るので、こうして心の中だけに留めているが。

艦長もエイミィも普段は明るく、柔らかい感じなのだが、何故そんな二人がいるのに、更に言えば僕には魔法の修行をつけてくれた師匠が二人いて、その二人も艦長達と同じ感じなのだが、何で僕はこんな堅物何だろうか?別に反面教師にしたつもりは無いんだが。

まあ、今は関係ない事だからいいか。

 

「そうは言ってもな、エイミィ。いくらボロボロだったとはいえ、あれだけの強さを持ってるんだぞ。やはり回復させるかどうかの判断を仰いだ方が良いだろう」

「そこでそう考えるあたり堅いよねー。その子瀕死に近い状態だったんでしょ?そんな状態の子放っておける?私は出来ないし、クロノ君も出来なかったから艦長に聞く前に治療室に運んだんだじゃないの?クロノ君は優しいから彼を助けた。それだけで十分だと思うけどな」

「だが、こっちに攻撃してきたら」

「そんな事思ってないくせに。クロノ君は彼がいい人か悪い人か分からないほど腐ってないでしょ。クロノ君は彼がいい人だって分かってるんでしょ?」

 

それを言われると、頷くしかない。さっきの映像にもあったが、僕は彼に助けられている。既に頭から血を流していて、見ているだけで痛ましかった。

多分もうその時から、ボロボロだったんじゃないだろうか?そんな状態で助けてくれたんだ。少なくとも悪い奴ではない.....ハズ。

 

「ハッ!例えあの野郎がこっちに攻撃してきたって、この俺様が返り討ちにしてやるぜ!」

 

そう言ったのは銀髪でオッドアイの少年、榊原王幻だ。

彼は、この魔法文化の無い世界、地球の魔導士で今はこのアースラで一時的に手伝ってもらっている。

彼は、魔力もかなりあり、物凄い才能も秘めている。更には稀少能力《レアスキル》も持っている。これだけ聞くとかなり凄いのだが、しかし彼は努力もせず、常に自意識過剰。戦い方も魔力によるごり押し。毎回無駄に魔力を消費する。もっとスマートかつ的確な戦いは出来ないのだろうか。全く勿体無い。

ていうか、返り討ちにしてやるとか言うが君はさっきの戦いで、彼よりかは弱い奴に普通に負けていたじゃないか。何でそんな大口叩けるんだ?

 

「無様に負けて、さっきまで気絶していたのはどこの誰だよ」

 

そう言ったのは、金髪で女みたいな顔している少年、ユーノ・スクライア。今回の事件の切っ掛けでもあるジュエルシードを発掘した少年だ。

ジュエルシードを輸送している最中に事故に遭い、その時にジュエルシードが地球に落ちてしまったため、それを取り戻すべく、単身ボロボロの状態で地球に向かった勇敢でもあるが、無謀でもある奴だ。後、フェレットもどきだ。

彼も魔導士で、どっちかと言うと支援タイプの魔導士だ。彼は強いのではなく、上手いと表現した方が良いだろう。特にバインド凄い。他も普通に使えるが、バインドがずば抜けてレベルが高い。

そして頭も良い。正直僕よりも良い。別に悔しくはない。だが、少し落ち込む。これでも執務官という立場であるため、同年代に比べたら大分上の方だと思う。ほんの少しとはいえ、そんな風に自負しているから、ちょっとへこむのだ。

こんな事思ってしまう辺り、僕もまだまだ子供だと感じる。

 

「アアッ!?今何て言った!?この淫獣が!」

「誰が淫獣だ。君の方が淫獣じゃないか。というか喋るな口開くな呼吸するな存在するな。気持ち悪いんだよ、このキチガイ変態キモうざ銀髪野郎」

 

何だか物凄い悪口が聞こえてきた。自分に向けられたものではないが、中々に忘れそうにない感じだ。

って、ユーノ。君そんなに口の悪い奴だったか?

 

「おいおい二人とも落ち着けよ。味方同士でいがみ合ってどうすんだよ」

「そうなの。二人とも喧嘩は駄目だよ。あと、ユーノ君はいくらなんでも言い過ぎ」

 

そう言って二人を宥めようとする少年と少女。

少年の方は、神崎睦海。少女の方は、高町なのは。

二人はいわゆる幼馴染みという奴らしく、かなり仲の良い二人だ。

そして彼らも魔導士だ。もちろん、こっちの世界の出身ではなく、彼らも地球育ちだ。魔法文化の無い世界なハズなんだが.....。

まあ、それはどうでも良くないのだがどうでも良いことにしておいて、睦海となのははなんというか懐が大きい奴らだ。

王幻を嫌がりながらも認めているらしい。僕もだったら絶対に認めないぞあんなの。

更に彼はお互いに一撃必殺の技を持っている。いや、大抵の魔導士はそういうのを持ってたりするのだが、彼らのはちょっと度が過ぎてる。

まあ、なんというか似た者同士な奴らだ。

それにしても何でこんな濃いんだ?あいつらは。

とりあえず、あいつらの報告も聞かないとな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(何だか今回の事件、思っていたよりも面倒ね)

 

はあ、とため息をつくのはこの艦の艦長である私、リンディ・ハラオウン。クロノの上司でもあり、母親でもある。そんな私はさっき出動した面々(王幻君は違うけど)からの報告を聞いて、いろいろと纏めていた。

 

まず、王幻君からの報告。彼は一応アースラで手伝ってもらっているが、協調性が無いため自宅待機を命じ、ジュエルシードの反応があれば現場に駆けつけるように言い渡した。

当然すごく騒いだが、無理やり納得させた。

そんな彼からの報告はジュエルシードの所へ行こうとしてると、途中でクロノ達とフェイト達、そして金髪の少年と出会ったそうだ。そして、その時にユーノ君の指示でその金髪の少年と戦う事になったそうだ。

そして、あっさり負けてしまったと。

見た所同じ年に見えたので、知ってるの?と聞くと、

 

「知るか!あんなモブ野郎なんざ!」

 

と、逆ギレされてしまった。今後この話題は避けるべきかしらね。

怒ってる彼をを見ながらそう思っていると、なのはちゃんと睦海君がそわそわしていたので、どうかしたの?と、聞いてみると

 

「あの、俺たち多分彼を知ってるかもしれません」

 

と言った。私は少し驚いた。中々にラッキーね、ノーリスクで相手を知れるってのは。

 

「へぇ。彼は一体どんな子なのかしら?」

 

そう尋ねると

 

「俺達の同級生です」

 

という答えが返ってきた。

地球に住んでる子供って皆魔導士になってしまうのかしら。

確かに魔法文化の無い世界でも稀にリンカーコアを持って生まれてくる人はいるけど、でも四人、しかも同じ年で同じ土地で生まれ、更にかなりの魔力を持つ天才ばかり。何でこの世界を管理外世界にしたのかしら。責任者出てきなさいよ。

まあ、そんなことは置いといて。彼と同級生だっていうなら話は早い。

 

「それとなく彼のことを監視しておいてくれるかしら?何が目的か分からないから、特に攻撃とかもしなくて良いわ。邪魔しそうだと思ったら、その時は対処して頂戴」

 

何だか偉そうに命令しちゃったけど、別にこの子達って私の下で働いている魔導士じゃなくて、ただの協力者なのよね。こんな風に偉そうにして、ちょっと嫌な感じだったかしら?

しかし彼らはそんな風に思っていなかったらしい。

 

「「「はい!」」」

 

これはなのはちゃん、睦海君、ユーノ君の返事。

 

「けっ。しゃーねぇ。やってやんよ」

 

これは王幻君。

皆素直で良い子達だわ~。

でも、王幻君は何故か気持ち悪い笑顔を浮かべながら返事をしていた。一体何を考えているのかしら?多分ろくでもない事なんでしょうね。

 

「なら、皆さんひとまず家に帰って下さい。学校をいつまでも休むわけにはいかないからね」

 

そう言って私は彼らを家に帰した。

さてさて次の報告はっと。というか、王幻君とクロノの報告以外あまり役に立たないのよねぇ。

なのはちゃん、ユーノ君、睦海君には悪いけど彼らのを纏めると、戦って負けたっていうのと、相手は思ってた以上に引き際がいいっていうのだけかしら。

でも、あの金髪の少年の監視を頼んでいるし、見たことない相手から情報を一個も引き出せなかった王幻君に比べたらマシかしらね。

まあ、それはともかくとして問題は次なのよねぇ。

クロノが見せたの映像にもあったけど、あの化け物と今治療を受けている男の子。何か関係あるのかしらね。

それにどっちも魔法も無しに空を飛んでいたし。まあ、化け物の方はジュエルシードを使っていたし、それがなくてもそういう存在かもしれないしね。

でも、問題は男の子の方。彼は普通の人間にしか見えないのに、ジュエルシード無しに空を飛んでいた。

そして、あの強さ。劣勢だった状態から巻き返したあの精神力。どれも普通の人間じゃあり得ない。一般人みたいな見た目して、あんなに強いなんて、どんな詐欺なのよ。

しかもまたなのはちゃん達の知り合いらしいし、あの金髪の子といいあの男の子といい一体どんな縁を持ってるのかしら。

我が息子であるクロノを助けてくれたところを見ると、悪い子ではないのだろうけど、だからって敵にならないかどうかはまた別だしね。

今のところは彼の治療が終わるまで待つしかないか。彼の家族も心配してるだろうし、早く回復してくれるといいけど。

でも、あんなに規格外な子なんだから案外早く「艦長!!彼が目をさましました!!」........回復したみたいね...。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




前回必殺技の説明をする的な事を言ったのに全然してなかったです。
なので、次話に説明します。本当すいません。
次回は早めに投稿したいと思っております。
では、また次回。
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