投稿したものをTwitterで共有させてもらったところ
たくさんのコメントが貰えました!
ほんとに感謝です!
『…提督、大丈夫?落ち着いた?』
『あ、あぁ…』
と言ってもまだ頭の整理は追いついていない
なにしろ目が覚めたら見知らぬ場所にいたのだから
あの後、黒髪の美少女『時雨』から教えてもらったことによると
人間を脅かす深海棲艦の存在
そしてそれに、対抗するための艦娘達の本拠地が
この鎮守府だというのだ
正直深海棲艦というものは、ニュースで耳にしたことはあれど
どういう存在なのか検討もつかない
事実、日本国民の大半は深海棲艦を見たことはないだろう
『しかしまぁ…普通の人間にしか見えないよなぁ…』
そう、目の前にいる彼女も艦娘
在りし日の日本海軍の軍艦の記憶を持っているのだ
『提督…あまり僕のことを見すぎると照れてしまうよ…』
しかし、やはり普通の少女にしか見えない
むしろ、こちらが守ってやらないと、と感じてしま…
『提督…あまり僕のこと強そうなんて思ってないでしょ』
『うぐっ…』
図星だ、自分は昔から表情にでやすい質なのだ
『しかし…朝起きたら突然記憶喪失とはね…
正直僕も驚いてるよ』
『あ…あはは…』
そう、自分は記憶喪失ということにしておいた。
突然
『ブラック企業に務めて、ある朝目覚めたら鎮守府にいました!』
などだれも信じまい。分かっている。それくらい
『提督…僕、心配だから明石さんに、診てもらったらどうだい?』
『いっ、いやいや大丈夫』
丁重にお断りさせて頂く
明石さんが誰なのかは知らないが、時雨の言い方から彼は医者
なのだろう
もし自分の頭にはなんにも変なところがないと分かったら
少しめんどくさいことになりそうだったからだ
『そうだ、提督
朝ごはん食べるかい?食堂はもう閉まってたから僕が簡単なものを作ったけど…』
そう言って時雨がもって来てくれたのは
握り飯2つと保温容器にはいった味噌汁だった
『あ…ありがとう』
いつぶりだろう。こんなお手製の料理を食べるのは
いつも帰宅は深夜を過ぎていたため、料理なんて作る余裕はなく
毎晩カップ麺をすする日々を過ごし続けてきたからか
手作りのおにぎりと味噌汁というなんともない料理がとても豪華なものに見えてしまう
口にすると、それらはまだほんのり温かかった
『…提督…?』
時雨が心配そうな顔で見つめてくる。いつの間にか涙を流していたのだ
『あ…あれ…なんで…』
『提督、僕の料理そんなに美味しくなかった?
無理して食べなくても良いんだよ?』
『い、いや…違う…美味しい…美味しいよ…』
夢中で頬張り続ける。その間も涙は流れ続ける。
気がつくといつの間にか完食してしまった。
残ったのは久しぶりのご馳走への満足感とみっともないとこを見せてしまったという羞恥心
ふと見ると時雨はきょとんとした表情でこちらを見ている
何か言わなければ、せっかく作ってくれたのだから
『あのさ…』
ゥウウウウウウウウウウ…
突然、耳をつんざく暴力的な音量でサイレンが鳴り響いた
不定期更新と言いながら1日後に直ぐにだしてしまった…
次は戦闘場面を書くことになるので少し緊張しています…笑笑